青梅街道4 花小金井~小川宿~桜街道(2)
今回は小平市を歩いていてその続きです。
小平市の別のマンホール。市の木ケヤキと小平市の街並みがデザインされている。
小平市の中心あたりから昔は小川村が広がっていた。そこには小川用水が流れる。西武国分寺線に小川駅があるわけが今頃分かりました。
明暦2年(1656)に小川村開発にあたった名主小川九郎兵衛により開削され、明治時代まで飲料水として利用されていた。またここに馬継場があったので発展した。
熊野宮には夫婦ケヤキや、その後ろに3代目孫ケヤキがあるが、旅人の目印になったそうだ。
少し進むと、面白い建物が見えてきた。
なかまちテラス(図書館)で北斎美術館を設計した妹島和世の設計なので、外観もちょっと似ているような感じがする。
平安院。元文4年(1739)、小川新田(仲町)に移住した農民の菩提寺として建立されたもの。
山門前の笠付庚申塔。享保2年(1717)造立。300年以上も前のものとは思われないほど状態が良い。
立派な槙のある庭で、奥が本堂。
西武多摩湖線の踏切を通り過ぎるとすぐに次はこのあたりでは地下にもぐっている武蔵野線の新小平駅がある。
青梅街道は鎌倉街道と交差し、続いて府中道と交差。さらに来るとき乗ってきた西武国分寺線の踏切を通り過ぎると小川宿の中宿に入ってくる。名主の小川家の現在の家もあった。
さらに進むと、仁王門が見えてきた。
小川寺(しょうせんじ)である。小川村開村と同時に小川九郎兵衛が開基したお寺である。
久しぶりに「舟形浮彫り別石六地蔵」
角形四地蔵
本堂
ご本尊は薬師如来様
薬持観音
千手観音
よく手入れされた庭が続く
本堂の裏には逃げ水の里庭園がある。
三十三観音
山茶花がきれい
出口近くに大きな獅子柚子が十数個なっていた。
立派な、しかもいろいろあって楽しいお寺拝見になった。
斜め向かいにあるのが小平神明宮。寛文元年(1661)に名主・農民などの協力のもとに建立されたもの。阿豆佐味天神社の摂社であった神明社を遷座。
鳥居をくぐったところに、小川用水が流れている。どこかの街道にもこんなことがあったが思い出せない。
拝殿。文政年間(1818~30)の建立。
ボケボケだけれどキセキレイに会えて嬉しい。
小平上宿交差点で竹内家の大ケヤキを見る。樹齢300年以上で樹高35m、枝張り面積400平方メートルもあるそうだ。
ここで(先週も買った人参だけれど)今日は大きい3本が150円と100円のほうれん草を購入。小平の人参はとても美味しい。昔の味がする。
街道に戻ってしばらくすると、度々来る東京都薬用植物園(小平市)の前に出た。
すぐそこは小川駅から一駅の西武拝島線の東大和市駅だ。
明暦元年(1655)野火止用水が完成すると、青梅橋が架けられたのでその名が残っているのだが、昭和38年に暗渠となったと説明版にあった。
ここで東大和市に入って桜街道を歩いていると、東大和市のマンホールを発見。村山貯水池の取水塔と市の花ツツジのデザイン。
(かつて、旧青梅街道は江戸街道と呼ばれ桜並木だったが、昭和20年の空襲で壊滅状態に。東大和市で桜並木を復活させるため桜を植え、桜街道という名前にしたそうだ)
桜街道に入ってからは特に見所はなくひたすら進み、この日のゴールのモノレールの桜街道駅に到着。
ここからモノレールの一駅を歩いて、西武線の玉川上水駅(場所はモノレールの玉川上水駅と同じ場所)より帰る。
帰宅は5時半前だった。約25300歩でした。
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