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2005年12月 4日 (日)

ユダヤ人

塩野七生著「ローマ人の物語」の{皇帝カリグラ}にユダヤ人に関する項目がある。

イスラエル建国とパレスチナ問題、第2次世界大戦のユダヤ人虐殺など、以前からユダヤ人がどうしてこんなめにあったか、いろいろ疑問があった。この本に

・・・神の法にのみ従うというユダヤ民族の特殊性・・・

という文章に行き当たったのである。古代ローマに鍵があったのだ。

ユダヤ民族は、勝者ローマとの同化にかぎらず他民族との同化も拒絶した。ユダヤ民族は他の民族とちがい、神から選ばれた民族であるという選民意識がかれらの唯一の拠りどころであった。ユダヤ人には金融や通商を業とするものが多く、有能だったので交流だけはあったが。

また面白いのが、山間の僻地に孤立して生きるのであったら問題にならないが、彼らは富のある都市居住の欲求が強いのに、ギリシャ人のように世界の何処にも都市をを作らなかったということだ。

ローマ人は人間に法律を合わせ、ユダヤ人は法律に人間を合わせた。ローマ法を守らねばならないのでローマ市民になることは欲しなかった。従って優秀な民族なのに、医師にも教師にもならなかったということだ。戦後の世界各国とイスラエルのユダヤ人について折りに触れて見ていく事にしよう。

karinn  1.1㎏もあるカリンを戴いたのでカリン酒を造りました。来年の夏が楽しみ。

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コメント

こんにちは。
tonaさんは色々な本を読まれ、色々なことをご存知の方ですね。

ユダヤ人が何かと迫害を受けたりしてきた理由、私も疑問に思った
ことがあります。(記事を拝見して思い出しました ^^;)

決して自分の側を曲げようとしない頑なな民族性ゆえ、
ということになるのでしょうか?
海外の小説を読んでいると、たまにユダヤの戒律の話が
登場することがありますが、若い人の間では宗教制約への考え方も
変わってきているようなことも書かれています。
サスペンスやミステリー小説の中に登場する話で
鵜呑みにしてはいけませんが真実も含まれているでしょうから、
これから民族性や宗教性も少しずつ変化していくかもしれませんね。
世界の民族の中におけるユダヤ民族の存在もまた。


投稿: ポージィ | 2005年12月 5日 (月) 12:45

ポージィさん、お帰りなさい。お疲れでしょうに、コメントありがとうございました。
さっき読ませていただきましたがクックちゃんも一緒だったのですね。クックちゃんは酔わないのですね。知っているワンちゃんに車酔いがひどいのがいるので、人間と同じかわいそうな犬がいるんだとそのとき知りました。
ポージィさん、まだご両親を亡くされる年ではないと思われますのに・・悲しい、寂しい
思いをなさったのですね。
ユダヤ人は「決して自分の側を曲げない」おっしゃるとおりですね。私達は相手に時と場合によっては迎合してしまいますもの。
そのユダヤ人が、果たして現代も世界各国で
同じなのか、変わったのかが知りたかったのですが、ポージィさんのお話の中に、若い人の間では宗教制約への考え方も変わってきている・・・そうなのですね。
また何か学ばれたら教えてください。

投稿: tona | 2005年12月 5日 (月) 13:59

1キログラムもある花梨! 花梨酒のつくり甲斐がありますね。ブログの内容、とても面白いです。

投稿: cube | 2005年12月 5日 (月) 22:52

cubesさま、コメントありがとうございました。
ブログ早速拝見させていただきました。
花梨の百科事典!!素晴らしい!
とても勉強になりました。あとでもう1度全部ゆっくり見させていただきます。

投稿: tona | 2005年12月 6日 (火) 08:28

★pinoさま、こんばんは。

まあ、2005年6年前に遡って読んでいただき、嬉しいやら、恥ずかしいやらですが、本当にありがとうございます。

ユダヤ人については以前から不思議な民族と思っていました。
ローマ時代にはすでに国家がなかったユダヤ民族だからこそ、都市をつくれなかったのでしょうか?
ユダヤ人については興味を持ちながら2冊くらいしか読んでいませんで、少しも私の疑問は解決できないままでしたが、塩野さんのこの本で少し分かったと思ったことでした。
pinoさんにいろいろ教えていただきです。ここで教えていただいてはいますが。

ゲットー訪問は外側だけを見ただけで何も得る所はありませんでした。

確かに現在のイタリアは古きローマの面影は全然ないと感じてしまいます。
イタリアに関心がむかわれたそうですね。
私は帰ってきてから読んだ塩野さんの三都物語が面白くて、自由時間に歩きまわった三都が今も全然変わっていなくて、そのまま物語に入っていけました。主人公の二人以外が全員実在だったことも興味をそそられました。
ルネッサンス美術にも開眼。訪問する前に早稲田の「ティツィアーノ」に関する講義を申し込んでいて、1月から聞きに行きます。

投稿: tona | 2011年12月14日 (水) 20:01

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