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2006年3月22日 (水)

青木玉著 『こぼれ種』

幸田露伴→幸田文→青木玉→青木奈緒 4代の文筆一家です。

文さんの娘さんの玉さんの本『こぼれ種』を読むのは2回目です。

花を見たり育てたりするのは前から好きだったけれども、いろいろな方のブログから教えられて葉や実や種、雑草そして木、植生も平地から高山まで、原産地も世界中と興味はますます広がっていきました。
読み直してみると実に面白いんです。

内容は紹介文から・・・祖父、母の記憶を辿って、庭の花や近所の街路樹から始めた「植物めぐり」は郊外の雑木林へ、ついに山奥の巨木を訪ねる旅へと広がった。人間とは異なる長い生を持ちながら、道具や染料、季節の飾りに形を変えて、暮らしに恵みを与えてくれる植物たち。そんな植物との四季折々の豊かな出会いを、写真を添えて綴る清々しいエッセイ集・・・

何の気負いもなく実にいい文章で、読後感の爽やかな、私も同じ軌跡を辿りたくなる本です。

[楊の種が柳絮となって舞う] [多羅葉は昔のメモ用紙] [苧麻は布になる木] [枝折り]など新しく知ったことがたくさんあります。木も50種以上出てきたでしょうか。

お母さんの文さんの講演を1度聞いたことがあります。何でも身を入れてとことん見ること、調べること、やることというお話が印象的でした。

sumire biora

こぼれ種で今日同時に咲いたスミレとビオラ

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コメント

最近、散歩のお陰で今までまったく関心が無かった植物が名前を覚えて好きになりました。(忘れることが多いですが)
目が自然に植物を追ってしまいます。分からない植物は近くの人に聞き、またネットで調べ面白くなりました。
分からないときまた教えてください。

投稿: T.O | 2006年3月22日 (水) 21:09

道端の名もない花を、美しむ気持ちは心を優しくしてくれます。
私もブログを始めてから、皆さんの植物の知識の深さにただただ驚くばかりですよ。
知らなかったものを知る事は大変喜ばしい事で、最近 益々植物に対して愛着が湧くようになりました。

投稿: pochiko | 2006年3月22日 (水) 23:53

こぼれ種の本からこぼれ種のお花でしめるあたりサスガです!
確かに興味の対象は広がっていきますね。
今、すごく気になるのが野の花や山野草。
四季折々の豊かな出会い。。。
そうか、私が求めてるのはこれなんだ!ってtonaさんの記事で思いました。

投稿: ちょびママ | 2006年3月23日 (木) 00:14

●コメントありがとうございました。

★T.Oさま

全く私も同じです。
ただ1年後には忘れてしまったりして、1年前のメモを見て復習です。情けない。
写真を分かるように撮ると必ずネットで誰かに教えてもらえますからありがたいです。
こちらこそ教えていただいて感謝です。

投稿: tona | 2006年3月23日 (木) 08:10

★pochikoさま

道端の草花、名前の分からないのが随分あります。良く見ると可愛いですね。
雑草の本を買ってきて少し覚えました。

ブログではセミプロ級からプロ級の方までいらしゃって本当にただただ驚くばかりですね。
興味が増したことは私も同じです。

投稿: tona | 2006年3月23日 (木) 08:15

★ちょびママさま

ブログから随分植物がいろいろあるんだなあと感心しています。

山野草は家の周りにはないですから、写真で見て綺麗!と思っても見られないので、よけい引き付けられてしまいます。

人との交流の他に植物と触れ合える喜びがあることはとても幸せですね。

投稿: tona | 2006年3月23日 (木) 08:23

植物達には不思議な魅力がありますね。
小さい頃は今ほど興味がなかったはずなのですが、
それでも実家の庭にあったあれやこれやをちゃんと見ていたことに
ちょっと驚いたりもします。意識していないのにちゃんと
その魅力はキャッチしていたのでしょうか。

私の父は、若い頃は全く興味なかったようなのですが、
50代半ば頃から急に興味が出てきたようでした。

本のお話とは関係のないこと書いてしまいました。
例として取り上げていらっしゃる
[楊の種が柳絮となって舞う][多羅葉は昔のメモ用紙]
[苧麻は布になる木][枝折り]
これらはどんなことが書かれているのでしょう。知りたくなりました。
それにしても、[楊、柳絮、多羅葉、苧麻]読めなかったり
自信が無かったりです…情けない(^^;)

こぼれ種から咲いた2つのすみれ、どちらも素適な色ですね! 

投稿: ポージィ | 2006年3月23日 (木) 11:53

★ポージィさま

コメントありがとうございました。
お風邪は大丈夫ですか?

私の場合もやっぱり実家の庭が原点です。母と妹が好きだったのです。昔あった花や木は知っているのですが、最近はそのほかに興味が出てきたわけです。
お父様、こんなに植物に詳しい娘さんと早く別れてしまって残念です。
[楊の種がりゅうじょと・・・]楊(よう)は立柳ですよね。この種が綿となって舞うのが素晴らしいようで水元公園で見られたようです。
[多羅葉は・・・]たらようの木の葉はその裏に字を書くと良く見えて残るから紙の代用として使われたということです。
[苧麻・・・]ちょまの木の繊維を糸に紡いで布に織り上げるそうです。
[枝折り]枝つきの葉もの、花ものを言うそうです。節句の桃の花など。今なら雪柳。

投稿: tona | 2006年3月23日 (木) 20:27

おはようございます。マンション住まいの寂しさは土の香りがしないこと。その分いろいろ見させていただいてありがたいです。「ほのぼの文庫」と言うブログもときどきお邪魔していますが植物のアルバムが素敵ですよ。http://mother-goose.moe-nifty.com/ehondouwa/

投稿: saheizi-inokori | 2006年3月24日 (金) 08:47

「こぼれ種」という本、今日注文しました。
ブックレビューで内容を拝見して、素晴らしい
内容の本だということ、よく分かりました。
それで、すぐ注文することにしたのです。
いろいろ教えられることが多いです。有難うございました。

投稿: 茂彦 | 2006年3月24日 (金) 10:22

●コメントありがとうございました。

★saheizi-inokoriさま

見ていただいて光栄です。ありがとうございます。
「ほのぼの文庫」早速に見せていただきました。
本当、きれいですね。そして私の共鳴したことの記事もありましたし、また全然別の世界が広がっていることにも感動しました。
ご紹介感謝します。

投稿: tona | 2006年3月24日 (金) 14:31

★茂彦さま

まあ!買われる由、驚いてしまいました。
こちらこそ有難うございます。

きっとお花以外の木のお話が多いので、これからは散歩なさっても木に目が向くと思います。私がそうなりそうですから。
茂彦さんのご近所は自然が豊かでたくさん見つかることでしょうね。

投稿: tona | 2006年3月24日 (金) 14:37

 tona様
 初めまして。まざあぐうすです。
 「ほのぼの文庫」と「ハンナの祈り」というブログの細々と日々の思いや読書日記を綴っています。

 「ハンナの祈り」からすみれに関する思いを綴ったものをトラック・バックさせていただきました。かわいらしい健気な春の花、スミレに対する複雑な思いです。

 青木玉さんの『こぼれ種』もぜひ読んでみたいと思います。ささやかですが、ベランダで好きな花を育てています。こぼれ種は極力そのまま見守るようにしていますが、スミレの繁殖力には驚いているところです。

 どうぞこれからもよろしくお願い致します。

投稿: まざあぐうす | 2006年3月24日 (金) 16:54

★まざあぐうすさま 
 
コメントをどうもありがとうございました。
スミレ早速拝見しました。
スミレは葉がいろいろな形があるのですね。
それにしてもなんて元気一杯のスミレたちでしょう。繁殖力がそんなにあるとは思いもかけませんでした。私の家のスミレのことを考えると、驚きです。
まだお花の記事がたくさんあるようですのでゆっくり拝見させていただきます。
今日はどうもありがとうございました。
こちらこそ宜しくお願いいたします。

投稿: tona | 2006年3月24日 (金) 21:10

4世代目は初代をどう思っているのか。

4代目の青木奈緒さんの新作、「風はこぶ」を読んでます。
最初は幸田露伴の4代目とか意識せずに読んでいました。
でも、ネットでそんな情報に触れて、正直にすごいなと・・・。
青木玉さんや、幸田文さんの作品も、ふれてみたいなぁと思いました。
青木さんや幸田文さんの情報をネットで読んでいたら、
カーヴィーダンスの樫木さんが同じお誕生日だそうです。
http://www.birthday-energy.co.jp

文学と運動で方向は違えど、才能が開花するとこんなに注目を
集めるようになるなんて、すごいですね!!
ちなみに4代目は、休息なしですが、組織に縛られない自由人とか。
5代目は「無い」そうですが、初代の評価を高めることは出来るようです。

投稿: むつ江 | 2012年12月30日 (日) 10:35

★むつ江さま

ご訪問ありがとうございました。
私は露伴は「五重塔」しか読んでいません。
一番読んだのが幸田文さんです。青木玉さんのも数冊。そして奈緒さんはまだです。
それにしても凄い家系ですね。
仰るように方向は違えど、同じ文筆で花開くなんて凄いことです。DNAの凄さを感じます。
ところでカーヴィーダンスって知りませんでした。むつ江さんはお若い方なのですね。

投稿: tona | 2012年12月30日 (日) 13:34

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 ひっそりと静かに咲く小さな花として、以前から好きだったすみれを去年からベランダ [続きを読む]

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