« 稲取の雛のつるし飾り | トップページ | 日本のお風呂は極楽 »

2006年3月 6日 (月)

光琳「紅白梅図屏風」

kouhakubaizu tubo

昨年10月26日に根津美術館で、光琳の国宝「燕子花図」を見ました。
光琳の双璧とも言うべき国宝「紅白梅図屏風」がこの梅の咲く時期限定で3月8日まで公開されるということで、同じ友人とMOA美術館で鑑賞しました。
金地を背景に紅梅は若く、白梅は老成し太い樹幹は少ししか見えません。木には苔が細かに描かれています。画面中央には末広がりの水が曲がりくねって流れています。
静と動、色の明暗、写実とデザインが、画面に重厚なリズム感と緊張感、さらに洒落た装飾性を作り出しているのだそうです。

やはり期間限定で野々村仁清の有名な国宝「色絵藤花文茶壷」も展示されていました。
鮮やかな緑の葉と赤や紫や金と銀で彩色された藤の花が形の良い壷に描かれています。

帰途湯河原幕山公園で4000本の梅を見ることができました。平成8年に初公開されたのですからまだ若い木も多いようです。

絵の梅に光琳の情熱を見、本物の梅の香りを堪能できた1日でした。

ume1 ume2 ume3 ume4

|

« 稲取の雛のつるし飾り | トップページ | 日本のお風呂は極楽 »

コメント

tonaさん、こんばんは。
お訪ねいただき、ありがとうございました。
いつも見てくださっているなんて、とてもうれしいです。
 <幼くて人の死の意味知らざれば父の逝けども涙流れず>
この歌は基本的にはぼくが6歳で父を亡くした時の情景ですが、ニュースなどで幼い子どもが父の事故死の場面に写るときなどの想いも重ねています。
「紅白梅図屏風」をご覧になられたとか。
8日までなんですね。
20年ほど前に一度「紅白梅図屏風」と仁清の壷は観たことがあるので、今回はガマンしましょう。

投稿: 髭彦 | 2006年3月 6日 (月) 18:09

★髭彦さま

どうもありがとうございました。
20年前にもうご覧になったのですか。
その頃はこのような国宝何も知りませんでした。

髭彦さんは6歳でお父様を亡くされたんですか。そのときは涙が出なくても、その後随分悲しい寂しい思いをなさったのですね。
それを知ってこの句を味わいますと幼い髭彦の姿が目に浮かんできてその後のご苦労まで感じられます。
句を発表されてもう1年が過ぎたのですね。
これからも楽しみにしています。

投稿: tona | 2006年3月 6日 (月) 20:59

日本画の梅と梅園の梅を対比?させられるとは、
tonaさん心憎い演出をなさいますね。(^^)

国宝をごらんになっていらしたのですね。
幹に描いた苔で古梅だとさらりと表現してしまう様に
何故か妙に感銘を受けました。
湯河原の梅園は、自然の小道のようなところを歩きながら
見ることができるようになっているのですか?
tonaさんは昔の画人の目線で梅を眺めながら歩かれたのでしょか。

投稿: ポージィ | 2006年3月 6日 (月) 21:15

幕山公園の梅4000本は驚きです 梅の香りが漂ってきます。山麓斜面を彩り梅林内は広くいくつもの散策道があって景色もよさそうですね。 
神奈川方向は行きたい方向ですがいつも混んで行くのが億劫になります。どうしても日光方面を選んでしまいます。ここ2年行けてません ゆっくり泊まりで言って見たいです。

投稿: T.O | 2006年3月 6日 (月) 23:04

●コメントをありがとうございました。

★ポージィさま

梅の幹ってよく見ると味わい深いですね。
苔のつき方もいろいろあるみたいですね。
さすが光琳です。感銘を受ける描き方でした。
で、私の梅ノ木鑑賞はとてもポージィさんのおっしゃるようなものではありませんでした。
あまり白の枝垂れを今まで見なかったのですが、ここでは最近たくさん植え込んだようで若木でした。全部大きくなったら見事でしょう。園内はジグザグに散策路が上に続いていました。

投稿: tona | 2006年3月 7日 (火) 08:27

★T.Oさま

そうです。斜面に植えられていますので、下からの方が眺めがよかったですよ。
水戸の偕楽園は3000本だそうですから千本も多いのです。

確かに伊豆の方へ行こうとすると、小田原から熱海の間は特に慢性渋滞でどうしょうもありませんね。何年経っても解決しません。

私の方から日光方面は東京をまたぐのでなかなか遠いように思えてあまり行かないのです。

投稿: tona | 2006年3月 7日 (火) 08:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/8969647

この記事へのトラックバック一覧です: 光琳「紅白梅図屏風」:

« 稲取の雛のつるし飾り | トップページ | 日本のお風呂は極楽 »