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2006年3月24日 (金)

「女子教育やめろ」と「ジェンダーフリー」

イスラム原理主義タリバーン勢力の強いアフガニスタン南部で「女子への教育はイスラムの教えに反する」として学校が放火されたり、教師が脅されたり殺害されたりしていて、治安が悪化し再開できない学校がある。
南部の保守的な土地柄ではタリバーンに共鳴する人も多く、今回も1部はタリバーンが犯行を認めている。旧タリバーン政権は女子への教育を禁じていたそうで、女として生まれたのが悲しくなるような話である。

同じ日、所変わってこの日本、「ジェンダーフリー」を巡る論争の検証が紙面に載っていた。
「ジェンダーフリー」とはジェンダー(社会的性別)にとらわれずに、個人の力を発揮できる男女平等社会を目指す言葉。即ち「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業や性別による束縛からの解放である。
ところが保守系都議の「ジェンダーフリーによって男らしさ、女らしさを否定している」発言から始まって、「過激な性教育が行われている」「男女同室着替えや同室宿泊などがある」もこの言葉のせいなんだそうだ。
内閣府が「ジェンダーフリーは使用しないことが適切」と使用自粛を自治体に要請するまでになった。
上野千鶴子氏が講演でこの言葉を使う可能性があるとして中止に追い込まれたのはごく最近の話である。

若桑みどり氏は性別役割分業を守りたい人々は危機感を抱いたが男女平等を正面から否定できず、ジェンダーフリー封じという手段に出たと論じている。

次元の違う話でありながら、妙に保守的な考えによって片方は女子教育否定、こちらはジェンダフリー封じといことで、憤慨を覚えました。

kuri-mu 手作りシュークリーム

シュー皮を作るとき、ひたすらかき回すので手の筋肉の運動になりました。

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コメント

この問題に携わっている友人からも、度々悲鳴のようなメールが届きます。上野千鶴子氏の場合も、結局署名や抗議文など役に立ちませんでした。

千葉県でも保守党が醜い封じ込めをやっています。
私も理不尽としか思えない差別を受け続けてきました。仕事の中身で注意されるのなら、これは納得できますが、はっきりした理由も言わずにねちねちと嫌がらせをする奴には、口答えが出来ないから心の中で罵詈雑言を浴びせていました。(笑)))

でも力で押さえ込もうと思っても、世の中はこれから変わっていくと思います。

シュークリーム、おいしそう。

投稿: ねむウサギ | 2006年3月24日 (金) 17:24

>次元の違う話でありながら

次元は同じです。要するに、「女子どもは黙れ」ってことでしょ。

今時時代遅れというより先祖帰りのような男尊女卑を唱えることが、人口的には多数を占める「負け組男」にアピールするらしいのです。

これから国際競争がますます激しくなるなかで、日本の総人口が減っていくのに、そのうち半分の人材を家庭に押し込み潰すなんて、どう考えても馬鹿げた自殺行為としかおもえないのですが、単細胞な保守政治家にはそれが見えないようです。

投稿: t | 2006年3月24日 (金) 20:39

●コメントありがとうございました。

★ねむウサギさま

上野千鶴子氏の署名などだめだったのですね。国分寺の公民館でされる予定だったのでした。
携わっているご友人も大変ですね。
そうですか。千葉県の保守党もやっているのですか。
そしてお仕事上でもあったのですね。
私もやめて2年になりますが、忘れられないこともありましたね。

シュークリーム今回は比較的美味しくできました。

投稿: tona | 2006年3月24日 (金) 21:30

★tさま

次元は同じ、納得です。そうなんです。
しかし女子に教育を受けさせないと言う国があるんですね。
保守政治家によって、何時までも夫婦別姓の法案も可決しませんね。
このような男性がまだまだいることに驚きを禁じ得ません。
せっかく教科書にも載ったジェンダーも後戻りしては残念というしかありません。

投稿: tona | 2006年3月24日 (金) 21:36

手作りのシュークリーム美味しそうです^^
私も作ってみたいと思うんですけど、何と言っても最初に作ったスポンジケーキの出来が良すぎたので(笑)躊躇しています^^;
何とも、重~~~~い、スポンジとは思えないような代物だったもんですから(^_^;)

投稿: pochiko | 2006年3月24日 (金) 23:27

★pochikoさま ありがとうございます。

スポンジどのようにできたのかちょっと想像がつきませんが、家でつくるのはお店のようにいかなくて、パサパサ気味です。最後にサラダ油を入れると少し柔らか味が出るみたいです。
シューの皮はそれより難しいですが、コツを覚えると結構良く出来ます。

投稿: tona | 2006年3月25日 (土) 08:27

うちの父は典型的な男尊女卑の考え方の人なんですよ。
私が子供の頃なんて、「女に教育は要らん!偉そうになるだけや!!」が口ぐせで、机に向かってると叩かれたりしました。
おかげで宿題すら出来ない日もありました。
男だから、女だからってナンセンスですよね。
男でも女でも出来る事、やりたい事が出来る世の中になればいいんですよ。
枠に入れれば都合がいい人もいるようですが、全く持ってバカバカしいっていうかエゴ丸出しのやり方ですよ。
男らしさ、女らしさにこだわるより、自分らしさにこだわったらいいと思いません?
なぁんか熱く語っちゃいましたが、シュークリームの前では私、何でも言う事聞いちゃいそうです(笑)

投稿: ちょびママ | 2006年3月25日 (土) 11:39

男と女には生物的に明らかな差があるのも確かですが、
そういう部分は助け合ったり分かち合ったりし、
他の部分は平等であるべきですよね。

男尊女卑の考え方というのは、文字通り女性を卑しいとか劣ったもの
として、貶め押し込めておこうとしています。
どうしてそういう考えが生まれてしまったのか分からないのですが、
世界中どこにでもあるというのはどういうことなのでしょう…

細かいこというようですが、保母が保育士に看護婦が看護師に
変わったのに、女優・女医という呼び方はまだまだ存在するのですね。
ふとそんなことも思いました。

投稿: ポージィ | 2006年3月25日 (土) 11:54

★ちょびママさま

ありがとうございます。
お父様に勉強すると叩かれたとは悲しかったですね。涙が出ちゃいますね。
そのお陰できっとすごい集中力が養われたのではありませんか。授業中に全部家で復習する分覚えちゃおうとして。
男尊女卑、今もあるのですね。
今は日本では女性もやりたいことを仕事に持っている人も増え、男顔負けの方も多くなりましたが、でもこういう差別には何回も突き当たっているのでしょうね。

シュークリームをご馳走できたら、あるいは夜ちょいといっぱいご一緒できたらもっともっと熱く語れるのですが。。。

投稿: tona | 2006年3月25日 (土) 18:46

★ポージィさま

ありがとうございます。
お風邪はまだすっかりなおるというわけにはいかないでしょう。でも起きられるようになったようで安心しました。

ポージィさんがおっしゃろうとしていることが即ち本当のジェンダーフリーの意味のようですね。
ところが何を取り違えたか曲解されて変なことになってしまいました。
女子だからといって教育を受けられないアフガニスタンの子どもが気の毒。他にもあるのでしょうか。
今大分私たちもやりたいことをやってバカにもされずに過ごすことが出来るようになりました。ありがたいことです。でも介護は妻、嫁、娘に負かされてしまうのですよね。こういうことも改善されていかねば、女性は潰れてしまいます。

投稿: tona | 2006年3月25日 (土) 18:59

お恥かしい話ですが、私この「ジェンダーフリー」
ということについて、あまり理解していませんでした。
あらためて、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」に
詳しく出ているのを見たような次第です。
言葉の本来の意味がとり違えられて、論争
されているような面もありますね。tona さんの
おかげで、またひとつ新しいことを勉強
出来ました。

投稿: 茂彦 | 2006年3月25日 (土) 19:34

★茂彦さま

「ウィキペディア」うちは夫のパソコンに入っているので私は使ったことがありませんが、見てみます。
数年前に理解したこの言葉が、こんなに論争され、意味が変わってきたことに驚かされました。
さりながら親の時代から見るとこの頃は女性は大変恵まれ、不自由を忍んできた親以上の世代に分けてあげたいなんて思ってしまいます。

投稿: tona | 2006年3月26日 (日) 08:12

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