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2006年5月22日 (月)

ロシア(その2) 古都の正教会

ロシアの駅名は終着駅の都市名をつける。サンクトペテルブルグではモスクワ駅から乗車し、モスクワではレニングラード駅で下車した。
ここから2日間モスクワ北東の古都セルギエフ・ポサード、スズダリ、ウラジーミルの見学である。
連日気温は朝晩は0~4℃、昼は10から15℃で寒く、発熱(推定体温37.5度)してしまいルルを2回ほど飲んで事なきを得た。

Siberia 途中は殆ど森林で白樺が多い。古都に近づくにつれ見えてきた民家はすべて平屋で古く、傾いている家もあった。地震が全然ないそうで大丈夫、住めるのね。窓枠の彫刻と塗り分けられたペンキの色が様々で可愛い。黒い大地にはまだ何も植えられていない。そういえば機中からみたシベリアは凍てついていた。(写真)

古都に入るとあのネギ坊主頭の尖塔が見えてくる。キンキラキンやブルーや白など色々で見ていてあきない。12~13世紀にかけて次々に興ったロシア正教会や修道院である。中では今も敬虔な信者(女性はネッカチーフをしている)が、グレゴリオ聖歌さながらの歌を歌ってお祈りをしていた。都会ではどこも同じ、もう殆ど信者がいなくて、修道士・女のなり手が減っているとか。

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最近のロシア事情
ロシア人の平均寿命は男性57歳、女性71歳。ペレストロイカ以前は男性も68歳だった。理由は
①ますます酒量が上がって500万人のアル中がいる。(日本の46倍の国土に人口は日本より2000万多い1億4654万人)。酒は家族より重要だそうだ。
②仕事が減り、心筋梗塞や脳溢血にかかる?
③浮気のストレス?だそうだ。

出生率は1.2。離婚率は70%。
国民の1/3は年金生活者で男性は60歳から、女性は57歳から受け取る。
月に150ドル(3700ルーブル位)。平均市民の月給は500ドル、大都市は1000ドル。
例えば黒パン600gが20ルーブル、ソーセージ1㎏が120ルーブル、牛肉1kgが250ルーブルだから1日食費は100ルーブルかかる。これでは生活出来ないので、住居光熱費の1600ルーブルの半分は国家が補助し、医療費はタダ。
また、新聞や雑誌を売ったり、田舎の人は土地があるので野菜や花を売る。子どもが母親に生活費を渡すなどでしのいでいる。父親は年金を受け取る前に亡くなる。

Kasetutoire トイレ事情・・・ホテルやレストラン以外はトイレチップを6~10ルーブル支払う。ペーパーがない場合もあり使用済み紙はすべて中国と同じくバケツに捨てた。大都市には仮設トイレを所々に見かけた。(使用料10ルーブル)

可愛い鳥のオブジェ

Tori1 Tori2

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コメント

初夏の日本から行ったら、冬に逆戻りした感じですね。凍てついた大地が続いている。
やっぱり寒いんだ。
乗車駅名が終着駅の駅名とはちょっとややっこしい。

ヨーロッパに行く途中、(4月)ウラジオストックの北の地方は、凍てついた大きな湖とくねくねと曲がりくねった大河がツンドラの中にありました。

写真を見ると、天気は良かったみたいで空気のきれいなのがよくわかります。さすがに広いロシアを感じます。
景色などヨーロッパとは何か違う感じ。
寺院はなんとなくマレーシアのモスクに似ている?。

共産圏の国だから、国からの補助はあっても国そのものが貧しいから国民の生活は苦しいのですね。(今のレートで1ルーブル=4円
位と思います)

投稿: 夢閑人 | 2006年5月22日 (月) 18:05

朝晩の気温が0~4℃とはやはりかなり寒いようです。発熱されたそうですが、大事に至らなくてよかったですね。機中から見たシベリヤ、凍てついた感じがよく見えます。
ネギ坊主頭の尖塔、見事なものです。
それにしても、男女の平均寿命の隔たりが大きいですね。拝見しているデータからすれば、ロシァという国、これからどんどん発展していくような国家には見えません。
平素あまり報道されないような事情がよく分かり、tonaさんのブログ、これからも大いに楽しみです。

投稿: 茂彦 | 2006年5月22日 (月) 20:21

★夢閑人さま 

ロシアは空から見ると川が多くそれもすごい蛇行で目立ちますね。行きは北極海の上を通りましたが氷が割れ始め流氷のようでした。

寒いのでオーバーを着ている人もいるかと思えば、半そでのアメリカ人もいました。

そういえば確かに田舎はヨーロッパとは違いますね。ネギ坊主ってモスクにも似ていますね。

年金生活の話を聞いていたら同じ年金生活者の私たちは恵まれているなあとありがたく思いました。
1ルーブルは4円でした。今回は円からドル、ドルからルーブルへと換えていくので面倒でした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2006年5月22日 (月) 20:24

★茂彦さま 

外国で熱を出したのは初めてで、どうしようかと心細くなりましたが、気合を入れました。
ネギ坊主頭、いいでしょう。模様もいろいろあるんです。すっかり気に入ってしまいました。

今、石油が高騰しているので、石油資源を一杯持っているロシアは景気が良いように見えました。貧富の差が激しいようですね。ニューリッチというか、にわか成金も多いようです。’92年~’97年の市場経済移行ではロシア製品が西側の製品に立ち打ち出来ないで50%もダウンしたのがひびいているのだそうです。そのとき自由価格が6千倍にもはね上がったとか。

あと1回で終わりになりますが見ていただいてコメントいただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2006年5月22日 (月) 20:42

出遅れてしまいましたが、お帰りなさい!
ロシアの日中の気温がこちらの朝の気温くらいです。
0~4度なんて真冬です。
体調崩されたそうですが大事無くて良かったです。
ネギボーズ頭、確かに(笑)
しかしこの建築美、財を尽くした装飾などたただただ溜め息が出て見飽きる事はないですね。

平均寿命の男女比、大きいですね。
何で?って読み進むうち、重たい気持ちになってきました。
ストリートチルドレンも多いんですよね。
貧しさゆえに親から虐待を受けて家にいられない、居場所のない少年少女たち。
マンホールの下などに仲間や猫と暮らしてる幼い少年の映像見た事あります。

お財布を忘れて旅立った経験、私も2度ばかしあります(^^ゞ エヘヘ

投稿: ちょびママ | 2006年5月23日 (火) 08:03

★ちょびママさま ありがとうございます。

え!ちょびママさんも財布を忘れたことが、それも2度もあるんですか。上手がいましたね。ますますお仲間意識が強くなりました。

これからネギ坊主頭の尖塔を見るたびに反応しちゃいそうです。

日本も家族の中で苦悩する事件が増えてきましたが、それ以上に大変な国があることがわかりました。
私も以前ロシアのストリートチルドレンを見ましたが寒いからマンホールの中なんですね。
ロマ(ジプシー)の子どももアコーディオンを引いていました。実はロマはすごい金持ちと聞きました。

投稿: tona | 2006年5月23日 (火) 08:15

第2弾も興味深く拝見しました。
シベリアの大地は、ほんと凍りついて見えますね。
こんな寒そうなところでは、私はすぐに淘汰されてしまいそう…
tonaさんも気温差に体がびっくりされたのでしょうか。
それでも大事にならずよかったです…

tonaさんの記事を拝見して、ロシアという国の栄枯盛衰を
垣間見た気がしました。
栄・盛の時代も、一般庶民の暮らしは辛いものだったのでしょうし、
今も貧富の差は大きそうですが。
(ストリートチルドレンのドキュメンタリーは私も見ました。)

ネギ坊主頭の屋根といったら、イスラム教の寺院を思い浮かべますが
ロシアはロシア正教の教会がこうなんですね。
(ロシア正教といえばキリスト教ですよね?)

いろいろと興味深く、次回も楽しみです。

(なんだかまとまりのないコメント文になってしまってゴメンナサイ)

投稿: ポージィ | 2006年5月23日 (火) 12:25

なんでこんなに澄んで綺麗なんだろうね。最近は東京・近郊でも拝めない天気です。
寒いからでしょうね。わたしは寒がりでとても住めない、死んじゃいそうです。
寒さで酒を求めることが理解できます。出生率・離婚率が異常で将来の日本が見えてきます。あぁ厭だね。
年金受給は日本の男性長生きしそうです(私も)受給がはどんどん遅れる問題多いですね
風邪は治まってよかったです 流石、ルル持参で用意は私と一緒(私は正露丸も含み)

まだ、もっとコメントしたいですがこの辺で・・・

投稿: T.O | 2006年5月23日 (火) 13:59

★ポージィさま ありがとうございます。

そうですね。王家の搾取で人民は悲惨なそれも寒い地で生活を送っていたのですね。それで王家を打倒するべく、人民が立ち上がったはいいけれども他の王国と違って共産主義が、良いようにみえて、労働意欲をなくし、またスターリンの独裁、粛正によって今の不幸を招いてしまったのですから、どっちにしても人々は気の毒でした。

キリスト教を取り入れたローマが東西に分かれ、西は後のカトリックとプロテスタント、東はビザンティン帝国からギリシャ正教、ロシア正教、ルーマニアやブルガリア正教などとなったようです。正教はイコン崇拝なんですね。イコンの購入は2ヶ月以上かかる文化庁の証明書が必要で普通は買えません。

ネギ坊主頭はイスラム教とそっくりですよね。

投稿: tona | 2006年5月23日 (火) 19:59

★T.Oさま ありがとうございます。

写真で見ると東京と空の色が違うんですね。
日本の46倍もあるのに人間の数は殆ど同じで汚れ具合が違うのでしょうか。都市だけ排気ガスがすごいですが。

私も寒くてロシアには住めません。
寒くてあの90度以上のアルコール量のウォッカをガブガブ飲んでしまうそうですものね。
日本は長寿ですから、年金破綻が叫ばれてこれからどうなっていくのでしょう。ロシアと同じ状態になりそうです。

薬はたくさん持っていきました。ワカマツとかガードなんかも。

投稿: tona | 2006年5月23日 (火) 20:12

ちょっと留守にしていて「お帰りなさい」が遅くなりました。ご無事で何よりでした(笑)有料トイレにはトイレットペーパーはあったようですね。

出だしでドキッとさせられましたが、さすがtonaさん、見事に乗り切られて、旅を楽しまれたようで・・

絢爛豪華な富と権勢の遺産、やはり見応えがあっただろうなと羨ましく思います。

独裁がはびこる大きな要因に、厳しい自然条件による貧困があったのでしょう。先進国へのコンプレックスを打破して、国民の意識向上を図るためには、指導者にカリスマ性が必要だったのかもしれませんね。

先日の新聞で、プーチンさんは柔道がお得意とか。
ロシア事情も楽しく拝見。その3も楽しみです。

投稿: ねむウサギ | 2006年5月23日 (火) 20:15

★ねむウサギさま ありがとうございます。

はい、無事に帰ることができました。ありがとうございます。
エカテリーナ2世の鶴の一声で作られたりしたものが多岐にわたり、驚きました。彼女は芸術を非常に取り入れロシアの地に高めたのでね。そういう点ではすごい王であったのですね。

厳しい自然条件・・そのとおりで、フランス、オーストリア、ドイツなどの王国の消滅とは違った人民を犠牲にした上でのことだったのですね。レーニン像は残っていますが、スターリンはすべて倒されてしまったようです。
そうそう、プーチンさんの柔道のことといい、プーチンさんの家族は面白いですね。

投稿: tona | 2006年5月23日 (火) 21:11

ロシアに行ったことはないけれど機中からシベリアを見ました。なんだか淋しくて怖くなりました。こういうところに住む人たちを自分の常識で想像してはいけないと思いました。

投稿: saheizi-inokori | 2006年5月23日 (火) 22:58

★saheizi-inokoriさま ありがとうございます。

行けども行けどもずっとこの景色に同じ地球にもこんな所があるんだと驚かされます。
戦時中から戦後こんなところに抑留されて、亡くなり、また引き上げてこられて方たちの筆舌に尽くしがたい苦労を本で読んだことなど思い出しました。
またそんな大変な国に住んでいる人たちを私たち日本人と同じ物差しで図ってはいけないですね。

投稿: tona | 2006年5月24日 (水) 08:23

ロシアの現状、厳しいですね。
酒に流れるのも分からないでもない?!

5~10年で変わるような風土や、歴史ではないんでしょうね。

行ってみないとわからない、その土地の空気があるんでしょうね。
とんと、旅をしていません。

投稿: シーサイド | 2006年5月25日 (木) 08:36

★シーサイドさま ありがとうございます。

日本と同じく貧富の差が激しくなっているようですが、中味は大分違っていますね。
仰るようにおいそれとは変わらないでしょう。庶民は都市部を除けばまだまだだと感じました。

私も娘(シーサイドさんと同じ1人)が社会人になるまで殆ど旅行をしませんでした。
初めて娘に香港に連れて行ってもらたっときはものすごく緊張しちゃいました。

投稿: tona | 2006年5月25日 (木) 10:15

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