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2006年8月25日 (金)

河童

夏は何故か河童です。

河童の置物を探していますが未だ見つかりません。ネットでは随分愛らしいのがあるのですが。
新聞に「うまい びっくり 顔弁当」が載っていました。イチローやカルロス・ゴーンなどの有名人を、ご飯やおかずを使い彫刻のように作る主婦たちの弁当がブーム。キャラクター弁当400種を作った方の中に「河童のカパエル」なんていうのもありました。見てびっくり、おののいてしまいました。、あまり食欲は湧きませんがまあよく作ったこと。

北九州市の若松区に住んでいたとき、高塔山に河童地蔵尊がありました。このあたりには河童封じの地蔵尊伝説があって河童の背中に釘が打ち込まれています。この地の『麦と兵隊』『河童曼荼羅』などで有名な作家・火野葦平はこの伝説をもとに『石と釘』という作品を書きました。葦平は河童をこよなく愛し自宅を河童の棲家という意味の「河伯洞」と名付けたくらいです。座敷の欄間には河童の進軍が彫られています。夏になると葦平の発案で始まった火祭り行事のたいまつ行列が河童地蔵尊へ向かって上ります。
私にとっては若松ー火野葦平ー河童とつながるのです。

もう1人「芋銭が河童か、河童が芋銭か」と言われた牛久沼の小川芋銭です。牛久には『橋のない川』の作家住井すゑさん宅の講演にお邪魔し、その空気を吸ってきました。
芋銭の『河童百図』には様々な河童が描かれている。見ていて実に楽しい。特に1、13、34、81図などが面白い。

Hagoromorukousou 昨日の記事:直木賞作家の坂東眞砂子さんが「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した」として子猫が生まれると、自宅隣のがけ下に放り投げているという。言葉を失ってしまいました。この人の随筆『身辺怪記』を年頭に読んだが才気走っている文章だと感じて小説も読むのをやめたいきさつがあります。

いつもツーテンポ遅れる私の家の花たち、ハゴロモルコウソウがやっと真剣に咲き始めました。

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コメント

ハゴロモルコウソウってどんな字を書くのか調べて見ました。縷紅草。縷とは「糸」とか「細かい」といった意味だとか。
なんとも可愛い花ですね。

tonaさんはほんとにすごい。私はここに出てくる人の本をどれも読んでいません。でも河童には夢を感じます。

文中の虐待弁当のブログ、私も時たま覗きます。
http://blogs.yahoo.co.jp/kasumin_yorosiku

坂東氏の記事に対して、日経新聞に同氏への抗議が殺到しているそうですね。当たり前。


投稿: ねむウサギ | 2006年8月25日 (金) 17:48

★ねむウサギさま コメントありがとうございました。

羽衣縷紅草は他に縷紅草と丸葉縷紅草とあるそうですね。羽衣縷紅草はまたはモミジバアサガオとも呼ぶらしく花がアサガオに似ています。種を採ると毎年花を咲かせてくれます。
河童伝説も全国にはたくさんあるそうですね。
虐待弁当アクセスが500万とか。アサヒリビング多摩版にに紹介されていました。

坂東氏は「人は他の生き物に対して避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない」と言っていると書いてありますが、矛盾していますね。

投稿: tona | 2006年8月25日 (金) 19:48

河童にまつわるお話、面白く読ませていただきました。想像上の生きものだとは思うのですが、なんとなく愛嬌があって、親しみを感じますね。
子猫殺しの新聞記事読みました。ショックでした。この作家の本は読んだことないのですが、読む気にはならないです。

投稿: 茂彦 | 2006年8月25日 (金) 21:27

tonaさま、こんばんは。
若松にお住まいだったのですね。
主人の実家は同じ北九州市の門司区です。
私の場合、門司ー長門峡ー中原中也という図式になりました(笑い)

また、夫の転勤で2年ほど水戸に住んでいたことがあります。
住井すゑさんの「牛久沼のほとりから」を読んでやはり牛久をたずねました。

不思議な偶然・・・

でも残念ながら、河童は苦手です。
あの緑色してつるりとした感じがどうもいけません。

投稿: aosta | 2006年8月25日 (金) 22:40

あのお弁当の、私も見た事ありました。
ハムの顔とか、海苔をいろんな形にカットしたりして似顔絵のお弁当をつくっていました。
普通の主婦では、なかなかあそこまでは作れないですよね?
朝からお弁当ばっかりに時間を取られているわけにもいきませんし。
私、坂東眞砂子さんの小説を読んだ事がありますが、まさか!の思いです。
子猫殺し…ですか!
それなら、まず親猫が子供を増やさないように避妊手術をすべきではないかと思うのですが。


投稿: pochiko | 2006年8月25日 (金) 23:01

★茂彦さま  コメントありがとうございました。

河童伝説がたくさんありますね。
河童って日本で生まれたものなのでしょうか?龍はいろいろの国にあるようですが。どうしてこんなのが考えだされたのかを知ることが出来れば面白いのですが、よくわかりません。

近頃こういう血迷った作家の話は珍しいですね。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 08:27

★aostaさま コメントありがとうございました。

同じところを見たり、住んでいたり本当に偶然ですね。
門司もレトロな建物や布刈神社などに行きました。関門海峡の眺めもいいところですね。北九州市は海と山両方の自然が楽しめるなんともいえない良いところでした。

水戸も徳川光圀公で名高い格式ある武家の町、いろいろなことを学ばれていらっしゃったでしょう。また聞かせていただけたらと思います。

河童は蛙に一番似ていますね。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 08:38

★pochikoさま コメントありがとうございました。

世の中には本当にびっくりするような人がいますね。それもこれもPCとブログのお陰です。
弁当製作者は1人だけでなく複数いるのですからね。本まで出版されているのですからさらに驚きです。お弁当を作った動機も家族愛でしょうか。それに絵心がないと出来ませんね。でも作る時間を考えると普通の人には出来ません。

坂東さんは矛盾しているのです。「人は他の生物の避妊手術をする権利はない」ですって。そして「生まれた子を殺す権利もない」と。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 08:46

ねむうさぎさんがご紹介くださっていたアドレスで、「河童のカパエル」弁当
見てきました。
ぅわぁ~!!あれは食欲が萎えますね(^^;)
とってもよくできているとは思いますが~~

河童伝説は日本各地にあるようですがどうして生まれたものなのでしょうね。
私が育った実家の裏手にはかって溜池があって、ときおり遊んだ
ものですが、河童が足を引っ張って沼に引きずり込んだ云々の童話を
読んだ後はしばらく怖かったのを思い出します。
藤沢市に隣接した大和市の高座渋谷にある、三椏で全国的に有名な
「常泉寺」には、さまざまな姿態の河童があちらこちらに置かれていて
なかなか楽しいですよ。行かれたことおありかもしれませんね。

坂東眞砂子さんの文には驚きましたね。
一生懸命その考えを理解してみようとしましたが、やっぱりどうしても
受け入れがたく分かりませんでした。

ハゴロモルコウソウ、綺麗ですね!グリーンに真っ赤な花が鮮やかです。
近所では見かけないので花の時期がよく分かりませんが、もう少し早い
時期に咲くのが普通なのですか?

投稿: ポージィ | 2006年8月26日 (土) 11:11

そういえば蛙とか梟などに比べてもうひとつ河童さんは今の若者にはもてないのかな。
(かわいい!)といわれたくないのかな。

投稿: saheizi-inokori | 2006年8月26日 (土) 11:16

若松におられたことがおありでしたか。
高搭山、河童地蔵尊、なつかしいです。
飯塚にいましたから若松には仕事でもよく行きました。
火野葦平の河童好きは有名です。

河童伝説で有名なのが、岩手県の遠野、民話でも有名。近くの会社の鉱山に居たとき、訪ねたことがあります。
「かっぱ淵」なるところがあり、緑の木々に囲まれたきれいな水の流れる小川。かっぱの置物など置いてありました。河童の置物なども売っていました。今も変わらずあると思います。

「橋のない川」、若い頃全部一気に読みました。今でも強く印象に残っています。

投稿: 夢閑人 | 2006年8月26日 (土) 13:40

★ポージィさま コメントありがとうございました。

ポージィさんも「河童のカパエル弁当」ご覧になりましたね。食べようと言う気は起こらないですね。しかし作ったたことに対しては頭が下がります。

常泉寺の情報ありがとうございました。
三椏の咲く頃、河童を求めて出かけてみます。

坂東さんの言うことは何か支離滅裂と言う感じでどうしちゃったのかしらという思いがします。

ハゴロモルコウソウはご近所では10日も早く咲いています。春からずっとこんな調子で遅いのです。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 14:50

★saheizi-inokoriさま コメントありがとうございました。

saheiziさんのお宅にも河童はいないような雰囲気ですね。
梟は可愛いけれども、蛙に似てはいるものの、河童はどうみても可愛いという感じからはほど遠いです。芋銭の絵を見ても。
そうですね。売られているのを見たこともありません。でも実際に置物をネットで見ましたら可愛いのがたくさんありました。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 15:01

★夢閑人さま コメントありがとうございました。

若松に4年間おりました。
夢閑人さんも飯塚におられたんですか。
若松から県内あちこち、勿論遠賀川沿いに飯塚へとふらふらと出歩いたことがあります。劇場なんかがあって懐かしいです。

遠野は柳田國男の『遠野物語』で有名ですね。あの民話読みました。河童伝説があって「かっぱ淵」があるのですか。置物があるということで是非行きたいですね。

住井すゑさんは気丈な、1つものを貫き通す、存在感の大きな方でした。まだ書き続けるつもりだったようで残念ですね。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 15:15

●河童といえば…
コミック誌にも出ている、小島功氏のセクシーなカッパが「いの一番」に浮かびました(笑)
それを宣伝に使っている酒造メーカーのサイト↓を覗くと、
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091107417933.html
カッパのイラストの元祖は、やはりマンガ家の清水崑氏で、記憶の片隅にあります。

カッパの呼び名も関西では「がたろ」(がたろう、とも紹介されています)、高知では「しばてん」といいます。
伝説・民話も各地でいろいろあるそうですね。

文末の小説家の話は、超有名なブログ(引用不可とか…笑)で徹底的に叩かれてますので私も知っていますが、コメントは控えます。

投稿: 讃岐の団塊オヤジ | 2006年8月26日 (土) 19:26

★讃岐の団塊オヤジさま

酒造メーカーのサイトどうもありがとうございました。見ました見ました。
あのお酒の河童を思い出しました。
清水崑氏のあとを小島功氏ですか。
此処15年くらいの間に全国に河童に関する資料館の類が随分たくさん出来たのですね。それだけでも驚いてしまいました。
河童に関しても新たに実にいろいろなことがわかりましたよ。本当にありがとう。

○○このブログですね。久しぶりに拝見、胸のすくような批判文でした。坂東氏に関してもさらなる情報を得ました。いやー凄い。

投稿: tona | 2006年8月26日 (土) 20:24

ルコウソウ、うちのも一昨日から1つずつ花を咲かせ始めました。
どうやらうちのはスリーテンポ遅れてるようです(笑)
きっとのんびりしてる夫に似たんだわ。

カッパのユーモラスな雰囲気が好きです。
ちょっと情けなさそうな風貌もポイント高いです(笑)
お弁当見ました。
良く出来てますね~
楽しむって分にはいいでしょうが、食すって事になるとちょっと。。。
毎日こんなお弁当ばかり出されたら食が失せていいダイエットになるかも。

あの作家さんの言葉は論外です!
ニュース聞いた時、私、夫にたしなめられるほどテレビ画面に向かって吠えちゃいました。
「人は他の生物の避妊手術をする権利はない」「生まれた子を殺す権利もない」と言うのなら、ならば、あなたは動物を飼う権利も愛でる権利もない、命について語る資格もないと言ってやりたいです。

投稿: ちょびママ | 2006年8月27日 (日) 02:28

★ちょびママさま コメントありがとうございました。

ちょびママ家のルコウソウも遅れ気味なので安心しました。ちょびパパに似ているならいいですね。蒔く時期は関係ないでしょうね。4月だったのですが。

あのキャラクター弁当がダイエットにいいという発想に感心しました。ダイエットって大変だから、作るのに時間がかかっても効果があれば頑張れるかもしれません。

動物虐待作家さん、もう言語道断です。
本当に仰るとおりで、世の中に文章を売っている人がこんな浅ましい考えをさらけ出して、狂っているのではと思ってしまいました。

投稿: tona | 2006年8月27日 (日) 08:40

おはようございます。

坂東さん、賞をお取りになった「山姥」以来、ほとんど読んでおりません。
文章力、物語性、ともにすばらしく一息で読み終えたのですが、何とも後味が悪かったことを憶えています。
 たとえどんなに凄惨な物語であったとしても、描かれた人間に尊厳を感じることが出来れば、何らかのカタルシスが胸におちるのですが、あの方の作品には、それが無いような気がいたします。

彼女の「命」対する認識、どこか、そら恐ろしいものを感じます。

坂東眞さん、また新作を発表されましたが、今回の「事件」、よくも悪くも新しい読者を獲得する、一つの話題提供にはなったのかもしれませんね。
私はまったく読む気になれませんが・・・

 

投稿: aosta | 2006年8月28日 (月) 06:21

★aostaさま

『山姥』を読まれたのですね。
文章力確かに素晴らしくだから賞を取られたのですが。そうですか。描かれた人間に尊厳を感じることが出来ないと。
そこでお感じになったことがこんなことにつながったとは。
最初からそうであったのか、動物を飼い始めてだんだんこうなっていたのか、おそらく前者なのでしょうね。
まあ、新作が発表されたのですか。世に中の皆さんは果たして?
いろいろ教えていただき感謝します。

投稿: tona | 2006年8月28日 (月) 08:32

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