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2006年9月 5日 (火)

池の鯉

Koi 池の鯉、水面に映るその魚影は見ていて楽しい。その鯉が、例えば井の頭公園や上野不忍池の鯉たちが淡水生態系を不健全化させる作用を持ち悪名を馳せているそうだ。
雑食性の鯉は水底で餌をあさるときに、泥を巻き上げて透明度を低下させる。その排泄物は富栄養化を増進させやすい。池の鯉に餌を撒くこともいっそうの富栄養化をもたらす。鯉は濁った水の象徴であり、清らかな水とは相容れないということになります。と言うことは池の鴨も同じです。

清く生きた水を甦らせるためには、次のようなことが必要です。③④には驚かされます。
①富栄養化を防ぐための下水処理
②水辺にエコトーンの植生を再生する
③無配慮に魚を入れないこと
④不用意に放流された魚を除去する
鯉がふさわしいのは田や沼、そして川です。以上のことを生態学者の鷲谷いづみさんが書いていることにより知りました。

Kawa1 Kawa2

家の近くにある名水百選・真姿の池涌水群から流れ出る川(写真左)が桜の名所の日立製作所中央研究所を源流とする野川に合流しています。
その野川には冒頭の写真のような鯉が近所で2箇所に見られます。これがまさにふさわしい鯉なのですね。
多摩川水系の支流の1級河川であるこの野川は、もう源流附近から(写真右)このように護岸工事がなされ、どうみても意味のない棒(ついこの間一部石から鉄に替えられた)が架けられ、何とも興ざめです。

Gibosi Mizuhiki

今朝開いたギボウシ

ミズヒキは次から次へと咲き続ける

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コメント

そういえば倉敷など鯉は川に放流されていますね。
でも「♪出て来い出て来い、池の鯉」という歌もあるから、結構池で飼ってる人も多いようだけど、鯉専用池なんでしょうね。

tonaさんからは何時も知らない事を興味ある形に変えて教わります。ありがとうございます。

この長い塀、ひょっとしたら日立の中研の塀ではありませんか。もうちょっと高かったかなとも思いますが。

桜の季節には近所に住む者たちを、お花見に招待して貰ったことを思い出します。子供たちにはお菓子も出ました。

投稿: ねむウサギ | 2006年9月 5日 (火) 18:46

★ねむウサギさま

ありがとうございました。
私は倉敷に行ったことがないのですが、津和野も同じように川が流れ鯉が泳いでいました。
この歌思い出しました。ありましたね。鯉といえば池にいるのが常識で、池の鯉がこんな可愛そうなことになっているとは思いませんでした。

写真はもっと下ったところで、国分寺街道のそばです。ですから塀が低いのです。
ねむウサギさんがおられた頃は近所の方を招待してくれて、お子さんにお菓子も出してくれたのですね。今もこのような招待があるかは知りませんが、お花見の頃1日一般に開放されます。野川の源流を感慨深く見てきました。

投稿: tona | 2006年9月 5日 (火) 22:00

散歩で通る川にはウジャウジャ鯉がいます。
水が少ない地方なので晴れが続くとすぐ水が干上がり
少ない溜まりにギュウギュウ詰めに集まり、背びれを出した鯉は哀れなものです。
何度も干上がり、その度に命を落とす魚たちも多い中、鯉も小魚たちも減ったように見えないのがいつも不思議なんですよね。
我が家の池にも鯉がいます。
義父の趣味だったんですが、今は自分の事でやっとこさなので、もっぱら管理は私たちの仕事に。
我が家の池、透明度すごく悪いです(笑)
まるで沼のようです。。。

しかし上の画像のような意味のない棒は、何のための物か聞いてみたいものです。

投稿: ちょびママ | 2006年9月 6日 (水) 10:22

そういえば、鯉の養殖は泥田んぼの池でやっていますね。鯉は泥を好む?。排泄物が淡水生態系をそんなに不健全化させるとは知らなかった。

あちこちで街中の用水路に鯉が放流されているのを見かけます。川は流れてるからいいのかな?栃木の街中の用水路にもいっぱい泳いでいます。シンボル的存在だそうです。

投稿: 夢閑人 | 2006年9月 6日 (水) 11:22

佐久の鯉は有名です。珍客・賓客が来ると庭の池の鯉をほふって供します。同時に蕎麦を打つ。今でもそうなのかは分かりませんが若い頃一度友人のうちをたずねていい思いをしました。その池はそう汚い池ではありませんでした。ポンプで水を管理していたのかもしれませんね。

投稿: saheizi-inokori | 2006年9月 6日 (水) 12:02

子供の頃、町を流れている川に鯉が放流されたとき
「鯉は川の汚れを食べて綺麗にしてくれるから、川の浄化に役立つんだ」と
聞かされて以来、そういうものだと信じ込んできました。
池など水の流れのない所には不向きなのですね!目から鱗です~(^o^)
色んな動植物・バクテリアなどの生態系バランスが
上手に取れていれば、池などでも大丈夫なのかもしれませんね。
人間は鯉にばかり目が行って、大量に入れるからうまくいかない
という面もあるのかな、とふと思いました。

興ざめの鉄棒は何のためでしょうね?道路の縁を乗り越えてしまった
車がまっ逆さまに転落するのを防ぐため?
それにしては間隔があきすぎていますよね(^^;)

お庭にミズヒキがあるんですね。風流ですね。

投稿: ポージィ | 2006年9月 6日 (水) 12:21

★ちょびママさま

ありがとうございました。
そちらの川にはウジャウジャいるのですか。
四国は特に讃岐が水不足になりやすいと聞いていますが、そちらもそんな可愛そうな状態になるのですか。生命力が強いのですね。
私も池のある家に住んだことがあって濁らせていました。ちょびママさんは畑もあるし本当にいろいろ大変ですね。

3月決算期に架け替えをやっていました。
両側には歩くところもないし、道路のないところ(両側が家で塀がある)にもかかっているんです。架け替えもすごくお金がかかっているようでした。全くどこかへ聞きに行きたいと思いました。でもあの対応がいやで。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 16:32

スイスの写真 いいですね
コメント有難うございます 最近怠けて湖心が途絶えがちです コメントをしたくとも集中できず良いコメントが浮かびません つい失礼しています
鯉を見ると落着きますね この地区には緋鯉はいますが水が澄んでなくこの写真のようには撮れません 津和野は出身県の島根ですが恥ずかしいことに行ったことがありません
旅館(出雲)で見た錦鯉ゆったりした泳ぎに心和みました 

投稿: T.O | 2006年9月 6日 (水) 16:39

★夢閑人さま

ありがとうございました。
鯉の養殖泥田んぼの池でやるのですか。
知りませんでした。また、淡水生態系ということも知らなかったんです。生態について見回すと今、日本も恐ろしいことになっているようです。快適を求めすぎる人間との共存がなかなか困難なのですね。

栃木にもそういえばいましたね。思い出しました。とてもいい風景でした。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 16:40

★saheizi-inokoriさま

ありがとうございました。
佐久の鯉、有名ですね。新潟の山古志村のは知らなかったのですが。
望月町で1度鯉のから揚げを食べることができました。美味しかった!昔娘が鯉を釣ってきたのですが、私が調理に自信がなくて(泥臭いのを抜けなくて)お店でやってもらいました。
佐久の方は皆ご自分でなさるのですね。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 16:46

★ポージィさま

ありがとうございました。
鯉が泳いでいるのを見ると本当に心が和みます。特に赤いのに目がいってしまいます。たくさんいればいるほどね。
鯉は雑食だそうで、確かに藻などもきれいにとって川をお掃除しているようにみえます。でも池だと富栄養化してしまうのですね。
霞ヶ浦でコイヘルペスでたくさん死んだのもかわいそうでした。

まったく行政は無駄なことばかりの典型的な例だと思います。どう考えても意味をなさないのです。道路がない所もこうなっているのですよ。
こういう例を発見すると暗澹たる気持ちになってしまいます。どんなに時代が進んでいっても絶対に無駄がなくならないから。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 16:55

★T.Oさま

ありがとうございました。
私も大のコメントべたで申し訳ないです。
鯉の写真は本当に水が澄んでいないと写りがよくありませんね。黒い鯉がいるのに全く写真に写りませんでした。
出雲の国は何処に行っても鯉がいるような気がしました。そういえば、旅館には大抵大きいのがいましたっけ。本当にめだかもそうなんですが、見ていてあきません。
そのうち水族館にも行きたいなあと思ってしまいます。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 17:02

鯉を見るのは、大体水のすんだきれいな川や池ですね。ですから、今回tonaさんのブログを見てびっくりしました。知らないことばかり。
そういえば、私が週一回通っている会社の近くでも鯉を見かけました。見かけました、と過去形で云いましたのは、今は、もういないのです。道路の拡張工事のせいだと思うのですが、今まで流れていた川がせき止められていました。もともときれいな川ではなかったのに、せき止められたから、ほんとすごいドブ川になっていました。
驚いたことに、その汚い川に、大きな鯉がうじゃうじゃ泳いでいたのです。見るのは高い場所からでしたが、そこを通るたびに、あの鯉たちの運命や如何にと、眺めていたものです。今は工事が進んで、川の側は通れません。もはやあの鯉たちの運命は知るよしもありません。

投稿: 茂彦 | 2006年9月 6日 (水) 20:23

★茂彦さま

ありがとうございました。
本当に知らないことばかりですが、また毎日のように何か1つくらいは知ることが出来て嬉しいこの頃です。
環境問題は騒がれていますが実は生態学的にはまだまだなんですね。

茂彦さんが目撃された鯉たち、やっぱりドブ川の中でも元気にしているんですね。そういう点からみれば、鯉ってかなり強い魚だということが今まで思ってもみなかったことでした。
鯉を池でなく、みな川に戻してあげたいけれども、循環ポンプなどできれいにすればいいのですね。そうでない池にはやはり鯉は放さないほうがいいのですね。

投稿: tona | 2006年9月 6日 (水) 21:38

鯉のお話、とても興味深く読ませていただきました。
たしかにお城のお堀のような、水のよどんだような所にも鯉はいます。
私も以前テレビで、川の水をきれいにするために、川で鯉を放流しているところを見ました。
鯉はとても丈夫な魚で、濡れた新聞紙に来るんで持運びしても死なないらしいです。

投稿: pochiko | 2006年9月 7日 (木) 00:20

★pochikoさま

ありがとうございました。
水のあるところ何処にも鯉がいるのですね。
川にいるのは、自然発生するわけがないので、やっぱり放流しているのですね。
でも川でも急な流れのない泥底の川や、池を元来好むそうですね。

濡れた新聞紙の中なら持ち運びしても死なないとは驚きです。
鯉って大きいのばかりに目がいって、赤ちゃんを見たことがありません。

投稿: tona | 2006年9月 7日 (木) 08:10

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