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2006年9月14日 (木)

オペラ『ドン・カルロ』

Donnkaruro 世界トップクラスの「4面舞台」のある新国立劇場のオペラが苦戦しているそうである。
昨年の有料入場率は70.2%で下降気味。公演数も年57回、米国メットの230回にはとても及ばない。
集客減の原因は、華やかなイタリアものより地味なドイツものに集中している(交互にやるレパートリーシステムの導入の遅れ)や、オペラ人口(首都圏は5万人)が少ないなどがあると言われている。もっと人口の少ない本場ではどの位のオペラ人口なのであろうか。
体質的には予算削減もあり、中央官庁からの天下りを含め運営部門に52人、舞台・技術部門に49人。ベルリン国立歌劇場は運営部門が21人、舞台・技術部門が206人である。天下りが多く、両部門のアンバランスがいかにも日本らしい。せっかくの器と10年の実績、日本のオペラ文化を更に向上させるべく関係者に奮闘してもらいたいと思う。

昨夜その新国立劇場で、ヴェルディ作曲のオペラ『ドン・カルロ』を鑑賞した。9割位の入りであった。
1560年代スペイン王フィリッポ2世と王子ドン・カルロ、王子の許婚であったが今は王妃、王子の親友、公女等が繰り広げる、憤り、悲しみ、嫉妬などが絡み合った歌劇でシラーの戯曲が原作である。史実との関連はわからなかった。スペイン史を勉強しなくては。
今回は前回のヴェルディの「運命の力」よりは素晴らしかった。

Hukusya 主演の王妃役の大村博美さんが日本人としては背が高く、声量のある美しい声と演技は、あまりたくさん見ていないが、群を抜いての出来栄えである。外国勢と互角であった。オペラは歌手の声と演技、合唱、オーケストラの響き、舞台装置などいろいろ楽しめるが、チケットが高いからそうそう見られないのが玉に瑕です。

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コメント

小さい頃はオペラをラジオで聞くと不自然な感じがしたものです。今はモーツアルトのものなど曲の美しさ・楽しさに魅かれます。でも、劇場でチャンと観たのは二回もあるか、貧しいオペラ経験です。

投稿: saheizi-inokori | 2006年9月15日 (金) 10:57

オペラって、いちども観た事がありません~
自分では観た事がありませんが、映画「プリティ・ウーマン」で、
ジュリア・ロバーツが演じたヒロインが、リチャード・ギア演じる
富豪のビジネスマンに伴われて行ったオペラで(もちろん始めて観る)
次第に惹きこまれ感動の涙を流していたのが印象的でした。
言葉やセリフが聞き取れなくても、伝わるものは伝わるのかな、
一生に一度くらいは、歌舞伎もオペラも見てみたいもの、とそのとき
思ったものです。(歌舞伎も能も寄席も観たことないものばかりです)

日本ではオペラはあまり受け入れられていないのかな。
小泉さんはお好きなようですが、彼の在任中にオペラ熱が
国民に広まるということはなかったのですね…

投稿: ポージィ | 2006年9月15日 (金) 11:19

★saheizi-inokoriさま

ありがとうございます。
オペラをラジオで聞いちゃったなんてすごいですね。放送されていたんですね。
松本矩典『オペラ名作名演全集』にはモーツァルトが一番最初に紹介されているくらいですから、何と言ってもオペラの代表者ですね。有名なアリアは最も多いかもしれません。聞いてて楽しいですね。
私も去年からですから似たようなものです。

投稿: tona | 2006年9月15日 (金) 18:53

★ポージィさま

ありがとうございます。
「プリティ・ウーマン」見たのに、全然覚えていませんでした。そんな場面があったんですか。今度テレビでやったら見ます。ジュリア・ロバーツといえば、今日丁度「モナリザ・スマイル」を見ました。大学の先生役でアメリカの1950年代の大学生の様子がわきりますね。関係ないことでごめんなさい。

私もポージィさんのように若い頃は歌舞伎も寄席も見たことがありませんでした。歌舞伎は最近、歌舞伎好きの友人が誘ってくれて2回、寄席も今年初めてです。能も学生のための能楽教室で見ただけ。鑑賞すればこれはまた感激するものですから、まだまだ長い人生、ゆっくりとご覧になられるといいです。
ははは!小泉さんオペラ好きだったんですか。全然広まらなかったのですね。おかしくなってしまいました。

投稿: tona | 2006年9月15日 (金) 19:11

オペラの舞台裏の事情、よく分かりました。やはりオペラはイタリア・オペラの方が華やかだし、なじみがありますよね。しかし、なんといってもオペラは高い、私なぞにはそうそう行けません。tonaさんの趣味は本当に幅広いですね。驚いたり、感心したりです。

投稿: 茂彦 | 2006年9月16日 (土) 19:48

tonaさん こんばんは
オペラって、正直一度も見た事ないんです^^;
でも、オペラ歌手の皆さんの凄い声量のある歌は何度か聞いた事があります。
滑舌が良いんですよね^^
森久美子さんもオペラ歌手ですか?

投稿: pochiko | 2006年9月16日 (土) 23:32

★茂彦さま

ありがとうございます。
音楽鑑賞は茂彦さんは幅広く、きっとたくさんご存知でしょうから、これからいろいろ学ばせてください。
このオペラを観た方々に寄りますと、固定客が増えたのではないかと言っています。そうなんです。7割でなく9割以上入っていました。
総合芸術ですから本当に高い。外国からきたのには6万円以上ですからもうとても行けません。

投稿: tona | 2006年9月17日 (日) 08:42

★pochikoさま おはようございます。

ありがとうございます。
pochikoさんの所から遠くて1泊しないと夜の部は無理ですものね。私もそちらに住んでいたらとても観に行かれません。

本当に凄い声量ですね。発声練習であんなに大きな声が出るようになるものでしょうか。
しかもソプラノなんか玉を転がすような美しい響きですものね。もし真似して出すと声帯がすぐ壊れてしまいます。

森公美子さんはオペラ歌手でありながらタレントになってしまったのですね。

投稿: tona | 2006年9月17日 (日) 08:50

こんばんは。
はじめまして。
私は16日の公演にいってきました。
とっても素晴らしいと思いました。

とくに大村さんのエリザベッタ、凛としていてイメージにぴったりでした。
その意味で、tonaさまと同じ感想のようで嬉しかったです。
またNHKのテレビでみれるようなので、楽しみにしています。

また寄らせていただきます。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: romani | 2006年9月19日 (火) 23:59

★romaniさま

はじめまして。お越しくださりどうもありがとうございました。
今、romaniさんのブログをちょっと拝見させていただきましたが、歌劇の様子がひしひし伝わってきました。
私のときもNHKのカメラが入っていましたから、きっとまたテレビで素晴らしい感激と共にまた観られることでしょう。楽しみです。
また後ほどじっくり拝見させていただきますが、無知な私はなんか恥ずかしくなりそうですが、せめてromaniさんのブログで少し勉強させていただけたらと思っています。
宜しくお願いします。
12月には「セビリヤの理髪師」に行きます。今から楽しみです。

投稿: tona | 2006年9月20日 (水) 08:51

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