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2007年2月12日 (月)

ターシャと大伴坂上郎女

Tasyanohon_1 一昨年のターシャの映像「喜びは作り出すもの」に続いて昨年暮れに「ターシャからの贈り物」が放映されました。
この映像の91歳のターシャからもいろいろいい言葉をいただきました。

[心豊かに生きること]
[他のことなど気にしないで自分なりに楽しむこと]
[自然に寄り添って暮らし、自分の手で喜びを紡ぎ出す]
[好奇心、感謝の心、想像力]
[今この瞬間を大切に]
[人生は短い、やりたいことをやって楽しめ]
[大切なのは試練の先に待つ大きな喜びを見失わないこと]
[平凡な毎日を自分の手で魔法の時間に変える]

一昨日出た『恋をするターシャ』
大好きな詩人や作家の言葉を絵筆によって表現した本です。
実際家とロマンチスト、2つの顔を持つターシャのロマンチストの心の世界を見せた、著者69歳のときに出版したものです。

ターシャが選んだ中に大伴坂上郎女の歌がありました。
  
  緑の山に 雲がうっすらたなびくように
  思い出しの笑みなど 浮かべたりなさらないで
  人々は気づきますよ わたしたちの恋に

この歌を探してみたら
  青山を横切る雲のいちしろく 吾と笑まして人にしらゆな 巻4の688

意味は:青い山を横切る雲が白くはっきりしているように、私と微笑みを交わして人に知られないようにね。

アメリカに万葉集の英訳があって、ターシャが中でこの歌を気に入ってこの本に挙げたのです。
英訳のがないのが残念ですが、元の歌の英訳がまた日本語に訳されるとこんな風になるのが面白かった。

昨日の天声人語に『チベット語になった「坊ちゃん」』中村吉広の話が載っていました。
『坊ちゃん』の中の「親譲りの無鉄砲で」「赤ふんどし」「茶代」「猫の額程な町内」「漢学教師」などの翻訳に苦労した話です。果たしてどんなチベット語に翻訳されたのでしょう。
  

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コメント

tonaさん、こんにちは(^-^)
「ターシャ」の本の中には、見習いたい事・言葉などたくさん得る物がありますね(^-^)V

持って生まれた感性に加えて自認もする努力の人…
感性は兎も角…諦めることなく先を見つめた「努力」は見習いたいと思っています…

和歌の英訳はニュアンスが微妙に違うのではないかと思うのですが…(・・?)
どのように英訳されているのか…是非、見てみたいですね…

投稿: orangepeko | 2007年2月12日 (月) 16:36

「君が行く道のながてを繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも」狭野弟上娘子

有名な歌ですからtonaさんもご存知かもしれません。
辺境の地に旅立とうとしている恋人(夫?)の身を案じ、「あなたが旅立とうとしているその道を、私が折って畳んでしまおうか、それともいっそのこと、天から火が降ってきて焼き滅ぼしてはくれまいか。そうすれば愛しい人はどこにも行かずにすむのに・・・」
 万葉の時代の女性はなんて自由でのびのびと恋を歌ったことでしょう。
繊細でたくましい自律した女性を感じます。

確か岩波新書に「英語で読む万葉集」という本がでていました。
 どこかにあるはずなのですが捜すときには見つかりません(笑い)。
万葉集の全訳ではありませんが、有名な歌でしたら英訳されているかと思います。

ターシャの言葉では
「[大切なのは試練の先に待つ大きな喜びを見失わないこと]が心に深く響きました。

投稿: aosta | 2007年2月12日 (月) 17:09

ターシャの素晴らしい言葉のご紹介有り難うございます。
どの言葉も心の琴線に触れ、日々の暮らしの中で、こうありたいと思わずにいられません。
万葉の歌をターシャーが取り上げられていたのにも驚きました。
興味深く、拝見しました。

投稿: あにこべ | 2007年2月12日 (月) 17:50

★orangepekoさま

ありがとうございました。
ターシャから宝石のように煌めく言葉が次々と出てきて皆どれも心に沁みます。

そう、諦めることなく努力する・・・私も残された人生を少しでもこうして生きていきたいです。

英訳分かったらいいのですが。

投稿: tona | 2007年2月12日 (月) 19:47

バーモント州の山奥に広大な土地を買い、自らの手で拓き、作り上げたコテージガーデン。その中で、子育てを終わって長い間一人で大自然を愛し、花を愛し続ける人生、なんてすばらしいことでしょう。

広い土地の中に、全く手を加えない大自然の四季と、植えられた花や木によって四季を感ずる場所を眺めるのが生き甲斐と言ってた彼女。羨ましい限りです。

絵本作家であり、画家、庭師、デザイナー兼仕立屋、腕利きの料理人。感性と知性を持った長い人生の中から生まれた数々の言葉、胸を打たれるものがたくさんあります。
NHKのTVで最初見たとき、なんとすばらしい老婦人だろうと言うのが第一印象でした。ゆっくりと話す言葉、とても解りよかったです。

さて、万葉集の英訳、どんなものなのでしょう。和歌の持つ奥深いニュアンスを表現出来るのでしょうか。見たことがないのでわかりません。でも、ターシャが選んだのですからそれなりの表現だったのでしょうね。

投稿: 夢閑人 | 2007年2月12日 (月) 19:52

★aostaさま

ありがとうございました。
私、知りませんでした。
aostaさんが丁寧に解釈してくださったのでとても万葉時代の女性ののびのびした心を歌っているのがわかります。
ひょっとしてこれが英訳に載っていたらターシャも候補に挙げていたのかなあと想像したりもします。

『英語で読む万葉集』が見つかるといいです。

試練に堪えることもその先の喜びを思いやればこそ出来るということもありですね。
試練にも耐えられなくなったら情けないです。時々ありです。

投稿: tona | 2007年2月12日 (月) 20:00

★あにこべさま

ありがとうございました。
私、万葉集が英訳になっているとは露ほども思いませんでした。

ターシャの珠玉の言葉を集めた本も3冊出版されていて、とても勇気がいただけます。
人生をひたすらに厳しく夢を実現させていった方からは何気なく出てくるのですね。

投稿: tona | 2007年2月12日 (月) 20:06

★夢閑人さま

ありがとうございました。
万葉集の英訳、とても興味がありますね。

30万坪の土地を買ったとき、物凄い荒地だったそうですね。
50代後半から一人で庭を作っていって、世界中のガーデナーに素晴らしいと言わしめたのですから、これだけでも凄いことです。
しかも自分自身の絵本作家として働いた収入で子どもを育て、土地を買い、家を息子が建てたことも頭が下がります。

忙しいのに自給自足、子育てもマリオネットやドールハウスをたくさん作り、手作りクリスマスも丁寧にやり、そして夢閑人さんがおっしゃったように数々の顔を持った方なのですね。
今は息子夫婦、孫夫婦、ひ孫に見守られてとても幸せそうですね。
ご自分が作った幸せです。
DVDを時々観るのが楽しみです。

投稿: tona | 2007年2月12日 (月) 20:19

「ターシャからの贈り物」途中から気付いて見ることができました。
自然と寄り添って、昔のままの生活を続けることは
実はとても大変な労力の要ることなのに、それらを楽しみながら
さらりとやってのけ、さらに絵本作家などとしても活躍されている
ターシャさんは、すてきなものをたくさん持った方ですね。

そのターシャさんが気に入られた万葉の歌。
英訳されて多少ニュアンスなど変わったかもしれませんが、
恋人達のそっと交わす微笑には、万葉人もイギリス人も
相通ずるものがありそうです。知らぬは本人ばかりなりで、
傍目にはお見通しの微笑ましい情景が浮かんできました。

投稿: ポージィ | 2007年2月13日 (火) 11:02

★ポージィさま

ありがとうございました。
ご覧になったのですね。
91歳になるターシャはもう200年分くらい生きているという感じです。
そのくらい、あの細い体で実にたくさんのことをこなし、働き続けてきたのですね。
でも全部楽しみに変えて今、楽園で1番幸せと言って、なおも私たちに勇気や生きる力を与えてくださるなんて、何て素晴らしい人でしょう。

本のタイトルが意外でしたが、読んでいてロマンチストのターシャがわかりました。
まさか万葉歌人が出てくるなんて!

投稿: tona | 2007年2月13日 (火) 16:19

最近、日本文化が外国の著名な人たちに大きな影響を与えたことを知る機会が多く、改めて日本の物や容を意識させられます。

このことからやはり繊細さに関しては、日本人の感性が一番ではないかなと想像しますが、ターシャが万葉集に惹かれたというのも、豊かな自然の中での生活を通して、つむぎ出されたものと共通する感情に、無理なく寄り添えるのかも知れませんね。

「平凡な毎日を自分の手で魔法の時間に変える」
難しいけど頑張ってみよう!

素敵な言葉をいっぱい、ありがとうございました。


投稿: ねむウサギ | 2007年2月14日 (水) 09:11

★ねむウサギさま

ありがとうございました。
そうですね。モネやゴッホ等の画家やねむウサギさんのお蔭でライトとか、まだ他にも園芸や造園など日本が影響を与えた人やことがいろいろありそうですね。
ですから、日本の文化について学習をゆめおろそかにしてはならぬと思います。

ターシャがあの家で万葉集を読んだということは、惹かれあうものがあったというのもねむウサギさんが仰るとおりだと思います。

ねむウサギさんにこの番組を教えていただいて感謝しております。

投稿: tona | 2007年2月14日 (水) 16:04

ターシャさんは私にとって要チェック人物なお方なのですが、何さま私と縁がないらしく、いつもいつも見逃してしまうのです。
見逃しては、「あ、しまった」ってそれこそ地団駄踏むくらい悔しい思いをしてます。
そっか、本なら逃げませんね(笑)
今度出掛けた時、探してみようと思います。

日本語には他国語に訳せない感覚や視覚の言葉がたくさんありますもんね。
だから美しいのですが、どんな風に訳されるのか、ちょっと気になります。

投稿: ちょびママ | 2007年2月15日 (木) 10:21

★ちょびママさま

ありがとうございました。
テレビではまたやると思います。
本は
『ターシャ・テューダーのガーデン』
『ターシャ・テューダーの世界』
『暖炉の火のそばで』
この3冊がお勧めです。
他にも料理やクリスマスやドールハウスの本もありますが。
もしお持ちならごめんなさい。

本当に英語からフランス語とかなら、そのまま同じに訳せるでしょうが、日本語って特異ですからどう訳されたか気になりますね。  

投稿: tona | 2007年2月15日 (木) 17:09

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