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2007年3月10日 (土)

七五調の調べ

彼岸桜満開

Higannzakura

「なおって最初にしたことは
 包丁とぎと夕支度
 こんなに楽しうれしとは
 こんなに心おどるとは
 いままで思いもしなかった
 いつまで続くこの感動
 忘れないよう書きとめる」

七五調で書いて見たら、童謡の「うさぎとかめ」もほぼ七五調であると気がついた。

もしもしかめよ かめさんよ
せかいのうちで おまえほど
あゆみののろい ものはない
どうしてそんなにのろいのか 

以下4番まである。この曲に七五調で書かれたくだけた詩ならいろいろ当てはめて歌えるから楽しい。
ここで七五調の歌曲で調べてみたら「蛍の光」「荒城の月」「月の砂漠」「みかんの花咲く丘」「鉄道唱歌」「悲しい酒」「船頭小唄」などたくさんあるではありませんか。

Sisyuu_2

島崎藤村の
こころなきうたのしらべは     
ひとふさのぶだうのごとし
なさけあるてにもつまれて
あたゝかきさけとなるらむ

ぶだうだなふかくかゝれる
むらさきのそれにあらねど
こゝろあるひとのなさけに
かげにおくふさのみつよつ

そはうたのわかきゆゑなり
あぢはいもいろもあさくて
おほかたはかみてすつべき
うたゝねのゆめのそらごと

で始まる詩集『若菜集』もそう。
一方、『落葉集』の千曲川旅情の歌「小諸なる古城のほとり」は五七調であった。
短歌、俳句、都々逸も七五調でできていて、日本人に合ったリズムで遺伝子にも刻み込まれているらしい。
七五調はリズミカルでともすれば軽薄、五七調は重たい感じで沈んだ気持ちを表現するのに向いている。

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コメント

tonaさんこんばんは、初めて遊びにきました。
東京での彼岸桜は何処ですか?
写真の貼ってある日記は素敵ですね、
桜にまつわる解説もあれば嬉しいのですが・・・私は小諸懐古園には何回か行っています。
私のブログにもコメントいただければ幸甚です。

投稿: wakasama | 2007年3月10日 (土) 20:06

★wakasamaさま

きていただきどうもありがとうございました。どうぞ宜しくお願いいたします。

此処国分寺の農園に5本くらい咲いていて、毎年気になっていたのですが今年農園主に名前を聞いてわかりました。
コヒガンザクラとも呼ばれていて、バラ科サクラ属、マメザクラとエドヒガンの交配種だそうです。

小諸懐古園懐かしいです。夏にたった一度しか行ったことがありません。
藤村の詩をを思い出しながらもう一度行きたいです。

投稿: tona | 2007年3月11日 (日) 08:23

tonaさん、おはようございます。
彼岸桜ですか?
満開ですね~
ソメイヨシノの蕾も大きく膨らんで
遠目にも並木道がボウッとピンクの朧に見えます。
松山の開花予想は17日という事で、新記録だそうですよ(笑)
4月7日に予定してる仲間との花見は完璧に葉桜見物となるでしょね。
ま、皆が集まってお弁当食べながらワイワイやるってのが楽しみですからいいんですけどね。

五七調、七五調、あっ、ホントだ!
指を折って読んでみました。
間の悪い私は字あまりだらけの人生を歩んでる気がしますア(笑)

投稿: ちょびママ | 2007年3月11日 (日) 09:04

春風の香(か)か 沈丁花  桜ほころぶ 青空の下(もと)
足下(そっか)に蔓延る イヌノフグリ
踊り始めた ヒメオドリコ
リズムに合わせ カラシナも
首頷けた ヒメウズも
背伸び始めて 顔挙げる  見渡す限り 色野原

うぅ~ん(>_<)恥ずかしい…私は七五調向きではないようです(^^;
でも春を満喫していますヽ('-'*)~♪

tonaさん、おはようございます(^-^)
暖かになって、全快で良かったですね~♪
当地でも「サクラ」があちらこちらで目にできるようになりました~♪
これからは散策も愉しみが多いことでしょうヽ('-'*)~♪
ご無理をなさらないで…ゆっくりと身体を解してくださいね…

投稿: orangepeko | 2007年3月11日 (日) 09:44

★ちょびママさま

松山の開花予想日は17日ですか。今まで1番早い新記録ですか。4月になるともう散っているなんてヘンですね。
7日に予定とは、これは早めなくては。
こちらは18日だそうで同じ頃です。
よその桜を観に行きたいですが、一体何時咲くのかわからなくて(去年は高遠で1輪も咲いていなくて大失敗)申し込めないでいます。まあ、近くでソメイヨシノを鑑賞できれば言うことなしですね。

字あまりだらけの人生とか、味があってかえっていいのではないでしょうか。これ気に入りました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月11日 (日) 10:29

★orangepekoさま

どこを歩いても沈丁花の香りが漂ってきます。
prangepekoさんの胸躍る明るい春の詩をありがとうございました。
さっと瞬時にして読まれたのでしょう!
喜びが伝わってきます。
こんな春の野にいつまでも坐って眺めていたいです。
私のノートに今、書き留めさせていただきました。
ずっとご心配いただきましてありがとうございました。花の咲き乱れる季節に歩きまわれるようになったことはラッキーでした。
来月は高尾山の方へ行くのですがもう今から楽しみです。

投稿: tona | 2007年3月11日 (日) 10:43

tonaさん、高尾に行かれるとか…良いなぁ~
「うかい鳥山」…まだあるようですね~♪
まだ長男が小さい時に行きました…蛍が放してあって…喜びました…
お土産に買って帰ったのですが…(>_<)可哀相なことをしました…
機会があれば…もう一度行きたいですねェ…(^-^)

投稿: orangepeko | 2007年3月11日 (日) 15:41

★orangepekoさま

「うかい鳥山」知りませんでした。
HPを見てきました。合掌造りのしゃれたお店なんですね。地鶏がおいしそうですね。
6月過ぎると蛍が見られるかもしれないのですね。
上京されたときはお声をおかけ下さい。
素敵な情報をありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月11日 (日) 18:35

まぁっ!!これは見事な桜ですね~~(*^^*)
綺麗です。木の全姿を大きな写真で見せていただけて感動しました。

tonaさん作の七五調の詩、リズムがいいだけになおさら
心弾む喜びが伝わってくるようです。
日本の詩歌には七五調や五七調が多いのですね。
面白いです。日本語のリズムそのものが七五や五七が基本に
なっているのでしょうか~

今年の春はいろんな花が一度にわーっと開花するようですから
ご覧になりたいものも次から次といっぱいでしょうし、
これまで我慢なさってきたしたいこともいっぱいでしょうけれど、
いっぺんにご無理はなさらないようお気をつけ下さいね。

投稿: ポージィ | 2007年3月11日 (日) 20:06

七五調って読む人も聞く人も、なんとなく耳障りが良さそうな気がします。
言葉の調子も良いですよね。
でも短い子tp場の中に、自分の思いを込めようとするのは難しいです。
しっかい思いを入れようとすると字余りになっちゃったり…^^;
いろんな言葉を知らないと出来なにのかもしれませんね。

投稿: pochiko | 2007年3月11日 (日) 23:48

わっ! タイピングミスです(-_-;)

短い子tp場の中に→ 短い言葉の中に…でしたm(__)m

投稿: pochiko | 2007年3月11日 (日) 23:50

●落語にも
先代「歌奴」こと円歌師匠の十八番「授業中」。
この噺の中に出てくる「山のあな、あな…」で有名になった
「山のあなたの 空遠く…」も七五調でした。
だから人気が出たのかぁ(笑)
以前私がブログで書いたデュークエイセスの「幼なじみ」も七五調でしたね。

いつかも書きましたが、まったく「詩的」な文章を書けない私です。
短歌・俳句なんて、とてもとても…
書いたり詠んだりできる人を尊敬します。

「遺伝子にも刻み込まれている」のはホントでしょう。
私も「日本人」や!(笑)

投稿: 讃岐の団塊オヤジ | 2007年3月12日 (月) 02:05

「七五調」「五七調」、いままで意識していなかったことですが、やはり感じが違うのですね。「うさぎとかめ」は母が白寿の時に歌いまして、驚いた記憶があります。たいていは歌詞の一番~二番でおわるので、私も正直四番までの歌詞をハッキリ記憶していませんでした。母が歌ったのを聞いて、四番まで覚えようとしたのですが、なかなか覚えられなかったですね。(笑)
tonaさんはもうすっかり回復されたようですね。彼岸桜も見せていただいてよかったです。

投稿: 茂彦 | 2007年3月12日 (月) 08:50

★ポージィさま

ソメイヨシノでなくても見映えのいい桜がありますね。河津桜やおかめも早咲きでいいなあと思うようになりました。

日本語は漢字数ではなく、仮名数が音数と一致していて、仮名数で詩の韻律を刻む特徴があるそうです。漢詩や西洋の詩歌は韻を踏んで詩歌の形を整えます。I am a boyのように外国語は単語を分けなければならないけれども日本語は「私は少年です」とくっつけても表記できる特徴もあります。文の切り方を容易にしたことが。字数で律を立てる、つまりリズムが取れるという特性につながって七五調の素地になったそうです。八六調や六四調も作られたが昔からの和歌の七五調が1番合って定着したと「七五調」で調べたら書いてありました。お蔭さまで勉強になりました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 08:51

★pochikoさま

ありがとうございました。
七五調、日本だけのもの、
この調子のよさが歌の曲にまでなっていることを、初めて知った(遅い!)のです。

短歌は制約がなくていいですが、俳句は季語を入れなければならないし、川柳は面白くなければならないから難しいですね。
全然句がでてきません。
字あまりになっていいから作っていけば、そのうちあてはまるように作れるようになるかもしれません。pochikoさん作ってみて!

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 09:01

★讃岐の団塊オヤジさま

円歌師匠の十八番「授業中」知りませんでした。今落語の本をポツリポツリと詠んでいるのですが果たしてあるかなあ。
「山のあなた・・」上田敏がカールブッセのドイツ語をよく七五調に訳したものですね。
「幼なじみ」もそうでしたか。いろいろあるので驚きました。

詩ならずとも、短歌や俳句人口は凄いらしいですね。
私もとても、素晴らしい情景に接したときでさえ詠めません。詠めたらどんなにまた、見方も広がっていくことでしょうにね。
教えていただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 09:18

★茂彦さま

七五調のと五七調の感じが正反対であることを私も頭にありませんでした。
五七調で作っていたら憂鬱な気分に逆戻りだったわけです。
気分がいいとき自然に七五調になるのですね。

お母様がお祝いで歌われた「うさぎとかめ」
かめさんが出てくるのでふさわしいですね。
お母様の年代ですと歌は最後までよく覚えていらっしゃいますね。

私もうろ覚え、3,4番今回しっかり覚えます。
3 どんなにかめが いそいでも
  どうせばんまで かかるだろう 
  ここらでちょっと ひとねむり
  グーグーグーグー グーグーグー
4 これはねすぎた しくじった
  ピョンピョンピョンピョン
  ピョンピョンピョン
  あんまりおそい うさぎさん
  さっきのじまんは どうしたの
お蔭さまでありがとうございました。 

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 09:34

彼岸桜はこちらでも満開です
そちらも春満開の様子ですね
七五調は乗りが良いので歌詞に多く見られます あまり気にしていませんでした
俳句 川柳にも5.7の混合ですね
音楽では16小節24小節が多く見られます 上手く音を長短して納まっています
私の田舎で石見神楽があります ゆっくりした六拍子で深みがあります 最近は乗りの良い4拍子に変えて行っています。

投稿: T.O | 2007年3月12日 (月) 12:08

★T.Oさま

そうですか。彼岸桜そちらも満開ですか。
いつもならお彼岸の頃に咲くのでしょうから随分早いわけですね。

音楽で16小節、24小節が多いとは知りませんでした。ギターを弾かれるから詳しくていらっしゃる。私のようにボーと歌っているのはダメですね。
石見神楽の故郷で育ったのですね。
六拍子が本来なんですか。こんなことも知りませんでした。
いろいろ教えていただきありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 16:57

こんばんは
見事に咲いた彼岸桜綺麗ですね。
お彼岸の頃に咲くので名づけられたのでしょうが、やはり今年は早いのでしょうか。

千曲川旅情の歌・とても好きな詩です。
懐古園に行った時に、拓本の掛け軸を買ってきて、立ち雛の軸の後にかけています。

歌の調べについてこのように分析したことがなかったので、とても興味深く拝見しました。

投稿: anikobe | 2007年3月12日 (月) 20:18

★anikobeさま

お花は今年は何でも早いのですね。
このあと少し寒くなるようですがソメイヨシノはどうなるでしょうか。あと1週間で開花ということですが。

千曲川旅情の歌は高校のとき暗記させられました。本当にいい詩ですね。
拓本の掛け軸をお求めになったのですか。
目にするたびに思い出されるでしょうね。
毎日歌を詠まれるanikobeさんはことばもたくさんご存知で、とても真似できません。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年3月12日 (月) 20:28

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