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2007年6月26日 (火)

オーストリア旅行(3)ザルツブルク

<3日目:6月16日ーザルツブルク>

1motuarutonoseika 昨年モーツァルト生誕250年の記念放送の「毎日モーツァルト」で何十回と観たザルツブルク(塩の城)に遂にやってきた。
黄色の壁の[モーツァルトの生家] 幼いモーツァルトがここに居たのかと思うと感慨深かった。各部屋は広く、モーツァルトの使った楽器や自筆の楽譜や手紙を見ることができた。台所も当時のままで薄暗い。
宮廷に出入りする人はそれなりに派手にしなくてはならなかったそうで、ウィーンで借金を重ねた晩年のモーツァルトの生活に納得がいった。

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ザルツブルクを1000年にわたって支配してきた歴代の大司教の宮殿がレジデンツであり、司教座が置かれていたのが[大聖堂]である。モーツァルトもこの教会で洗礼を受けた。この中にあるパイプオルガンはヨーロッパ最大で6000本のパイプがあるが、モーツァルトはこのオルガン奏者もつとめた。
ザルツブルク人であったモーツァルトもこの大司教と意見が合わずに喧嘩してウィーンに行ってしまったのだ。

ここでは50年たった木は切ってはいけないそうで、この家には屋根を貫いて木が高々と繁っている。

3yanewoturanukuki ミーハーだが映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台も映画を思い出しながら訪ねた。
下の画像左のホーエンザルツブルク城塞が見える[ミラベル庭園]は噴水と彫像と花壇が美しい。(ドレミの歌のフィナーレの場面)
画像右の[ミラベル宮殿]は大司教が商人の娘である愛人のために建てたもので15人の子をもうけた。聖職者はこれまた絶大な権力を握っていたのである。3枚目はアーチ

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左[モーツァルト小橋](マリアが子ども達と歌いながら渡った)
右[馬洗い池](ピクニックに行く途中に通った)

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右上[音楽祭会場前](トラップ一家が感動的なエーデルワイスを歌いあげた)
上[聖ペーター教会の墓地](ナチスに追われて一家が隠れた)

下左[ノンベルク修道院](マリアがいた) 
下右[メンヒスベルク](ドレミの歌を練習した)

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Konnsatonopuroguramu_2 夜は120mの小山の上に聳える最初の頃の大司教の隠れ家である[ホーエンザルツブルク城塞]で食事と室内コンサートを10時まで楽しんだ。モーツァルトとバッハとドボルザーク。
昨年までこうしたときの服装があまりに貧弱だったので、今年はデパートに出向いて買ったのを着ていったのだが、そんなに立派でもないのに、一人浮いてしまって気恥ずかしかった。

左がホーエンザルツブルク城塞    右が城塞から見下ろした夜景

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オーストリア旅行(2)オーストリアアルプス最高峰へ

<2日目:6月15日ーグロースグロックナー>

ヨーロッパアルプスはフランスに始まり、スイスとイタリアに重なって続き、オーストリアを横断して最後にウィーンの森となって終わる。
最高峰はフランス・イタリア国境のモンブランー仏名(モンテ・ビアンコー伊名)で4810m。
ここオーストリアアルプスの最高峰はグロースグロックナー山(3979m)で富士山より203m高い。

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この日はこの山を見る展望台へ向かった。まず少し手前のオーストリアで最も美しい村の1つハイリンゲンブリートを散策する。
山をバックにした教会の細長い尖塔が印象的である。教会にはコンスタンチノープルからキリストの聖血をもって氷河で凍死したとされる騎士の墓と聖なる血が収められている。

教会内の、植えられたお花で飾られたお墓の美しいこと、ご先祖様の写真も飾ってあったりしてとても大切にされている。冬は厳しいけれども、お墓そのものがもう天国です。

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Kyoukainoboti3

さて、最高峰を拝むべくその名もフランツ・ヨーゼフ・ヘーエ展望台(標高2369m)へ。うーむ、残念、手前の大氷河は見られるものの遂に、雲が切れることなく山頂が見えなかった。(左の画像です)

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ゲンチアナ(春リンドウ)やミヤマムラサキの高山植物が、バスの窓越しにはアルプス3大名花の1つアルペンローゼ(キリシマツツジに似ている)を眺めることが出来た。

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   ゲンチアナ(ハルリンドウ)         ミヤマムラサキ

少し下って行くと、雪渓が、さらに下ると名前のわからない花がそこここに咲き、牛が草を食んでいた。

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Hana4_3 Hana5_1

Sirene_deioika Hanaudo

      シレネ・ディオイカ             ハナウドか?

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ウィーンまでバスを運転してくださったドライバーさんは、日本人ツアーのお客と接していただけで、日本語がわかり単語も豊富である。トイレのことを「厠」といい、若い日本人には分からなかったそうだ。展望台で昼食を済ませたとき、「満腹です」と言ったら、「デザートは別腹ね」ですって。食後バスに帰ろうとした時突然大雨が降ってきたら、「この雨、信じられな~い」なんてうまく口を挟むのでした。外国人の語学力にはいつもながら感心してしまう。

雄大な景色を堪能できたアルプスの山々に、この日は別れを告げドイツ内を通ってザルツブルクへ向かった

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2007年6月24日 (日)

オーストリア旅行(1)インスブルック

Tizu_1 オーストリアは、周囲を8つの国に囲まれた、人口812万人、ほぼ北海道と同じぐらいの大きさで、東に頭があるオタマジャクシのような形をしている。
地図の西①インスブルック から②グロースグロックナー ③ザルツブルク ④ザルツカンマーグート ⑤ドナウ川ヴァッハウ渓谷 東の⑥ウィーンまで7日かけて旅してきた。

<1日目:6月14日ーインスブルック>

Insuburukutyuuoueki 1964年と1976年に冬季オリンピックが開かれたインスブルックは、アルプスを望むチロル州の州都である。朝の散歩でのホテルの近くのインスブルック中央駅には列車が入ってきた。
まずはオリンピックのジャンプ台の見学、オーストリアのチームが練習をしていて、間近にジャンプを見ることが出来て圧倒された。
冬はさぞかし豪雪なのかと思いきや、この冬は特に雪が少なく殆ど積もらなく、降ってもすぐ融けてしまうそうだ。
1zyannpudai ヨーロッパも温暖化の影響で、アルプスの氷河の後退や、6月というのにどの都市も30度を越えるという、異常気象なのである。冬季オリンピックもいまに開催ができる国があまりなくなるのではないかと思われる。

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2higenewatigaisou 左はジャップ台から眺めたインスブルックの街並み

町に戻っていろいろ見学、このインスブルックで最も有名なのが[黄金の小屋根]である。金箔が貼られた2657枚の瓦が光を放つこのテラスは、ハプスブルク家の黄金時代を築いた皇帝マキシミリアン1世が広場の行事を見物するときの観覧席として造らせたもの。

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[チロル民俗博物館] 3000もあると言われるチロル民族の衣装や厳しい冬を乗り越える人々の工夫された生活を知ることができた。

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[宮廷教会]はマキシミリアン1世の廟であるが、何故かアーサー王の像があった。

このかわいい[凱旋門]は女帝マリア・テレジアが息子レオポルトの結婚の記念に1765年に造らせたもの。

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郊外に建つアンブラス城は某皇帝が平民出身の愛妻のために建てたもので、何時の時代、何処の国でも支配する人の絶大なる権力を見せ付けられる。
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お店の古い年代物の看板が見ものである。30撮った中から6つです。

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2007年6月10日 (日)

サウンド・オブ・ミュージック

Biyouyanagi_1 最近某信用金庫のATMの前に立ってのけぞってしまった。
何と鏡がついていて、下顎から首にかけて大写しになっているではありませんか。
家では眼鏡をかけて覗くことはないが、ATMの前では眼鏡をかけている。顎のたるみに加えて首の皺が照明に反射されて克明に見える。家ではここまでとは気がつかなかった。
比較的若き頃、『暮らしの手帖』に老化は首に最初に表われる。だから若々しくあるためには首に乳液などつけて、下から上へマッサージをせよと出ていた。あまり一所懸命でないけれども、面倒な日もあってさぼったことも多かったが続けてはいた。
石垣綾子か森光子かをめざして励もうとしたこともあった。
しかし1ヶ月に1回この機械の前に立って、人間いつまでも若くはないのだ、老いをしっかり受け止めて、がっかりしてはならないのだと思ったことだった。

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『ザルツブルグ 永遠のサウンド・オブ・ミュージック』木之下晃&Tomoe著
読んで見たらこの夫婦はこの映画の全ロケ地を探して回って殆ど特定にいたった。それによると、ロケはオーストリアとドイツへ、多くの高原や教会や城を使っている。スタジオのセットも綿密である。随分お金をかけた映画です。

また挿入されているカラヤンの話が目を引いた。指揮者のドンでとかく話題の多い人ではあった。
そのカラヤンは4つの家をウィーン、ザルツブルグ、スイス、フランスに持っていた。写真に対して最もうるさい人で、著者を含めた17人のカメラマンしか撮影を許さなかったそうだ。そして撮影したカットはすべてチェックして使用の許可を決めたというのである。

13日から10日間、この映画とモーツァルトとハプスブルグ家のオーストリアに行ってきますので、ブログを月末近くまでお休みします。

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2007年6月 8日 (金)

清澄庭園

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ヤマアジサイの群生が見られるということで、東京下町・深川の清澄庭園へ行ってみました。
大名の下屋敷だったのが、岩崎弥太郎の手に渡り、周囲に全国から取り寄せた名石を配して、明治を代表する回遊式林泉庭園として東京都の名勝に指定されています。
人影もまばらで、丁度ヤマアジサイ(ガクアジサイ?)の白い花が樹木の下で満開でした。小道を挟んだところはこれまたショウブが満開で喧騒から隔絶された世界でした。
雨水だけで賄われているという池には数え切れないほどの鯉が泳ぎまわり、アオサギ、カイツブリ、カメも見られました。

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          紫陽花                 菖蒲

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「アオサギ」と「カイツブリ」

「カメ」

一角には芭蕉の句「古池やかわず飛びこむ水の音」の句碑が深川芭蕉庵から移されてある。奥の細道の出発点がこの庭園であったそうです。

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Hukagawahatimanyamabiraki_1 ついでに近くの門前仲町の成田山 東京別院の「深川不動堂」にお参りし、更に江戸最大の八幡様といわれる「富岡八幡宮」へもお参りしました。
境内には「伊能忠敬銅像」があって伊能忠敬は測量に出かける前にこの八幡さまを拝んでから出かけたそうです。

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       深川不動堂                 富岡八幡宮

さらに横綱・大関・関脇の「力士碑」や「巨人力士身長碑」などがあって、巨人の中には7尺6寸という大きな人もいたようです。

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        横綱力士碑             朝青龍の名が

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              巨人力士身長碑           大きな手形足形 

 お鮨を食べ、深川饅頭を買って、下町もなかなかいいなあの感を深くして帰ってきました。      

 

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2007年6月 5日 (火)

特別展「花」

Tokubetutenhana この地球上に25万種の花があるそうです。
一体幾つ知っているでしょうか。1000種覚えるのも大変。実際に目にして覚えるのも花の多い春で週に4種類くらいか。
いくら花が好きでも、毎日1つなんてとても無理な話です。

今日上野の国立科学博物館の特別展「花」を見てきました。~太古の花から青いバラまで~と称していろいろ勉強になった展覧会です。

会場は入ったところから出口までずっといい香りに満ちている。ジャスミン、クチナシ、フジ、スイカズラ、バラの香りがかげる。
黄色(カロチノイド)についで多い白の花の色は色素がなく空気の泡の色で、フラボノイドが混じって淡い黄色が白に重なるのもある。
アントシアニンは赤から紫、青の色を出す中心の色素で、フラボノイド系などが共存して青みが強くなる。

花の仕組み、虫媒花、鳥媒花、動物媒花、風媒花、水媒花としての花の成り立ち。
世界一大きな花 スマトラのラフレシア(直径60cm)は本物でガラスの中に。赤っぽい色のついた石の塊のようです。
世界一大きい花序 スマトラオオコンニャクは高さ3m
奇妙なアフリカナミブ砂漠のキソウテンガイ
世界一小さな花(直径0.1~0.2mm)を持つ1mmのミジンコウキクサに出会えます!
乾燥に強い植物:アメリカ大陸のを「サボテン」、アフリカ大陸自生の多肉植物を「ユーフォルビア」と呼ぶそうだ。ハツユキソウやショウジョウソウなどのことがあってこれは少し調べないといけない。

高山適応花 ヒマラヤの青いケシ「メコノプシス」を北海道で16種24品種の開花に成功したが2005年温暖化で一種以外全部死んでしまったそうである。その一種が「メコノシス・グランディス」である。咲いていました。気温が高いため、残念ながら紫がかっていました。

最後に青いバラ、青いカーネーション、黄色コスモスなど、花の色発現、花の育種に人生を捧げた研究者達の業績が紹介され、縄文、源氏物語の世界から、江戸の粋まで、日本人と花のかかわりあいも紹介されています。いけばなやフラワーアレンジメントもあります。

遠大なる花の世界をこのようにまとめていた展覧会だったのです。

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2007年6月 3日 (日)

東方世界の天使が

Gosikidokudami_1  『「天使」と「悪魔」がよくわかる本』 PHP文庫

「天使」は神と人をつなぐ仲介者、「悪魔」はもと天使ながら神に反逆して”悪”を信奉するようになった者。
これらには宗教別があるが、大きく2つに分類する。
西方世界(主にキリスト教)における天使(エンジェル)、大天使ミカエルや受胎告知のガブリエルが有名で、天使には翼がある。
東方世界(主に仏教)では仏に仕える使徒・天部衆が天使である。十二天の帝釈天や梵天、四天王の多聞天、八部衆の阿修羅王などである。
恐い顔の天部も天使であること思うと、慈悲や、やさしさを汲み取れるような気がします。

一方悪魔は、地獄に住んでいて、西方ではバール、東方ではカーリーが有名である。
又歴史上、天使と交わった人物を聖人(ジャンヌ・ダルクや聖ニコラウスなど)といい、悪魔と交わった人物を魔導師(ソロモンなど)と呼ぶそうである。

良い心がけで生活して、何とか天使に導かれて天国に行きたいものです。

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