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2007年6月 5日 (火)

特別展「花」

Tokubetutenhana この地球上に25万種の花があるそうです。
一体幾つ知っているでしょうか。1000種覚えるのも大変。実際に目にして覚えるのも花の多い春で週に4種類くらいか。
いくら花が好きでも、毎日1つなんてとても無理な話です。

今日上野の国立科学博物館の特別展「花」を見てきました。~太古の花から青いバラまで~と称していろいろ勉強になった展覧会です。

会場は入ったところから出口までずっといい香りに満ちている。ジャスミン、クチナシ、フジ、スイカズラ、バラの香りがかげる。
黄色(カロチノイド)についで多い白の花の色は色素がなく空気の泡の色で、フラボノイドが混じって淡い黄色が白に重なるのもある。
アントシアニンは赤から紫、青の色を出す中心の色素で、フラボノイド系などが共存して青みが強くなる。

花の仕組み、虫媒花、鳥媒花、動物媒花、風媒花、水媒花としての花の成り立ち。
世界一大きな花 スマトラのラフレシア(直径60cm)は本物でガラスの中に。赤っぽい色のついた石の塊のようです。
世界一大きい花序 スマトラオオコンニャクは高さ3m
奇妙なアフリカナミブ砂漠のキソウテンガイ
世界一小さな花(直径0.1~0.2mm)を持つ1mmのミジンコウキクサに出会えます!
乾燥に強い植物:アメリカ大陸のを「サボテン」、アフリカ大陸自生の多肉植物を「ユーフォルビア」と呼ぶそうだ。ハツユキソウやショウジョウソウなどのことがあってこれは少し調べないといけない。

高山適応花 ヒマラヤの青いケシ「メコノプシス」を北海道で16種24品種の開花に成功したが2005年温暖化で一種以外全部死んでしまったそうである。その一種が「メコノシス・グランディス」である。咲いていました。気温が高いため、残念ながら紫がかっていました。

最後に青いバラ、青いカーネーション、黄色コスモスなど、花の色発現、花の育種に人生を捧げた研究者達の業績が紹介され、縄文、源氏物語の世界から、江戸の粋まで、日本人と花のかかわりあいも紹介されています。いけばなやフラワーアレンジメントもあります。

遠大なる花の世界をこのようにまとめていた展覧会だったのです。

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コメント

tonaさん、おはようございます(^-^)
>国立博物館の特別展「花」…ご紹介…有り難うございます~♪
実際に目にしているような感じで…愉しく拝見しましたヽ('-'*)~♪

観察会にも…また、こんな貴重な展覧会にも出かけられ、お勉強されているtonaさんに…
本当に頭が下がります…私は好きなだけで…何にも系統だったお勉強をしていないなぁ(>_<)

こうして…色々教えていただけて…うれしいです~♪

「江戸の粋」といえば…代表的なのは「変わり朝顔」…でしょうか…
あれはどう見ても…「アサガオ」の範疇を越えていますね(^^;
「Simple is best!」と思っているのですが…原種は殆どがsimpleですね~♪
複雑さに美を求めるのは古今東西を問わず…共通のようです…(^^;

投稿: orangepeko | 2007年6月 6日 (水) 08:00

tonaさん、お見事ですね!
この展覧会、実は私も行きましたがとてもとても
こんな風にはまとめられませんでしたし、そもそも覚えても
こられなかったので記事にはせずスルーしてしまいました(^^;)
tonaさんが上手にまとめて記事にして下さったのを拝見して
ちゃっかり復習させていただきました~(^^)

投稿: ポージィ | 2007年6月 6日 (水) 12:30

うわぁ~、こりゃ花好きにはたまらん展覧会ですねぇ。
ラフレシアは淡路島であった花博で見ました。
あまり気色のいいものではなかったです(笑)
が、見られた事に感動!
ヒマラヤの青いケシって種類がたくさんあったのですねぇ。
皿が峰の風穴で栽培されてる青いケシはどの種類なんだろう。
こんな風に興味は尽きる事がありませんね。
青花好きの私、青い花の開発、応援したいです。

投稿: ちょびママ | 2007年6月 6日 (水) 16:48

★orangepekoさま

どうもどうもこちらこそありがとうございます。
それで早速ですがごめんなさい。国立科学博物館で、科学が抜けていました。お詫びすると共に訂正いたしました。すみませんでした。

江戸といえば、当時の植物、朝顔などが書かれている書物が紹介されていました。
「変わり朝顔」ですって!
調べてみると・・・葉や花の形が変わっていたり、色が蕾から変わって元に戻ったり、獅子牡丹など・・・本当にびっくりしました。
お花の世界も実に複雑な方向へ、美的感覚もだんだん変わっていく一方、原種、simpleへの回帰もあって、なかなか生半可な知識ではだめですね。素敵な朝顔の紹介ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年6月 6日 (水) 20:09

★ポージィさま

もうとっくにいらっしゃっていたのですね。
国立と博物館の間に科学を入れるのを忘れたりして、ドジでした。すみません。
まだまだたくさん展示されていましたよね。
最初のいけ込み、川崎景太氏、去年のマミフラワーデザイン展の先生だったような記憶があるのですが。
カスミソウはあまりよいにおいではないのですね。
花の色の世界の不思議にも迫っていましたね。いろいろためになりました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年6月 6日 (水) 20:18

★ちょびママさま

淡路島の花博の後地に行きましたよ。
きれいに整備されていました。
そのときラフレシアご覧になったのですか。
確かに巨大ですね。でも凄く臭いそうで、しかも石で出来ているみたいで、美しいとは思えませんでした。熱帯の植物の大きさにはあきれてしまいます。
皿が峰の風穴とうのは富士山の風穴のように夏でも涼しいというか寒いくらいなのでしょうね。ですからヒマラヤケシの栽培が可能なのですね。1種類でなく随分あるものなのですね。それにしても花の世界も随分優れた技術が導入されて、更に私たちを喜ばせてもくれるのですね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年6月 6日 (水) 20:25

そのうちと思っていると終わってしまいますね。なんとか・・。

投稿: saheizi-inokori | 2007年6月 7日 (木) 10:15

地球上に25万種の花、想像もつきません。
我々が目にするのはその何万分の一なんでしょう。
寒帯から熱帯までその環境にあった植物が生長する。当然のこと。
「ラフレシア」、TVでも見たことはありますが、あらためてサイトで見ました。
赤茶っぽい色に、まだら模様の斑点の入ったなんともグロテスクな花。

「スマトラオオコンニャク」これまたその大きさにびっくりします。
しかし、両方ともよく本物を持って来れたものです。

ミジンコウキクサの花なんて虫眼鏡がなければ見えないのでは?

熱帯ではまた原色の鮮やかな花が山奥の沢に咲いているのも見ました。たくさんの色鮮やかな蝶も群れていました(インド)。きれいな花には毒があるのかもしれません。

椰子の木に寄生したラン科の花、多分デンドロビュームだと思いましたが、きれいでした。(フィリッピン・レイテ島)

投稿: 夢閑人 | 2007年6月 7日 (木) 10:41

花について造詣の深いtonaさんにとっては、たまらなく嬉しい展覧会だったのですね。
こんなにきちんと記事にされてご紹介くださる観察の目をお持ちになるのってすごいなぁと、またまた感服しています。

いつも瞬間的感動のみを書く力しかないのが恥ずかしくなってしまいます。

青い薔薇は浜名湖の花博で見ましたが、今もなお目に焼きついています。

花が好きで終わらず、探求されるこれからの記事も楽しみにしております。

投稿: anikobe | 2007年6月 7日 (木) 13:27

★saheizi-inokoriさま

17日まで、あと10日ですね。
基礎知識がないので大変勉強になりました。

saheiziさんはお忙しいので、時間の使い方が上手ですね。
いつもありがとうございます。元気が出ます。

投稿: tona | 2007年6月 7日 (木) 16:37

★夢閑人さま

熱帯の花のことも説明されていました。
インドやフィリッピン・レイテ島まで行かれたのですか。
実際にその気候や植物の生態を目の当たりにされていらっしゃるから、大きさや毒々しい色には慣れていらっしゃることでしょうね。
その中にランの花をご覧になったときはさぞかし感激されたことと思います。

しかしラフレシアは凡そ花らしからぬ植物ですね。
この広い地球に環境に合わせて様々な植物が子孫を残すべく適応している姿に驚くばかりです。
ミジンコウキクサ、花が咲いているかどうかさえも見えませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年6月 7日 (木) 16:52

★anikobeさま

私はまだ花に関しても日が浅いのです。
好きというか情熱は1段と増してきました。
でも何しろ文章力、語彙力の欠如は否めません。
anikobeさんの、なんでも美しく、しかも歌にまでまとめられる才能には驚嘆です。

青いバラ、我が家でも「ブルーヘブン」というのを植えているのですが、花の数も少なく、色も薄く、か細く咲いています。青いバラは力強さに欠けますね。
浜名湖の花博のこと忘れて、今はジベルニーのモネの庭しか思い出せません。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年6月 7日 (木) 17:01

上野の国立科学博物館の特別展、ほんとに近くだったら行ってみたいところです。
会期を確認してみたのですが東京まで出かけるのはちょっと無理。残念です。

と言うことで、tonaさんのブログで勉強させていただきます!

サボテンとユーフォルビアの違い、初めて知りました。
なるほど、そういうことだったんですね。
2005年温暖化で一種以外全部死んでしまったというヒマラヤの青いケシ、動植物にはほんのわずかな温度差でも死活問題なのですね。最近いろんな魚の漁獲高が激減しているのも、こうした温暖化が影響しているとか。
 先日はTVで電化製品を使う際に発生する二酸化炭素について特集した番組がありましたが、私たちはもう後がないところまで来てしまっているのだということを実感しました。

投稿: aosta | 2007年6月 8日 (金) 08:40

★aostaさま、こんにちは。

もう10日もないです。残念ですね。
サミットでも温暖化対策で合意に漕ぎつけたようですが、大国アメリカと中国の動向が気になります。
いくら鷹揚に構えていても、じりじりといろんなところに影響していることを思うと恐ろしく、子供たちが高齢になる頃はどんなになるか心配です。
いつまでも平和と心地よさを味わえるとは限らないですね。
世界中の人が地球に住むからには、真剣に取り組まなければならない現代の最大の課題でしょうね。
ありがとうございました。


投稿: tona | 2007年6月 8日 (金) 16:27

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