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2007年9月 1日 (土)

アイルランド1 ケルト十字

ケルトの国、アイルランドへ行ってきました。朝晩は10℃前後、昼は18℃前後で猛暑の日本より15℃以上も低くとても涼しかったです。

この国はオーストリアと同じく、北海道とほぼ同じ面積で、人口は400万人である。首都ダブリンに約3割の115万人住んでいる。街や観光地以外の牧草地などで見かけた人がたった一人であった。
歴史を読むと、ケルト人にヴァイキングやノルマン人が同化し、英王ヘンリー8世以来英国の支配を受けたりしたが、1949年にやっとアイルランド共和国が誕生した。
EUに入ってから1990年代に「ケルティック タイガー」と呼ばれるバブル的経済成長で、現在EUではドイツに継ぐ高給取りの国になって、ポーランドなどからの移民が急増している。
1845年からの大飢饉によって、餓死も100万人を越え、この時アメリカなどへ移住した。現在アメリカに4000万人、オーストラリア、ニュージーランドなど合わせて全世界にアイルランド系が国の400万人に対して7000万人もいるそうだ。ケネディ家が有名である。

現在カトリックが94%を占めている。有名なケルト十字は、普通の十字架に円形(古来の太陽信仰と本来のキリスト教にない輪廻の思想を表わす)を組み合わせたもの。特にアイルランドでは「ハイクロス」と呼ばれる高さ2~2.5mの石造のケルト十字がたくさん残っている。ハイクロスにはケルト独特の渦巻き文様や聖書の物語が彫刻されている。

Kerutozyuuzi

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これらの画像はクロンマクノイズなどのケルト十字架ハイクロスです

Syuudouinn_1

もう1つのアイルランドのキリスト教の特徴が修道院の発展で150を越えていたが、殆ど廃墟となってあちこちで見られる。

左は島の廃墟の教会

Rokkuobukyasseru1 Rokkuobkyasseru2

Rokku3 Rokku4

ロック・オブ・キャッシェルの礼拝堂や大聖堂の廃墟

特筆すべきが、1000年以上の昔、修道院の修道士たちの学術活動が盛んだったことで、ヨーロッパ世界でトップクラス。その遺産がダブリンのトリニティー・カレッジ図書館に残る『ケルズの書』で、素晴らしく豪華な装飾本であった。

兎に角、アイルランドの西半分は石、石、石、日本の木の文化に対する石の世界なのであった。

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コメント

ケルト十字架ハイクロス、はじめて見ました。へ~、そういう意味があったのですね。土着の信仰と新しい信仰が融合しているってところがいいですね。その影には血も流れたかもしれませんが。

それにしてもtonaさん、色んな国へ。
うらやましい。

投稿: Papalin | 2007年9月 1日 (土) 18:50

tonaさん、おかえりなさい(^-^)V
お疲れなのに…早速のレポート有り難うございます~♪

「アイルランド」というと…「石の文化」&「タラ」…「風と共に去りぬ」…(^^;
その程度の認識しかありません…(>_<)
でも「イギリス」「キリスト教」の支配を受けても、尚強い独特の文化がありますね…

古代信仰は「自然神」…何故か「ヤマト」の古代と似ていますね…
キリスト教の基礎も仏教の基礎もそこにはありそうです…

アイルランドをより身近に感じてこられたtonaさんのレポート…愉しみです~♪
知らない国の文化がより身近に感じられることを期待していますヽ('-'*)~♪
いつか行けたら…良いなぁ(^^;

投稿: orangepeko | 2007年9月 1日 (土) 19:02

★Papalinさま、早速にありがとうございました。

この間のオーストリアのハルシュタットにいたケルト族がアイルランドや仏蘭西のブルターニュに流れていって、この文化を築いたことに感慨を覚えました。ローマがこの地だけには入らなかったので影響が何も残っていないことを初めて知りました。
先が長くないので、このところ慌てて行っているようなtonaですね。次はポルトガルに決めました。遊んでばかりですみません。

投稿: tona | 2007年9月 1日 (土) 20:41

★orangepekoさま

早速に読んでいただきありがとうございます。
移民のアイルランド人の望郷の地「タラ」ですね。今回は行きませんでしたが、画像のクロンマクノイズは雰囲気がそっくりのようです。
イギリスはアイルランドの飢饉のとき、むごい仕打ちをしたそうで、この間飢饉150年祭が催されたとき、ブレア前首相がそのことを謝罪したそうで、アイルランド国民の胸に感銘を与えたとか。
古代信仰を日本の古代にも当てはめてご覧になったことに目を開かされました。

orangepekoさんがご覧になれるのも、もう少しでしょうか。早く実現するといいですね。

投稿: tona | 2007年9月 1日 (土) 21:02

tonaさん、お帰りなさい。
アイルランド旅行を満喫され、何よりです。
お疲れのところを、早速のUPありがとうございます。
石の文化・・馴染みがないので体験してみたいです。

投稿: むーさん | 2007年9月 1日 (土) 22:32

★むーさんさま

コメントありがとうございます。
5日間ですからほんのちょっと覗いただけですが、石の文化が築かれてた様子を伺うことができました。
特異な文化といえましょう。
他のヨーロッパより気温が低いらしいのですが、不思議です。

投稿: tona | 2007年9月 2日 (日) 08:42

あっという間にお帰りなさい。
こんなに充実した記事を書くのだから元気いっぱいですね。
凄い凄い!
アイルランドというとテロとアメリカの警察官が直ぐに連想されます。
でもハイクロスとかトリニテイカレッジとかミステリや映画で観ているのです。どこで、といわれると覚えていないけれど。
これからいろいろ連載楽しみです。

投稿: saheizi-inokori | 2007年9月 2日 (日) 10:04

★saheizi-inokoriさま

30日に帰ってきました。日本の涼しさに感激しています。

ミステリや映画のどこかでご覧になっているとのこと、さすがですね。
5日間の旅でしたからもうあと1回くらいと思いましたが、連載を楽しみとおっしゃっていただいたので、写真をもう少しUPしたいと思います。ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年9月 2日 (日) 14:48

 
どちらへ避暑に行かれたのかな…と思っていましたら、
アイルランドでしたか。お帰りなさい。
今回もまた素適な所へ行っていらしたのですね。
tonaさんの書いてくださるレポートで旅した気分に
させていただいています。

アイルランド、私も最初にその国の名前を意識したのは
風とともに去りぬだったように思います。
マーガレット・ミッチェルではない、別の方が書いた
続編の「スカーレット」では、アイルランドそのものが
物語の舞台にもなっていました。

石の文化、ということ聞きますね。ハイ・クロスの意味、
今回初めて知りました。もう少しお写真をお見せいただける
とのこと、楽しみにしています(^^)

投稿: ポージィ | 2007年9月 2日 (日) 14:57

tonaさん、帰られたのですね。
旅の報告を楽しみにしていました。
お出かけの頃は暑かったので、帰ってみたら涼しくなっていたからほっとなさったことでしょう。

アイルランドは映像で見るだけの私には遠い国です。
もう大分前に小和田恒氏がナビゲーター?の番組を見て、緑の綺麗な風景にあこがれていました。

ハイクロスは初めて見るもの。観光客の背丈と比べて、その大きさがよく分かります。
こういうのを見ますと、その国に独特の文化が育っていく事の不思議さに興味を覚えますね。

次回はどんなお話か、楽しみに待っています。

投稿: ねむウサギ | 2007年9月 2日 (日) 17:10

★ポージィさま

そうなんです。スイスより涼しく、欧州でも最も涼しい国の1つで、猛暑から逃れて体がしゃんとしました。

続編の「スカーレット」お読みになったのですね。アイルランドが舞台になっているのですか。初めて知りました。ありがとうございます。
アイルランドへはアメリカ人の観光客が最も多いそうで、自分のルーツを求めてやってくるんだそうです。どんな成果を得て帰国するのでしょう。
楽しみにしていただいてありがとうございます。

投稿: tona | 2007年9月 2日 (日) 20:06

★ねむウサギさま

アイルランドは涼しかったですが、帰国してみると、この涼しさ、感激です。
明日から又真夏日に戻るそうですが、猛暑日に比べたら何とか耐えられそうです。

私はこの国のことはこのハイクロスと数人の文学者のことしか知りませんでした。
確かに映像で見た緑は綺麗ですね。緑はこの国にキリスト教を導いたセントパトリックの色なので特別です。本物の緑も美しかったです。
ハイクロスの高さ、ねむウサギさんに言われて気がつきました。古いのは苔むしています。
次回を楽しみにしていただけるとのこと、嬉しいです。ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年9月 2日 (日) 20:21

tonaさん、お帰りなさ~い。

今年の夏は、本当に暑くて、西日本は、ずっと
暑いような気がしてます。
そんな中、涼しいところへお出かけされて、
うらやましいですね。

又、石の文化、すごいですね。
建物も、石でできてますね。

アイルランドのこと、少しお勉強させていただきました。
さっきから、ゴロゴロいい出してます、
ラブの様子がおかしくなってきました。

投稿: もみじママ | 2007年9月 2日 (日) 22:43

tonaさんおはようございます。
そしてお帰りなさい。

アイルランドのお写真堪能いたしました。
どれも素敵です。
古さびた石造りの十字架。
緑濃い芝生。
私の中のアイルランドのイメージ、そのままです。
歴史的な辛酸をなめてきたアイルランド。
でもこの緑濃い大地はいまも昔もアイルランドの人たちが心から愛する祖国そのものなのだ、という気がしています。


もう10年くらい前に見た「マイケル・コリンズ」と言う映画があります。
アイルランド独立の闘士であり政治的指導者であった出あったコリンズのあまりにも短かった人生の物語。
コリンズ役の、リーアム・ニーソン(「シンドラーのリスト」)が好演していました。

またアイルランド関係の記事がアップされるのでしょうね。
楽しみにしております(=⌒ー⌒=)

投稿: aosta | 2007年9月 3日 (月) 07:24

★もみじママさま

この6日間、東京は真夏日から開放されていたようですが、そちらはあまり涼しくなかったのですね。それでは人もラブちゃんたちもくたびれてしまいますね。
雷で可哀そうなラブちゃんです。

彼の地は寒いくらいで、もうかすかに紅葉が始まっていました。
石の中のお部屋も映画の世界です。
中世の人々は寒く暗い中で、味気ない食物を食べていたのだと想像してしまいました。
コメント有難うございました。

投稿: tona | 2007年9月 3日 (月) 08:42

★aostaさま

>緑濃い芝生
確かに写真で見ると日本のと違って濃いですね。それに雑草が生えていないのが不思議。ヨーロッパは日本のようにあまり雑草が生えませんね。

苔むしたような剥げたようなケルト十字架は厳しい風雨に曝され、歴史を感じさせられます。おっしゃるように、いかにもアイルランドそのものという感じです。

映画「マイケル・コリンズ」を知りませんでした。せっかくイギリスから自由国として誕生させたのに、内部分裂で暗殺されてしまうのですね。
aostaさんはどの国のことも、映画を通して、書籍を通して詳しいですね。
いつも教えていただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2007年9月 3日 (月) 09:04

はじめまして、イギリスアンティークから2006.12.28のアンティークのお店で外食にたどり着きました。
是非、行ってみたいと考えております。
お店の名前、場所または、電話番号などを
教えて頂けますでしょうか。
ご旅行からお帰りになられたばかりのお疲れのところ申し訳ありません。
抑圧された民族の国アイルランド、私も勉強させて頂きました。
お写真からも人々の思いが伝わってくる様です。
これからも、日々お邪魔させて頂きたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。

投稿: りんりん | 2007年9月 3日 (月) 23:07

アイルランド旅行記、素晴らしい!
コロちゃんの第一声です。同感です。
外遊は由緒あるところに行ったことが
ないので、また一つお利口さんになり
ました。
「ケルト人」の歴史や「ケルト十字架」
を見せていただき感動しました。勉強も
させてもらいました。
13枚の写真の見事さが配置の良さで
より光耀いておりました。
素晴らしい!

投稿: 老春 | 2007年9月 4日 (火) 06:44

★りんりんさま

初めまして。来ていただきありがとうございました。
お店の名前は「アンティーク・ガラクタヤ」と「カフェ・ド・ロジェ」の2件で1つおいてお店が並んでいます。
住所:国分寺市南町2-18-3 国分寺マンション.アンティークアヴェニューB-6
Tel:前者042-321-0791
後者042-326-1485
国分寺駅南側コンコースを出て左側を歩いていきます。
もしわからないことがありましたらお尋ねください。
こちらこそ宜しくお願いします。

投稿: tona | 2007年9月 4日 (火) 08:17

★老春さま

コメントありがとうございました。
奥様にも共感していただき宜しくとおっしゃってくださいね。
私もは直前のにわか勉強でいつも反省しているのですけれども、1見することによって補っている次第です。
老春さまも機会があったらいかがでしょうか。感動を呼ぶと思います。
ケルト十字は本当に印象的でした。

投稿: tona | 2007年9月 4日 (火) 08:23

何故か、何が問題だったのか、tonaさんのブログへコメント書こうとすると、文字入力が出来なかったのです。今、やっと書けるようになりました。私のPCになにか問題があったようです。

酷暑の国日本を離れて遠くアイルランドまで旅されたようで、羨ましくもあり、その行動力には圧倒されます。
日本では、近年まれに見る猛暑だったのですが、10℃前後の気温とは!しかし、冬季ともなれば、今度は過酷な冬に変貌するのでしょうね。想像を絶するような気象条件のなかから、数々の文化を生んだのだな、と写真を拝見しながら感じ入っていました。
其の二のほうも一寸拝見しましたが、もう少し詳しく読ませていただいて、コメントさせていただきたいと思います。

それにしても素晴らしい旅だったようで、その旅の様子が、見ている私のほうにも伝わって来ます。

投稿: 茂彦 | 2007年9月 6日 (木) 06:51

★茂彦さま

文字入力ができなかったそうで、パソコンって思いもかけないトラブルがあるものですね。何度もご足労をおかけしてすみませんでした。
夏涼しくて気持ちよいところは、冬は厳しい過酷な気候のようですね。
そうした日本と全然違った気候風土のアイルランドは当然、人種も違うし、異なる文化にただただ驚くことばかりでした。
民族、宗教の争いは日本では想像もつかない多くの闘いを引き起こしているのですね。
読んでいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2007年9月 6日 (木) 08:29

あれっ、ない ない 
そう思いながら1日と3日のアイルランド紀行の本文とコメントを、昨日と今日確かめたのですが、はたと失敗に思い当たりました。

確認をクリックした後送信にしなかったのだと気が付きました。

以前、コメントが飛んじゃったと思ったのも、この失敗だったのでしょう。

行ったことがなく、行くこともない美しいアイルランドのたび紀行、記事と画像を楽しませていただきました。

ありがとうございました。
そして、ごめんなさいね。

投稿: anikobe | 2007年9月 7日 (金) 20:17

★anikobeさま

どうもどうも、お手間取らせてすみませんでした。こちらの方こそ申し訳なく思っています。
私も今まで何回情けない思いをしたことでしょう。
読んでいただいて有難うございました。
あと2回ほど取りまくった写真を載せたいと思います。

投稿: tona | 2007年9月 7日 (金) 21:32

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