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2007年10月27日 (土)

北スペイン・ポルトガル紀行 北スペイン編(1)

Tizu_2 北スペインとポルトガルをそれぞれ4日間ずつ見てきました。ロンドンヒースロー空港乗り継ぎでマドリッドまで行ったのですが、ヒースロー空港でトラブルがあったのと、1人スーツケースが行方不明(4日後に到着)になったので遅れ、現地時間の夜中の1時半にホテル到着で家を出てから26時間かかりました。荷物の行方不明がいつわが身に起こらないとも限らず、4日分くらいは手荷物として持って行かなければならないのです。しかしながらヒースロー空港は今年から手荷物が1個しか認められません。

スペインは面積が日本の約1.3倍、人口が約4400万人で日本の約1/3である。宗教はカトリック教徒が圧倒的多数であるから大聖堂、教会の見学が多い。
イベリア半島は700年にわたってローマの支配を受け、水道橋や教会など影響が色濃く残っている。その後イスラムに制圧され、イスラム芸術の最高傑作がコルドバのメスキータやグラナダのアルハンブラ宮殿に見られる。
その後キリスト教国がレコンキスタを完遂してカスティーリャのイサベル王女とアラゴンのフェルナンド王子が結婚してスペイン王国が誕生した。コロンブスの新大陸発見などで大航海時代の幕開けから中南米制圧、ハプスブルグとの婚姻で絶頂期を迎えるが、やがて没落、スペイン内戦を経てブルボン家王政復古がなされ、バルセロナオリンピックを契機に再び繁栄しつつある。
こんな歴史があるためか、世界遺産もイタリアの41についで世界2位で39もある。

(1)ローマ時代の水道橋が残るセゴビア

スペインの真ん中のマドリッドから北西へ向けて出発する。北部の巡礼の道までは荒涼とした景色が多い。

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首都から95kmの所、セゴビアの町に入ると水道橋が見えてきた。高い。28mもある。全長728mでアーチの数は167個。1884年までセゴビアの町に上部を通って水が供給されていた。1928年からここに水道管が設置され、間接的に今も役目を果たしているそうである。ローマ人は凄い!

Suidoukyou1

Suidoukyou2 Suidoukyou3

ローマ時代の要塞があったところに、映画「白雪姫」の城のモデルになったアルカサル(城)がある。現在武器、絵画、家具などが保存されている。

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Siro2

Zyounai1 Zyounai2

Zyounai3 Zyounai4

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町の中心にはカテドラル(大聖堂)がある。ちなみに教会は大きさと重要度で区別されるが、カテドラルは高位聖職者の司る教会の総本部で都市部におかれる。次の規模がイグレシア(教会)、人里離れた所にあるごく小さなものがエルミータ(礼拝堂)である。
次々と訪れる町ごとにたくさんあって、もうどれがどれだかわからなくなって、今は混乱状態にある。

Daiseidou1

セゴビアの名物料理にイベリコ豚丸焼きがある。お昼のレストランで丸焼きの子豚が運ばれ、皿で切れるくらい柔らかいことを示し、子豚が皿で叩かれ、その後皿を床に叩きつけて割るというパフォーマンスがあった。供された子豚は皮が北京ダックのようにパリっとしていて、肉はジューシーであった。

Iberikobuta1

Iberikobuta2 Ierikobura3

                                       ショーウィンドウに子豚の人形が飾ってあった

Kouyou 北部はもう紅葉が始まっていた。朝晩の冷えこみが厳しいためである。

1番左が普通のワインで段々大きくなる

Wain

セゴビアには型押しの家が多く、いろいろな模様があった

Kataosinoie

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コメント

お帰りなさい。
10月のはじめからボチボチ復活しました。またよろしくお願いします。

今回は北スペインからポルトガルへ行かれたのですね。スペインはほとんどマドリードから南のコースが多いですよね。私も北へは行ったことありません。

スペインはローマ支配からイスラム支配へと変わり、いろんな攻防があっただけに、それぞれの文化、歴史遺産がたくさんあります。
世界遺産が多いのも頷けます。
コルドバのメスキータもイスラムのモスクととカトリックの聖堂が共存する珍しい歴史的遺産です。

ヨーロッパを旅すると、どの街にも村にも聖堂とか礼拝堂があります。日本にお寺があるのと同じことですね。

大聖堂の内部、家の壁など幾何学模様が多いのもイスラムの影響でしょうか。

子豚の丸焼きおいしそう。昔、フィリッピン出張のとき、村のお祭りに招待され、丸ごと出された丸焼きは、外はパリパリで、中はジューシー、香辛料の香りと味がしみこんで絶品でした。あーまた食べたい。

ヒースロー経由で26時間、大変だったですね。スーツケースが行方不明になることよくあります。パリ経由でマドリードに行った時2名分の荷物が届かず、ホテル入りが遅れたことがありました。何しろ当の本人にとっては大迷惑ですよね。
行ったことがないところなので、次の旅行記楽しみにしてます。

投稿: 夢閑人 | 2007年10月27日 (土) 17:18

おかえり!
もう町同士九手 なんだこりゃ?
待ち遠しくて、夜も寝られませんでした。

お写真、文章、楽しませて戴きましたよ。
そしてらペキンピッグ!
最高だね!

夜も寝ないで、紀行を寄稿して下さい。
(^-^ ) ニコッ

投稿: Papalin | 2007年10月27日 (土) 18:18

tonaさん、おかえりなさ~い。

お城がすごいですね。
お姫様や王子様が出てきそうです。

蔦がもう真っ赤ですね。
日本もやっと秋になりました。
こちらの山も少しずつ紅葉が始まりました。

豚ちゃん料理美味しかったのですね。
丸ごとは見ると食べれそうにありません。

ワインの一番大きいのはどのくらいの量が入るのでしょうかね。
家の模様も、型押しで作られてるのですか。
手間がかかりそうですが、素敵ですね。

お疲れでしょうから、ゆっくり休んでくださいね。

投稿: もみじママ | 2007年10月27日 (土) 20:02

★夢閑人さま

お久しぶりです。とても淋しかったです。
大分よくなられたそうで良かったです。嬉しいです。
ご無理なさらずになおなお、お大切になさってくださいね。

スペインといえば、マドリッドより南だけ回りますね。
私はメスキータは映像でしか見たことがないのですが、モスクと聖堂の共存とは知りませんでした。いつか見てみたいです。

教会など1つの町に50もあるところがあるのですね。そう言われてみますと、日本もいたるところお寺、神社がありますね。

おっしゃるように、いたるところに幾何学模様があるのです。イスラムの影響が今でもいろいろなところに残っています。

子豚の丸焼き、フィリッピンで食されたのですか!初めてでしたが、量が多くて全部食べられませんでした。

スーツケース行方不明の方、何ともう3回目だそうです。よくよくついてない人なんですね。
どうもありがとございました。このあともまたお暇なとき見てください。

投稿: tona | 2007年10月27日 (土) 20:18

tonaさん、こんばんは。
元気でお帰りになられたご様子、何よりでした。
今回は、へ~っ!と、ほ~っ!の連続です。
イタリアでレストランにしてもタベルナ、トラットゥリア、リストランテといった呼び方があることは知っていましたが、教会の呼び方にもランク(?)があるなんて初めて知りました。
ペキン・ダックもどきのイベリコ豚、美味しそうですね!!写真にあったディスプレイ用の豚さんには大笑いしてしまいました。
しばし笑って、落ち着いたと思っても、写真を見るとまた可笑しくて・・・だって、あまりにもリアルなんですもの(笑)
イベリコ豚ってどんぐりを食べさせて太らせるのだと聞いた事がありますが、ほんとうなのでしょうか?

投稿: aosta | 2007年10月27日 (土) 20:29

★Papalinさま

早速にありがとうございました。
素晴らしき変換で最初、将棋かなあ、私はわからなからどうしようと思ってしまいました。
夜も寝ないで待ってくださったのに、時差ぼけがもう治りましたので、夜も寝ないで紀行を寄稿というわけにはいかなくなりました。
ごめんなさ~い。許して。

投稿: tona | 2007年10月27日 (土) 20:29

★もみじママさま

白雪姫のお城、全然覚えていなかったので、機会があったら映画のほうも見てみたいです。

スペインの日中の気温は日本と同じですが、朝夕の気温がもう10℃以下でとても寒いですから紅葉するのですね。もみじママさんの家の方の山はもう始まったところがあるのですね。この季節もそれなりに楽しみですね。

子豚の丸焼きを見た後は確かにかわいそうでためらいましたよ。でも美味しくいただいてしまいました。
ワイン一体どの位入っているのでしょう。あまりに大きくてびっくりしたのでした。

家の型押し、根気仕事ですね。あちらの方の根気仕事は教会などを500年かかって作ったりして、もう理解できません。
どうもありがとうございました。

投稿: tona | 2007年10月27日 (土) 20:51

★aostaさま

今日はこちらも読んでいただきありがとうございました。
イベリコ豚だったのですね。早速訂正させていただきました。ありがとう。
タベルナといえば、ギリシャがそうでしたが今回もどちらかの国にタベルナと書いてあったレストランがあって驚きました。トラットゥリアという言葉は知りませんでした。aostaさんにはいろいろ教えていただきます。

大聖堂の正式名は司教座聖堂と呼ぶそうですね。

Wikipediaでイベリコ豚について調べましたら、確かにどんぐりを食べさせているそうですね。飼料にいろいろ気を配って、肥らせているから美味しいのでしょうか。
本当によく出来ている豚で、可笑しいです。

投稿: tona | 2007年10月27日 (土) 21:12

お元気ですね。すごいすごい!広島で草臥れているのとはスケールが違いますね。
スペインはバルセロナにレストランの勉強に行っただけです。
見たことのないものをいろいろアップしていただいてありがとう。今後も楽しみにしています。

投稿: saheizi-inokori | 2007年10月28日 (日) 10:49

★saheizi-inokoriさま

今日は日本晴れ、雪を被った富士山がきれいに見えます。
広島に行かれたそうで、少しお疲れになりましたか。
お陰様で無事戻ることができました。

バルセロナに勉強に行かれたそうですで、凄いですね。日本のレストランも欧州から学ぶことが多いのでしょうね。

今回も写真でごまかす紀行文ですが、読んでくださってありがとうございます。

投稿: tona | 2007年10月28日 (日) 13:44

お帰りなさい。
ハワイなら安心して行けるのですが、
ポルトガルとなると、身を引いてしまいます。勿論言葉も分からないし、食事もあわ
ないと思います。でもお陰様でtona様の
海外旅行記で、各国の世界を理解出来ることで少しずつお利口になっていくのが、嬉しいです。風景も、建物も全く違う。写真紹介が
大変ありがたいです。お気に入りの写真ありますので、保存させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。
老春

投稿: 老春 | 2007年10月28日 (日) 16:46

★老春さま

1つの国を数日で見ることは不可能ですが、「百聞は一見に如かず」でちょっととば口を覗くだけでも感動します。
いつも事前の勉強不足を反省しながら、やっぱり今回もそうでした。
せめて帰って来てからまた学習することで見聞が完成です。
それもブログに書くことでできるので、皆様のお陰です。
旅行が3倍楽しめるわけですね。
本当にありがとうございます。
写真、どうぞかまいませんから保存してくださいませ。

投稿: tona | 2007年10月28日 (日) 19:27

tonaさん、お帰りなさい。
ヨーロッパの地図を見ますとくっつきあっているのに、国が変わればいろんなものが違うのですね。

似てるなと思ってもよく見ると同じでは無い。
私には何処も新鮮で興味深いです。

家の壁の模様も面白く、また白雪姫のお城にもモデルがあったこと、初めて知りました。

続きを楽しみにしています。でも時差ぼけ(何時間の差だっけ?)は3日位してから出て来るので、無理をしないで下さいね。

投稿: ねむウサギ | 2007年10月28日 (日) 22:33

★ねむウサギさま、おはようございます。

ありがとうございます。
時差はスペインが7時間、ポルトガルが8時間で、なるほど、今頃になって早朝3時頃より目覚めます。

そうなんです。ヨーロッパも不思議なくらい隣同士でガラッと変わります。風土だけでなく言語も習慣もね。

白雪姫のモデルがあったのを私も初めてです。これは是非映画を参照したいものです。

写真が多くなってしまい、またとぎれとぎれ、長々となってしまいますが宜しくね。

投稿: tona | 2007年10月29日 (月) 06:10

tonaさん、こんにちは(^-^)
始まっていたのですね~♪お疲れさまでした…
写真の整理だけでも大変だろうから…月が変わって少しずつかな…(・・?)という予想を
裏切っていただいて(^O^)有り難うございます…

tonaさんのお陰で…見知らぬ地の歴史を紐解くのが楽しいですよ~♪
「スペイン」というと「教会」…と思いつくほどキリスト教との繋がりが深い処ですね…
教会と建築技術の繋がりなども深くて…セゴビア大聖堂」も見事な建造物ですね…
教会というよりは…お城ですね~♪「大聖堂の貴婦人」と言われているようですが…
要塞にも見えます(^^;

水道橋は圧巻ですね…いきなり中世に引き戻されたような感覚です~♪
そんな街の中を現代の文化(車・服装)が入り込んでいるのですね…
見ているだけで…ため息です…(*^m^*)

「子豚の丸焼き」美味しそうですが…見ると、食べられそうにもありません…(^^;
パーツに切り取られていると平気なのに…おかしいですね(^^;

投稿: orangepeko | 2007年10月29日 (月) 12:29

★orangepekoさま

私も初めてスペインとポルトガルの歴史を少しかじりました。
さすがカトリック教徒の国でどの都市にも大聖堂があります。
セゴビアの大聖堂は、そう、「大聖堂の貴婦人」と呼ばれているんですね。1番美しいのかも知れません。ここだけは残念ながら時間がなくて中が見られませんでした。他に撮影禁止なんていうところもあり、我が頭脳に刻み込むのは無理でした。

水道橋、こんなに高いとは思いませんでした。上の方にかすかに見えるますが、マリア様がはめ込まれています。ズームしたのを送ります。

子豚の丸焼き、確かに見ちゃった後はつらいものがありましたが、思いを振り切って、美味しく頂いたのは我ながら浅ましいです。
どうもありがとうございました。

投稿: tona | 2007年10月29日 (月) 17:50

 
お帰りなさい!
ブログ再開は11月に入ってからかなと思っていました。
北スペインとポルトガル、とっても楽しみです。
ローマ時代の水道橋の遺跡が、今も使われているというのに
驚きました。大昔によくこんなものを作ったものです。
さぞかし大変な工事だったでしょうね…。それにすごい耐久性にも
驚き感心してしまいます。この辺りは地震とは無縁なのでしょうか。
日本だったら当の昔に地震で崩れ去っていたかも…(^^;)
白雪姫のお城のモデルになったというお城、綺麗な姿で
ロマンチックな想いがかきたてられます。

ショーウィンドウに飾られた子豚の人形はリアルすぎて
あんな姿で出てきたら食べられそうにありませんが、
実際に料理されたものはこんがりと焼けて美味しそうです。
皿を叩き割るパフォーマンスというのはどういう意味があるのですか?
 
続きも楽しみにしています(^^)
 

投稿: ポージィ | 2007年10月30日 (火) 12:11

★ポージィさま

忘れないうちに、とりあえず最初だけをUPしました。たくさんの写真を見て、一体どこを撮ったのかわからいのが続出です。

全く水道橋には驚きました。写真やテレビで見ていたのより迫力がありました。
ヨ-ロッパも東の果てトルコは地震があるのに、西の方は全然ないそうです。羨ましいですね。
日本は地震で石造りは無理、木造は火事で焼けて、今日まで歴史的建造物が残るのは奇蹟に近いかもしれませんね。

このお城は要塞のような城が多い中、モデルになるくらい、可愛さをも持っています。本当は1枚目の写真の逆から撮ったのがモデルにそっくりだそうです。

お尋ねの皿割りは客を驚かせるためかなあと見ていましたが、わかりません。お皿がもったいないなあと掃除をしている女性を見ながら思いましたが、すぐ疑問に思って聞くべきでした。今後心がけます。
コメントをありがとうございました。


投稿: tona | 2007年10月30日 (火) 13:21

イベリコ豚の件、たまたま以前にスペインのかたとお付き合いがあって、いろいろお話を伺った中にこのイベリコ豚の話が出てきたんです。スペインでも「山のハム」といって珍重される「ハモン・セラーノ」はこのイベリコ豚で作るのだとか。一見ガビガビで恐ろしげなハムですが薄く切ると薄く透き通るようなべっこう色でお味は最高!でした。

北スペインはケルトの文化も残っている土地とも聞いています。以前聞いたCDでは、バグパイプで演奏される曲がケルトの旋律そのままでした。

投稿: aosta | 2007年10月31日 (水) 09:02

★aostaさま

そうだったんですか。
べっこう色の「ハモン・セラーノ」、イベリコ豚から作られたなら美味しかったでしょうね。
北スペインにケルト文化が残っているという話も知りませんでした。バグパイプをどこの町か忘れましたが、聞いたのですが、その時スコットランドやアイルランドでないのに、何故と思ったのです。
いろいろありがとうございました。

投稿: tona | 2007年10月31日 (水) 13:50

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