« 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(1) | トップページ | 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(3)最終回 »

2007年11月12日 (月)

北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(2)

Tizu (2)-1 ブサコ国立公園

コインブラの北へ約30kmにある。広大な森に古くから修道僧が修行を行う神聖な土地だったが19世紀から王室が管理した。ポルトガル最後の王マヌエル2世が離宮(1907年)を建てたが、現在ホテルになっている。ここに宿泊した。
庭園は美しく、テラスやエントランスがアズレージョで飾られ、レストランもシャンデリアが輝き豪華な内装で王侯貴族の気分が味わえた。
1busakooukyuu_2

2teien1 3teien2

4azurezyo 5syuudouin 

                                                        ↑昔の修道の場

公園の北にはサン・ジョアンの泉があり、人々がたくさんのペットボトルにミネラルウォーターを汲みにきている。マリア様が傍らに。

6izumi 7mariasama_2

(2)-2 聖母マリアが現れたというファティマ

ブサコから114km南下するとファティマである。
1917年に3人の子供も前に聖母マリアが出現という奇跡が起こってから聖地になり、巡礼の人が絶えない。30万人を収容するという広場の前に65mの塔を持つネオ・クラシック様式のバジリカが建つ。

8bazirika_2 9bazirikanaibu

9bazirikanaibu2 11hato

↓ そこに向かって、チベット仏教の五体倒置ほどでないが、ひざで歩行していく熱心な信者がいる。
コルクの木があった。茶色の部分は剥がした痕で、9年に1度剥ぐそうだ。お土産としてスカートや上着まで売っていたが、果たして洗濯はどうするのでしょうか。

14hizahokou_2 15koruku

(2)-3 バターリャ

更に19km南下してバターリャに着いた。ポルトガル語で「戦い」という意味。
1385年、スペインに対してポルトガルの独立を守った戦いで、王が聖母マリアの感謝して「勝利の聖母マリア修道院」が建てられた。
壮大、華麗なこの建物は、ポルトガルのゴシック・マヌエル様式を代表するもので、1983年世界遺産に登録された。

16syuudouin1 17syuudouin2

18syuudouin3 19syuudouin4

                     ↑戦士の墓を今も兵士が守っている

(2)-4 ナザレ

バターリャから28km南に位置する。8世紀の西ゴート王が、イスラエルのナザレのマリア像を携えてきたので町の名前となった。
フランス映画「過去をもつ愛情」の主題歌をアマリア・ロドリゲスが歌ったシーンでなじみの港町だそうだ。
崖上からの長い砂浜の眺めがすばらしい。
既婚女性は7枚重ねのスカート、寡婦は黒の衣服という独特の服装が面白い。
いわしの炭火焼きも有名で、日本では高くて食べられないいわしを3尾も盛り付けられた。
路地を歩くと、焼いているのが見えた。

20nazare1_2

21nazare2 22nazare3 

23nazare4 24nazare5

(2)-5 歴代王妃に愛された町オビドス

ナザレの南42kmにある周りを城壁で囲まれたかわいい町。
サンタ・マリア教会の壁面は全部アズレージョで覆われている。
水道橋も残っている。
25zyougeki 26siro

↑城壁                     ↑城

↓町の中                    ↓教会の中

27matinonaka_2 28kyoukainonaka

↓水道橋                   ↓城壁からの眺め

29suidoukyou 30sirokara_2

ポルトガルもマリア様信仰がとても盛んである。

 

|

« 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(1) | トップページ | 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(3)最終回 »

コメント

tonaさん、おはようございます(^-^)
「ポルトガル」は日本とも繋がりが深い国ですね…外は質素に中は金ぴか(^^;…
私の中のキリスト教の国「ポルトガル」のイメージにはそぐいません…(;-_-) =3
でも歴史的にはそういう時期もあったということが良く判ります…
アズレージョもステキです~♪イタリアのモザイクタイルとも違いますね…

「ナザレ」…あの受胎告知のナザレですね~♪
海岸線に寄り添う街並みは当時を彷彿とさせるような街並みですね…
イエスの教えが脈々と受け継がれていれば良いのになぁ~…と思います…

バターリャの修道院の回廊はステキですね~♪絵になるし…静寂に浸れそうです(^-^)V

本当にたくさんの写真で、拝見しているだけでも愉しいです~♪
青空が本当にきれい!空気が澄んでいると感じられます…有り難うございます…

投稿: orangepeko | 2007年11月13日 (火) 10:45

いわし、そうだったですね。高くなっているのですね。三匹も!美味しかったでしょう。
これだけ豪華な建物をつくれば国運も傾くのかも知れませんね。東京都庁を思い出します。

投稿: saheizi-inokori | 2007年11月13日 (火) 11:14

ポルトガル編(1)(2)拝見しました。
考えてみたら私はポルトガルという国のことをほとんど何も
知らないことに気付きました。名前は日本の歴史に登場するので
知っているものの、知っているのは国の名前だけ…
ヨーロッパにおける後進国になってしまったこともまったく知りませんでした。

やはりカトリック教徒の国で、見事な建築物がたくさん残されているのですね。
人民の生活のことは二の次三の次で、建造物に力を注ぐ、って
どこかの国でも似たような時代があったような。
けれどやっぱり美しい国ですね。見て・歩いて・眺めて
飽きないと感じました。
ポルトガルでも「王の離宮」なんて建物がホテルになって
いるんですねー。王様の離宮だったところににお泊りになったなんて
とても素適です。

投稿: ポージィ | 2007年11月13日 (火) 11:49

★orangepekoさま、ありがとうございます。

>外は質素で中は金ぴか
なるほど、そのとおりです。江戸時代の着物を思い出しました。

フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアの宮殿のことを考えるとこれらの国が大航海時代には乗り出していなかったので、どこからあんな富が生まれたのか不思議です。単に私の勉強不足なのですが。
これらから比べるとポルトガルはそれでも規模が小さいです。

アズレージョって青のモノトーンのが1番素敵です。青の陶磁器を見ているようでもあります。いたるところにありました。

スペイン同様マリア信仰は絶大でどこも敬虔な信者がいます。イタリア、フランス、オーストリアと比較するとどうなのでしょうね。

ナザレやバターリャも気に入っていただけたようで、写真も愉しんでくださって、こちらこそ本当に嬉しいです。

投稿: tona | 2007年11月13日 (火) 14:00

★saheizi-inokoriさま、ありがとうございます。

お帰りなさい。
いわし、久しぶりで油がのってて美味しかったです。でも大きすぎて2尾で残念ながらフォークをおきました。
フォークで食べるのは大変でしたよ。

ははは、東京都庁ね。これは最大級ですけれども、どの自治体も立派な庁舎やホールを建て似たり寄ったりですね。夕張市も無駄遣いの自滅ですし。歴史は繰り返すです。

投稿: tona | 2007年11月13日 (火) 14:09

★ポージィさま、ありがとうございます。

私も出かけるまで何も知りませんでした。
ヴァスコ・ダ・ガマが航路発見したことと、日本に初めてヨーロッパからやってきた国とぐらいしか頭に浮かびません。
一歩、裏に足を踏み込むとまだ質素な生活をしている人々がいます。
昔の栄光は宮殿や修道院、教会に現れているのですね。数こそ少ないですが、他の国にひけをとらないくらいです。
本当に権力者の搾取に人民は泣いたでしょうね。ことに植民地の人々の悲劇はスペインの中南米征服で文明まで滅ぼされてしまったのを知ると気の毒になります。

質素で貧しくとも環境は何処へ行ってもきれいです。どこを眺めても美しく絵になる風景です。日本も看板だけでもなくなったらすっきりきれいになりますね。

ブサコの離宮のホテルはスペインのパラドールに匹敵します。王宮なのでさらに豪華です。今回はドレスアップも足りないくらいでした。

投稿: tona | 2007年11月13日 (火) 14:30

 こんにちは。
 まだ2回目で、ごめんなさい。あまりにも見所が多くって。

 歴史的建造物がホテルになっているのが、ほんとうに、多いのですね。そんなところに実際に泊まれるなんて、なんてうらやましい!!
 わたしだったら興奮のあまり、ホテルの中を見るだけで、一日終わってしまうかもしれません。
(やはり、このようなところでのディナーは、ドレスアップしないといけないのですね。でも、すてきそうです)

 ナザレの街の写真、美しいですね。
 下の写真は、展望していた崖を見上げたところですね。海の色がちょっと変わっていて、何だか不思議な感じがします。

 それにしても、街の様子がまるでちがうのに、焼き魚が(大きさはともかく)日本とほとんど同じなのがおもしろいです。
 ヨーロッパでも、けっこう焼いただけの魚を食べるのでしょうか。

投稿: Nora | 2007年11月15日 (木) 13:07

★Noraさま、ありがとうございます。

スペインのパラドールもここもドレスアップするように案内に書いてありました。
外国の方もさりげなく美しくドレスアップしています。
このホテルはアズレージョでも有名なんです。2階への大階段の壁面にナポレオン軍侵攻のブサコの戦いやポルトガルのセウタやインド侵略などがあって眺めていると時間がすぐ経ってしまいます。
ホテルの周りもハイキングコースがいろいろあって歩いてみました。

ナザレの町は面白かったです。
説明を忘れましたが、下から崖を見上げたものです。海の色が空よりも濃いのですね。
ヨーロッパで魚を炭火で焼くのはポルトガルだけでしょうか。全部は知りませんが、ローストするのも全部オーブンですものね。
他の国の魚といえば鮭が圧倒的に多いです。
それも蒸してソースがけが多いです。
フライパンがないのではないか、まして中華なべなんかないでしょうから、炒めるとか油で焼くということがないのですね。
ポルトガルはイワシの他、スズキやイカや貝類、鱈なんかも出ました。
黒に身を包んだおばあさん2人組が焼き栗を売っていたりで、ここは何故か女性が働いているのです。

投稿: tona | 2007年11月15日 (木) 16:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/17056229

この記事へのトラックバック一覧です: 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(2):

« 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(1) | トップページ | 北スペイン・ポルトガル紀行 ポルトガル編(3)最終回 »