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2007年12月 4日 (火)

ムクノキの実を食べました

Hatikokuyama1 先日、トトロの森のある、狭山丘陵の東端部分で、アニメ『となりのトトロ』の七国山のモデルになったと言われる「八国山」とその周辺に観察に行ってきました。
東西1.5km、南北100~300m、標高89.4mの山頂から、昔関東と甲信越8カ国が見わたせたことからついた名前という。
コナラやクヌギの雑木林が黄色く染まった尾根道が東京東村山市と埼玉所沢市の境です。
もうお花は咲いてなく、木の実と黄葉一色です。春夏と違った趣でとてもいいこんな感じが続きます。

Syougunzuka_2 ←登ってすぐの所に、鎌倉時代の源氏の武将・新田義貞の武蔵野征伐を偲ぶ「将軍塚」が建立されています。

↓所々に萌芽更新といって、伐採した後そこから芽が出て大きくなった二股のコナラの木があります。40年たった木でもまだ萌芽更新するそうです。クヌギは萌芽更新しないのだそうです。

Konarahougakousin

団栗がいっぱい。コナラの団栗は細長く、クヌギのは丸く大きい。やや小さ目で細長いのがカシ。1ヶ月前の秩父で拾ったアブラチャンの団栗は丸く、クヌギより小さい。。

↓クヌギ コナラ カシの団栗         ↓アブラチャンの団栗

Kunugi_konara_kasi Aburatyannomi

Mukunokinomi

ここでムクノキの実が食べられるということで、試食。汁気がなく、柿をちょっと酸っぱくしたような味で、まずくはないです。たくさん採ってしまいました。

八国山を所沢方面に降り、久米水天宮へ。丁度お宮参り3組と出会う。壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇を祭っていて、安産、家運繁栄のご利益があるとされている。

Hatikokuyama2 Kumesuitenguu

着いた所が「荒幡富士塚」です。高さが18mあって富士塚の中では1番高いという。瞬く間に頂上に着くと、西武ドームやトトロの森などが望めます。富士塚に登ったのは2つ目です。

Arahatahuziduka2 Arahatahuzizuka2_2 

途中ゴンズイ(ミツバウツギ科)の実やトウネズミモチの実に出会いました。
ゴンズイの果実は赤く熟し、裂けると光沢のある種子が覗いています。トウネズミモチの実も光沢があります。ユズリハにも実があるんですね。

↓ゴンズイの実

Gonzui1_2 Gonzui2_3

↓トウネズミモチの実            ↓ユズリハの実Tounezumimotinomi

Yuzurihanomi

↓クロガネモチの実            ↓シロシキブの実

Kuroganemoti Sirosikibu

面白かったのがイヌシデ(カバノキ科)の実。あの花からこんな風に。葉の元に小さく実が見え、その葉が片方が直線です。同じシデでもアカシデは両方、葉の形の曲線とのことで、この日は見られませんでした。

Inusidenomi

拾ったカリンでカリン酒2瓶漬けました。
実ばかりの観察も面白く、トトロの森の位置を知り『となりのトトロ』をもう1度見てみたいです。

Karin

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コメント

萌芽更新っていうんですね。こういう木を見たことがありますが、どうしてそうなるのかと不思議に思ったことがあります。

木の種類によって団栗の形が違うことも、イヌシデの葉の形と実のことも、こんなところに水天宮があることも初めて知りました。

何でも「知る」ということはほんとに面白いですね。
特に自然界のことはその不思議さも加味してわくわくします。
ぼんやり者だから、自分では絶対気が付きません。

西武球場の近くにトトロの森があることも!

このシリーズも楽しみです。

投稿: ねむウサギ | 2007年12月 4日 (火) 20:53

自然散策楽しそうですね。
ドングリにも、いろんな種類があって…sるには知ってましたが名前までは知らなかったです。
クヌギ コナラ カシのドングリはよく見かけますが、アブラチャンのは初めて見ました。
拾ったカリンは自然に生えていた木なんでしょうね。
ご近所で見かけるカリンよりも色が濃いような気がするんですけど?
そのカリンで漬けたカリン酒は効き目がありそうですね♪

投稿: pochiko | 2007年12月 4日 (火) 22:55

tonaさん、こんばんは(^o^)
探検、楽しそうですね。特に、実に興味津々です。
私は、八百屋さんの果実より・・木になっている実に惹かれてしまいます。
電車の窓から、実を捜すのが好き♡です。
ムクノキの実も果実酒に合いそう♪ですが・・。
かりんもマルメロのように黄色いですね。
自然の恵みから天然酵母を育ててみたい(夢)です。

投稿: むーさん | 2007年12月 4日 (火) 23:44

★ねむウサギさま

私も実はこの観察会で初めて知ったことばかりです。
いろいろ知ることが出来るって楽しいものですね。
団栗の実、似ているようで皆木によって違うのですね。
今神代植物園に行くと、園内のたくさんの木から採れた団栗を何十種類も展示しています。以前見たことがありますが、今年も昨日夫が撮ってきました。
トトロの森は1号地から5号地まであるようです。
観察会のことを楽しみに見ていただきありがとうございました。


投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 09:00

スーパーで手にする果物しか
口に入らないものですから、
うらやましい限りです。

なめこや舞茸取りに
秋田の友人は山に入りますが、
生き生きとその光景を語る顔は輝いています.

投稿: YUKI-arch | 2007年12月 5日 (水) 09:09

★pochikoさま、ありがとうございます。

pochikoさんの家の近所にもこんな所がたくさんあるでしょうね。
私もたった4種ですが、団栗の区別がわかって、嬉しがっています。

カリンは林と畑らしき場所の間にたくさん落ちていて、どの木だか特定しないまま、拾ってきました。そういわれてみますと、黄色の色が濃いですね。効き目がありますように。
カリン酒は喉にいいということを聞いて、毎年作るのですが、今年は思いがけず、タダで得しました。

投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 09:10

★むーさんさま、おはようございます。

木には様々な実がなるのですね。
栗とか赤い実は目立ちますが、気をつけると随分あるものです。
今まで、自分では気がつかなかった実の世界も奥が広いです。
む-さんさんは果実より、木の実の方に心が惹かれていたのですか。初冬の木立の中を散策なさるときっと楽しいと思います。
そう言われてみますと、ムクノキの実、中が水っぽくないので果実酒にいいかもしれませんね。たくさん実のついた木に出会えれば作りたいものです。
マルメロは確かにカリンにそっくりですが、匂いは数段いいですね。
自然の恵みから天然酵母・・・素晴らしい夢をお持ちです。実現を心待ちに!ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 09:19

★YUKI-archさま、ありがとうございます。

本当に私たちの口に入るものはスーパーで手にするものばかりですね。
自然の中で自分で採取出来るチャンスはめったにありません。一頃果物狩りなんかに行ってたことはありますが、人口の農園でしかありませんから。
秋田のご友人のきのこ採りは山の中で本格的で、素晴らしいですね。私もいつかきのこ採りが出来るのが夢です。見つけ方、採り方など様々なノウハウがあるのでしょうね。
東北の自然にはなかなか足が伸びず、入っていかれません。

投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 09:32

 おはようございます。
 富士塚、ついに二つ目も制覇ですか!
 写真を拝見すると、今度のはりっぱで、ほんとうの山みたいですね。
 今までは、富士塚など、ただの丘にすぎなかったのに、tonaさんのおかげで、まったくちがう目で見ることができるようになりました。
 ご紹介していただいたどんぐりなんかもそうです。
 ありがとうございます。

 それにしても、このあたりは史跡が多いんですね。興味深いです。

投稿: Nora | 2007年12月 5日 (水) 09:51

★Noraさま、こんにちは。

そうなんです。やっと2つ目です。
Noraさんの記事がなかったら、私もこんなに富士塚に興味を持たなかったかもしれません。
すごく感謝しています。
ここのは富士講を信仰する人々によって明治17~32年にかけて造られたそうです。
我が家から北のほうで、新宿行くよりの距離的に近いです。
品川のほうにもあるということだけは焼きついていたのですが、方々にあるのでしょうね。
この辺りは、鎌倉時代との関係が深いかもしれませんね。旧鎌倉街道も通っていたようです。
団栗も面白いですよ。
神代植物園では食べさせてくれるようです。団栗の標本も充実していますしね。

投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 10:19

実り多き山歩きでいらっしゃいましたね。
色んな木の実を拝見できて楽しかったです。
名前や、これは食べられる食べられない、など植物のことや
山や建造物の由来など、色々と教えていただきながらの山歩きは
楽しいでしょうね。
柿の実を酸っぱくしたような味という、ムクノキの実を
食べてみたくなりました。でもその前にムクノキがどんなのか
調べなくっちゃ(^^;)

壇ノ浦で生涯を終えた安徳天皇が、こんなに離れた地に
祀られていることに、ちょっとびっくりしました。

投稿: ポージィ | 2007年12月 5日 (水) 11:33

★ポージィさま、ありがとうございます。

お花がなくても、実があったのですね。
赤、青、黒、白い実と大きさ、実のつき方の違いなどとても面白かったです。
そして、史跡などがあるとその歴史などまで勉強できて、興味深いです。
木の幹の表情も特徴があるのですが、これはなかなか覚えられそうもありません。ましてや落ちている葉から木の名前がわかりません。
春の山に遠くからでも白い花が咲くミズキってご存知ですよね。これの葉の黄葉がとても綺麗なのも今回知りました。

安徳天皇がどうしてこんな場所に祀られているのでしょう。不思議です。

投稿: tona | 2007年12月 5日 (水) 19:11

木の実を観察しながらの山歩きは楽しそうですね。
椋の実、子供の頃の秋のお八つのように、大勢で、椋木のある神社の森に行ったものです。
椎の実もよく拾いにいきました。

野山を駆け回って遊んだ頃が、tonaさんの記事で、思い出しました。

戦争の思い出以外は、田舎で育った自然が遊び場の懐かしいころの事です。

投稿: anikobe | 2007年12月 5日 (水) 20:57

★anikobeさま、ありがとうございます。

木の実だけの観察も面白いものですね。
anikobeさんは椋木の実を小さい頃もうたべていらしたのですね。
私はこの年になって初めて食べました。なぜか棗の実の味まで思い出しました。
桑の実も食べられたでしょう。
いろいろな自然の味わいや、自然を舞台にした遊びの日々があったわけですね。
同時に戦争の思い出が疼くのですね。大変だったことと思います。

投稿: tona | 2007年12月 6日 (木) 06:42

何事も「知る」ということは、大変ありがたいことです。
ムクノキの実など始めて知りました。
拾ったカリンで「カリン酒」作り、楽しみですね。山登り観察、植物観察。自然をこよなく愛する「生き方」に敬意を表します。
木の実色々見せていただき、ありがとうございました。
また、見せて下さいね。

投稿: 老春 | 2007年12月 6日 (木) 10:08

★老春さま、ありがとうございます。

老春さまもムクノキの実初めてですか。北海道にもこの木はあるのでしょうか、調べてみましたがわかりません。神社に多いそうですが。
植物も観察する所がいろいろで初心者はまごまごしています。
高校の生物まで戻らなくてはならないときもあるんですよ。
カリン酒は来年夏に出来る予定です。梅酒と違って砂糖は梅酒の半分で甘さが同じです。
喉にいいと言われているのですが、本当の所はどうだか実証できません。

投稿: tona | 2007年12月 6日 (木) 20:08

tonaさんは、いろんな種類の植物を知っていらっしゃるので、すごいです。

こうやって木の実なんかを拾ったり、自然の中での散策、楽しいでしょうね。
森の中を歩かれて、トトロの世界に入ったようでしたか?

団栗にもいろんな種類があったり、
今回はかりんまで手に入ったり、うれしいですよね。
帰りのお荷物は、重くなったことでしょうね。

やはり、かりんは、のどに効きますでしょうか?
わたしはのどが弱くて、すぐに咳が出るもので
すから。


投稿: もみじママ | 2007年12月 6日 (木) 22:57

★もみじママさま、ありがとうございます。

もみじママさん、そうではなくて植物観察会で教えていただいたのばかりなんです。
先生は博学で、もうびっくりの方です。今年4月から入門した1年生なのです。主として山野草ですからまったく知らないことばかりで、なかなか周りでは見かけないので、覚えられませんが、1回行って1つでも知ることができたら万歳です。
一人では森に入れないので、皆と一緒ですと楽しいです。
カリン6個重かったです。ビニールの袋持参でいろいろ拾ってきました。
カリン酒なのですが、効き目がイマイチわからないのです。私も風邪というと喉にきて、ひどい目に遭うのでカリン酒を作るのですが、急によくなったという実感がなくて、誰かにお聞きしたい所なのです。

投稿: tona | 2007年12月 7日 (金) 08:35

tonaさん、おはようございます(^-^)
月一回の観察会は愉しそうですね~♪
木などは本当に代表的なものしか判りませんので、教えてくれる人がいれば
有り難いですね…

花のない時期ですが…いろんな野草の「芽生え」が観察できる時期でもありますね…
ロゼットなどの見分け方を覚えたいと思っているのですが…
一年を通して観察するのが一番の近道のような気がします…
今もたくさんの芽生えがあり…これから観察の良い時期になります~♪
判った時の嬉しさは…格別ですが…きちんと整理してNoをつけて観察しないと…
何か判ったときには…芽生えの様子を忘れていたりで…(^^;
なかなか身につかないのが現実です(^O^)

投稿: orangepeko | 2007年12月 7日 (金) 09:36

★orangepekoさま、こんにちは。

冬でも木とか実があってちゃんと観察するものがありました。
先生が物凄い博学なので、毎回驚きの連続です。
そうなのですね。花のないときにも、山の中には、木の実生がたくさん見られますね。前に行った山では山山椒が10cmくらいになっていました。そのほか何の木か分かりませんが子どもがいっぱいでした。
野草の芽生えも今からでもたくさん見られるのですね。さっぱりわかりませんが、たんぽぽのロゼットや、雑草の芽生えが見られ、歩いていても、綺麗な緑色で頑張っています。
毎年ロゼット型のを雑草の本で見るのですが、まだまだ不勉強で見つけきれません。
冬こそ、orangepekoさんがおっしゃるようにきちんと整理して観察したいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年12月 7日 (金) 17:01

相変わらず、見ごたえのあるブログを書いておられ、感心しています。八国山→所沢→久米水天宮。写真入りの解説で、懐かしく、そして楽しく拝見しました。
所沢近郊も徐々に開発が進み、しばらく行ってないと、景観ががらりと変わってしまっていることがあります。車社会になって、やたら車ばかり増え、そのあおりで駐車場ばかり増えていますね。コンクリートで固められた土地を見ると、この土地に住み着いていた虫たちや植物などが押しつぶされて悲鳴をあげているような気がしてなりません。開発が悪いとはいいませんが、なにかさびしいですね。

投稿: 茂彦 | 2007年12月 8日 (土) 10:04

★茂彦さま、こんにちは。

所沢は広いですね。
自然が豊かで山まであって素敵な所です。
観察会の方は殆ど所沢にお住まいですが、小手指や狭山が丘や所沢や新所沢で電車に乗り降りされるので広いなというのが実感です。

それでも長いこと住んでおられる茂彦さんからご覧になると開発が著しいのですね。コンクリートの駐車場も増えたのですね。
便利な生活と裏腹に自然が潰されるのは、確かに植物や虫たちにとっては追われ、やがて絶滅へと向かい悲しいことです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2007年12月 8日 (土) 12:42

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