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2008年1月10日 (木)

エルトゥールル号回顧展

遭難に関して二題

『椿と花水木』(万次郎の生涯)津本陽著

遅まきながら、ジョン万次郎の生涯をこの本を読んで知りました。
どういう生涯であったかは、省くとして、
幕末から明治にかけての早々たる人々とも関係していたし、なんといってもこの人こそ遭難して、「波乱万丈」「数奇な運命を辿る」という言葉にぴったりの人である。
「運命を切り開く」という言葉もあるが持って生まれた体力、気力、優れた頭脳が備わっていたと見るべきでもある。一緒に漂流した人との差に顕れる。
アメリカ人にも、また幕府の一部頭の固い人を除いてどんなにか人々に好かれたことか。英語力と航海士の実力で当時の日本にどれだけ貢献したか、計り知れないものがある。
家族や恩人や貧しい人々を愛する人でもあった。新年早々に、ものすごい元気をもらえました。

Erutorurukaikoten 遭難に関するその2として「エルトゥールル号回顧展」を見ました。
トルコ人は日本に親近感を持っている。(私も以前トルコを回ったとき、子ども達もそのお母さん達も寄って来て話しかけようとするし、親切で感じがよかった)
何故か?その1つとして1890年にオスマン帝国の親善使節団として日本を訪れたトルコ軍艦が串本沖遭難したとき、住民総出で生存者を救助し、日本の軍艦でトルコまで送り届けたということがあった。そうした善意に対しての感謝がトルコの親日の原点となって今に語り継がれ受け継がれているようである。
2つ目が1904~5年の日露戦争だ。トルコにとって長年の宿敵であったロシアを東洋の日本が破ったことをオスマン帝国は非常に喜んだ。
3つ目は1950~53年の朝鮮戦争に送られてきたトルコ兵士は、帰国前に日本を訪ねてその好印象を祖国に伝えたこと。
幕末や明治時代の歴史の重みを改めて感じました。

Iigiri2 いつものイイギリはまだいっぱい実をつけていました。
長く長くぶら下がっています。

Iigiri

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コメント

二度、串本の大島へドライブしたことがありました。
tonaさんの記事を拝見してそのことを思い出しています。
大島の日本1古い樫野崎灯台に行く手前に、トルコ軍艦遭難の慰霊碑が建っています。
また記念館には、当時の遺留品や、写真などの展示を見て、生存した78人の人達のことなど言い伝えなど説明してもらいました。

記念館の眼下の岩礁が遭難の現場であったことを想像し、荒れ狂う海の中での救助はどんなに大変だったことだろうと感慨を新たにしたものでした。
トルコにも、この慰霊碑が建っているそうですが、トルコ人の日本への思いがそこにあるのでしょうね。

ジョン万次郎はアメリカ人によって、無人島での暮らしを助けられたのですね。

明治の頃の国境を越えた命の重みを二つのことから考えさせられました。

著書の題名は、万次郎の子供が男の子なら、花水木、女の子なら椿と名前を考えていたことからきているのでしょうね。

読書家のtonaさんのように広い範囲の書物は読んでいませんが、このような提案をしていただきますと、見聞きしたことの点と点が線で繋がっていく楽しみを見つけることが出来ました。
有り難うございます。

投稿: anikobe | 2008年1月11日 (金) 12:11

最後のイイギリの実のお写真はとっても鮮烈ですね!
私はいまだにイイギリの実を見たことがありません。
昨日アップの大庭城址公園にも木があるらしいのですが、
訪れたときには一粒も残っていませんでしたよ。
あれは雄株なのかしら?だとしたら何回行っても無理ですね(^^;)

ジョン万次郎とアメリカ人、トルコと日本人。
どちらも、国や民族を越えた人と人との心の繋がりといったものの
強さを感じますね。心の次元での交流は、その温もりが
こんな風に長きに渡って受け継がれることもあれば、
逆になれば怨みとなって長く受け継がれることもあって…
絶対大事にするべきものですね。

投稿: ポージィ | 2008年1月11日 (金) 12:39

★anikobeさま

今回の回顧展は串本町の協力であちらから持ってこられた資料などが展示されたのです。
串本の慰霊碑の写真や遺留品などを見ました。
樫野崎灯台下の遭難の現場を見てなくて、写真だけですが、anikobeさんは実際に岩礁などご覧になっていらっしゃるから、助けるのも大変だったことがよくご存知でいらっしゃいますね。こうしたことが2国間の架け橋になるのも、今の国際情勢ではあまり考えられないことになってしまいました。

花水木と椿、そうです、そうです。でも捕鯨船で3年間出ている間に帰る間際に、最愛のキャサリーンが亡くなっていて、この名前がつけられなかったのですね。
ずっと何故読まなかったのか、でしたが、この本は読んで感動しました。
有難うございました。

投稿: tona | 2008年1月11日 (金) 16:53

★ポージィさま

イイギリはお墓にある例のです。
このイイギリは雌株らしく、今日教えていただいた話ですが、半径1里四方のイイギリは全部このイイギリが親だそうです。ですからこの辺りは見かけることができるのですね。ということは他ではあまり見かけないのですね。茅ヶ崎でも見たことはありません。
大庭城址公園のが来年見られるといいですね。

国と国のつながりは確かにラッキーな面と逆の面があって、日本でも近隣諸国とは歴史的にまだまだ大変でなかなか解決には到りません。200近い国と仲良くするのはそれはそれで大変ですが、そんな中、中東やアフリカで行われている戦争が早く平和へと導かれないかと願うばかりです。
有難うございました。

投稿: tona | 2008年1月11日 (金) 17:03

tonaさん、おはようございます(^-^)
素敵な夕日をアップされていたのですね~♪きれいに撮られていますね…
大きく引き延ばして飾られると素敵です!~♪
最近は景色の画像を撮ってないなぁ~…(^^;お花もですが…(*^m^*)

「ジョン万次郎」…彼の伝記らしきものは何一つ読んでいないのですが…
「勝海舟」・「坂本龍馬」に関する書物の中で登場します…
津本 陽さんの時代を切り取る視点・人物像の浮かび上がらせ方…はとても好きです~♪

14歳で遭難して救われたのがアメリカの船で幸いでしたね…
その後の本人の努力も大変なものだったでしょうが…津田梅子同様…アメリカという土壌が彼を育てた気がします…「出会い」もその人の運の一部のような気がしますね…

幕末は魅力的な人材を数多く排出しています~♪
一人一人が輝いている…と感じられる、一番好きな時代です…

投稿: orangepeko | 2008年1月12日 (土) 11:00

★orangepekoさま、こんにちは。

お花はブレてしまいますが、景色は遠くなのでその心配がないだけ無難です。逆光など光が入るのはまた難しいですが。
次は朝日なんて思っても起きていないのでなかなか撮れません。

私は津本陽さんの本初めてなのですが、一気に読めますね。なかなか惹きつけられる作家ですね。そしてジョン万次郎にもね。
確かにアメリカと鎖国国家日本の武士社会の比較が自ずと浮かび上がりますが、アメリカの、人を受け入れる懐の深さには万次郎でなくとも感動です。そうですか。津田梅子さんもそうでしたね。この方もどう過ごされたかを読みたいです。
幕末に活躍して、今日の日本へと足がかりをつけてくれた人々は本当に魅力溢れる方々です。
詳しくはありませんが、私も好きです。
有難うございました。

投稿: tona | 2008年1月12日 (土) 16:36

すごい! 真っ赤な房が。
イイギリ…暖かい地方のものなんでしょうね。
この辺りでは見かけた事がないような気がします。
調べてみたら、昔はこの葉で飯を包んだ事から名づけられたんですね。
この寒い時期に、こんな木が燃えるような姿に、ちょっと感動です。

投稿: pochiko | 2008年1月12日 (土) 21:30

 こんばんは。

 ジョン万次郎、わたしは、漂流譚だけでもたいしたもんだ、と、思ってましたが、いろいろ調べてみると、幕府やその後の日本に与えた影響があまりにも大きいので、びっくりしてしまいますね。

 エルトゥールル号回顧展、知りませんでした。情報ありがとうございます。必ず行きます。

投稿: Nora | 2008年1月12日 (土) 22:06

★pochikoさま

そうだそうですね。この大きめの葉におにぎりを包んだとか。
西日本の方に多いとか書いてありますね。
雌雄異株なのと、虫に弱いためにそんなにあちこちで見られないそうです。
そちらはここより寒いので育ちにくいのでしょうか。
今日行ってみたら雨の中を、ヒヨドリの大群が上部を食べ尽くしていました。
本当に何も無く乏しくなってきた景色にこの赤い色は感動です。
有難うございました。

投稿: tona | 2008年1月12日 (土) 22:42

★Noraさま、こんばんは。

そうなんですね。
漂流して半年間の鳥島暮らしでも大変なのに、アメリカに行ってからの人と違った群を抜いた生き方に感動しただけでなく、その後の日本に多大な影響を与えました。3つの観点から眺めたときにこの人の偉大さが並のものでないとわかります。

Noraさん、富士山の左の山が丹沢山塊の大室山だということを教えてくださった方がいました。讃岐の団塊オヤジさんです。もう1度1つ前の富士山の記事のコメント欄をご覧下さい。
私も、地図で立川の多摩川と富士山を結んでみましたら、確かに大室山にぶつかりました。
回顧展も行かれるとのこと、有難うございました。

投稿: tona | 2008年1月12日 (土) 22:52

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