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2008年2月18日 (月)

石川英輔さんの講演

わが市で「環境シンポジウム」がありました。
目的は作家で江戸文化研究家の石川英輔氏の講演です。
タイトルは「江戸時代はエコ時代」 石川氏は江戸のリサイクルとエコロジーをテーマにした著書『大江戸リサイクル事情』『大江戸えころじー事情』『大江戸テクノロジー事情』『2050年は江戸時代』など著書多数があって、何冊か面白く読んだ。
またNHKテレビの「コメディーお江戸でござる」「コメディー道中でござる」の解説を務めた方ですから興味津々です。
11年前だかに奥様を亡くされてお子様もなく一人暮らだそうで、加工食品や外食に頼ることなく一人で料理しているし、唯一出来なかった縫い物までこなすようになったのだそうだ。

講演の内容は我々の生活を江戸時代に戻すのでなく、江戸時代を調べて、今の我々はどういう立場におかれているかを知ることであると。

今、我々は一人1日10万kcalの化成燃料を使っているのだそうだ。つまり0℃の水1トン(浴そう5杯分)を100℃上げるに要する熱量である。様々な消費生活には飛行機に乗ること等も含まれる。
今の生活の半分が昭和40~45年(今から40年位前)で、1/10が昭和20年代から32年位、そして0が江戸時代である。
周知の事実であるが江戸時代はエネルギー源は太陽、人間の動力、水力、風力などでそれが循環型だった。例えば稲作で出る藁は堆肥や灰や藁製品として、その藁製品もだめになれば堆肥といった具合で、環境を汚さない全て使い切るものであった。
今はリサイクルさえエネルギーがいるという、エネルギーなしでは動けない仕組みになってしまった。
テレビ番組といえば、グルメと旅行。グルメや体を使わないリモコンなど使用して、楽をして肥満傾向の体を、痩せる機械やエアロビックなどで減らそうとする。つまり金を使って原因を作り、金を使って解決しようとしている。そういえば医療費も増やしているのね。
こうした傾向は何か間違っているのではないかと警告を講師は発している。
自分の体にいいことをするとエネルギー消費は減る。

石川氏は一人の生活を長く続けていながら、その血色の良いこと、お元気そうなこと、実年齢よりずっと若々しい。
実行していることの一端として話されたことは、よけいなものを食べない、関東産の野菜しか買わない、原料しか買わない、玄米を自分で搗いて糠まで使ってしまう、野菜果物をたくさん食べる、肉を少なくして青い魚を食べる だそうで私も反省した。石川氏の本をまた読みかえしてみよう。

先日のカラスウリの種がカマキリの顔に似ている、あるいは打ち出の小槌のようであると教えていただいて、開けてみました。
うわ-!本当にカマキリの頭が何と17個もうじゃうじゃと出てきました。財布に入れるとお金が貯まるという話もお聞きしたので、早速入れています(今は使うばかりですので)。

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コメント

興味深い講演を聴いていらっしゃいましたね。
江戸時代は究極のリサイクル社会。その素晴らしいサイクルが
すっかり壊れてしまった現代社会は問題だらけですね。
リサイクルするにもエネルギーが要るというお話に、先だっての
紙の偽装事件を思い出しました。
素晴らしいエコ社会だった江戸ですけれど、今更江戸時代の生活には
確かに戻せそうにありませんね。(耐えられそうにありません)
そこまで極端なことをしなくても、見直せることはいくらでも
あるのですね。遠くの産地のものを買わずに地元産のものを
食べるというのも、確かに流通にかかるエネルギーをうんと抑える
ことができるなぁと、改めて思いました。
飽食して残りを捨て、太ったからとフィットネスや医療に
お金を使うというのも確かに変な話…
いろいろと考えさせられました。

投稿: ポージィ | 2008年2月18日 (月) 11:16

追伸:
カラスウリの中から17個も種が出てきましたか!
たくさん入っていましたね。
カマキリの頭と思うとちょっと不気味にも見えますが(^^;)
打ち出の小槌だと思うと、ご利益ありそうに見えますねhappy01

投稿: ポージィ | 2008年2月18日 (月) 11:19

お腹を壊しておかゆと梅干だけみたいな生活をするとスガスガしいです。
長続きはしないけれど。

投稿: saheizi-inokori | 2008年2月18日 (月) 11:41

★ポージィさま

カラスウリの種のことを教えてくださってありがとうございました。随分たくさん入っているものなのですね。いつぞやブログで拝見してたと思うのですが、すっかり忘れていて、中を開けるという知恵もありませんでした。確かに打ち出の小槌として眺めるといい気分です。年金生活は出ていくばかりですので、死ぬ前になくならないように、この打ち出の小槌に守ってもらいます。
今日もsunでしたね。2階は21℃もありました。

本の内容を凡そ知っていても、お話を聞くと思いもかけない内容もあったりしてなかなかいいものですね。
そうですね。紙の偽装事件が思い起こされますね。リサイクルもなかなか前進しないのもかかるエネルギーが膨大だからですね。
江戸時代の生活は絶対に出来ませんが、ここから今の行き過ぎた生活のヘンな所が浮き彫りになって、このままだと子孫はいつかは江戸時代の生活に戻らなくてはならないかもしれません。何とかして自然を破壊し尽くし、資源を使い尽くしていくのをこのあたりで見直さなくてはいけないのですね。
一人ひとりの身近な努力からでしょうか。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月18日 (月) 17:02

★saheizi-inokoriさま

そうですね。お腹を壊すのは100%ダメージを受けるものでなく、まず。おかゆと梅干というシンプルでこの時しかなかなか味わえない食事にありつけること、第2に絶えず働きづめの腸が休養できて、お腹が新生復活できることです。
saheiziさんがスガスガしいと表現されましたが、本当にそうで、江戸時代に戻ったような感じがするかもしれません。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月18日 (月) 17:11

心にぐさりと突き刺さる
エコ講演でしたね。遅き
に失したとはいえ、日本
国民一人一人が実行しな
ければなりません。
地球の温暖化を食い止め
なければなりません。
生ゴミは肥料用に保存。
リサイクル協力は欠かし
ません。世界中、エコで
なく「エゴ」が多すぎま
す。

投稿: 老春 | 2008年2月19日 (火) 06:15

★老春さま、おはようございます。

おっしゃるように便利に慣れてしまってまだまだその上を求め、地球を省みない私たちのエゴが、子孫が住めなくなるようにしてしまうかもしれませんね。
これに関することには、努力なしでは決して
奇跡は起こりませんものね。
この度は流氷の状態を見ても、温暖化の現実を突きつけられました。
身近にできることはたくさんありそうですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月19日 (火) 08:22

 おはようございます。
 石川さんの本は、以前tonaさんから教えていただき、わたしも何冊か読みました。
 この方は、口で言うだけでなく、行動で実践して、その結果、tonaさんの記事にあるようにお元気なのだからたいしたものです。
 「大江戸生活体験事情」というのも読みましたけど、下駄や着物や蝋燭の灯りで生活したり、太陰暦で生活した体験をつづったもので、笑いながら楽しく読めて、後でいろいろと考えさせられてしまう本でした。
 わたしは単に趣味的に江戸情緒が好きだったのですが、tonaさんのおかげで、様々な視点から江戸時代を見るようになりました。ありがとうございます。

投稿: Nora | 2008年2月19日 (火) 09:46

★Noraさま、こんばんは。

「大江戸生活体験事情」を読んでいないのですが、そんな体験を綴っているのですか。面白そうですね。私も読んでみます。
着物で生活とありますが、石川さんは裁縫だけは出来なかったそうですが、奥様が亡くなってからやるようになって着物も縫えるようになったそうですよ。びっくりですね。
車は持っていますが、全然乗らないのだそうです。加工食品は買わないそうで、今度の中国製餃子の事件には驚いたとおっしゃっていました。玄米を搗いた糠は味噌汁に入れて食べてしまうのには驚きました。消化が悪いといわれていますが。
何しろお元気なのですから説得力があります。
こちらこそありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月19日 (火) 19:47

いろいろ教えられることの多い内容でした。ところで、「関東産の野菜しか買わない」というのは、何か特別の意味がありますか?中国産とか外国産が敬遠されるのは当然として、「関東産」にこだわる理由が知りたいと思いました。カラスウリの種の話、面白いですね。

投稿: 茂彦 | 2008年2月19日 (火) 20:07

★茂彦さま、こんばんは。

石川さんは東京中野に住んでいらっしゃいます。
関東産だと輸送コストが低く抑えられますから、無駄なエネルギーを省くことができるわけですね。野菜のような殆ど何処でも出来るものをわざわざ遠くから輸送しなくてもいいのではないかということだと思います。
私はその他に、石油を炊いてビニールハウスの中で今頃ブドウを作ったりしていますが、そんなものは高いし資源の無駄遣いで買う気が起こりません。買う人がいるから作るのですね。他にもおかしいことがいっぱいありそうですね。

カラスウリの種の話はポージィさんに教えていただいたのですよ。財布の中を時々覗いてしまいます。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月19日 (火) 20:58

江戸は完結した世界を形作っていたでしょうね。

封建制度が決まった生産力の
配分を中心とした秩序社会でしょうから、
安定していたともいえそうです。

江戸から見た現代というのは
ユニークな知見をもたらしくくれそうです。

投稿: YUKI-arch | 2008年2月20日 (水) 16:27

★YUKIーarchさま

江戸時代は近い時代なので、その世界が映像や小説からきていると思うのですが、秩序だって姿を現してくれます。
250年余の江戸時代の安定ぶりがおっしゃるように封建制度でがんじがらめになりながらも、きちんとした秩序社会に負うところが多いのですね。
こんな発展した現代を江戸から見るということは、江戸の中に発見したものから現代を動かすことに繋がればということのようですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月20日 (水) 19:58

この石川先生のお話、私も興味があります。
少しでも江戸時代に近づいた生活にしたいですね。
ついつい、便利で楽なことをしてしまって
今の日本は、どうなるのでしょうか?
便利なものには、最近毒が、怖い世の中です。
安心安全のはずの生協、こちらの地区の店には、詫び文も冷凍食品のところに出さないようで、なかったことにしてしまうようです。
情けないです。
日本海の青魚と自分の野菜で、何とかしていきたいななんて思います。

投稿: もみじママ | 2008年2月20日 (水) 20:43

わっ! ホントですね~ ビックリです…カラスウリのタネ。
私には打ち出の小槌よりカマキリの顔があまりにもリアルで…うぅ~~カマキりwobbly
でもお財布に入れておくとお金が溜まるんですね。
こちらではヘビの抜け殻をお財布にって話がありますよ~wink

投稿: pochiko | 2008年2月21日 (木) 00:04

★もみじママさま

本当に限りある化成燃料を無駄に使って、子孫のことを考えると、暗澹たる気持になります。
またまた生協の冷凍食品に出ましたね。1番生協は安心と思っていただけに裏切られたという感じです。
もみじママさんの手作り野菜と日本海の青魚で乗り切ろうとする姿勢に、感動しました。この石川先生の姿勢と全く重なります。それどころか野菜はご自分で作る安心そのものですからね。
今年もまたお忙しい季節がやってきますね。
豊かな実りを願っています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月21日 (木) 08:29

★pochikoさま

私もリアルでびっくりしたのですが、pochikoさんもカマキリに見えたのですね。
この顔がうじゃうじゃと中から17も出てきた様子は、本物のカマキリの赤ん坊がうじゃうじゃ孵って出てきたときにそっくりで、叫んでしまいました。
へびの抜け殻の話聞いたことがあります。
でもヘビは嫌いだし、ヘビの抜け殻もまわりには見つからないので一生縁がないかもしれません。pochikoさんはきっと見たことがおありでしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月21日 (木) 08:36

tonaさん、おはようございます(^-^)
江戸時代の循環生活のお話…面白そうですね~♪今でも通用しそうです~♪
便利さだけを追求する生活は無駄が多い…と誰しも気付いているのに…戻れない(^^;
社会の流れを逆行させるのは容易ではないと…自分の生活を振り返っても感じます…

ただ、年寄りといると…食べ物も自然と野菜中心で…身体には良いような気がしています
暖房も適度で…わが家と比べれば寒いと感じるのですが(^^;動けない寒さではなく…
と言っても…調整をしないだけのことなのですが(^O^)温度を設定したらそのまま…
寒いときでもそのままです(>_<)単に文明の利器を使いこなせていないだけかも(*^m^*)
だから普通にエコ生活をしているようです(^O^)
これからの人が年をとったら…エネルギーは使い放題になるかも…(・・?)
余り我慢ということをしませんからね…私も片足含みます…(^^;

「カラスウリ」の種子…私も一つお財布に入れていますが、効き目は(・・?)…(^O^)

投稿: orangepeko | 2008年2月21日 (木) 09:56

★orangepekoさま、こんにちは。

お天気が良くて乾燥した日が続いています。
12℃を越えますと、暖房は要りませんね。
そうなんです。江戸時代の全部循環しているのがあまりにも見事でため息が出るほどです。ところが石油製品やエネルギーに頼った生活は江戸時代の人々から見たら、もう天国にいるような極楽生活と映るでしょう。
もう絶対に戻れません。しかし無駄と思われることをすべてやめていかなければ、孫やその後の世代がどうなるか心配です。
しかし、私たちより少し年配のご両親様の年代だと自然とエコ生活をされてるのですね。
果たして私に出来るか、考えてしまいましたが、気持だけは近づこうと努力していくつもりです。
orangepekoさんのお財布にも種が入っているのですか!!効き目はあやしそうですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月21日 (木) 15:49

江戸時代はまだ自給自足の時代。
限りある資源を大事に使っていたのでしょう。冷蔵庫があるわけでもないし、食べるものにしても最小限のものを買い、残さず食べる。生ゴミも少ない。有機質のため、また自然界に還元できる。

現代は化学技術が発達し、日用品の中でも無機質のものが溢れている。
燃やせば有毒ガスが出る。捨てても腐らない。飽食の時代で余れば惜しげもなく捨てる。生ゴミも、もやさないゴミ、粗大ゴミも増える。生ゴミも、一部は堆肥などに還元できても、大部分は焼却される。莫大なエネルギーを使い、排ガスのため地球環境も破壊される。

洗濯板の時代から、今はコレッキリボタンで洗濯をしてくれる。テレビは座ったまま自由に見られる。
人間は文明の利器の中にどっぷりと浸かり、
動くことを嫌い、ずるくなり、肥満になる。
ダイエットのためと言って金を掛ける。
成人病が増え、医療費が増大する。
世の中便利時代になればなるほど、人間も便利人間になる。怖い気もする。

一日10万キロカロリーの熱量を使うとは思っても見なかった。
今更江戸時代には返れないだろうが、自分自身、自分のエネルギーを使うように、極力車は使わず、歩きと自転車で動いている。

投稿: 夢閑人 | 2008年2月22日 (金) 11:57

★夢閑人さま

戦後すぐの生活から覚えています。
冷蔵庫なしでその日買いでしたね。ゴミ収集がなかったので、埋めたり、燃やしたりでしたね。それが全部地に還りましたね。
好き嫌いなく何でも食べました。
母親が重労働だったですが、別に貧しくも思わないで、子どもとしては自然が遊び場で一杯遊べて、嬉しかったです。

石油製品は漏れないし、丈夫だしそれはそれでもうなかったら、とても不便、すっかり頼りきった生活を振り返ってみて驚いてしまいます。
役目を終えた(終えないうちに捨てることも多すぎです)製品の処理に莫大なエネルギーが要るところが大問題ですね。処理しきれないことも発生して、地球はゴミの山と化しています。困ったものです。真剣に憂いています。
もう1つの問題が、何でも楽して、動かなくなったことですね。本当に便利で役に立つだけならばいいのですが、健康問題に悪影響の便利はもう願い下げですね。
家の中でも動くことにしましょう。
外も夢閑人さんと同じように行動するつもりです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月22日 (金) 16:52

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