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2008年2月27日 (水)

楠の葉のダニ部屋

2月の植物観察会は「所沢航空記念公園」の樹木の観察でした。
日本航空発祥の地で50haもあります。
イマジネーションカーペットを駅からすぐの所に見て、すぐ左側に「所沢航空発祥記念館」の建物が見えます。

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S2danibeya_2  クスノキ(楠、樟)は常緑高木で、初夏に大量に落葉。幹や葉を切ると樟脳(防虫剤や医薬品に使用される)のにおいがし、腐食や害虫に強く長寿です。
その葉にダニ部屋(ダニ室)があるのです。
葉の主脈の根本近くから左右に一対のやや太い側脈が出るのを三行脈というが、その三行脈の分岐点に小さな膨らみがあります。
これがダニ部屋でダニが入っているが葉や木に影響を与えないらしい。測ってみると1mmくらいの大きさでした。ほじってみましたが穴が開いただけで失敗でした。
クスノキの葉を拾ったら是非見てください。

銀杏に気根があるのを初めて知りました。↓画像右:幹からぶら下がっているコブのようなものがそうです。
↓画像左:は房総にあったラクウショウの気根です。同じように丸っこい。

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池にはキンクロハジロとマガモ、カルガモがいたなかに、友人に教えていただいたのが何とコガモです。以前井の頭公園で見て以来久しぶりでした。
ちょっと小さめ。泥水をついばんだり、枯れ草をしごいたりして、主にイネ科植物などの小さい実を食べているそうだ。↓左オス 右メス

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5enaga今日初めて目にしたのがエナガという小鳥です。とてもすばしこくて撮影できません。

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コメント

2月の植物観察会の様子を、つぶさに
説明して下さり、ありがとうございま
した。楠のことも詳細に教えていただ
き、感謝しております。葉にダニ部屋
があるなんて、しりませんでした。
銀杏に気根があることも知りませんで
した。いながらに観察出来た悦びにし
ばし呆然としております。コガモのメ
ス可愛いですね。
植物観察会に同行出来たような気分に
なりました。
ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2008年2月28日 (木) 07:13

そのダニって、あの刺すダニですか?
部屋に置いとくとダニが出てくるのかな。

投稿: saheizi-inokori | 2008年2月28日 (木) 07:55

★老春さま、おはようございます。

私も楠の葉のダニ部屋のことを知りませんでした。
こうして、外で教えていただくと、本では通り抜けることも、頭に入ってきて、また知ったときの嬉しいことといったらありません。

葉が散ってしまった丸坊主の銀杏の木だから気根が見えたのですね。
水鳥は大きく分かりやすいのですが、小鳥は見分けられず、その前に見えにくく、テレビで感動して見ること事が多いです。
北海道にもたくさん鳥がいるそうですね。
植物観察会に同行していただいたようでありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月28日 (木) 08:21

★saheizi-inokoriさま、おはようございます。

そうだと思います。
夏になるとテンテンテンと並んで刺されたことがあります。
ダニって肉眼で見えるらしいですが、映像で拡大したのを見ましたが、気持悪い虫です。
今回、質問する頭もなく、調べても何故が解決できなかったのですが、葉を部屋に置いておいたら、破って出てくるのでしょうか。部屋で寝ているだけなのか、虫こぶみたい子孫をふやしているのかなど、疑問がいろいろ出てくるのですが、わかりませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月28日 (木) 08:28

初めて知りました。クスノキがどれかも知らずにいますが、
その葉っぱにはダニ部屋なんてものがあるとは!
葉や木には悪さをしないんですか?ダニを飼うクスノキ?(^^)
共生関係にでもあるんでしょうかね。
ダニと聞くといやーなイメージしかありませんが、
植物や動物に悪いことをするダニばかりではないのかも、と
思い直しました。

イチョウの気根はどこかで見ましたよ…えーと…
そうそう、確か江の島にある大きなイチョウだったと思います。
たくさん垂れ下がっていて不思議な姿でした。

投稿: ポージィ | 2008年2月28日 (木) 10:48

ダニは
すべての有機物を土に帰す役割をしているのですから、
エコの大代表ですよね。
ゴミを出すからダニが発生する、
実に理路整然としているのですが、
嫌われたものです・・・。

投稿: YUKI-arch | 2008年2月28日 (木) 12:32

tonaさん、こんにちは(^-^)
「クスノキ」は神社に行くと結構見ることができますね…突起があるのは知っていましたが…
調べることもなく(>_<)「ダニ部屋」というのは…知りませんでした(^^;
虫コブとも違うのですよね…未解明の不思議な仕組みのようですね…

http://www.ne.jp/asahi/blue/woods/back1000/907/907.html

投稿: orangepeko | 2008年2月28日 (木) 13:27

★ポージィさま

葉の中のダニは影響を及ぼさないと先生がおっしゃっていました。
どんな共生関係にあるのでしょうね。このことはわかりませんでした。
ダニはただ害虫と思っていましたが、そうでないのかもしれませんね。

まあ、江ノ島のイチョウですか。
気根がぶら下がっていたのですね。立派だったでしょうね。
葉があるときは気がつきません。
鍾乳洞のような形ですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月28日 (木) 19:43

★YUKI-archさま

あら、ダニが有機物を土に返す役割をしているのですか。
ミミズと同じですね。
知りませんでした。ダニ=害虫でした。
たまたま、縫いぐるみや汚れたカーペットや古くなった畳など到る所に驚くほど繁殖しているダニのことだけを考えて害虫と叫んでいました。そして嫌っていましたね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月28日 (木) 19:49

★orangepekoさま、こんばんは。

ダニ部屋のことについての質問と卒業研究をされてる論文を拝見できました。
どうもありがとうございました。
ダニ部屋の中の顕微鏡写真には驚いてしまいました。10~50匹もいるとは!ダニの種類もフシダニだけでなく数種あるようですね。これを卒業の研究として取り組んでいる学生さんがいることも発見でした。
ダニが部屋を作るのでなく、クスノキが作ることもわかりました。でも不思議な仕組みですね!
とても勉強になりました。

投稿: tona | 2008年2月28日 (木) 20:13

樟脳って虫除けなのに!不思議ですね。

投稿: saheizi-inokori | 2008年2月29日 (金) 12:35

★saheizi-inokoriさま

本当に不思議です。
もしお暇が出来ましたら↑orangepekoさんが紹介してくださったサイト、もしくは

幸島研究室HOME→卒業研究、修論、博論要旨集→植物ー動物相互作用、ダニ部屋
→クスノキのドマティア(ダニ部屋)形成とダニの関係
→クスノキのダニ部屋とダニの紹介
をご覧ください。
まだ解明されていないけれど、不思議な成り立ちです。

投稿: tona | 2008年2月29日 (金) 15:38

ダニ部屋にはちょっと驚きでした。
考えてみれば自然にはダニが一杯です。
犬の散歩へ行くと、雑草についているダニやダニの卵がくっ付く時があって、何時の間にか犬にダニがぁ~~って事がよくありましたね。
我が家のばぁちゃんも、以前疥癬というダニに好かれてしまった事がありました^^;

投稿: pochiko | 2008年2月29日 (金) 22:25

★pochikoさま、おはようございます。

そうなんですね。ダニだらけなのですね。
ヒメちゃんには雑草の植物からくっ付くとは知りませんでした。
洗ったり、薬を使ったりして退治するのでしょうね。
その昔の頭の虱退治を思い出してしまいました。
えっ、疥癬もダニだったのですか。治すのに1ヶ月もかかる大変やっかいなものですね。
ダニアレルギーもあるようですが、普段清潔にしないといけませんね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年3月 1日 (土) 08:20

 こんにちは。
 ダニ部屋と気根の話、
 tonaさんの記事、みなさんのコメント、ダニ部屋関係のサイト等、拝見させていただき、すっかり感動してしまいました。
 こんな身近なところにこんな不思議なことがあるんですね。
 植物も生きているのだ、ということが、ほんとうによくわかります。きっと、このような不思議は他にもたくさんあるのでしょうね。
 ますますはまってしまいそうです。 

投稿: Nora | 2008年3月 3日 (月) 16:14

★Noraさま、こんにちは。

サイトもご覧いただけたのですね。
ダニ部屋について、卒論を書いている学生もいたりして、驚いてしまいました。
この観察会の日、枯れ木ばかりで何もない中に、常緑の楠の前に連れて行かれて、この話が出たときにはとても喜びを覚えました。
勉強って何て楽しいのだろうと。
学校が終わってから云十年、勉強らしい勉強をしてこなかったから。
Noraさんがはまり込んでいくのが嬉しいですね。よろしくね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年3月 3日 (月) 16:58

同じ場所へ行っても、私なぞなんら新しい発見もなく帰ってきましたが、さすがtonaさんは違いますね。いろいろ新しいことを教えていただきました。

投稿: 茂彦 | 2008年3月 4日 (火) 19:27

★茂彦さま

違うのですよ。
観察会の先生に教えていただいたのです。
こんな冬枯れの中にも、どんぐりなどの実やトベラとシャリンバイの区別などいろいろ教えていただき、とても楽しかったです。
私一人で行ったら、「あら何もないじゃない」と言って、記念館を覗いて帰ってくるだけだったでしょうね。
茂彦さんはこんな素敵な公園のお近くでいいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年3月 4日 (火) 22:42

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