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2008年2月24日 (日)

セツブンソウ

Setubunnsou

いつもの殿ヶ谷戸庭園にスプリング・エフェメラルの「セツブンソウ(節分草)」が咲いていました。
キンポウゲ科で高さ10cmくらい、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好むという。
白色の花弁に見えるものは萼片で、花弁は退化して黄色の密槽となっているそうだ。

Tugumi

おとなしく、孤高の鳥・ツグミが好きです。私には哲学鳥のようにも思えます。

吉村昭著『破獄』
青森、秋田、網走、札幌の4つの刑務所から脱獄した実在した人の話です。
複雑な家庭に育ったかわいそうな生い立ちの主人公が、罪を犯し投獄され、次々と脱獄を繰り返すのですが、どうみても脱獄が不可能な部屋からどうやって次は脱獄するのか、その手口が知りたくてどんどん楽しく読み進んでしまいます。
監視者の心理を巧妙に捕らえ、並外れた知恵と体力で成功するも、意外なことで又捕まり、最後は府中刑務所からやり手の所長によって更正、その後の人生が脱獄に対して平凡なのが意外。
こんなに脱獄に優れた人が、入獄することなく、その頭を使って生きていったら偉業を成し遂げたのではと思ったりしたのですが、案外平凡だったりしてとか、その余韻を楽しんでしまった本です。

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コメント

tonaさん、おはようございます(^-^)
「セツブンソウ」が咲いているのですか…きれいですね~♪いつ行かれたのでしょう(・・?)
そちらは、週末春一番が吹き荒れて大変だったでしょう…
今日は穏やかな日になりそうですね~♪
私は「シモバシラ」の霜柱も観ることなく…春を迎えそうです…(^^;

脱獄を繰り返した人の話は何かで聞きかじりですが…
置かれた環境によって花開く才能(・・?)もありますので…それをその後どう活かすか…
人それぞれでしょうね…
非凡も平凡も裏表…人が判断することではないでしょうか…みんな某の波風はあると思います…
この人も、この人なりにその時々を一生懸命生きていた…という事ではないでしょうか(・・?)

お出かけの合間には読書…相変わらず上手く時間を活用されていますね~♪
見習わなければいけませんね(^^;

投稿: orangepeko | 2008年2月25日 (月) 06:03

★orangepekoさま、おはようございます。

1昨日から昨日にかけて外出時は目をあけるのが大変ほどの風が吹き荒れました。
今日は穏やかに、青空が広がり、富士山が雪一杯被って美しく輝いています。
セツブンソウは先週から咲き出して、23日(土)に行ったときの画像です。
せっかくのシモバシラの霜柱を今年は見られなくて残念でしたね。

>置かれた環境によって花開く才能
で納得しました。なるほどですね。
戦前戦中の頃の悲惨とも言える獄中において、普通なら気力が萎えてしまうのに、逆にムラムラと漲って不可能を可能にしてしまう鮮やかな手口は、まさに才能、集中力の結晶ですね。温室の中に居てはする必要がないことですから。有難うございました。

投稿: tona | 2008年2月25日 (月) 08:50

写真で見れば、ツグミというのはたしかに孤高の鳥。
哲学鳥の表現はtonaさんらしい。

『破獄』の主人公もツグミのような人物だったのでしょう。
孤立することで見えていた世界が
何かのきっかけで変わる。
更正、そして平凡な生活へ彼がなぜ歩んだのか、
知りえないからこそ興味がわきます。

投稿: YUKI-arch | 2008年2月25日 (月) 09:45

セツブンソウをご覧になったのですね。
まだ写真でしか見たことがありませんが、清楚でかつ可愛らしいですね。
こちらは草丈どのくらいでしたか?

ツグミは孤高の鳥。
そういわれてみれば、見かけるときはいつも一羽です。
群れない鳥なのかしら。これから見かけたら、哲学者を重ねてみます(^^)

そんなに、脱獄を繰り返した人がいるのですね。
よのなか、そこまで巧妙に考えて犯罪を犯すなら、その能力を
良い方向へ生かせばいいのに、と思える人が時々いますが、
裏返すと、まっとうな生き方で活かす場がなくて、法を破る生き方でしか
活かせなかったのだろうか?と考えると複雑な気分です。
でも、だからといって悪いことをしていいという理由にはなりませんけれど。
育った境遇も大人になってからの世間の風も…。
その脱獄を繰り返した人、更正後の平凡な人生では、心穏かに
過ごせたのだといいですね。

投稿: ポージィ | 2008年2月25日 (月) 11:14

脱獄、面白かったです。
吉村さんの作品は大げさな表現が無いからうっかりすると読み過ごしてしまいがちなのですが、一言ひと言に重みがありますね。

投稿: saheizi-inokori | 2008年2月25日 (月) 11:22

★YUKI-archさま、ありがとうございます。

以前杉並区に住んでいたときの高い庭の木に毎年やってきて、独特の鳴き声を北に帰るまでずっと聞かせてくれました。そして今水を飲みに来てくれるツグミに惹かれています。

この脱獄囚もまさに孤高の人、ツグミのようでもありますね。
読んでいてこの人にツグミ同様かなり惹かれました。外に出てからのことはさっと流して書いてあるのでいろいろ想像もしたのですが、疲れてしまったことも少しはあるのでしょうね。

投稿: tona | 2008年2月25日 (月) 16:42

★ポージィさま、ありがとうございます。

セツブンソウ、仰るように清楚な花です。真ん中の青の色も好きです。
やはり10cmくらいでした。この庭園には3本くらいしかないようです。いつも消えてしまわないか心配するくらいです。

ツグミってどうして1羽だけでいるのでしょう。淋しくないのかしら。1度だけつがいが歩いている所見ただけです。不思議な鳥です。

犯罪ですが、詐欺など凄く頭のよい発想に驚くことがあります。ポージィさんが仰るように、その素晴らしく切れる頭を良いことの方に使ったら、世のためになる発見や仕事をしてくれるだろうと思いますが、どこか道が狂ってしまったのですね。
この脱獄を繰り返した人は、更正後は世話されて、ものを作るところで働いていたのを辞退して、山谷で日雇いの仕事について71歳だかで心臓病でコトリと逝くまで、真面目に働いたそうなのです。

投稿: tona | 2008年2月25日 (月) 17:00

★saheizi-inokoriさま、ありがとうございます。

この頃、吉村さんの作品が面白くなりました。まだまだ書いて欲しかった作家ですね。
この小説も実にうまく書かれていて引き込まれました。
saheiziさんもこの本面白かったそうで、いつも追いかけている私は嬉しくなりました。

投稿: tona | 2008年2月25日 (月) 17:05

tonaさん、セツブンソウ きれいですね。
初めて見ました。
ツグミも初めて見ました・・キリリ!とした(賢い)雀に見えます。失礼!
趣のない私でごめんなさい。
tonaさんからいろいろなことを教えていただいています。

投稿: むーさん | 2008年2月26日 (火) 00:27

★むーさんさま、ありがとうございます。

セツブンソウは限られたところしかなくて、近くの庭園にあったのはラッキーでした。

そういえば、ツグミは色合いなど雀を大きくしたような感じですね。
キリリとして賢いと表現していただいて、嬉しくなってしまいました。
私の方こそ、いろいろ教えていただいて感謝しております。

投稿: tona | 2008年2月26日 (火) 08:22

 おはようございます。

 セツブンソウ、わたしも見ましたよ!
 すごく小さいので見つけるのがたいへんでしたが、可憐な花でした、
 初めて見た(どころか、初めて知った)のですが、tonaさんの説明を読み、いろいろなことがわかりました。
 写真もすごくきれいです。

 ツグミも、ばっちり撮れてますね!
 でも、これ、tonaさんの庭に来るのとはちがうんでしょうね。

 「破獄」は、”長平”の吉村さんですね。これもおもしろそうです。

投稿: Nora | 2008年2月26日 (火) 09:55

★Noraさま

セツブンソウご覧になったのですね。
本当に小さなお花ですね。希少価値なお花だからではありませんが、白と真ん中のシベのコントラストが美しいですね。
夏のレンゲショウマも良かったですが、何も咲いてないこの季節に、気品があってなかなか素敵なお花ですね。
ツグミは公園の方のです。我が家に来てくれるのは、人を察知するとすぐ飛んで行ってしまいますので、カメラに収められません。

そうそう、長平さん、記憶力のいいNoraさんです。私は1年は覚えていられそうもないです。ブログに書いたからには忘れてはいけないのですが。

「古いカンタータ録音を聴く」をありがとうございます。不勉強で、全然身につかなく、Noraさんの説明でただ今勉強中です。
クラシックはテープ(もう古いですね!)で250本くらい録音したのとモーツァルトの全曲録音のCDとあと十数枚のCDだけという貧弱なレパートリーなので、Noraさんたちのブログで目を見開いて読ませていただいています。ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月26日 (火) 16:18

セツブンソウって初めて見ましたけど、可愛らしいっていうか宝石みたいな花ですね。
本当にキレイです!
tonaさん地方はすっかり春めいてきたようですね。
こちらは相変らずの冬景色。
いつになったら春の野草が見られるんでしょうか…。
ちょっと彩りに飢えているこの頃です。

投稿: pochiko | 2008年2月26日 (火) 21:38

「セツブンソウ」可憐な花ですね。
「ツグミ鳥」なにかしら威厳を感じます。
「破獄」読んだことありません。
的外れなことになりますが、北海道に
鈴木宗男という国会議員がいますが、
ワイロで刑務所入り、無罪を信じて
控訴しながら司法と戦っています。
昨日、控訴棄却されましたが、上告
しました。政治力のある人で残念で
なりません。総選挙を控え、自民党
民主党からもその力を借りたくています。

投稿: 老春 | 2008年2月27日 (水) 06:17

節分草というのですか?可愛い花ですね。今の時期でも、殿ヶ谷戸庭園には、ほかにも花が咲いているのでしょうか?こんな寒い季節でも、咲いている花があるのですね。私など、もともと観察眼がないから、さっぱり見つけられないでいます。

4つの刑務所から脱獄した実話ですか?よほど頭がいい人だったのでしょうね。ほかのことに頭使えばもっとよかったのに・・・

投稿: 茂彦 | 2008年2月27日 (水) 13:02

★pochikoさま、ありがとうございます。

セツブンソウ、>宝石みたい・・本当にそうですね。あまりどこでも見られる花でないので、毎年気になります。
もう、春めいてきて、たんぽぽやハナニラまで咲き始めました。
北海道を初め、まだまだそちらの方は雪が降っているようで、まだ春の兆しは見えないのですね。もう暫くの我慢でしょうか。
でもいつもお部屋などの明るいお花を見せていただいていますね。

投稿: tona | 2008年2月27日 (水) 20:26

★老春さま、こんばんは。

セツブンソウ、気に入っていただけましたか。可憐、清楚いろいろ形容できるお花です。
ツグミは北海道では見かけないでしょうね。
他の鳥みたいにちょこちょこしていないで泰然自若といった感じです。
昨日の新聞に鈴木宗男議員が出ていましたね。上告してまだ戦うのですね。
石橋湛山のような政治家が出ないものでしょうか。
「破獄」には網走近辺や札幌近辺の話が出てきました。暖房の殆ど無い網走の刑務所の寒さの厳しさが伝わってきました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月27日 (水) 20:34

★茂彦さま

今の殿ヶ谷戸庭園には他に福寿草と梅がぼちぼちくらいで、あまり咲いてないです。
1ヶ月前は冬牡丹や蝋梅や十両でした。次はカタクリの頃が賑わいます。珍しい花があるのですが、本当に片隅にひっそりとしていますから、はやりの賑やかな花が咲いている所とは趣が違いますね。
茂彦さんがいらっしゃった秋は紅葉が多いので、1番華やかなときでした。

私も茂彦さんと同じように最初思いましたよ。そのよい頭脳を他に生かせたらと。でも運命なのですね。娑婆に出ると使えるだけの場所やチャンスがないのでしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年2月27日 (水) 20:43

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