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2008年5月17日 (土)

玉原湿原の水芭蕉

「早春賦」
1、春は名のみの風の寒さや
  谷の鶯うたは想えど
  時にあらずと声もたてず
  時にあらずと声もたてず
2、氷り解け去り葦はつのぐむ
  さては時ぞと思うあやにく
  今日も昨日も雪の空
  今日も昨日も雪の空
3、春ときかねばしらでありしを
  きけばせかるる胸の思いを
  いかにせよとのこの頃か
  いかにせよとのこの頃か

鶯が毎日鳴くので、季節はずれなのに口ずさんでいるのですが、
この2番の最初、「葦はつのぐむ」とは何?
広辞苑に(アシ・オギ・ススキなどが)角のように芽を出す。芽ぐむ。だそうです。

全然知らないで歌っておりました。日本の言葉にも実に美しい、あるいは形容が面白いのがあるもので、特に自然から作られたことばなどいいものです。
「潦(にわたずみ)」勢いよく雨が降ると、庭に水溜りできること。さっき夕立があって水溜りが出来ました。
「虎が雨」、「卯の花腐し(くたし)」「栗花落(ついり)」「鰤起し」「貝寄風(かいよせ)」などいろいろあり、見つけていきたいものです。

歩く会で群馬県の沼田から入ったところの玉原(たんばら)湿原・高原を歩きました。
玉原湿原では水芭蕉が満開で迎えてくれました。木道から覗くと、赤ちゃん水芭蕉やかたまっているのやら様々な顔をしています。「夏の思い出」の尾瀬を思い出していました。
Mizubasyou1

Mizubasyou2 Mizubasyou3

同じ湿原にコバイケイソウ(ユリ科)の若葉がきれいで、あと1ヶ月もするとあの白い花を咲かせるのでしょうか。
Photo

㊧シロバナエンレイソウ(ユリ科)はやや湿り気のある林や山地に咲くという。
㊨ヤブデマリ(スイカズラ科)?がブナ原生林の玉原高原へ続く道に咲いています。 友人がヤブデマリでなく「オオカメノキ・別名ムシカリ(スイカズラ科)」と教えてくださいました。
Photo_2 Photo_3

ブナの原生林にはカメラマンが大勢いました。私も彼らが取っている方向を撮ってみましたが冴えません。
この日は前日に雨が降って、ブナの木が濡れていて、しかも曇天なのでブナの新芽もとても綺麗に撮れる最高のロケーションなのだとカメラマンが言ってました。
世界遺産の白神山地の、夏のブナとは何て趣が違うのでしょう。
Photo_4

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㊧ブナの根の瘤がお地蔵さんに見える「ブナ地蔵」㊨沼田名木百選の「幹の太いブナ」は周りのブナより太いが枯れている模様です。

Photo_7 Photo_8

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コメント

tonaさんこんばんは。
玉原湿原は我が家の子供達が小学生の夏休みに行きました。
ニッコウキスゲ、ワレモコウ、等。ここで紹介されたコバイケイソウもありました。
高山蝶のクジャクチョウ、コヒオドシ、各種ヒョウモンチョウに混じってベニヒカゲも見ました。
冬はスキー場になりますね。
懐かしい場所を思い出しました。
それにしてもtonaさんお元気ですね!!

投稿: wakasama | 2008年5月17日 (土) 20:56

ブナの原生林ステキですね。
近ければ私も写真撮りに行きたいくらいです。
こういう場所を花を愛でながら歩けるって羨ましいくらいです。

あの、ブナの根の瘤がお地蔵さんに見える「ブナ地蔵」。
私はどう見ても足の裏にしか見えないでこまってます^^;

投稿: pochiko | 2008年5月17日 (土) 22:24

★wakasamaさま、おはようございます。

玉原高原のスキー場は7月頃はラベンダーが咲いているのですね。1昨年に香りをかいできました。
お子様といらっしゃったという夏休みには、ニッコクキスゲやワレモコウが咲き、コバイケイソウも咲いているのですね。何より多種類の蝶がいるそうでお子様も喜ばれたことでしょう。勿論、お子様たちもお父さんに負けずに好きなのでしょうね。
今回蝶には出会えませんでした。先日庭で黒い蝶がやっと撮れましたが、名前がわかりませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年5月18日 (日) 08:16

★pochikoさま、おはようございます。

玉原高原は直線距離的にはpochikoさんの家からの方がずっと近いですね。尾瀬にも近いらしいのですが、本当に高原は素敵です。
夏になってこの原生林が暗くなるほどに葉を繁らせることでしょうね。
湿原といいますと、こんな遠い所まで来ないとないですね。湿原の存在の重要さも勉強しなくては。
ははは・・足の裏ねー。なるほどそう見えますよ!可笑しい!左側の2体をお地蔵さんと見てください。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年5月18日 (日) 08:24

俳句の季語で今はあまり使われなくなっている言葉について書いた本を読みました。
感覚が掘り起こされるような気がしましたよ。

投稿: 佐平次 | 2008年5月18日 (日) 10:05

玉原高原、何度も行ったことがあります。
センターハウスの前の駐車場に車を止め、徒歩で湿原入り口の前を通り抜け、今はなくなりましたが、奥にある「朝日の森ロッジ」に泊まり、夜、サークルのギター演奏発表会をしたことがあります。毎年9月にやっていました。(ギター講師がロッジに出資してました)
ペンションビレッジに泊まったこともあります。

あくる日には、湿原散策もしました。四季それぞれいいところですね。
ラベンダー畑もありますよね。結構時期には観光客も多いです。

今頃のミズバショウもいいですね。
平地と一足遅れた春を満喫されたことでしょう。

投稿: 夢閑人 | 2008年5月18日 (日) 15:54

★佐平次さま、ありがとうございます。

俳句の季語の本の中にも、あまり使われなくなった言葉について書いた本があるのですか。それは面白そうです。
「感覚が揺り起こされる」気持・・そうです、そうです。
今は使われない言葉に素晴らしいのがあって、もっともっと掘り起こしたい気持にさせられました。明治時代の上田敏たちの訳詩や日本の歌などさえも感心しきりです。

投稿: tona | 2008年5月18日 (日) 20:09

★夢閑人さま、ありがとうございます。

まあ、玉原高原に何度もいらっしゃったことがあるのですか。
講師の先生の出資されていたロッジや、ペンションに泊まられたのですね。
高原の夜のギター演奏、ロマンチックですね。
思い出深い高原なのですね。
私が訪問したのはラベンダーのときと、今回の水芭蕉のときの2度ですが、できるなら、夏と、秋の紅葉の頃にまた湿原を歩けたら素晴らしいでしょうね。
水芭蕉咲く木道散策もよかったし、ブナの新緑の中を歩いたのは初めてで、貴重な体験でした。

投稿: tona | 2008年5月18日 (日) 20:29

早春賦、懐かしくていい歌ですね。

本当に、水芭蕉の花がたくさん咲いています、思わず「水芭蕉の花が咲いている・・・・・」と口ずさんでしまいます。

今くらいの季節が山歩きにはいい時期でしょうか?

ブナの根の瘤ですか?
こんな形なのですね。

山へ行かれると、いつもは見られない植物にも会えるし、空気もいいでしょうし、1日がかりでしょうが、健康的ですね。

投稿: もみじママ | 2008年5月18日 (日) 23:46

★もみじママさま、おはようございます。

水芭蕉、こんなに咲いているのは久しぶりで、この歌を心の中で歌っていました。
今の季節、花は少ないですが、歩いていて汗をかかないので丁度いいですね。6月になると汗が出ますし、7,8,9月は低い山は暑くて苦しいです。高山は涼しいのでしょうね。

ブナ瘤、周りの木には見られませんでした。これだけ特別で立て札が立っていました。
東京から群馬県まで12時間の外出です。
木から出てくる物質が体にとてもいいそうで、近くの小さな森に出来るだけ出かけます。ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年5月19日 (月) 08:36

水芭蕉の咲く湿地帯を歩く季節ですね。
動けないものですから、
感触だけでも味わっておきます。

投稿: YUKI-arch | 2008年5月19日 (月) 17:29

★YUKI-archさま、ありがとうございます。

そうですね。
尾瀬に行ったのも丁度6月に入った頃でした。
本当においたわしゅうございます。
痛みが一日も早く取れますように。
お大事に。

投稿: tona | 2008年5月19日 (月) 20:40

歩く会、今度は群馬でしたか。
高原の春、という雰囲気がなんともステキですね。
春の訪れもまだ浅く感じられ、早春賦の歌がしっくりきます。
早春賦の歌詞は「春は名のみの風の寒さや」しか知りませんでした(^^;)
 
玉原の地名に聞き覚えがあるなぁと考えていたところ、
思い出しました!神奈川へ越してきてまだ間がないころですから
かれこれ20年近くも前、1度だけ玉原スキー場へスキーに行った
ことがありました。辺りは白1色。その下にどんな自然がひっそりと
春を待っていたのかは知るべくもありませんでしたが、
そのとき滑った林間コースというのがパウダースノーで
ときどき木々の間を通ったりもして、とても気持ちよかったのを
覚えています。スキー初心者の私でも楽しめた唯一の?思い出です。
すみません、すっかり思い出に浸ってしまいました。

投稿: ポージィ | 2008年5月20日 (火) 11:33

★ポージィさま

ぶなの新芽もきれいなものですね。
ところどころにまだ雪が残っていて、気温は10度以下、雪が降ってきそうな寒さでした。

ポージィさんは冬の白一色の玉原高原でスキーをされたのですね。
こんな素晴らしい高原があるなんて1昨年初めて知りました。
カントリークロスのような林間コースのスキーはしたことがないので、憧れですが、もう転んだらアウトなので、スキーは諦めました。
尾瀬の夏の思い出ならぬ、ポージィさんの冬の思い出の玉原高原、この項をブログに載せてみたいくらい素敵です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年5月20日 (火) 19:31

 こんにちは!
 まさに、新しい命が「つのぐむ」瞬間の写真、見ているだけで、さわやかな気分になりました。特に、コバケイソウの芽の瑞々しさ!
 似た言葉で、「芽ぐむ」というのも好きな言葉です。
 こういうのになると、わたしのように、ズルして近場で手軽にすます、というわけにはいかないのでしょうね。
 やっぱり、多少苦労して歩かないと。

投稿: Nora | 2008年5月22日 (木) 15:00

★Noraさま、こんばんは。

「芽ぐむ」「角ぐむ」ってとても素敵なことばですね。
そうですね。コバイケソウの画像を見ますと、とても瑞々しいです。友人が娘さんに「瑞美(みずみ)」と付けたのですが、こんな葉を連想したりします。

少し高度を上げると植物が違ってきます。山を登ってみて良く分かりました。
高原の湿原だとこの辺にはあまりありませんね。ちょっと距離と高さを伸ばしてみないとね。Nora さんはお忙しいけれども、長いお休みが取れたときに是非いらしてください。
ありがとうございました。


投稿: tona | 2008年5月22日 (木) 21:01

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