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2008年8月28日 (木)

フェルメール展

「フェルメール展」 上野の東京都美術館へ第三水曜日、65歳以上無料の日に行ってきました。

肖像画のないフェルメールの姿は「絵画芸術」と題される絵の中に、その後姿を見るのみです。
思い描いていた画家とはちょっと違って、力強い、生涯もっとたくさんの絵を描いた精悍な人に見えます。
実際のフェルメールは画業20年の短い生涯でたった三十数点の絵を残したのみ。

ゴッホと並んで日本で人気を持つオランダの画家で、年齢、性別を越えて広い層にその魅力が受け入れられています。
朽木ゆり子さんや有吉玉青さんのように何年もかけてすべての作品を見て歩く人もたくさんいるようです。
どうしてそこまで駆り立てられるのか、その魅力は計り知れないものがあるのでしょう。

と、かく言う私も、とても好きで、今回初めての5枚を含めて全部で15枚を鑑賞したことになります。
惹きつけられている魅力・・それは光と空間が生み出す魅力と批評家ピータン・サットン氏は言っています。また、空間の描写力や遠近法による自然かつ幻想的という特徴を持つとも。

最初の2枚の物語画「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」宗教と神話を題材にしていて、赤や青や黄色が印象的。
生涯描いた風景画も2枚しかなく来日したのが「小路」、来なかった「デルフトの眺望」、これらは実に素晴らしい。
残りの絵がいわゆる風俗画と言われている作品:こちらを振り向く「ワイングラスを持つ娘」「ヴァージナルの前に座る若い女」
一心に何かをする女「手紙を書く婦人と召使」「リュートを調弦する女」・・・いづれも日常のさりげない瞬間を描いた人物画で、光だけでなく、当時の暮らしの小道具やステンドグラス、装飾品にまで目を凝らすことになります。

絵が少ないが故に、より印象的に心に刻み込まれるフェルメールの絵、味わっていくうちに、やはり同時代の他の画家が描くことの出来なかったことを描けた彼は天才画家だったのです。日本に5分の1が集合したことに有難く感謝したことでした。

展示された絵7枚のうち、6枚の絵のポースターが路上、館内に立てかけられていました。

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コメント

人気の高いフェルメール展、ゆっくりご覧になれましたか?
 
超有名な絵以外のフェルメールの絵にはどんなものがあるのだろうと、
検索して観てきました。知らなかったものも多数あったなかで、
私としては、やはり、窓から差し込む光を効果的に使われている絵たちが
印象的に感じました。
また、同じく印象に残るブルーについても、貴重な鉱石ラピスラズリから作られたウルトラマリンブルーという
絵の具がふんだんに使われた結果だったことも知りました。
それにしてもずいぶん若くして亡くなってしまったのですね。

投稿: ポージィ | 2008年8月28日 (木) 11:50

まだ行ってないなあ。
千葉の佐倉に川村美術館があります。
そこにもレンブラントがあったような気がしますが既に行かれましたか?

投稿: saheizi-inokori | 2008年8月28日 (木) 14:56

 こんにちは。
 tonaさんがコツコツと写真にとってくださったおかげで、ほとんどの絵を見ることができました。(笑)
 残りは「リュート」ですが、これはCDジャケットなどで、よく見かけます。
 フェルメールの作品はわたしもけっこう見たつもりでいましたが、初期の物語画はほとんど印象に残ってなかったので、再確認することができました。
 フェルメールでは、わたしも、風景画が一番好きです。もっと残されてればよかったのに。
 
 

投稿: Nora | 2008年8月28日 (木) 14:59

★ポージィさま

朝開館と同時に入場しましたので、ゆっくり近くで観ることができました。薬師寺展の方が凄い混雑でした。

それぞれ2枚ずつの物語画と風景画以外は窓から差し込む光の中に女性が主として描かれていますね。
「赤い帽子の女」と「眠る女」以外は全部左の窓から差し込む光に照らされているのですね。静謐感が増す絵です。こんな中に超有名な絵以外に胸打つものがあります。
フェルメールのラピスラズリは洋服に使われているものが印象的です。高価だったので当時としては大変だったのでしょうね。
43歳で亡くなって、長生きしていたらもっといろいろな作品が残ったでしょうに残念な人です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年8月28日 (木) 21:17

★saheizi-inokoriさま

まだですか。
気候が涼しくなると混むような気がして暑いうちにと行ってきました。
でも12月14日までですから、ご都合がついたときで大丈夫ですよね。

川村美術館のことは日曜美術館で知りました。遠いため出かけていません。
レンブラントも好きなのでこのことを覚えておきます。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年8月28日 (木) 21:21

★Noraさま

「リュートを調弦する女」ですね。この女性の顔は特異ですが、同じメトロポリタンにある「少女」と顔が似た感じだと私は思います。
CDジャケットで見かけるのですね。
フェルメールでは楽器を弾いたり持ったりしている絵が数点ありますが、当時楽器を持てる人はかなり裕福だったのでしょうね。

風景画いいですね。小路は確認できる場所が現在存在しないそうですが、デルフトの眺望は現地で見てきました。爆発があったとはいえ、今も殆ど変わっていないのですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年8月28日 (木) 21:35

フェルメール展、無料の日にちゃんと合わせていかれて、よかったですね。

tonaさんは、いつもいいものを観ておられるので、感性が豊かで温かいのでしょうね。

私はtonaさんのブログでお勉強です。

フェルメールの絵、好きです。

フェルメールはユリの花の名前にあるようです。

投稿: もみじママ | 2008年8月29日 (金) 08:50

小学生のころから絵を描くのが下手で、不器用でした。だから絵描きは向いておりません。展覧会も見にいったことはありません。
同じクラスに上手なのがいて、感心したものです。
「フエルメール展」画匠美術展だと、いうことは分かりました。
ヨハネス・フエルメールはオランダのハーグ近くのデルフトで誕生したことも知りました。生涯残した作品は30数点ということも知りました。
「光を紡ぐ独特の技法の美しさから」彼は「光の天才」だったということをしりました。ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2008年8月29日 (金) 10:20

★もみじママさま

都立関係の庭園や美術館などは第三水曜はタダなので狙っています。
美術館は入場料も高いですものね。有難い計らいです。税金を納めているのでよしとしています。
私はただボーっと観ているだけですので、感激したなどしか書けないのが情けないです。

もみじママさんもフェルメールがお好きだそうで嬉しいです。
ユリの種類にフェルメールがあるとは知りませんでした。
調べてみたら、ピンクに底白、美しいユリでした。
名前の由来まで調べられなかったのですが、関係あるのでしょうかね。
忘れられないユリになります。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年8月29日 (金) 16:50

★老春さま

私も絵が下手です。どうぞ宜しく。

フェルメールが生まれて住んだデルフトには、その関係の家が残っているし、風景が変わっていないのには驚かされました。

光の天才はオランダにまだいますね。
レンブラントのレンブラント光線が有名で、やはり絵にはいろいろな工夫がされているようです。

当時電気もなく、窓の小さな家の中は、窓からの光だけで、このように美しく人物などが照らし出されていたのですね。
その静かな室内に佇んだり、何かをしている女性が神秘的です。
ありがとうござました。

投稿: tona | 2008年8月29日 (金) 17:01

芸術に疎い私でもフェルメールの名前は知ってます。
が、「青いターバンの女」くらいしか知らなかった事に気づいてネットで絵を見てきました。
それと自画像も。
ホントだ、後姿なんですね(笑)
いろいろ見てたら「取り持ち女」の左端の男性がもしかしたら本人じゃないかとも言われてるんですってね。
このお方がこの絵を。。。
う~ん、ちょっと結びつかない(笑)

投稿: ちょびママ | 2008年8月31日 (日) 00:32

★ちょびママさま

>芸術に疎い私・・・とんでもないです。
フェルメールもきちんと勉強されて凄いです。
「取り持ち女」の左端の男の人が自画像という説、読んだ時は私も驚きました。根拠がなくて説得力がないということで、私も信じたくなかったのですが、あの後姿の前に重なりますね。
気がつかなかったです。ちょびママさんありがとう。この説なかなかと思えてきました。
この「取り持ち女」は「青いターバンの女」「牛乳を注ぐ女」や「窓辺で手紙を読む女」などを書いた同じフェルメールの作品とは随分隔たっていますね。
この顔ならと重なってきます。
仰るようにあの静かな絵の方を書いた方とはとても結びつきませんね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2008年8月31日 (日) 08:46

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