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2008年10月11日 (土)

奈良「山の辺の道」

「山の辺の道」は大和盆地と東側の三輪山・巻向山などの山地の境界線に南北に走っている、古代に開かれた日本最古といわれる道です。

クラス会メンバー有志4人で、時々雨がぱらつく中、北の天理から南の桜井までのルートを時間の関係で、逆の桜井の1つ北の駅三輪から天理に向けて出発、約11kmをぶらぶらと6時間かけて歩きました。
道筋には古墳の他に神社・寺・歌碑・石仏などがあり、万葉集にも出てくる地名や旧跡もあり、景色ものどかで美しい道です。

神武・綏靖・安寧・懿徳・孝昭・孝安・孝霊・孝元・開化・10崇神・垂仁・12景行・・15応神・16仁徳・・・21雄略
高校時代に覚えた歴代天皇も今は最初の方少しだけしか出てこないです。
この山の辺の道には10代崇神天皇(実在の可能性のある最初の天皇と考えられている)と12代景行天皇(日本武尊の父で日本神話が誕生した頃の天皇)の陵があります。

まず三輪山が御神体の[大神神社]です。伊勢神宮、出雲大社と並ぶ古社の1つとされています。
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次に[狭井神社]があります。三輪山入山の窓口の神社。

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さらに行くと[玄賓庵]。 玄賓僧都が隠棲していた庵。謡曲「三輪」は玄賓と三輪明神の物語を題材にしたもの。

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[檜原神社]は鳥居があるのみ。 崇神天皇が天照大神を祀った社で、後に天照大神は伊勢神宮に移された。

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[大和の青垣] このあたりは大和青垣国定公園に指定されている。
<大和は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる大和し 美わし>
と古事記にうたわれた。遠くに見える山、近くに見える山、天皇陵と幾重にも緑の垣根に囲まれているから。
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↓景行天皇陵                  ↓崇神天皇陵
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さらに進むと[長岳寺]です。このあたりは奈良古都の写真で有名な故・入江泰吉が好んで撮影した場所だそうです。
弘法大師創建のお寺で重要文化財の仏像がある。狩野山楽の描いた「大地獄絵」が自分が落ちたら恐ろしい。

↓長岳寺・わが国最古の鐘楼門         ↓本堂

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↓延命殿                       ↓石棺佛

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柿本人麻呂の歌碑があります。
<衾道 引手の山に 妹を置きて 山路をゆけば 生けりともなし>
この地で妻を亡くした柿本人麻呂の慟哭が偲ばれる碑です。
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さらにこんな道を行く。

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最後の石神神宮に到着です。御神体は神武天皇ゆかりの神剣。国宝の檜皮葺きの拝殿は日本最古。境内に神鶏としてニワトリが飼育されている。

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天理駅までタクシーで見た天理教の大学、病院、各施設などの建物がビルと違って屋根がついていて、異様な感じで目を瞠ってしまいました。
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ちょっとだけ降られたけれども、日本最古の道を万葉集の歌などを思い出しながら歩けとおせたことが、何より嬉しい。奈良に住む友人が下見をしてくださり、同じ道をまた歩いてくださったこと、同じくお疲れの幹事さんも同行してくださり、もう一人の方が提案してくださったことを感謝します。

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コメント

6時間も!
でも次から次にこんな素晴らしい物を見続けてお友達と一緒だったらできますね。
私もぜひ行きたくなりました。
石山とどっちが先かな^^。

投稿: saheizi-inokori | 2008年10月11日 (土) 09:38

★saheizi-inokoriさま

いつもありがとうございます。
おっしゃるとおりです。
一人だったら気づかないことも多く、素晴らしい道でも歩きとおせたかは疑わしいです。
いつかいらっしゃってください。
その紀行文から新たに学びなおせるのが楽しみです。

投稿: tona | 2008年10月11日 (土) 09:57

 
日本最古の道ですか!深い長い歴史のある道なのですね。
歴代の天皇とも縁の道。天皇が神話から実在の血の通った
天皇へと移行するような昔からある道。そこを現代人が歩いて
いることになんともいえないロマンを感じます。
違うことも多いにあるでしょうけれど、1千年以上たった今でも
変わらないものもあるでしょうね。

ぶらぶらとのんびり歩かれたようですが、それでも6時間は長い!(^^;)
4人の皆さんよく歩かれましたね!
それから、ところどころお忘れになったとはいえ、歴代天皇を
記憶されていることにもびっくりです。私など、見たことのある
お名前が2つ3つあるだけでした。

投稿: ポージィ | 2008年10月11日 (土) 11:25

久々の再会をされたお友達と、たくさんの道のりを歩きとおされたのですね。

いろんなお話をされながら、また歴史の探求をされながら、素晴らしい思い出になられたことでしょうね。

みなさん、やはり毎日、歩かれたり、お身体を鍛えていらっしゃるのでしょうね。

きっと心地よいお疲れもあったでしょうが、
次回はどちらへ行かれるのでしょうか。

投稿: もみじママ | 2008年10月11日 (土) 13:17

tonaさん、こんにちは(^-^)
山の辺の道…この名を耳にするだけでも懐かしいですヽ('-'*)~♪
私も遠い昔…友だちと二人で歩きました…余りの懐かしさに…記憶を辿ってみました…

天王寺から斑鳩…法隆寺・中宮寺(仏像を見るのが目的でした…)…
それから桜井に出て、見ず知らずのお婆さまのお家で一泊する羽目に(>_<)…(^^;
この時に(確か)大神神社の禰宜さんとお会いしました…歴史の話が楽しかった!
翌日山の辺の道を歩いて天理に出て奈良…シカと遊んで(*^m^*)大仏を見て興福寺…
tonaさんとは逆のコースで歩きました~♪しかし!断片しか覚えていませんね(>_<)

この時友だちが大変な状況で(^^;そちらの記憶が強烈で…何を見聞したのか(>_<)
甚だ心許ない記憶になりました(^O^)…_| ̄|○
でも教科書でしか知らない仏像を見られた興奮は今でも鮮明に残っていますね~♪(^-^)V
また機会があれば…行ってみたいです…あの時とは違った見方ができるかも~♪

投稿: orangepeko | 2008年10月11日 (土) 13:39

★ポージィさま

いつもありがとうございます。
最古の道として友人と憧れを持ったのは。犬養孝さんの『万葉の旅』でしたが、万葉よりもっと古い古墳時代の天皇陵までありました。
変わってないのは、三輪山などの山の景色と木々、細い道でしょうか。
途中駄目になったら、この道より高さが下のほうを走っているバスに乗りましょうという気がありましたけれども、あまり疲れないでたどり着けました。
歴代天皇は60代くらいまでが記憶の限界です。最初の方の天皇は百何十年在位があって、神話同様に信じがたい部分です。

投稿: tona | 2008年10月11日 (土) 16:13

★もみじママさま

いつもありがとうございます。
はい、とても良い思い出になりました。
奈良在住の友人がお弁当を作ってきてくださって、お赤飯まで炊いてくださって、歩いた後で、とても美味しかったです。景色同様忘れられない思い出です。
おしゃべりもはずんだし。

一人の方はこのために毎朝歩くことを始めたそうです。
あとの二人の方は特別訓練もしてなかったので心配だったそうですが、これで凄く自信がついたとうことです。
この日約3万歩でした。
次回のクラス会は私ともう一人が幹事なのですが、箱根と言う希望で下見に来年でも行く予定です。

投稿: tona | 2008年10月11日 (土) 16:22

★orangepekoさん、こんにちは。

いつもありがとうございます。
ご友人との奈良二人旅、ハイライトを歩かれましたね。
法隆寺、中宮寺はまた行ってみたいところです。今度見たらどんな感想を持つことができるかしら。
東大寺、興福寺は最近回りましたが、広大で時間が足りませんね。この時は猿沢の池の畔に泊まりましたが、前回同様、銅像の上にアオサギ?がいたのには驚きました。多分子どもか孫でしょうか。鹿もいました。
大神神社の禰宜さんとお話ができたなんて貴重なことですね。
見ず知らずのお婆さんの家に一泊というのも
どんないきさつか、なかなかないことで素晴らしい体験でした。
また行かれるといいですね。

投稿: tona | 2008年10月11日 (土) 16:40

小雨の中を元気に歩き通されたのですね。
ルートを知っているだけに、皆さんとってもお元気ですね。
いいお友達との古道歩きはきっと楽しかったことでしょう。

幹事さんの、下見歩きや、お弁当つくりなど至れり尽くせりのお世話も、素晴らしい山之辺の道の思い出になりましたね。

投稿: anikobe | 2008年10月11日 (土) 18:30

★anikobeさま

いつもありがとうございます。
山の辺の道の何たるかも分からず、anokobeさんに教えていただいてから随分たちました。やっと歩けましたことを感謝しております。
お天気に越したことはないのですが、霧がかかったような幾重にも重なる山は、かえって美しかったです。また山の辺の意味がよくわかりました。
生駒市に住んでいる友人がご主人と一緒に時間を計りながら歩いてくださいました。帰りの新幹線に合わせてですから6時間しかなくて、海石榴市跡など見られませんでした。
お陰さまで本当に良い思い出になりました。

投稿: tona | 2008年10月11日 (土) 21:33

 こんばんは。
 石神神宮の拝殿、ご覧になったのですか!
 神社の拝殿なのにお寺の本堂みたいな堂々とした建築ということで、一度、見てみたいものだと思っていました。

 この石神神宮と、快慶のすばらしい仏像がある桜井の安倍文殊院には、絶対行きたいので、今度、奈良に行ったら、山の辺の道は、途中をカットしてスタートとゴールだけ行こうかと思っていたのですが、tonaさんの記事を見ると、ものすごく風情があって魅力的ですね。
 11キロ、というのは、さすがに長いですが・・・・。

 ところで、石神神宮の上の塀の写真、かわいい?ですね。いったいなんでしょう。

投稿: Nora | 2008年10月14日 (火) 00:36

 まちがえました。
 石上神宮、ですね。失礼しました。

投稿: Nora | 2008年10月14日 (火) 00:38

★Noraさん、いつもありがとうございます。

石神神宮は神宮でありながら、日本最古のお寺とどこかの案内に書いてありました。意味が分からなかったのです。
それで神社の拝殿なのにお寺みたいだったのですね。
そうそう、桜井の安倍文殊院も時間の関係でカットで残念だったのです。
Noraさんがいらっしゃったら楽しみにしてますね。
途中は並行して走っている道路にバスがあるようです。(きっと本数は少ないと思うのですが)

塀はどこかの立派な家の塀で全部違ったこのようなものが嵌めこまれていました。
可愛いし、粋で何枚か撮ったのに昨日少し消してしまいました。

投稿: tona | 2008年10月14日 (火) 08:31

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