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2009年2月15日 (日)

ニュージーランド紀行(2)

Photo [3日目] マウント・クックへ

マウント・クックはニュージーランドの象徴であり最高峰で、標高3754mで富士山より22m低い。
サザンアルプスは、この山を中心に3000mを越える18のピークと、谷間を埋める多くの氷河によって形成されています。
年間降水量4000mm、降水日数149日と不安定な気象なため勇姿を見るにはちょっとした幸運が必要と本にあって心配でしたが、2日の滞在で1日半快晴でした。

マウント・クック国立公園に入ると、氷河湖のテカポ湖が見えてきます。氷河から融け出した水に岩石が混ざって作り出されたターコイスブルーが目に沁みます。

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↓湖畔に「善き羊飼いの教会」がひっそりとたたずんでいます。1935年にヨーロッパの開拓民によって建てられたもので、ここの風景にマッチするように石造りで、シンプルです。
↓すぐ近くには「バウンダリー犬の像」が建っています。開拓時代の放牧地で柵のない境界線(Boundary)を守った犬たちの働きを称えて、1968年に造られたもの。

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2ヶ月前には沿道や野原を埋め尽くしていたルピナスはすっかり枯れているのが残念でした。
 ↓咲き遅れたルピナス              ↓アザミ 

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 ↓次にマウント・クックあたりの氷河から流れて出来たプカキ湖から見えた最初のマウント・クックです。
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夕方、30%の確立でしか飛ばない小型飛行機で、幸運にもマウント・クックの北のタスマン氷河へ着氷することができました。
サザンアルプスを上空から見ると、荒々しい氷の裂け目や青い氷河が神々しいくらいです。
滑走路のない氷の上にパイロットは上手に着氷するものとその技に見とれました。

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↓日没は8時57分、ホテルの部屋から、Mtクックがうっすらと赤く染まっていくのをずっと見ていました。

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Photo_17 ←10時過ぎるとこの月も沈んでしまって夜空は真っ暗。月があると若干星が見えにくいそうなのでラッキーでした。プラネタリウムと星空案内ツアーに参加して星空を説明してもらいました。
南十字星、北半球の方のオリオン座(見えました)から続く天の川、そして我が銀河系の外の大マゼラン星雲と小マゼラン星雲(これは南半球でしか見られない)をはっきり見ることが出来ました。大マゼランは16万年前、小マゼランは20年前に発せられた光を見ているわけです。
北半球の星座は神話などに纏わる名前が多いのに、南半球最南端は歴史から言えば最近発見されたので、神話からとった星座はなく羅針盤など航海に関係するものとか、へんな動物の名前などが付いているのだそうです。
兎に角星をこんなはっきりたくさん見たのは初めてで大感激でした。

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コメント

宇宙を感じる旅ですね。
つり橋は私には無理ですが。

投稿: saheizi-inokori | 2009年2月16日 (月) 07:31

★saheizi-inokoriさま、ありがとうございます。

そうですね。
プラネタリウムや星空案内で宇宙へ旅したような気分でした。
天体望遠鏡で南十字星だか、1つに見えるのが実は2つくっついているなんていうのがわかりました。
私は大揺れは困りますが、揺れるものが結構好きですので、吊り橋はいつも人の後から渡ります。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 08:08

ターコイズブルーのデカボ湖、マウントクックなどなど、ニュージランドを象徴する大自然の写真と文を羨ましく拝見しました。
そして、小型機で氷の上に着氷ですか?
ほんと素晴らしい体験ですね。
ノールウエーに行った時のことを思い出していました。
(随分遠い昔のような気がします)

投稿: 茂彦 | 2009年2月16日 (月) 09:28

ニュージーランドの地図と訪問先の矢印
で見せて下さる配慮が嬉しいです。
氷河の世界ですね。小型飛行機で氷河へ
着氷とは驚きました。度胸がありますね。
南半球、北半球の星が見られたとは、贅沢
でしたね。南十字星には感動されたことでしょう。マウント・クックからのパノラマを
創造しているところです。
世界の宇宙美にわくわくどきどきです。
素晴らしい氷河の写真の数数、ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2009年2月16日 (月) 10:09

雄大なマウント・クックをご覧になりながら、
わが家のちっこいクックを思い出してくださったとのこと
ありがとうございます~(^^)
 
すばらしい幸運に恵まれ、山の姿もご覧になれ、
飛行機で氷河へ降り立つこともおできになったのですね。
「雨女」は完全に返上ですね!

山あり、満天の星空あり、一面に花咲く草原あり、湖あり、
やはりニュージーランドは自然が豊かですね。
ロード・オブ・ザ・リングなど、映画のロケ地にもよく
使われるそうですが、納得です。

ほんと、素適な旅ですね。

投稿: ポージィ | 2009年2月16日 (月) 11:32

どの画像も、素晴らしいですね。

飛行機が苦手な私では、きっと怖いばかりでしょうが、氷着なんて、どんな感じなのでなのでしょうか
氷着を見とれてたなんて、かっこいいですね。

ルピナスの花がいっぱい咲いてたのですか?
きれいだったでしょうね。
アザミもきれいな色です。

星空案内ツアーに参加されたのですね。
良かったでしょうね。

いつも本当に盛り沢山の素敵なご旅行ですね。

投稿: もみじママ | 2009年2月16日 (月) 14:42

おおテカポ湖、あの氷河湖独特のブルーの色、なんて美しい。今でも思い出されます。
湖畔のホテルに泊まり、夕暮れの湖畔を散策しました。
夕焼けに染まるあの石造りの「羊飼いの教会」そして山々、今でもきれいに記録に残っています。

夜は近くの小高い高原まで車で行き、スターウォッチング。南半球の南十字星初め、日本では見られない澄んだ星空を満喫しました。

マウントクックの夕景はすばらしいですね。
氷河には残念ながら行けませんでした。
行けたのはラッキーでしたね。

投稿: 夢閑人 | 2009年2月16日 (月) 19:58

★茂彦さま、ありがとうございます。

山での小型機は、雨でも曇っていても、晴れても風が吹いていてはだめなそうで、快晴無風は奇跡的でした。
ノルウェーでそんな体験をされたのですね。素敵だったでしょう!

ヨーロッパやカナダの美しいターコイスブルーの水色は日本には少ないですね。
南半球でも見ることが出来て感激でした。
氷河がどんどん減っていっていつかこんな湖も見られなくなるのでしょうか。
温暖化をなんとか食い止めてと、湖が悲痛な叫びをあげているように思えました。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 21:03

★老春さま、ありがとうございます。

小型飛行機はなかなかスリルがあります。10人乗りでした。
マウントクックの山頂のすぐ上を飛んでもらって、下から見るのとでは表情がかなり異なります。
氷河や険しい山肌は想像以上のものでした。

東京ではあたりの光が邪魔して殆ど星座が見えません。
北海道はきれいに見えるのでしょうね。
夜空にはこんなにたくさんの星があるなんてびっくりでした。
星座の中で1番小さい南十字星をしっかり焼き付けてきました。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 21:11

★ポージィさま、ありがとうございます。

そうです。ニュージーランド=クックちゃんですよ。
帰りの飛行機で映画『ビバリーヒルズ・チワワ』を観てまたクックちゃんを思い出したのでした。

お天気に恵まれたことは奇跡と言ってもいいほどです。この国は始終雨が降っているそうですから。同行の天気男・女に雨女が便乗してしまったということです。
そんなで、お花はいまいちの時期、フラワーヘェスティバルにはまだという中途半端でしたが、自然を探訪する国は上天気がすべてカバーしてくれます。
ここが『ロード・オブ・ザ・リング』という所も走りました。その他いろいろ映画が撮影されていますね。
本当におかげさまです。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 21:23

★もみじママさま、ありがとうございます。

ああ、もみじママさんは飛行機が苦手でしたね。
小型機はもっと怖いかもしれません。
滑走路のない氷の上に飛行機がいきなり止まるのですから、どうなのか興味津々でした。
実に巧みに止まるんですね。凄い技術だと思いました。

ルピナスの花は11月から12月がきれいだそうです。
残念ながら枯れていたのです。
本当はニュージーランドといえば、ルピナスが咲く頃の方が、周りも緑一面だし美しいです。時期は今のほうがよくはないと思います。
山は平地より花がきれいな色に見えることが多いです。
星空体験はとていいものですね。
東京でプラネタリウムに行こうと思っていたところだったのです。北半球の星座こそ身近ですから。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 21:33

★夢閑人さま、ありがとうございます。

テカポ湖とプカキ湖は同じ氷河湖で色も同じ、美しい色ですね。
私もずっと頭に残ることと思います。
そのデカポ湖に泊まられたそうで、素晴らしかったでしょう。
夕陽に染まった教会、思っただけでもぞくぞくします。
そしてスターウォッチングもされたのですね。
私も満点のあの星空は一生忘れられません。
部屋からマウント・クックが朝も夕も眺められたことは、晴れていればこそでした。
夢閑人さんと同じ景色を共有できて光栄です。

投稿: tona | 2009年2月16日 (月) 21:41

マウント・クックすごいですね。
思わず息を飲む風景、筆舌につくしがたいとはこの風景でしょうか。
tonaさん 直接見て来られたんですよね。
とても日本にいては見られない景色でしょう。
どの写真も素晴らしいです。

投稿: pochiko | 2009年2月17日 (火) 00:24

★pochikoさま

写真でマウント・クックの勇姿が見られたでしょうか。
三角形に尖っているのがマッターホルンに少し似ています。
相手が凄いので下手なtonaの写真負けです。
冬の日本アルプスもこんなでしょうか。夏しか行かれませんので、様子が異なっていますが、ニュージーランドの夏に雪や氷河が見られるのには敵わないでしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年2月17日 (火) 08:30

マウンドクック国立公園。午前も午後も
ハイキングして楽しまれたそうですが、
日頃の鍛錬の賜物ですね。ニュージー
ランドのお花のオンパレード綺麗ですね。
氷河には圧倒されるばかりでした。
「つり橋」2回も渡られたなんて、凄い
なあばかりです。
四国のつり橋かずら橋では渡るのに一苦労
したものでした。
世界中旅道中怖いものなしに、感心するばかりです。旅行写真沢山見せていだだき、充分
楽しませていただきました。
ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2009年2月17日 (火) 14:05

★老春さま

紀行(3)も見ていただいたのですね。
ありがとうございました。
午前のハイキングは皆と一緒で、午後は自主的なものでした。
日頃歩いているから簡単に歩けたのかもしれません。
氷河に灰色の砂みたいのが被っているのは珍しいですね。
四国のかずら橋、思い出しました。
ここの吊り橋は20人以上は乗ってはいけないそうです。面白かったですよ。

お花は日本の高山植物とは全然違うのも、高度が低いからでしょうね。
世界といっても私が行っているのは安全で身に危険が及ばない所ばかりです。それに連泊で朝遅く夕方早く到着することが多いので楽でした。

投稿: tona | 2009年2月17日 (火) 15:53

 今回のニュージーランド旅行、あまりのすごさに圧倒されています。

 教会のあるテカポなどの湖、マウント・クック等々、夢見ていた通りで、大感激です。 写真で見るだけで感動するのに、この中に実際にいらっしゃった、というのがすごい!

 コメントを読ませていただいたところ、「ロード・オブ・ザ・リング」の場所を走った、とのことですが、どういうところだったのでしょうか。

投稿: Nora | 2009年2月28日 (土) 22:23

★Noraさま

すべて晴れたおかげでした。
善き羊飼いの教会の中は本当に狭いのですが、祭壇の十字架のところはガラスで外の湖と山が見えて、撮影禁止だったので残念ですが、とても素敵な祭壇になっていました。
外からその部分を撮った写真もあるのですが、中は見えず、景色がガラスに写っています。

「ロード・オブ・サ・リング」はこの国各地で撮影されたそうで、2日目のアーサーズ・パスの高原やマウント・クックへの道、ミルフォードへの道などの風景が撮影地と教えられました。草原でした。
「ナルニア国物語」「ピアノレッスン」「戦場のメリークリスマス」「乙女の祈り」「クジラの島の少女」「ラストサムライ」「どろろ」「ウィロー」「パーティカル・リミット」「キング・コング」「ワンス・ウォリアーズ」などもそうだそうで、ニュージーランドで撮影されたのを知らないのもあって、全然意識していなかったので、また観たいものと思いました。
ありがとうござました。

投稿: tona | 2009年3月 1日 (日) 08:53

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