« 千鳥ヶ淵の桜 | トップページ | タツタソウの花 »

2009年4月 9日 (木)

花祭と阿修羅展

昨日は潅仏会、お釈迦様の誕生を祝う花祭でした。
このお寺では、桜と菜の花で飾った花御堂の中に甘茶で満たされた潅仏桶が置かれ、誕生仏の像が中央に安置されていました。

1_2

Photo_3 

Photo_4

柄杓で像に甘茶をかけ、甘茶を振舞っていただきました。95歳の墓守の婦人が全部支度をしてくださいました。とても元気です。
甘茶は何と小学生のとき以来です。おやつのない時代に甘茶が凄いご馳走の飲み物だった記憶があります。懐かしい味でした。
甘茶をかけるのは、釈迦の誕生のとき、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだという伝説に由来する。

↓東京国立博物館の桜。枝垂れていて花びらが毬のように集まっているという、面白い桜です。

Photo_5

Photo_6 平成館で「国宝 阿修羅展」を観ました。
興福寺創建1300年記念展で八部衆の1つ、国宝・阿修羅像が単独で展示室に安置され、360度全方向から拝観できる。
何でも古代ペルシャの最高神で、古代インドでは、魔神アスラとしてインドの帝釈天と戦争して常に負けていたそうで、その戦争の場を修羅場という。
その後、仏教の八部衆に属する守護神となったわけです。
興福寺の阿修羅像は、そんな修羅場の神とは思えない、三面六臂の美少年の姿。八頭身美人の女性のよう。強烈な印象を与えられる像でした。

もう1点、法隆寺の国宝・阿弥陀三尊像は阿修羅像を発願した光明皇后の母、橘三千代が日ごろ拝んでいたと伝えられるもので、素晴らしいお顔と細かい彫刻に魅せられ、離れがたかったです。

|

« 千鳥ヶ淵の桜 | トップページ | タツタソウの花 »

コメント

昨日は、花祭りの行事が、東大寺で行われているのをテレビで観ました。

昨年飛鳥寺でお釈迦様に甘茶をかけ、お寺で甘茶のお接待を受けたことなど、tonaさんの記事を拝見して思い出しています。

良いお参りをなさったのですね。

それに、阿修羅展にいらしたとのこと、興福寺では、前から拝することしかできなかったので、とても羨ましく思います。
阿修羅には初めて拝した高校の時から、その虜になってしまうほど、好きな仏様です。
よかったですね。

投稿: anikobe | 2009年4月 9日 (木) 22:21

そうですたね、花まつり。
我が家の子供たちの通っていた幼稚園はお寺さん経営だったので
毎年 この時期に花まつりを行っていました。
お釈迦様に甘茶をかけて…懐かしいです。
今までよく知らなかった、甘茶をかける意味。
tonaさんのブログで、良く分かりました。

投稿: pochiko | 2009年4月10日 (金) 00:01

お釈迦様の誕生日を祝う花祭り。
国宝の阿修羅展に注目しました。
東京国立博物館の桜の花びら珍しい装い
に興味深深でした。
なんでも博学で何時も教えられています。
写真も貴重でした。
何時も感謝です。
ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2009年4月10日 (金) 06:07

★anikobeさま

東大寺の花祭りはさぞ、立派でしょうね。
昨年のanikobeさんの記事を思い出しました。
桜と菜の花のあしらいが素敵で、ここの老夫人の心延えを見る思いです。白内障でほとんど見えないらしいのに、自身で花をたくさん育てています。

阿修羅を高校時代にご覧になっているのですね。
お好きだとか、さもありなんです。
私はもちろん初めてで、感銘を受けました。この頃東京への出開帳が多くありがたいことです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月10日 (金) 08:23

★pochikoさま

お寺さん経営の幼稚園ですか。
それでは、お子さんたちは花祭りの思い出をいつまでも頭に刻み込まれていることでしょう。
それぞれのお子さんたちもきっと連れて御釈迦様の誕生を祝うことでしょうね。
御釈迦様も甘茶をかけられて艶々です。
小さい頃は何も意味を知らないで、ばあさんになってから改めて知ることが多いこの頃です。
孫太郎ちゃんが1つ1つ体験していくこれからが楽しみですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月10日 (金) 08:29

★老春さま

そちらのお寺でも花祭りがあったのでしょうね。
阿修羅展は30分待機で会場もとても混んでいました。混むことが、並ぶことが当たり前になって久しいです。
その甲斐あってとても見ごたえのある展覧会でした。
このようにオオデマリのような桜の花の塊が下がっている桜は何ていうのでしょうね。初めてなのです。
こちらこそ見ていただいてありがとうございます。

投稿: tona | 2009年4月10日 (金) 08:34

やはり混んでいるのでしょうね。
去年だったか興福寺で拝観しましたが今度は後姿もみられそうで行って見たいと思います。
雨のウイークディ狙い?

投稿: saheizi-inokori | 2009年4月10日 (金) 09:48

花祭りというのはTV以外では見たことがなく、甘茶も飲んだことが
ないのですが、お祭りをするお寺が多いのでしょうか。
こちらのお寺の、潅仏桶の屋根の花飾りが素適ですね。
桶の中のお釈迦様の像は、今まで見たものとはちょっと
違って見えます…赤ちゃん仏陀ですか?片手を挙げていますね。
その挙げた右手の先に被っている白っぽいものは桜の花びらでしょうか?
95歳の方がこれをすべて準備されるのですね。素適なことですね。

東京国立博物館の桜 こちらがオオデマリの親分ですか(^^)
枝垂桜だったのですね。ぽんぽんのような花の固まりが
とてもたくさん付いて、こんな枝垂桜は初めて見ました。

投稿: ポージィ | 2009年4月10日 (金) 11:01

★saheizi-inokoriさま、ありがとうございます。

昨年ご覧になっていらっしゃるのですね。
後姿もなかなかですよ。
午後3時半ごろは「5分待ち」くらいになっていました。
勿論ウィークディしか満足に見られないと思います。
是非いらっしゃってください。

投稿: tona | 2009年4月10日 (金) 19:55

★ポージィさま、ありがとうございます。

屋根の飾りが山桜と菜の花で素敵ですね。
お釈迦様が生まれたとき、右手で上を、左手で下を指し示したそうで、その誕生の姿そのまま像にしたそうですね。
あっ、白いものが手を貫いています。全然気がつきませんでした。トリミングしてみますと、どうも桜の花びらのように見えます。
わざとこうしているのでしょうか?そうとしか考えられませんね。
ポージィさんは本当に目がよくてよく気がつかれますね。

甘茶がアジサイ科のあの「小甘茶」が原料とはね。私はお茶に砂糖を入れているのかと思っていました。恥ずかしいです。

オオデマリの親分です!しかも枝垂れているのですね。名札を付けてほしいです。


投稿: tona | 2009年4月10日 (金) 20:37

子どもの頃、花祭りの朝には、やかんを持ってお寺さんへ行っていました。
甘茶をいただいて、帰宅し、家族みんなで飲んだ思い出が。
でも、その頃は、その意味合いも考えたことなかったです。
登校前にバタバタした記憶もないです。田舎の朝は早かったのでしょうね~

投稿: otayori | 2009年4月11日 (土) 21:00

tonaさん、おはようございます。
「花まつり」…すっかり忘れて…一日中…お花に酔いしれていました(^^;

日本には馴染みの深い仏教行事なのに…何故か一般にまで定着していませんね(・・?)
「クリスマス」は何処にいても…忘れていても…思い出さされますが(*^m^*)
きちんとお寺に足を運ばれたのですね…来年は心がけましょう…

興福寺の「阿修羅像」懐かしいです~♪山の辺の道を歩いた時にお目にかかりました…
やはり写真とは違うものを感じますね…
法隆寺の「阿弥陀三尊像」も同じ時に拝顔しています…「勢至菩薩」が印象に残っています
そちらは、たくさんの良い機会に恵まれて…羨ましいです…

阿修羅像のフィギュアは求められたのですか(*^m^*)大人気だそうですね(^^;

投稿: orangepeko | 2009年4月12日 (日) 05:06

★otayoriさま

4月8日に甘茶をいただきにお寺へという経験には驚きました。
私も小さい頃で、意味合いも考えることなく、ただ甘いお茶が嬉しかったことだけです。
あれから半世紀たっているのに、自然とお釈迦さまに甘茶をかけるように手が動いているのです。
朝はただただせわしいことでした。それがない、朝早起きは都会の人間には考えられないことです。あの頃確かにずいぶん早く起きていました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月12日 (日) 08:24

★orangepekoさま、おはようございます。

おっしゃるように、今はお釈迦さま誕生のこの行事は忘れられています。
私はちょうど通りかかったお寺での行事に、足を止め、参加させていただきました。
近くのお寺ではお茶のふるまいはありますが、誕生仏はないようです。

興福寺の阿修羅像、もうすでにご覧になっていらっしゃるのですね。
写真とは違います。見に行って本当に良かったです。
法隆寺の阿弥陀三尊像はとても小さいのですね。勿論初めてなのですが、最初の方に展示されていて、印象深く、気に入ってしまいました。
フィギュアは限定品で、希望する人全員が手に入らなかったようです。私は買いませんでした。
お陰様でこちらには次から次へと美術展が目白押しです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月12日 (日) 08:37

 桜が満開の頃の花祭り、日本ならではのすばらしい風景ですね。 
 今年は、イースターもちょうど桜の頃でした。どちらも春らしくていいですね。

 阿修羅展、ご覧になりましたか!
 それにしても、法隆寺の橘夫人厨子が来ているとは思いもよりませんでした。厨子に彫られた美しい絵なども、ご覧になられたでしょうか。 
 わたしは阿修羅は、昨年奈良で見たばかりなので、この展覧会はどうしようかと思ってたのですが、橘夫人厨子はぜひ見てみたいので、出かけることにします。
(わたしの好きな五部浄にも会いたいですし)
 貴重な情報、ありがとうございます。

 それにしても、阿修羅像、ちょっとしたスターですね。公式ファンクラブもあるようです。
(わたしもあぶなく入るところでしたが、〆切りが来て結局入れませんでした)

投稿: Nora | 2009年4月15日 (水) 12:47

★Noraさま、こちらにもありがとうございました。

キリスト教ではイースターの日にちが毎年異なるのですね。昨年は3月下旬だったのに、今年は昨年より随分あとですね。
ですから花祭りにこちらのお寺では桜です。

橘夫人の拝んだ阿弥陀三尊像はとても良かったですよ。最初の方に展示してあって、もうそこで動けなくなりました。
この阿修羅像を発願した人という関係で、一緒に展示されたのですね。
五部浄お好きですか。ファンが多いのですよね。
カルラが面白かったです。
えっ、阿修羅像の公式ファンクラブがあるのですか。凄いですね。〆切りですか。
どんなに人気があるかわかりますね。

投稿: tona | 2009年4月15日 (水) 21:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/44619536

この記事へのトラックバック一覧です: 花祭と阿修羅展:

« 千鳥ヶ淵の桜 | トップページ | タツタソウの花 »