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2009年4月16日 (木)

『びっくり先進国ドイツ』熊谷徹著

        白菜の花                 大根の花

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『びっくり先進国ドイツ』熊谷徹著

ドイツ人は節約家であるとか、衣食にお金をかけずに旅行・住居のお金をかけるとか、個人主義が徹底しているなどイメージとして知っていたことはありました。
この本を読んで最もびっくりしたのが、カトリックもしくはプロテスタントの信者は教会税を払わなくてはならないということ。
例えば税引き前の月給が約47万円のサラリーマンは毎月1万400円の教会税を納めなくてはならないそうで、年では12万5千円、30年で370万円になる。
教会税以外にも所得税、旧東ドイツ再建のための連帯税や社会保険料で収入の4割近くを天引きされる。
そのため教会税だけでも節約しようとする人が教会を脱退するわけで、キリスト教信者が94%を占めていたのが過去20年間に64%に激減してしまったそうなのです。
教会税を取る教会は、幼稚園や養老院の運営や、ホームレスの支援、第3世界への援助活動など有意義な活動を数多く行っているそうではありますが。

あとおかしかったのが、ヨーロッパ人の頭髪は、概して柔らかくサラサラしているので、日本人の頭髪は太くて切りにくいと文句を言う理髪師がいるというのです。
女性の場合は、「髪の毛が洋服につきますよ」という変な理由をつけて洋服を脱がされるところもあるそうです。
日本人が700人しか住んでないミュンヘンには日本人経営の日本人向け理髪店があり、フランクフルトにもデュッセルドルフにもあって、遠くからやってくる日本人もいるそうです。
美しい街並みに感動しながら通り過ぎる旅人には見えない、意外な良い面悪い面があることを紹介する本でした。

「国分寺仁王門」をくぐって階段を上がると「国分寺薬師堂」があります。
「薬師如来坐像」が安置されていますが、まだご開帳にめぐり合えません。
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薬師堂の裏には壊れかけたのも含めて64体のかわいい石像があります。いつ誰が作ったのか?いろいろな顔があって見ていると楽しいです。

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コメント

日本各地はもとより海外各地も探訪され
読書にも励まれ、人生こよなく愛されて
いらっしゃる生き方に感動しています。
登山も、花植物も、美術工芸も、日本
始め世界の歴史にも秀でており、いつも
感心しております。
今日も「びっくり先進国ドイツ」の書物
に国分寺薬師堂、国指定重要文化財、市
指定重宝、石像も見せていただきました。
毎度お写真も綺麗に見させていただき
ありがとうございました。

投稿: 老春 | 2009年4月17日 (金) 06:28

第二外国語はドイツ語でした。
なんとなく知っているようで実は知らない国ですね。
他山の石として学べというような本を買ったきりです。

投稿: saheizi-inokori | 2009年4月17日 (金) 07:22

★老春さま

ドイツは同盟国でもあったのですが、几帳面な気質とか似ているのかと思っていました。また国際結婚も多いとか。
でも本当は全然共通点なんかないように受け取れました。
実際に住み続けておられる方からこそ書けた1冊ですね。

ここ国分寺は史跡だけが有名なところですが、通り過ぎてよく読まなかった立札に今回注目してみました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月17日 (金) 07:59

★saheizi-inokoriさま

私も第二外国語がドイツ語でしたが今はすっかり忘れております。
いろいろな報道や文学作品などでイメージしていることとは随分違うものと知らされました。
訪れてみてもナチを生んだことが感じられません。ネオナチも台頭しているというのに。
国民はナチの後遺症で戦争が大嫌いらしいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年4月17日 (金) 08:09

ところ変わればで、よその国の文化や決まりごとなど知るのは
面白いですね。実際に自分がその中に身を置くとなると
戸惑うこともいっぱいでしょうけれど。
旅をして通り過ぎるだけでは見えてこない姿ですね。
 
髪質についてもびっくり。細いサラサラヘアに慣れていて
日本人の髪は切りにくいのですか。年齢と共に、またパーマなどの
影響もあって、だんだんごわごわしてきた私の髪も、さぞかし
切りにくいんだろうなと思いました。でもなんで服を脱がされるんだか?
日本では滑りのいい布で作ったケープをかけてくれますよね。

国分寺はお近くのものですか?
小さな石像がずらっと並んで可愛いですね。一体一体どんな思いが
こめられているのでしょう…

投稿: ポージィ | 2009年4月17日 (金) 10:31

★ポージィさま、ありがとうございます。

「世界不思議発見」などいろいろな番組で知る異国の景色や風習やらを観て、それで印象付けられているのとは、実際には随分違うものですね。
所変わればで、本当にいろいろな考え方があるものだと感心します。

私は日本人の方が軟らかいのだとばかり思っていました。逆なのですね。髪の毛のかたさに腹を立てるドイツ人美容師、感情がストレートですね。日本人のサービス精神に脱帽です。
洋服を脱がされることも理解に苦しむ所作ですね。

国分寺は家から5分くらいでしょうか。散歩コースです。本堂の方は万葉植物園になっていて、万葉の和歌が植物ごとにぶら下がっています。珍しい花はこのお寺と都立庭園に咲いています。
五百羅漢同様、この石像たちも表情がいろいろで気に入っています。

投稿: tona | 2009年4月17日 (金) 20:37

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