コンニャクの花
電車で15分位行ったところに東京都薬用植物園があります。そこでコンニャクの花を見ることができました。
コンニャクは中国や韓国や東南アジアで生産されても食材としているのは日本だけで、そこがゴボウと違っています。
コンニャクは地下に芋を持ち、その芋が育つときに生子(キゴ)ができる。
生子を植え秋に収穫したものを1年生、1年生を次の年の春に植え付け、また秋に収穫したのが2年生、同様に3年生でこの芋からコンニャクを作る。生子は1年生、2年生、3年生の芋のところに出来るのでこれをまた植えつけていくわけである。
コンニャクの花が咲くのは5~6年かかるので、その前に収穫してしまうので、花は滅多に見られないわけです。
花が咲くときには葉は出ず、また開花後には株が枯れる。
花は全体の高さが1.3mほどになる。肉穂花序の付属体は円錐形で高くまっすぐに伸び上がり、仏縁苞は上向きにラッパ状に開き反り返る。水芭蕉やカラーに似ている。
色は海老茶色(黒っぽい紫)で近付くと悪臭がありました。
この部分に雄花、雌花があるようです
柵の中には栽培してはいけないケシが
↓セリバオウレン(キンポゲ科)の果実 花のように見える ↓カカオの実は幹や枝に直接ぶら下がる
↓ムラサキセンダイハギ(マメ科)
↓ヤグルマソウ(ユキノシタ科)
↓ハンショウヅル(キンポウゲ科)
↓アメリカニワトコ(スイカズラ科)ニワトコは赤い実だが、これは黒い実がなる
薬用植物園なのでどんな薬物的効果があるか説明されているのが多い。
↓この近くの狭山丘陵にはキンランやササバギンラン(あるいはギンランかもしれない)が咲いていました。
↓コヒルガオ(ヒルガオ科)、ヒルガオと違って葉の基部(茎に近い部分)が耳のように横に張り出している
↓マルバウツギ(ウツギ科)
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コメント
コンニャクの花って、想像がつかないくらい独特な雰囲気の花ですね。
…う~~ん、正直グロイって言うか。^^;
こんな花からコンニャクが出来るとは。
花で出来るわけじゃないんですけどね(笑)
このハンショウヅル、近所のお宅にあるんですよ。
なんて言う花かなぁ~と思っていたところでした。
いつもtonaさんのところで情報をもらってます♪
投稿: pochiko | 2009年5月30日 (土) 23:26
★pochikoさま、おはようございます。
私もどんな花かと期待して見てびっくり。
とても花とは思えなくて。
こんにゃくって芋と葉と花がそれぞれユニークでユーモラスでさえあります。
ハンショウヅルは私も聞いたことがあるのにやっと見ることができました。
ご近所にこんな珍しいのがあるのですか。
何度も毎年見られますね!
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年5月31日 (日) 05:52
gakisさんhttp://gakisroom.exblog.jp/9790003/
がノビルの花のことを書いていてこの記事と通じるのでご覧ください。
面白いですね。
投稿: saheizi-inokori | 2009年5月31日 (日) 08:36
郷の裏の畑の端に、コンニャクを植えてありました。
栽培と言うより、植えっぱなしでお袋は適当に堀り出してはこんにゃくを作っていました。
そのコンニャクの群生地の中に、たまにグロテスクな花が咲いているのを見たことがあります。臭いのでぶった切ってしまってた記憶があります。
竹の花を見られたことありますか?
敷地の周りに、昔から植えてあった真竹(多分)の一本に花の咲いたことがありました。めったに見られないそうです。
花の咲いた竹は枯れてしまいました。
コンニャクも枯れてしまうのですね。
投稿: 夢閑人 | 2009年5月31日 (日) 11:05
わあ,知らない花ばっかりです。
コンニャクの花,
「最後に花を咲かせる」なんて,
しかし,そんなイメージではないところがおもしろいですねえ。
仏縁苞(仏炎苞)で,ザゼンソウを思い出しました。
投稿: gaki | 2009年5月31日 (日) 19:13
★saheizi-inokoriさま
拝見しましたよ。
本当にラッキーなのですね。
私の家にもノビルが10年以上あるのですが、勿論花が咲いたことがなくて、花が咲かないものだと思っていました。
これからノビルの花が何時見られるか、あるいは見ることが出来ないかもしれませんね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年5月31日 (日) 20:37
★夢閑人さま
まあ、コンニャクをお母様が植えてコンニャクも作っていたのですね。
今思うと凄いことですね。昔の女性は何でもされたことを尊敬します。
この花、確かにすごく臭いです。
夢閑人さんはご覧になっていらっしゃるわけですね。
竹に花は残念ながら見たことがありません。
花が咲くと竹は死ぬということは聞いたことがあります。
何色なのでしょうか。何年くらいで死ぬのか、また調べてみなくてはなりません。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年5月31日 (日) 20:46
★gakiさま
ミズバショウとかザゼンソウに似ています。
また色もそっくりですね。
saheiziさんがgakiさんのブログの中のノビルの花に通じるものがあると紹介してくださいました。
我が家にもあるのに、1度も咲いたことがありませんから、こんな不思議な事実があることに驚いてしまいました。
いつか見られるといいなあと思いましたが、果たして見られるか疑問ですね。
いつも勉強させていただいています。
まだまだgakiさんの域には達しません。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年5月31日 (日) 20:52
さすが薬用植物園、面白い珍しいものがたくさんありますね。
コンニャクって、花が咲くのにも年数が掛かりますが、
私たちが食べるものができるのにも3年もかかるのですか。
一から始めようと思ったら、3年目でようやく収穫?
始めは気を長ーく付き合わないと…
コンニャクの花、一度だけどこかで展示品を見たことがありますが、
大きな花ですよね。臭いは未体験ゾーンですが、
やはり悪臭でしたか…
ムラサキセンダイハギの明るいグリーンとブルーの花が
とてもきれいですね。
投稿: ポージィ | 2009年6月 1日 (月) 10:39
こんにちは。
「コンニャク」の花…先月見たのですが…臭いまでは…(^^;
写真には収めましたが…相変わらず観察が足りません(>_<)
「マルバウツギ」…何年も前から見ていたのですが…今年初めて気づきました(>_<)
斑入りでもないのですが…葉の色が黄緑なので(^^;あれは園芸種なのでしょうね…
そちらには近場で見られる植物園が多くて…良いですね~♪
お陰様で…いろんな処を拝見できて…嬉しいですヽ('-'*)~♪有り難うございます…
投稿: orangepeko | 2009年6月 1日 (月) 11:18
★ポージィさま
薬用になるという植物が多種類植えられています。
そうですね。コンニャク畑は3種類必要になりますね。
こんなに手間がかかっているのですから、高いなあなんて言いながら買っているのも、考えを改めなくては。
安いものは輸入物でしょうか。国産がダメージを受けた年はインドネシアから輸入されたというニュースを聞きました。
ポージィさんはすでにご覧になっていらっしゃるのですね。においはかがない方がいいです。
ムラサキサンダイハギの花の色、好きですが、ご指摘の葉の色がなかなかいい色ですね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年6月 1日 (月) 16:15
★orangepekoさま、こんにちは。
orangepekoさんもコンニャクの花をご覧になったのですか。
その時はそんなににおいを出していなかったのですね。鼻を近づけるときっとにおったと思います。
ウツギいろいろな種類がありますね。
マルバウツギは初めて名前がわかりました。
この種の園芸種などもあるのですか。
ますますわからないのが増えます。
この都薬用植物園は無料なのですよ。
度々足を運ぶことになりそうです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年6月 1日 (月) 16:23
こんにちは。
こんにゃくの花、めずらしいですね。1メートル以上にもなるとは!
その上、悪臭がするのですか。
たしかに、いかにもドクドクしい感じがしますね。こんにゃくは身近なのに、何だか、ラフレシアを思い出してしまいました。
地中の芋の部分とは言え、これを加工して食べて、しかも体もにいいとは、日本人はすごいですね。
以前、小石川に藤やハンカチの木を見に行った時、蕾の状態を見ました。蕾の段階で十分変わっていたので、写真をのせましたが、咲いたらどんな風だろうと思っていたところ、おかげさまで見ることができました。
ありがとうございます。
投稿: Nora | 2009年6月 9日 (火) 12:41
★Noraさま、こんばんは。
私も悪臭ということもあって、ラフレシアを思い出しました。実際にラフレシアを見に行った人も臭いと言っていました。
コンニャクって本当に花が変わっているだけでなく、芋の部分があんなコンニャクになるのですから面白い植物ですね。最初誰が作ったのでしょう。
Noraさんはすでに蕾をご覧になっていたのですね。
小石川植物園は学生時代に割合近かったので出かけたきりです。行ってみたい植物園です。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2009年6月 9日 (火) 19:50