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2009年5月28日 (木)

快活に生きる子たち

知り合いのシンガポール人にはお子さんが3人います。
その元気なこと、上二人の小学生は真冬の1番寒いとき(氷も張っています)にも、何と半袖のTシャツ1枚で学校へ出かけます。風邪引いて学校を休むこともありません。
バイリンガルな一家でもあります。
両親は中国語で会話、子どもと両親と話すときは英語、子ども同士は日本語で話しています。
下の子の幼稚園生が英語がいまいちで悩みの種とか。この子も日本語が上手です。
奥さんは日本語は難しいと言っています。漢字、ひらがな、カタカナ、熟語や敬語など大変で、でも日々勉強しているとのこと。奥さんが1番日本語と接する機会が少ないから、苦労しているそうです。でも瞬く間に会得して、こちらが早口で話しても通じます。
私が「中学校のときから英語を勉強したのにしゃべることができない」と言ったら、「聞くことはできるのでしょう」と言われてしまいました。
真ん中の女の子は登校前に家の周囲を10周マラソンしてから出かけます。
勉強もするけど、遊びも半端ではない。昔私が遊んだような遊びを道路で兄妹弟で楽しんでいるのは、ここの子どもだけです。他の家の子は家の中でゲームをしているのかとんと見かけません。というか、小学生のいる家があまりありません。
日本の子は負けてしまいますね。いくら子どもとはいえ、集中しなければ英語を話せないでしょう。
シンガポール人の底力を見るようです。

先日、夜10時の電車でのこと、女子高生が分厚いファイルの中のノートに一心不乱に目を走らせています。ところが携帯がマナーモードで鳴ります。すぐ取り出して、なにやら打っています。またノートの勉強。また携帯とその繰り返しです。30分の間に半分以上は携帯でした。
ついこの間までは30分という時間ならずっと集中して勉強したでしょう。家へ帰ってからも寝るまでずっとこんな調子なのでしょうか。だとすると、貴重な勉強の時間を殺がれてずいぶん学力的に損をしています。勉強する意欲がある様子だけが救いですが。
日本中の中高校生がこんな状態なら嘆かざるを得ません。

頂いた種から咲いたハマボッス(サクラソウ科)海岸にはえるという二年草で一昨年蒔いて咲きました。

Photo

明治神宮参道にいたアオスジアゲハ(アゲハチョウ科)。幼虫の食草はクス科の「タブノキ」や「ヤブニッケイ」だそうで、明治神宮の樹木の中にあるということでしょう。 wさんに教えていただきました。

Photo_2

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コメント

そのシンガポール人のご一家、一生懸命さや伸びやかさが
なんともいいですね。昭和30年代頃までは日本でも
こんな雰囲気の家庭が多かったのでしょうか。
今はこちらの近所でも子供同士が外で遊んでいる姿を
見ることはまれです。子供の数も少ないですし、
小学校へ入って少しすると、みんな習い事や塾通いで
大忙しになってしまうのかもしれませんね。

携帯メールのやり取りがそこまで頻繁だと、私だったら
何にも集中できなくてメールも勉強も両方とも
放り出したくなりそうです。

ハマボッス、初めて知りました。白いお花が咲いているのがそうですね?
検索してみたところハマボッスは浜払子だそうで、
払子とは仏具なんですね。払子には見えません…
 

投稿: ポージィ | 2009年5月28日 (木) 11:06

豚児も小学校に入る頃はランニング一枚で歩いていました。一緒に歩くと非難の目でみられたこともあります^^。
先日携帯を忘れて会社に行ったら一日スガスガしい気分でした。
でも翌日はちゃんと確認して玄関をでました^^。

投稿: saheizi-inokori | 2009年5月28日 (木) 11:32

★ポージィさま

小学生といえば、もう小さい頃から塾通いですね。大学がある中学校へ入れば、もう受験勉強することもないわけで、何としてでも入らなければならない小学生が1番忙しいのかもしれませんね。
昔普通だった子どもの姿が、今では珍しく見える異常さ、本当に今の子どもはかえって気の毒になってしまいます。
このシンガポール人の家庭は祖父母はいないですがサザエさんの家のようにとても賑やかで活発です。

本当に携帯は使い方が上手だと素晴らしいものですが、困ったものですね。これから先何か変化があるでしょうか。

ハマボッスですが、どうしてこのように命名されたか似てないほうの代表選手ですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年5月28日 (木) 19:42

★saheizi-inokoriさま

まあ、saheiziさんのお子さんも、真冬にランニング1枚で歩いたそうで、びっくりですね。寒さを我慢しているわけでもないのでしょうから、なんとも不思議です。
非難の目で見られたsaheiziさんが気の毒でしたね。

携帯を忘れた日のその気分、何となくわかります。
でもあくる日の朝の様子を想像して笑ってしまいました。ごめんなさい。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年5月28日 (木) 19:53

ほんとに何年も勉強したはずの英語ですが、今では、かろうじて読むことができるくらいで、書くのも自信がありません(綴りを忘れていそう)
でも、まったく利用しないので、それも当然かとも、、、。
私は韓流のドラマを字幕でしょっちゅう見ます。そうしていたら、何の基礎もない韓国語の聞き取りとか、次の台詞の予想とかができるのですね。
このくらいの頻度で英語のドラマを字幕で見ていたら、かなり英語の聞き取りもできるようになるかとおもいます。
我が家の娘は携帯は基本的にリビングにおいていて、お勉強の休みの時間にやりとりをしているようです。寝るときも、リビングに置きっぱなしです。

投稿: otayori | 2009年5月29日 (金) 14:13

★otayoriさま

単語を忘れて読むのも書くのも、もちろん聞き取りもできません。本当に嘆かわしいです。
韓国語ではご覧になっている頻度から聞き取りがお出来になるようになったのですね。凄い!英語もそうかもしれませんね。
辞書を引かずにやさしい文章から難しい文章へと気が遠くなるくらい読むといいそうですね。夫がこれからそれに挑戦です。果たしてどうなるでしょう。

お嬢さんの携帯ですが、管理が素晴らしいです。自主的にそうされているのでしょうが、さすがotayoriさんのお嬢さんです。
そうでなくては勉強もできませんね。
来年は受験で、これなら携帯の弊害はなくて心いくまで勉学に打ち込めますね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年5月29日 (金) 15:02

今の子供たちは、物と情報の溢れた社会の中に生きている。
少ない子供を、親は宝みたいに育てる。
子供の意思でなく、殆どが親の意思でその行動を制約されている。

我々の子供の時代は、ほとんど制約されることもなく、自由に動き回った。
今みたいに、ゲーム器があるわけでもなく、
遊び道具は、自分で作ったものだ。
たとえば、竹とんぼ、竹馬など。
自転車のリムを竹の棒で輪回しもしていた。
そのほか、工夫していろんな遊び道具を作ったものだ。
暑い夏は川で泳ぎ、疲れれば昼寝。
奔放な中にも、ちゃんと勉強はしてきたつもり。自分の意思で。
あまりじっとしていた覚えはない。

日本の携帯電話の数は一億台を超しているという。
何処にいても、その個人とすぐに連絡がとれる。確かに便利かもしれないが、犯罪も多くなった。
子供たちは持っていなければ、お互い話しも合わない。Keyを押してデジタル化された文字の上だけで意思の疎通を図る。
これじゃ感情も体では感じられない。
字を知らないのは当然だ。

私は、子供は自分の意思で行動させるべき、と思うが、情報と誘惑の多い今の世の中では親は心配で、そうはいかないのかもしれない。
子供の集中できるもの、それを見出して、目的として集中させるのもいいかもしれない。
私自身、子供はそうして育てた積り。
(仕事人間で、あまり子供の教育にはタッチしなかったけど)
ちゃんと自分の意思で、自分の行くべき道は決めて、今一人前の社会人として生きている。だから今でも子供の生活については、相談がない限り、一切タッチしない。

Bilingualな人間になるには、その環境に行くことが一番だと思います。


投稿: 夢閑人 | 2009年5月29日 (金) 15:37

★夢閑人さま

今の子供は意志が尊重されずかわいそうですね。親の考えが強制され、子供の優れた素質が尊重されず、これは大きな日本の損失にもなっているかもしれません。

確かにおもちゃがない時代、自分で作ったもので、現在のゲーム機以上に興奮して、受け身でない遊びを満喫したから、いろいろな力がついたのですね。
医者や芸術家のように資本がかかるのは別として、子供を育てるには貧しい方が良いことが多いような気がします。
そして本当は兄弟が多い方がいいのですが、今は無理かもしれません。
良く外で遊べば、いろいろなことが習得できたはず。友人と遊べないとか、引きこもるとかがもっと少なかったはずです。
お孫さんの世代では育て方が、社会的諸条件で随分変わったでしょうね。
でも基本はしっかり押さえて、子供の能力を引き出し、伸ばし、好きな道に進めれば言うことなしです。社会に役立つこと以前に社会になじめて、活発に交流できる子に成長してほしいですね。マイナス面が犯罪が起きるたびに強調されて、だんだん考えがヒステリックになっていく世の風潮も子どもに随分過酷になっていきそうで怖いです。
夢閑人家の子供さんやお孫さんにタッチしない方針は素晴らしいです。尊重しているということですから。

携帯は子供にとって害の方が多いようにみえますね。携帯世代は果たしてどのような社会人になっていくのでしょう。
感情、情緒など心理的面も心配ですね。
人間的に偏った人が多くなるのではと危惧されます。学力も低下の一途でしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年5月29日 (金) 16:20

おはようございます。
大変ご無沙汰していましたが、お元気であちらこちらを散策されていますね♪
明治神宮にいたアオスジアゲハ、見事に撮れていますね、翅を拡げて陽光を浴びています。体温を上げるための行動と言われています。
この蝶は大変活発に飛び回り、ヤブガラシ等で吸蜜するときも翅を振るわせながらなので撮影が難しいのですが、幸運な場面に出会えましたね。

携帯世代の中高生たち、次世代の日本はどのようになっていくのでしょうか?

投稿: wakasama | 2009年5月30日 (土) 09:15

★wakasamaさま、こんにちは。

なるほど!体温を上げるために陽の当るところで翅を広げて休んでいたのですね。
誰かがもうすぐ死ぬのではないかと言ってましたが、このあと元気に飛んで行ってしまいました。
蝶は飛び回っていて本当に写真撮るのが難しいです。今年も新しいのに出会えてラッキーでした。
教えていただいてありがとうございました。

勉強世代が携帯に齧りついているのが、勉強はどうなっているのか心配です。その結果の彼らが社会に出てからもどうなるか、ちゃんと社会に出られるのかも懸念されます。

投稿: tona | 2009年5月30日 (土) 14:42

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