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2009年6月27日 (土)

八ヶ岳のツクモグサ

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贅金カット
税金で贅沢許さない!ムダゼロやります!

ずいぶん前から街角に貼ってあります。
うーーむ、無駄だらけじゃない。税金の無駄使いに怒ってばかりのこの頃だ。この間ついに2万円をもらったばかり。

南八ヶ岳へ今咲く「ツクモグサ」を見に行ってきました。本州ではここ八ヶ岳と白馬岳だけに分布するだけという。
硫黄岳(2760m)・横岳(2829m)・赤岳(2899m)の縦走で9時間半の行程です。
岩場や鎖、垂直の梯子ありで、お尻をつけて降りたり、這い蹲って登ったりと、結構あられもない姿でありました。
苦労の甲斐あって、横岳の風を受ける過酷な場所に咲いている↓ツクモグサ(キンポウゲ科)に会えました。
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↓富士山も雲の中に見えました。

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↓後方の富士山型の山が蓼科山  ↓遠くには北・中央アルプスもまだ雪を頂いて見えた

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泊まった宿の前にNHK撮影隊が早朝到着しました。
「アナウンサーですね。拝見したことがあります」なんて話しかけてしまった↓アナウンサー。
29日(月)NHK総合の夕方5時過ぎからの「夕どきネットワーク」で「初夏の八ヶ岳をゆく」の特集で放送するのだとテレビを観ていて知りました。
同じ日にNHKも登っていたのですね。

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高山植物がいろいろ咲いていました。
↓ウルップソウ(ウルップソウ科)これも本州では八ヶ岳と白馬岳のみ分布。

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↓オヤマノエンドウ(マメ科)

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↓イワウメ(イワウメ科)互いに重なってマット状になっている

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↓ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)

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↓ミヤマキンバイ(バラ科)イチゴの葉にそっくりの3小葉

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↓ヒメイチゲ(キンポウゲ科)小葉3枚が3個輪生する

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↓コメバツガザクラ(ツツジ科)

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↓ミネズオウ(ツツジ科)

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↓キバナシャクナゲ(ツツジ科)薄い黄色ですが、白く見えます。最も高いところで咲く。

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↓イワヒゲ(ツツジ科)

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↓少し下ったところにある「醤油樽の滝」落差35m 醤油樽に似ているわけでなく、醤油に色に似ている。

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少し高度の下がったところの花たち
↓クリンソウ(サクラソウ科)

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↓イワカガミ(イワウメ科)

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↓カラマツソウ(キンポウゲ科)

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↓キバナノコマノツメ(スミレ科)高山に咲く黄色のスミレで葉が円形。低山や丘に咲くのがキスミレで葉はややとがる。

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↓オサバグサ(ケシ科)葉を見ると、機織の筬に似ている。

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↓スダヤクシュ(ユキノシタ科)

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↓ツバメオモト(ユリ科)

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↓イオウゴケ(ハナゴケ科)赤い唇のような花でマリリンモンローの唇という人もいるそうだ。

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↓ヤマハンショウヅルの蕾(キンポウゲ科)
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↓ホテイラン(ラン科)

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山の花は小さいので撮るのが難しく、へたでピンボケばかりで見苦しかったですね。

7月1日から15日までフランスに出かけてきますので暫くお休みします。

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2009年6月25日 (木)

鉄人

登山でご一緒した、私たちが鉄人と呼んでいる人がいます。
今年80歳の女性で、凄く元気でストックなしでひょいひょいと登ったり下ったり、そのスピードの速いこと、一回り下の私も敵いません。若い頃からずっと登っていたようです。お食事もバイキングのとき、私の1.5倍くらい召し上がります。
おまけに私たちのためにおやつや果物の入った重い荷物を背負って。私は重いのは体力を消耗するので、人様の分のおやつはほんのちょっぴりしか持って行きません。頂く果物の美味しいこと。
鉄人さんはまだ現役で目いっぱい勤めています。出張も多く、昨日帰ってきたばかりで山へ出かけてきます。あるときは夜、山から帰ってくると、着替えて夜中のライブに出かけ、始発電車で帰宅し、そのまままた勤めに出かけるとか。
北海道のときも羽田からまたどこかへ出かけていきました。何の勤めかは絶対秘密だそうですが、月収200万円とか。英語も堪能のようです。
驚いてしまったのがビルの40階あたりにあるオフイスまで階段を上ってしまうそうです。私が日頃上っているのが9階までで、結構ふうふう言ってますから、40階なんて考えられません。年齢よりかなり若く見えます。羨ましいのが80歳になってもまだお勤めが出来ることです。

↓所沢の早稲田キャンパスの近くを歩いていたらトトロの森も近くですから、こんな杉の枯葉で出来たトトロを見かけました。
↓左ト全の墓の案内板 異母姉が歌人の三ヶ島葭子(6000首も発表し40歳で昭和二年に没した)

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↓切り株にフクロウの彫刻が

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↓ヘラオオバコ(オオバコ科) 

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↓ネジバナ(ラン科)の群生があった。花が小さいので撮るのが難しい花。
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wakasamaさんに教えていただいたチョウが2種類飛んでいました。
↓ホソオチョウ(アゲハチョウ科:細尾蝶)  ↓ミスジチョウ(タテハチョウ科:三筋蝶)

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2009年6月22日 (月)

黄色いスミレ

Photo 「初夏の北海道の渡島半島三座に登る」に参加したものの、二座は雨に打たれさんざんでした。
しかし珍しい花に会えたのが雨をも吹き飛ばしてくれました。

渡島半島東側の先端の山「恵山」618mは暴風雨のようで展望台までしか行かれませんでした。

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↑箱根大涌谷にような風景でこのような場所に群生するという「イソツツジ」が見事でした。
北海道から東北地方に分布するという小低木で「磯」と付くのに実際には火山性の山の周辺に見られるという。

2日目の松前半島の「大千軒岳」1071mも雨がしょぼついて眺望は望めませんでした。

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↓黄色いスミレの「オオバキスミレ」はその名の通り、葉が大葉(シソの葉)に似ていて、黄色い色のスミレです。

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↓ハクサンチドリ(ラン科)は初にお目にかかりました。

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↓オオサクラソウ(サクラソウ科)北海道ではここ西南部だけ。写真の細長い葉は違う植物のもの。

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3日目大沼公園にある「渡島駒ケ岳」1133mでは晴れて、変わった山容を眺めることができましたが、登山禁止で8合目までしか登れませんでした。
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↓8合目からの大沼公園
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↓渡島駒ケ岳にはミネヤナギ(ヤナギ科)が多い

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↓ホウノキ (モクレン科)        ↓ベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科)

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2009年6月17日 (水)

塩野七生著 『ローマ亡き後の地中海世界』

Photo ターシャ・テューダーの最後の本が出版されました。昨6月18日に亡くなってから1年、これで本当のお別れです。
これ以上もう声は聞けないけれども、ターシャが残してくださった宝物を大切にしていきたい。

塩野七生氏が『ローマ人の物語』全15巻を書き終えて休まず次の『ローマ亡き後の地中海世界』上・下を著した。これが又大作です。
「キリスト教世界」と「海賊+オスマントルコ」の戦争を中心として語られる。
最初はアフリカの海賊がイタリア半島を主地中海沿岸を荒らしまわり、捕らえた人々をアフリカで足かせしてこき使う。トルコがコンスタンティノープルを陥落した後は海賊をトルコ艦隊の総司令官として雇って、フランス・スペイン・ローマ法王庁・ヴェネチア・聖ヨハネ騎士団・イタリア海洋都市などと戦争し、戦争してないときは海賊行為をする。内陸部においてもバルカン半島からオーストリアまでオスマン帝国の脅威に晒された。
レパントの海戦により対トルコとの戦いは終わるが、北アフリカの海賊の横行はナポレオンが台頭する頃まで続いた。1856年にあらゆる海賊行為の厳禁を宣言した「パリ宣言」が成立してやっと地中海キリスト教の民は安堵したのであった。
現代ソマリア沖で海賊が出没するという。如何に海賊にキリスト側がやられたか、あのミケランジェロに天井画を描かせた法王もトルコとの闘いに苦慮していたなど世界史や映画で察することが出来なかった。

今トルコのEU加盟に関する問題点が浮き彫りになっていて、加盟の実現には遠いようである。
キプロス問題、アルメニア人大量虐殺問題、キリスト教差別、EU市民の反発などいろいろある。特にドイツ・フランス・オーストリアで反対が多い。
和歌山の海難事故以来、トルコと日本は友好関係にあって、親日家の多いトルコからヨーロッパに猛威を振るったオスマントルコの面影は見出しにくい。時間があったら歴史をきちんと勉強して意見や感じを述べなくてはいけないと痛感しました。

赤城山の鍋割山(1332m)に登った帰りに赤城山中腹の白樺とレンゲツツジの大群落のある白樺牧場に寄りました。
丁度見ごろでした。

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サラサドウダンの濃い色のをカイナンサラサドウダン(海南更紗灯台)という。これは丁度中間のような色合いです。

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ニシキギの花も間近で観察できた

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この時期に鳴くセミを「ハルゼミ」という。山全体にこだましているような感じ。ハルゼミの中でこれは「エゾハルゼミ」とwakasamaさんに教えていただきました。

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2009年6月13日 (土)

三窪高原のレンゲツツジも

東京の外れ奥多摩湖から山梨県側に青梅街道を走ると大菩薩岳があります。その近くに柳沢峠があり、富士見百景の1つです。
この峠を降りると塩山に到達します。
この柳沢峠から登るのが「咲き乱れるレンゲツツジの三窪高原」と言われる高原で、標高1650mあり、富士山、南アルプス、奥秩父の山々など360度のパノラマが広がる絶景の場所です。
ところが雨で視界ゼロ、レンゲツツジは咲き乱れることはなく、どうしたわけか減ってしまってさびしい限りの高原に変貌していました。

今、日本では鹿、猿、熊などが増えて、山だけでなく農作物まで被害が及んでいます。
先ごろのニュースでは、蜂や雀に異変ありで、減ってきていると報道されています。それも温暖化による複雑な影響が及んだとも。
蜂は怖いけれども、花粉を運ぶから益虫であり、果物や農作物が実を結ばなくなる。稲作に害を与える雀がもし回りにいなくなったら、寂しいと感じるでしょうね。
山でも温暖化で植物が高いところへ移動していかねばならず、または絶滅への道を歩んでいます。
心ある人々によって、そうしたことを食い止めようと、里山を復活し、ビオトープを造ったり、山林を管理したり、あるいはナショナルトラスト活動などがなされています。
破壊者も多いけれども、守る人もいてこの世はまだ捨てたものではないの感を深くしますが、絶滅に追いつかないのが現状です。

↓ぽつんぽつんとあったレンゲツツジ

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↓ヤマツツジは花がレンゲツツジに似ているが葉が違う

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↓キレンゲツツジ(レンゲツツジと同じく花も蜜も有毒)

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↓トウゴクミツバツツジ(東国三つ葉躑躅)がこの高原には多い

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アジサイで有名な塩山の「放光寺」は周防正行監督、本木雅弘主演映画「ファンシイダンス」のロケ地。アジサイはまだでした。
↓風格のある本堂              ↓人形塚

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↓庭園

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↓見たことのない木の花がありました。

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2009年6月10日 (水)

青いケシ

いつも利用している中央線と山手線の車内の広告に、新しいのが登場したのに最近気がつきました。
出っ張っています。水虫の広告は箱が貼り付けられています。同じく缶ビールも缶が4分の1くらい出ているような感じです。
珍しいので思わず見てしまいます。
あらゆる広告が氾濫するけれど、一体どのくらい効果があるものなのでしょうか?

前の畑ににぎやかに、華やかに次々とピンクや白、緋紅色、2色咲き(ピンクやオレンジ色)に咲いている花がありました。
以前聞いたことがあるゴテチャ(アカバナ科):別名、色待宵草でした。
薄紙のような4弁花で月見草に似ています。名前を教えてもらったときに頂きました。

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クラス会の下見に行ったときの箱根湿生花園に「ヒマラヤの青いケシ」がかなり咲いていました。

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↓センダイハギ(マメ科)

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雨がひどくなって下見も半分放棄して、帰りついたらとたんに風邪をひいてしまいました。

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2009年6月 9日 (火)

山頂の異様な「蓼科山」

百名山の1つ「蓼科山」は2530mで白樺湖から見える姿が美しい山です。

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山の北側はなだらかで、5月の下旬でも歩きやすい雪道でした。

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↓頂上が近付いてきました。     ↓木の更新が見られます。

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ところがたどり着いた山頂はかなり広く、しかも大きな石だけという異様な様相を呈しています。

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目の前に八ヶ岳が見えます。

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下山は大きな石ばかりの急斜面で、麓近くになって足が痛くなって、なかなかにきつい山でした。
花は桜やムシカリ(オオカメノキ)、マイズルソウ、ミヤマカタバミなどが咲いている中に未見の花が1つありました。
↓ミツバオウレン(キンポウゲ科)、花弁に見えるのはガク片で黄色い小さな花がある。
↓スイカズラ科のムシカリ(オオカメノキ)

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近頃中高年の登山も増えて「百名山荒らし」なんていう言葉あるそうで、登山道も荒れているとか。私はやっとこれが2つ目です。全然目標にしていません。登ってから百名山の1つということに気がつきました。
どちらかというと、花を求めて登りはじめたところで、あと10年登れるように訓練したいです。登ると体重が4kgは減り上半身が痩せました(本当は下半身が痩せてほしい)。増える気配がありません。

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2009年6月 3日 (水)

斉藤孝著『なぜ日本人は学ばなくなったのか』

苗を頂いた「アサリナ」(ゴマノハグサ科)が今年もたくさん花を咲かせています。古代紫に近い美しい色です。
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  斉藤孝著『なぜ日本人は学ばなくなったのか』  日本の教育力を取り戻す!
 
かつて「勤勉」と言われた日本人が、今は「バカ」とでも表現するしかない事態の「学び嫌い日本人」になってしまった。
バカとは「学ぼうとせずに、ひたすら受身の快楽にふけるあり方」を言う。
何故こんなことになってしまったのか?
それは「リスペクト」(敬意・尊重)という心の習慣を失ったからという。
「開き直り社会」「バカ肯定社会」への変質
垂直志向から水平志向の世の中へ、又インターネットの普及でネット上の格差が生まれ、便利さと怖さの両面のツール乗る。
「モンスター・ペアレント」「モンスター・ペイシェント」の出現。これは子どもにも多大な悪影響あり。
「内面」のない人間出現。
幼稚化する中高生、「知」と出会わずに卒業していく大学生。
読書量の減少が向学心の衰退を招いている。

「ゆとり教育」こそ元凶だ。(大いに頷いてしまいました)大学全入時代なので受験競争はゆとり教育が必要なほど過酷でない。
「偏差値教育」は悪くない。世界に比べてがくんと学ぶ力が日本の子どもにはなくなった。 教科書と授業のレベルをあげよ。
「アメリカ化」も学びを奪った。教養に対して「ノー」を表明する国・アメリカ。つまり学び重視から遊び重視。今は教養の欠落を嘆く人すらいなくなった。
薄い人間関係を志向する若者たちが増える。早期退職する若者たちの悪循環。

こんなことなどが問題点として提起され、あとがきに、これからの若い人にまったく失望してない、そのメッセージが盛り込まれています。

「学ぶ心の伝統」という財産を受け継ぐには「学ぶ先人」へのあこがれを連鎖させなくてはならない。自分の利益だけを目標とした学習ではなく、学ぶことを楽しみ、読書し、教養を積むこと。

これを読んで、私は学ぶ意欲が一応あった若い頃を思い出し、貧しかったけれども良い時代に生まれ合わせたと幸せに感じました。
しかし学校で学んでいないからと勉強を怠り続けてきて、仕事がない今は「ひたすら受身の快楽にふける」そのものではないかと胸を突かれたのでした。 

タイサンボク(モクレン科)    よその家の枇杷がもうすぐ食べられそうです

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