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2009年8月 4日 (火)

フランスへ(3)大西洋岸のボルドーへ

Photo_8 プロヴァンスで最後に見たのが「ポン・デュ・ガール」です。
ローマ時代の巨大な水道橋で、古代建築技術の最高峰として世界遺産に登録されています。スペイン・セゴビアの水道橋も高さが24mもあって驚いたが、ここは水面からの高さが2倍の49mでしかも3段です。水源と町まで50kmを高度差17mとのこと、玉川上水の凄さもわかります。しかし、2000年前のローマ人って何者と、見ごたえのある石造りのアーチにただただ驚嘆するばかりです。
↓水道橋 

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↓裏側からの水道橋

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プロヴァンスを後にして、二重の城壁を持つヨーロッパ最大級の城郭都市・カルカッソンヌへ向かいました。(高速道路の事故渋滞に巻き込まれ、ドライブインで昼食を食べ始めたのが3時半でした。運悪し)
↓城壁内にあるコンタル城の城壁の上を歩く   ↓二重城壁の間

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↓城壁のライトアップされた夜景
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↓旅行家の兼高かおるさんが推奨するミディ運河が、ここカルッカソンヌを通っている。
 この運河は太陽王ルイ14世の時代に15年かけて建設されたもので、トゥールーズから地中海を結ぶ全長240km、トゥールーズからはガロンヌ河で大西洋につながり、地中海と大西洋がつながった。ジブラルタル海峡を通らなくて、海賊にやられないで通過、経済効果も上がった。航行の船の制限速度8km/h。世界遺産になっている。
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トゥールーズ かつての巡礼の中継地で、エアバスの工場があります。
↓立派な修道院があった ↓ガロンヌ川底の粘土で焼いた煉瓦が建材で町中の建物が茶色 

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↓市庁舎は宮殿のようで結婚式が行われていた  ↓お昼のメインはさばの塩焼きとライスだった

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ボルドーワインの郷・サンテミリオン 地区全体が世界遺産になっていて、美しいブドウ畑と街、ワイン蔵の見学に最高級のワイン2種類の試飲をしました。渋い味わいでした。
ボルドーの町の建物を造るために石を切り出した穴蔵が全長200kmにもなり、それをワイン貯蔵庫として使っている。戦争中は避難所でもあった。この穴の岩盤の上には60cmの粘土、砂利、石灰の土が覆っていて、そこにブドウが植えられている。
↓ワイン貯蔵庫   ↓穴から見上げるとブドウの根がぶら下がっていた。岩盤を突き破って広がる根もある。荒地でも生命力逞しい植物を目の当たりにした思い。

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↓ブドウ畑                 ↓サンテミリオンの町
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世界遺産の町ボルドー ガロンヌ河の向こうに見える建物は、殆どブドウ畑の下から切り出した石で出来ている。
この町でのトイレ体験は一生の思い出。自由時間に無料の街角のトイレに並ぶ。前の人がなかなか入らない。何やら入り口の脇にある表示を見ていて、数分後ボタンを押したら重い扉が開いた。4人家族全員で入っていった。かなり時間がたって4人が出てきて、私に「表示が変わるまでボタンを押すな」と言っているようである。待つこと5分、後ろの人にも途中でまだ押してはいけないのかと聞いたりして、表示がなにやら変わって後ろの人がOKと言ったのでボタンを押したら扉が開く。
終わって中でもボタンを押すと扉が開いて外に出られる。次の人も延々とまた待つわけである。待っている間、中では水の流れる音などがしていて自動的に掃除をする。このボタン操作を誤ると閉じ込められるのかは定かでない。言葉が通じない、つまり話せない悲劇を味わった。親切に前後の人が教えてくれたから良かったけれども、もしめたらめっぽうにボタンを押していたらどんなことになっていたやら。集合時間にも我が姿が現われなかったでしょう。店でコーヒーでも飲んでトイレを借りたほうがよさそうです。しかし何て時間のかかるトイレでしょう!

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ポワティエは二度の歴史的戦争の舞台になったところで、ロマネスク教会が多い。
↓ノートルダム教会では背の曲がった老婦人が長いお祈りを終えて帰るところだった。天井を支える柱の幾何学模様が素晴らしい教会だった。
もっと年いって、病気と孤独とに苛まれたとき、このような祈る場所で神と対話が出来れば、心の支えになるであろう。日本だったら無宗教ゆえ、こんな場所もない。

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コメント

 こんばんは。
 快方に向かわれ、わたしも旅行記の続きを読むことができて、ほんとうにうれしいです!(でもムリはしないでくださいね)
 それにしても、初めて見るような景色、建物ばかりで圧倒されます。
 トゥールーズも、やはり、音楽史上も、とても重要な聖地なのですが、こんなりっぱな市庁舎があるとはびっくり。
 それにしても、そのとなりの写真のランチ、これは、おしゃれに盛っていますが、さばの塩焼き定食では?(笑)
 トイレの話、そんな長い時間、はたしてどんな掃除をしているのか、ほんとに、所変われば・・・・、ですね。

投稿: Nora | 2009年8月 5日 (水) 01:43

よくなられたのですね。良かったです~(^^)
でもこれからもお大事になさってくださいね。

大西洋岸のボルドー。ボルドーといえばワインの産地でよく目にはしますが、
そればかりではない(当然!)実に多彩な顔を持っていて
おおいに楽しませていただきました。素適なところですね。

トイレのお話、これとよく似たトイレに、どこかの公園の駐車場で
1度だけお目にかかったことがあります。誰も並んでいなかったので
説明書をじっくり読んで操作しましたけど、もちろん日本語でしたから。
これが外国語だったら、私も出てこられなかったかも。

投稿: ポージィ | 2009年8月 5日 (水) 11:22

★Noraさま

こんにちは。
ありがとうございます。
ええ、決して無理はしないことにしました。
フランスも典型的な石造りの国で、街ごとに石の種類が違って建物の色が同じなのですね。でも屋根は赤いとは限らないです。黒っぽいスレート葺きのようなのが多いでしょうか。
建物は国によって違いがあることがわかります。
トゥールーズが音楽史上重要な聖地とは知りませんでした。スペイン北部のように巡礼と関係あるのでしょうか。
さばの塩焼き定食(笑)に醤油をかけたらもっと美味しくライスが食べられそうでした。

掃除中のトイレの中を隠しカメラででもあったら見たかったです。

投稿: tona | 2009年8月 5日 (水) 13:10

★ポージィさま

こんにちは。
これからは目に関しては十分すぎるくらい大事にしていきます。ありがとうございました。
ボルドーの町ですが、あたりの地下が石を採掘したトンネルだらけで、その上にブドウ畑が、採掘した石は全部建物に使っていて、トンネルも使用しているなんて、凄いことです。美しいブドウ畑の景色から想像できないことでした。
フランスは岩盤の上に町が作られているところが多いのですね。木で囲まれている我が日本との文化や気質の違いがだんだん理解できるようになるかもしれません。

このようなトイレが日本にもあるのですか!!そのこと自体に驚きました。
あわてない大陸的な思考の上でのトイレと思いましたので。思い出しただけでもぞっとします。


投稿: tona | 2009年8月 5日 (水) 13:23

トゥールーズは一泊だけど懐かしいです。
正式の晩さん会みたいのに出たのですが通訳が隣にいなかったので全然会話が出来なかった。
言葉が通じないのは辛いですね。
主賓が何かジョークを言ってみんなが笑うのにお愛想笑いでごまかしてました。

投稿: saheizi-inokori | 2009年8月 6日 (木) 09:08

フランスで購入した大きな地図を見ながら、
旅行記を拝見さしていただいています。

プロヴァンス地方は行ったことありませんので、楽しくは意見さしていただきました。
ゴッホの愛したひまわり畑は、広くて見渡す限りひまわり。見事なものですね。

ローマ時代の遺跡、水道橋は2~3箇所見ましたが、どれを見てもその外観の美しさ、
土木技術には驚嘆するばかりです。
長い距離を、ほんの僅かな傾斜で築くのは大変なことだと思います。

ヨーロッパには城郭で囲まれた都市は沢山あり、観て来ましたが、カルカッソンヌの城郭は二重。これまた圧巻ですね。そして美しい。城郭の上を歩けるのも魅力の一つです。
広い大平原の中に、城郭に囲まれた街がある。中に高い塔の協会が見える。
絵に描いたような景色。印象に残ります。

広いブドウ畑に囲まれたサンテミリオンの町、吹く風も爽やかで、いかにも気持ちよさそう。
ボルドウワインの郷。フランスワインはあまり飲んだ事ないので、味解らず。いかがでしたか。私はあまり酸味の強いのは好みではありません。

信号つきのトイレ。一寸面食らっちゃいますね。中でキーロックされるのかな?
こんなトイレ、初めて聞きました。
いろんな経験あるから面白い。
夏に行ったことないから分かりませんが、暑くなかったですか。

投稿: 夢閑人 | 2009年8月 6日 (木) 14:31

★saheizi-inokoriさま

お仕事でしょうか、あるいは特別なご旅行だったのでしょうか、晩さん会に列席されたのですね。映画の世界です。
言葉が分からないとこういう場面でもつまらないですね。
夜のセーヌ川クルーズでは英語の他に中国語、韓国語はありましたが、日本語はありませんでした。どうしてなんて思いましたが仕方ありません。おかげでいろいろな建物の説明が何もわかりませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年8月 6日 (木) 14:57

★夢閑人さま

プロヴァンスはゴッホの足跡があちこちにありました。次々とこの地域に触発されて、素晴らしい絵が生まれています。
ひまわり畑には圧倒されました。アルルで1番印象に残りました。

私も大小いろいろ水道橋を見ましたが、これにも劇場や円形闘技場と同じく美しさに打たれました。

カルカッソンヌの二重城壁のスケールの大きさにも驚きましたし、数多くの山の上の城塞を目のあたりにすると、いかに昔からずっと攻めたり攻められたり、戦争ばかりしていたことが伺えます。大変だったのですね。

サンテミリオンの町はいい所ですね。
プロヴァンスではロゼが美味しいということでロゼばかりいただきましたが、ボルドーからあとは肉の時は赤ワインをいただきました。お料理に合わせればなかなかです。

こんなトイレ体験はもうしたくありません。
南フランス、そしてパリではとても暑い思いをしました。紫外線が強くてじりじり焼け、脱水症状になりそうでした。
途中が涼しかったから大丈夫でしたが、ずっと続いたらダウンしていたでしょう。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年8月 6日 (木) 15:19

水道橋の景色すごいですね。
城壁のライトアップされた夜景も興味深いもので
ちょっと この世のものとは思えないような風景でした。

トイレも所違えば使い方も違うんですね。
長い待ち時間…それでもシッカリ並んで待ってる。
そういうところは日本じゃ考えられませんね^^;

投稿: pochiko | 2009年8月 7日 (金) 23:59

★pochikoさま、ありがとうございます。

おはようございます。
遅くなってすみません。
1昨日昨日とpochikoさんのバナナヨーグルト蒸しパンを作って山登りしてきました。2日分の朝食として重宝しました。有難うございました。

水道橋はローマ時代、城壁は中世ですが、重厚な石造りは機械もなかった時代、造るのが大変だったのではと本当に感心してしまいました。

トイレなんですが、前から2番目で10分も待つのですから、日本では考えられませんね。ですから家族、友人だったら一緒に入ってしまいます。中は3畳以上広さがありました。珍体験でした。

投稿: tona | 2009年8月10日 (月) 08:32

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