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2009年9月10日 (木)

越中八尾・おわら風の盆

富山県の中央に位置する八尾(ヤツオ)は8つの山の尾根に開かれて付けられた地名で、土蔵造り、町屋造りの家が並んだ美しい坂の町です。
8月20日から30日までが前夜祭、9月1日~3日までが「風の盆」です。雨だと中止。
「おわら」は「大笑い」、「風」は二百十日の風の吹く頃、「盆」は旧暦のお盆にあたる9月初旬に行われるというのが語源と知りました。300年の歴史のある踊りです。
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「豊年踊り」の講習会が行われて練習している人で溢れていました。
踊りにはこのほかに「男踊り」「女踊り」があります。

踊り手も25,6歳くらいでやめてしまうのだそうです。編み笠をかぶって殆ど顔が見えないところが奥ゆかしく感ぜられます。

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↓子どもは編み笠をかぶらないで背中です

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↓こちらは輪踊りの子どもたち

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↓地方(ジカタ) 踊り手をやめると地方へ。唄い手、囃し方、三味線、胡弓、太鼓からなる。
女性の腰から足先までの見事な「くの字」が美しい。
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夜は1万人が入る舞台を鑑賞。11の町のうち9月2日は5つの町が出演。町ごとに浴衣の色や模様が異なる。
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↓日本の道100選に選ばれた道。石畳で電線がない。

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↓格子戸など美しい家が並んでいる。

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↓夜になるとぼんぼりに淡い灯が点って幻想的な町に変身する。

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↓覗かせて頂いた民家の中。ここのご主人は数年前にこの家を買って、修復し、祭りのこの時期だけここに寝泊りして町を盛り上げているとのこと。
太い梁、囲炉裏、天井も高く飛騨の匠の技があちこちいかされている。
↓踊りに出ない女の子も浴衣姿で、艶やかである。

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八尾といえば、夏は蚕、冬の副業が和紙作りで楮も多く気候風土が和紙作りに適していました。
富山藩の薬売りの薬袋にこの和紙が使われたとか。今は1軒だけになってしまって、おわら人形などが作られています。

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コメント

越中八尾・おわら風の盆、是非行きたい所のひとつです。
読ませていただいてますます行きたくなりました(笑)。

関西からは少々遠いのですが。

25,6歳で女踊りの踊り手が引退するとは存じませんでした。
妙齢の女性だけが踊っているなんて、何という贅沢・・・と感じてしまいます。
これっておじさんの感覚かな?

投稿: もみじ | 2009年9月11日 (金) 08:26

わあ!凄い行かれたんですね。
高橋治だったかの小説であこがれの地ですが外国に行くみたいな気がします。
混雑もすごくなかった?

投稿: 佐平次 | 2009年9月11日 (金) 09:22

★もみじさま、ありがとうございます。

東京からは車で6時間かかりました。
そちらからですとどうでしょうか。
隣の岐阜からは日帰りだそうですが、夜の踊りが素晴らしいのでどうしても1泊した方がいいですね。
殆ど結婚してない女性(男性もそうらしいです)ばかりが踊っているのですね。本当におっしゃるように贅沢です。
でも引退しても次は三味線や唄いでまた活躍します。
思いきっていらしてください。

投稿: tona | 2009年9月11日 (金) 09:41

★佐平次さま、ありがとうございます。

チャンスが訪れて行ってきました。
外国へ行くみたいですか!
阿房トンネルが出来たので高山に抜けてそこから割合と近いです。
昼間はあちこちに分散して踊りをやっているので、混雑はそれほどでもありません。
夜の舞台は小学校の校庭です。A,B席の後ろの自由席でも見えました。1万人分の席があります。
その後の9時過ぎからの通りの踊りは激混みで、写真が撮れないほどでした。明け方までやっているそうです。

投稿: tona | 2009年9月11日 (金) 09:48

おわら風の盆 というと、例えば阿波踊りなどの賑やかなのとは違って、
しっとりとした風情をイメージしていましたが、「おわら」が「大笑い」の
ことだったとはびっくり。自分で勝手にイメージを作っていた
だけだったのかもしれませんね。実際はにぎやかで華やかなんでしょうか。

高橋治さんの小説、私もずっと前に読んだことがあります。
「風の盆恋歌」だったかしら?ストーリーは忘れてしまいました(苦笑)

投稿: ポージィ | 2009年9月11日 (金) 10:04

8年くらい前だったでしょうか、行ったことがあります。

とにかくどの旅行会社もツアーで一度に押しかけるため、(約1000台の観光バス)期間中はものすごい人でした。
夜の町の中は人で溢れ、ゆっくり踊りを鑑賞することも出来ませんでした。
夜、川の近くの広場に設けられた舞台で、何とか見られました。

「おわら風の盆」テレビで見て一度は生で見たいと行ったのですが、人間の多さにうんざり。あの風情も感じられずがっかりでした。
ゆっくり泊まって、夜中にでも見ない限り、ほんとの「風の盆」の風情は感じられないと思いました。

後で聞いた話ですが、観光バスも、事前に町の許可証を取ってなければ、町中に入れないということでした。

投稿: 夢閑人 | 2009年9月11日 (金) 14:18

始めまして
365連休!!私はサンデー毎日と言っております
おわら風の盆 一度言ってみたいと思っていますが、細かく丁寧にご紹介くださり有難うございます
お暇な時、こちらも是非eye覗きにお越し下されば幸いです
お待ちしておりますhappy01

投稿: サラリーマンOB神戸家 | 2009年9月11日 (金) 17:26

★ポージィさま、ありがとうございます。

いえいえ、お笑いなのに、そうではないのです。とても静かなしっとりした踊り風景です。全国でも特異なのではないでしょうか。
人々は物悲しいとさえ言うようです。

高橋治さんの本をまだ1冊も読んだことがありません。
『風の盆恋歌』どんな内容でしょうね。
今書きとめて、機会があったら読んでみたいと思います。

投稿: tona | 2009年9月11日 (金) 20:08

★夢閑人さま ありがとうございます。

8年前、いらっしゃったそうで、その頃の方が混んでいたのでしょうね。
昼間は百選の道も写真のようで、踊りもそこそこちゃんと見られました。
夜の舞台も随分席が空いていました。
観光バス1000台とは!目いっぱい乗っていたとして45000人ですね。それだけでもう町は人で溢れ、踊りも見られないでしょう。
夜遅くなってから見るのが素晴らしいそうです。私は10時頃までしかいませんでした。この時間は混んでました。
実際に見るとテレビとは感じが違っていて、踊りの内容や歌の内容などもわかっていいですね。

投稿: tona | 2009年9月11日 (金) 20:17

★サラリーマンOB神戸家さま

初めまして。
コメントをありがとうございました。
またTBもありがとうございました。

サンデー毎日!お仲間ですね。
亡くなった城山三郎さんが『毎日が日曜日』でしたか、本を書かれていました。
こんな身分になって5年半になろうとしています。これはこれで結構忙しくなっていくものですね。
「おわら風の盆」是非お出かけになってくださいね。

投稿: tona | 2009年9月11日 (金) 20:22

 こんにちは。
 一度行ってみたいものだと思ってるのですが、おかげさまで、ようすがとてもよくわかりました。
 阿波踊りと似た衣装ですが、笠を目深にかぶって、写真からも奥ゆかしさが伝わってきました。そんなイメージから、すごくまじめな踊りなのかなと勝手に思っていましたが、「大笑い」とは意外でした。
 それにしても美しい通りです。踊りにもぴったり。街中の人が、この踊りを大切にしているのがわかります。
 それほど人がいないので、あれっと思いましたが、夜はやはりすごいのですね。
 夜の行列の写真はあまり撮れなかったようで、残念でした。
 歌は、どんな感じだったでしょうか?

投稿: Nora | 2009年9月14日 (月) 14:12

★Noraさま ありがとうございます。

こんにちは。
衣装は確かに阿波踊りと似ていますね。
違いは踊りの形や静かであることでしょうか。
歌にのって踊りますが、歌はなんといいましょうか、渋い民謡調といったらよいでしょうか。
デジカメ動画に入れてきましたがここでお聞かせ出来ないのが残念です。
小さい頃から、男の子も女の子も10日間の前夜祭でも練習に励むそうです。
各町で出演者が150人にも及びますから、11の町でかなりの人数になります。外へ出て行く人もいるのでしょうが、残っている若者、幼・小・中・高校生も頑張っているのでしょうね。
そう、昼間(午後)は写真でもおわかりのようにすいています。夜は観光バスから吐き出された人々で通りが埋まってしまいます。
民家の保存もとても大変と思いました。
京都の町屋風でもあります。美しい町です。

投稿: tona | 2009年9月14日 (月) 15:58

俳句仲間と行った父が,もう一度行きたいと言っていたことを思い出しました。
どんな感じなのだろうと思ってきましたが,こんな感じだったんですねえ。ありがとうございました。

投稿: gaki | 2009年9月14日 (月) 19:12

★gakiさま こんばんは。

まあ、お父様がもう1度とおっしゃったのですか。
私は夜の雰囲気があまり味わえなかったので、夜中まで滞在したいです。
とても美しい街ですね。家の造りも素晴らしいです。ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年9月14日 (月) 20:31

こちらは、富山市を国内外に広くPRするためのサイト「Visit-Toyama.com」を委託運営している(株)シー・エー・ピーと申します。
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投稿: Visit-Toyama.com運営者 | 2010年3月 3日 (水) 17:05

★Visit-Toyama.com運営者さま

コメントありがとうございました。
訪問させていただき、同意するを押しましたが、日本語のが出てきませんでした。

おわら風の盆が素晴らしかったです。
拙ブログをリンクしていただければ嬉しいです。

投稿: tona | 2010年3月 3日 (水) 19:46

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