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2009年11月 9日 (月)

秋の文学散歩(4)明治神宮外苑や青山墓地近辺

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JR信濃町駅の南に広がる神宮外苑には、まず聖徳(せいとく)記念絵画館があります。
東西112mある絵画館の中には、大正頃の一流画家によって描かれた80枚の壁画があります。
明治天皇、昭憲皇太后のご事績が描かれ、幕末・明治の歴史がわかります。

この記念館と有名な神宮のいちょう並木は1直線で結ばれ、青山通りに突き当たります。
↓青山通りから、いちょう並木越しに絵画館を望む

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↓いちょう並木はまだ青い        ↓不況知らずのレストラン(午後2時近く)
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「枢密院憲法会議」の舞台となった憲法記念館。ここで明治憲法が起草され、発布された。
↓ここから明治天皇がお入りになられた。

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今では「明治記念館」と名称を加えて、結婚式場となっている。
私が生涯で最初にして最後のお仲人を務めたところで、緊張したことが思い出されました。
↓庭                      ↓室内

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明治神宮外苑とは、青山連兵場跡地に、明治天皇の皇后を記念して全国国民から寄付金と献木、勤労奉仕によって造成され、建物、競技場、球場、ラグビー場などが造成されたところ。
↓シロマツ(マツ科)中国に分布し、日本では珍しい木。木肌がカリンかと間違える、面白い模様です。

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↓ひとつばたご(ナンジャモンジャノキ) 都内に十数箇所あるうちの一本。
幕末からあって明治天皇もそばで見たこの木は昭和8年に枯れて、2代目。

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青山霊園には有名人の墓がたくさんあって、1日では全部見て回れない。
↓志賀直哉の墓 志賀直哉一族の墓が一緒。志賀直哉は生前から骨壷を買って、それに砂糖を入れて舐めていた。亡くなって墓に埋められてから、骨壷が盗まれ、後に骨だけが返ってきて、生前から眺めて暮らした骨壷はまだ行方不明だそうだ。
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↓斉藤茂吉の墓も簡素なもの。ドイツに留学した茂吉はロンドンの漱石同様にちょっとおかしくなって、公園での恋人の接吻をどのくらい長いか計って、1時間だったなどと日記に書いているそうな。

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↓大久保利通の墓は鳥居があって、広大な敷地にある。
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↓浜口雄幸の墓         ↓忠犬ハチ公の碑(ご主人様の墓の隣に)

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最後はお馴染みの乃木神社内の「旧乃木邸」です。
↓夫人とともに明治天皇に殉死した乃木希典の屋敷は木造で質素。

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↓馬小屋は煉瓦建てで豪華。

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↓乃木大将と辻占売少年像

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↓乃木神社
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コメント

聖徳記念館は高校生のときに上京して予備校の模試を受けた際、叔母が連れて行ってくれた。
どういうつもりだったのかなあ。

投稿: 佐平次 | 2009年11月10日 (火) 08:33

聖徳記念絵画館のことは全く知りませんでしたが、この場所の銀杏並木の
写真は何度か目にしたことがあります。槍の矛先のような形の銀杏(^^)
やがて黄金色に輝くようになったら、大勢の人で賑わうのでしょうね。

おぉ、明治記念館でお仲人さんを務められたのですか。中はこんな風なのですね。
荘厳で格式高い感じ。ただ歩くだけでも緊張しそうです。

それぞれにまつわる様々なエピソード、楽しく拝見しました。
乃木大将のお宅は、ご自分の住まいは木造ながら、馬房はレンガ造りとは、
馬たちを大切に慈しむ気持ちの表れだったのでしょうかね。
大将ともなる軍人さんにとって、馬はとても大切なものだっでしょうし。

投稿: ポージィ | 2009年11月10日 (火) 09:58

このあたりは用がなければなかなか行かないところ。
迎賓館の見学と、乃木会館での学校のパーティーの時の2回しかない。

銀杏並木は相変わらずの風景。
青山通りから絵画館の方向の眺めはいいですね。
こんな青々とした時しかなく、まだ秋の黄葉の時には行ったことがありません。
黄葉の銀杏並木は、テレビや写真でよく見ます。歩いたらさぞかし気持ちいいでしょう。

新宿御苑や赤坂御用地、神宮外苑と都心とは思えない広々とした緑の空間です。

明治記念館、立派なところですね。
庭園がすばらしい。
こんな式場で、仲人をされた経験がおありとはこれまたすばらしい思い出ですね。
きっと結ばれたお二人は幸せにお暮らしのことと思います。

投稿: 夢閑人 | 2009年11月10日 (火) 10:41

★佐平次さま、ありがとうございます。

明治時代がとてもよくわかる壁画ですね。
歴々たる画家もです。
叔母さんはなかなか方ですね。
私は以前見たときのこと、何も覚えてなくて、今回しっかり見てきました。

投稿: tona | 2009年11月10日 (火) 19:24

★ポージィさま、ありがとうございます。

この銀杏並木は名所ですから、もうすぐ、さぞ賑わうことでしょうね。
槍の矛先、なるほどそうですね。剪定しなくて自然にあの美しい樹形をつくる銀杏は裸になっても格好がいいです。

仲人の時自分の着物ではここでは見劣りしそうで、借りました。あのとき、明治記念館にこんな謂れのあることを知らないで、私もぼんくらだったと自分で感心する始末です。

乃木大将の愛馬は日露戦争の時に水師営会見の際、ステッセル将軍がくださるというのを、軍規が許さないので、後日を約して払い下げを受けて愛用したと立札に書かれていました。アラビヤ産の牡馬だったそうです。
立派なレンガ造りだったわけですね。

投稿: tona | 2009年11月10日 (火) 19:43

★夢閑人さま、ありがとうございます。

迎賓館を見学されたのですか!私はまだです。テレビでは良く観ますが1度は見なくては。乃木会館は外観だけです。

絵画館から銀杏並木が1直線なので、珍しい眺め、パリの凱旋門からシャンゼリゼを一瞬思い出しました。黄葉の時も行ってみたいものです。
神宮や外苑、新宿御苑、同じ場所にある赤坂御用地、そしてまるっきり反対側の代々木公園まで含めると、まさに東京のオアシスですね。これに皇居や自然教育園や各種庭園を含めると、世界に見劣りすると言われても、まあまあかなんて思ってしまいます。
明治記念館の中の各部屋も落ち着いてホテルとはまた違った雰囲気でした。

投稿: tona | 2009年11月10日 (火) 19:57

文学散歩と言う観点で東京歩きもなかなか興味深いものですね。

乃木邸の馬小屋、時々ブログ上でも書いていらっしゃる方があり、何だか親しみを感じました。
馬を大切にした乃木大将らしく、人の住まいより、立派な馬小屋に、その人となりを、垣間見る感じです。

銀杏並木が黄葉すれば、さぞかし美しいことでしょうね。

投稿: anikobe | 2009年11月10日 (火) 23:10

★anikobeさま

東京にも文人がたくさん行きかって、あちらこちらに文学碑やゆかりの地や逸話があるようです。
1つ1つ掘り起こして見ていくのも楽しみです。
乃木邸の自刃の間は畳の角部屋で外から見られるようになっていまして、思わず手を合わせていました。奥様も立派だったのですね。
殉死は徳川2代将軍秀忠のあたりで、ほぼなくなったのだそうです。江戸時代ずっとあったと思っていました。
名所、銀杏並木の黄葉の頃は身動きがとれないかもしれません。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月11日 (水) 08:55

シロマツってのがあるんですね~
知りませんでした。
パッと見たら何の木か分かりませんね~

上の4枚の写真、外国だって言っても通用しそうですね。
この銀杏並木はいろんな方のブログで拝見した事あります。
黄色くなるのを待ってる方、多いでしょうね。

ご主人さまの隣に忠犬ハチ公の碑があるんですね。
ハチ公があまりにいじらしくて、映画を見てはバスタオルがいるくらい号泣してしまいます。

投稿: ちょびママ | 2009年11月11日 (水) 14:05

★ちょびママさま、ありがとうございます。

シロマツの樹皮はプラタナスのようでもあります。もっと老木になると樹皮がはがれて、名前の由来のように白くなるそうですね。
東京では2,3の植物園にあるそうです。
葉はちゃんと長い松葉でした。

上の4枚の写真、本当!外国みたいです。日本にもこんな所があったのですね。
銀杏並木の黄色くなった時にいつか行ってみたいです。そんなに遠くないですから。

私もハチ公と名前を聞いただけで涙が出てきます。アメリカ版ハチ公の映画ができたのですよね。

投稿: tona | 2009年11月11日 (水) 15:11

 おはようございます。
 今頃、銀杏並木はまっ黄色でしょうね。
 銀杏の葉の降り積もったふかふかした道を歩くのは気持ちがいいです。掃除はたいへんでしょうけれど。

 乃木邸、わたしが行った時は、入れなかったので、tonaさんの記事で、見ることができました。
 質素だけど美しい木造家屋ですね。
 
 

投稿: Nora | 2009年11月19日 (木) 09:46

★Noraさま

こんばんは。
東京も銀杏が色づいてきましたね。
やがて道に散って、本格的に寂しい冬になるのですね。
Noraさんがいらっしゃったときは境内で雅楽が演奏されたのでしたね。
本当に質素な住宅ですが、今の住宅からするとかなり広いです。使用人の部屋などもあります。
庭には野菜畑もあって作っていたようですね。

投稿: tona | 2009年11月19日 (木) 16:45

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