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2009年11月 2日 (月)

「文化」の日

明日の文化の日を前にして、広辞苑で「文化」cultureを引いてみると

[人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。
衣食住をはじめ技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容と含む。

文明とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。]

とすると最高位まで上り詰めた文明の中に身を置いている私たちです。
西洋的発想における文化に日々身を委ねているのに、あの勤めていた頃は労働に明け暮れて文化に浸っている暇がないと思っていました。
でも、全部文化なのです。どこに目を付けるか、人によって違うのがまた面白い。
しかし文化、文明の発達と幸福度は比例しない。不真面目な生き方や努力しないで招く不幸もあるけれども、生まれ付いて不幸を背負っている人もたくさんいます。

衣食住はじめ技術・学問・芸術までは頑張っていても、道徳・宗教・政治面ではこの頃の日本では腐敗し下降線を辿っているとしか思えません。

「幸福学」の第1人者として「ルート・ビーンホベン」さんが新聞の「ひと」欄に紹介されていた。
[幸福の条件は、まず富、民主主義、良い政府。日本はこの3条件を満たすが、人生における選択肢が狭い]
集団主義が強い日本では、常に他人の目を意識するため、点数が下がると分析する。ここ30年間、殆どの国が点数を上げる中、日本の点数は変わらないままなのだそうだ。なんと60位だ。
外国人は常には他人の目を意識しないのね。そういえば、人のことを気にする自分がいます。気にしないようになるのは今更難しいです。

国立新美術館『THE ハプスブルク』展

Photo 「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、我が家の宮廷画家でした」といったハプスブルク。
「戦争は他の国にまかせ、我が家は結婚によって領土を広げていく」が家訓だったハプスブルク。
スイス片田舎の領主だったのが神聖ローマ帝国の皇帝になって13世紀から20世紀初頭まで600年以上の長きにわたり、ヨーロッパに君臨した名門王家。
宮廷画家に描かせた肖像画の数々。領地内の名画や美術品の収集にとどまらず、多くの優れた画家、音楽家などの庇護したハプスブルクは、今ウィーンとブダペストに何百万点というコレクションを擁しています。
本や映像でお馴染みのたくさんの絵画にじかにお目にかかれ、見ごたえのある美術展でした。

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コメント

tonaさんのブログを拝見して、そういえば文化の日というのが
あったと思い出したような始末です。平素何気なく使っている
言葉「文化」。考えてみれば、今まであまり深く考えたこと
なかったです。あらためて「文化の日」の定義をインターネット上
で検索。tonaさんの文もあわせ読ませていただいて、
いい勉強が出来ました。
当地区では11月下旬に文化祭という行事が予定されており、
その準備もあって、気が抜けない日々が続いております。

投稿: 茂彦 | 2009年11月 2日 (月) 20:23

★茂彦さま

インターネット上で検索されて、さらに文化というもの考えられたでしょうね。
私は広辞苑だけで文化を確認し、考えました。
秋は文化祭の季節、音楽、芸術など日ごろ文化に浸って研鑽を積んだ発表の機会でもありますね。そうしたものにたくさん接することは自分の文化度を上げることにもなるかもしれませんね。
今月下旬に向けてお忙しいことでしょう。お疲れにならないようにしてくださいね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 2日 (月) 21:11

ハプスブルグ展、もうすぐ京都にやってきます。

3月まで開催されるようなので、是非行きたいな~と思っています。

文化に心を馳せるなんて、今の私に欠けてるな~~と思い至らされました。
十二分に歳を取って、時間も充分にあるのに・・・

急に寒くなって、今朝はまるで冬!!
内面の充実を心がけたいものです。

投稿: もみじ | 2009年11月 3日 (火) 08:50

★もみじさま

今朝の寒さに震えています。風雨に洗われて真っ青な空に富士山がきれいです。

ハプスブルク展、期間中の半ば過ぎだったのでもう空いているかと思ったのですが、かなり平日なのに混んでいました。
京都でも盛況になるでしょうね。
歴史的文化遺産ではそちらの方は羨ましいです。今月半ばに奈良の方へ出かけます。年に1度は行きたくなって。

文化に浸るのは、もみじさん、これからですよ。もみじさん同様内面の充実に私も心掛けたいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 3日 (火) 09:14

文化鍋とか文化住宅など文化という言葉が薄っぺらに使われた時代がありますね。
そしてその根っこは今も生きているように感じます。

投稿: 佐平次 | 2009年11月 3日 (火) 10:44

文化饅頭ってのも子どもの頃にありました。万能包丁の別名は文化包丁,文化放送という放送局(東京以外に北海道と長崎にも)もありますね。

ハプスブルク展,私も楽しみにしています。

ところで,「関西文化の日」があることを初めて知りました。近畿2府4県に福井,三重,徳島,鳥取の404施設が参加しているそうです。今年で7回目です。
メインの14,15日は美術館,博物館の常設展の多くは無料になります。
昨年は357施設,入場者は31.6540人だったそうです。無料は嬉しいことですが,ちょつと混雑していそうです。

投稿: gaki | 2009年11月 3日 (火) 11:39

こんにちは(^-^)
正に「文化の日」…いろんなイベントが目白押しです(*^m^*)
先程…出張物産展が市役所広場であり…出かけてきました~♪
ちょびママさんの「ハゼ」につられて(*^m^*)初めて購入してきました~♪(^^;

「文明開化」の言葉の響きに興奮した時代もありましたが…良く考えたら…
いつの時代にも「文化・文明」は存在していましたよね…
レベルの差はありますが…地方の文化を楽しんでいます…(^^;
今朝、娘に「ハプスブルグ展」に行ったかどうか聞いたところでした(*^m^*)
チケットは持っているとか…私も行きたいです~♪(*^m^*)

投稿: orangepeko | 2009年11月 3日 (火) 12:13

★佐平次さま

文化鍋、文化住宅、何て懐かしい言葉でしょう。そう、文化が付きながら薄っぺらな感じがするのでしたね。
しっかり根付いた文化に浸るときは格別です。
教育もしっかりしないといけないでしょうか。
懐かしい言葉の背景など調べてみようと気になっています。ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 3日 (火) 16:18

★gakiさま

文化饅頭って初耳です!
佐平次さんの文化鍋、文化住宅も懐かしいですが、文化包丁、文化放送もまた何て懐かしい言葉でしょう。文化放送が東京以外に北海道、長崎ですか。いろいろご存知のgakiさんです。
ハプスブルク展、京都へ行くそうでよかったです。
「関西文化の日」、私も今日知りました。粋な計らいですね。
14,15日なのですか。その日私は奈良にいるのですが、何か恩恵に預かれるかしら。
31万人とは!どこも混んでいますね。
ホットなニュースをありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 3日 (火) 16:29

★orangepekoさま、こんにちは。

お嬢さんもハプスブルク展いらっしゃるのですね。期間が長いのに、いつも混んでいます。
orangepekoさん、京都でも遠すぎですね。

出張物産店で「ハゼ」を買われたのですか。ちょびママさんのところでは立派なのが、たくさん釣れていました。私たちも昔茅ヶ崎で釣ったことがありますが、不漁で2尾、もう味も忘れてしまいました。
今晩はお楽しみですね。

地方の文化、テレビなどでもいろいろ紹介されて、受け継がれていく様子を見るにつけ、誰でも体験できる文化でなく貴重なものと位置づけています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 3日 (火) 16:40

今日、文化の日だったのですね。
毎日お休みみたいな毎日だから祝・祭日に無頓着になってました。
精神的生活にかかわるものが文化ですか。。。
そういえばテレビ番組などで文化人の〇〇さんなんて紹介のされ方しているタレントさんがいますよね。
中には過激な方や意見がコロコロ変わる方もいますが(笑)
ちゃんとした職業、もしくは生き方をお持ちで誇りをもっておられるなら文化人などという一くくり的な紹介のされ方、嫌じゃないのかな~って思ったりします。
あ、ちょっと話が脱線しちゃいましたね?
ごめんなさい。

投稿: ちょびママ | 2009年11月 4日 (水) 00:01

★ちょびママさま

おはようございます。今朝もとても寒いです。
本当に毎日が休みなので、祝日なんてほとんど忘れているのも同じです。

文化人という言葉もあったのですね!
どんな人が文化人か?昨日文化勲章など叙勲者がまず挙げられるのでしょうか。
おっしゃるような誇りを持った方々は文化人という紹介はどうかとなあ・・ですね。
マルチなタレントさんイコール文化人という紹介になるのも、そのマルチぶりが文化的というのですね。なるほど、そういう考え方もメディアではあるのと頷けました。
ともあれ精神面でも文化を享受できることは幸せなことです。選択が難しいこともありますが。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 4日 (水) 08:19

文化と文明の違い、何となく分かっているようでいながら、
説明しようと思うとグッと言葉に詰まって出てきませんでした。
なるほど…精神的な豊かさにも繋がる文化。tonaさんが仰るように、日本人から失われつつある文化が
ありますね。良いものがたくさん含まれているだけにとても残念です。
何とか守っていけるといいのですが。

展覧会などへ行く機会があまり持てませんが、tonaさんのブログ始め、
いろんなメディアを通して少しずつでも自分なりにいろんな文化に接して、
何がしかの蓄えをしていけたらいいなぁと思います。

投稿: ポージィ | 2009年11月 4日 (水) 12:17

★ポージィさま

私も文化と文明の違いさえもわかりません。
何となくイメージし、ニュアンスで探って誤魔化し、狭い意味でしか文化を理解していません。
しかし日本固有の文化は大切にしていきたいのが願いです。どこの国もとても自国の文化を大切にしているように思われます。
ポージィさんが研鑽されているお花を活ける世界も、受け継がれ、時には外国で日本の華道として脚光を浴びています。決して廃れることはないでしょうね。

私も実家に住んでいたら東京が遠くてなかなか展覧会に行かれそうもありません。
新・日曜美術館など美術番組をはじめ、様々な番組で知るのも楽しいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2009年11月 4日 (水) 16:22

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