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2010年1月21日 (木)

『死ぬときに後悔すること』大津秀一著

<人は死ぬ間際に、こんなことを後悔しています>と、友人にお借りた『死ぬときに後悔すること』という本に、若き緩和医療医の大津秀一氏が1000人の死を見届けて、25項目書いています。
 ●自分のやりたいことをやらなかったこと
 ●感情に振り回された一生を過ごしたこと
 ●他人に優しくしなかったこと
 ●美味しいものを食べておかなかったこと
 ●会いたい人に会っておかなかったこと など
 
 △心の優しい人は後悔が少ない とも。この頃後悔することが多い私はあまり心優しくなかったと後悔してます。

この本からの孫引きになりますが、
星野富弘氏の『鈴の鳴る道』に、車椅子に乗っていると道がでこぼこだらけで段差に気が滅入ってしまうが、車椅子に鈴をつけてみたら、でこぼこのたびに「チリーン」と鳴って心持が変わったという話がある。
その部分の引用である。
[心にしみいるような澄んだ音色だった。(略)その日から、道のでこぼこを通るのが楽しみとなったのである。(略)”人も皆、この鈴のようなものを、心の中に授かっているのではないだろうか。”その鈴は、整えられた平らな道を歩いていたのでは鳴ることがなく、人生のでこぼこ道にさしかかった時、揺れて鳴る鈴である。美しく鳴らし続ける人もいるだろうし、閉ざした心の奥に、押さえこんでしまっている人もいるだろう。私の心の中にも、小さな鈴があると思う。その鈴が、澄んだ音色で歌い、キラキラと輝くような毎日が送れたらと思う。私の行く先にある道のでこぼこを、なるべく迂回せずに進もうと思う]
星野さんのような方でないと、なかなか到達できない心境ではあり、気がつかないことであります。ブログ友にもたくさん、このような鈴を鳴らしている方がいらっしゃいます。

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     Photo

友人の家の冬牡丹です。
今上野東照宮・ボタン苑ではこの冬牡丹と寒牡丹の両方が見られます。今年は横を通っただけ。
その区別は毎年忘れるが、ボタン苑のHPによるとー
牡丹には二期咲き(早春と初冬)の性質を持つ品種があり、低温で開花した冬咲きのものを寒牡丹というが、2割の着花率だそうだ。
そこで抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬牡丹で、丸2年かけたものが、東照宮にも40種600株あるというわけである。今度はそんなことを弁えて鑑賞したいものです。

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コメント

死というものは考えたことがない、でももう直ぐ定年を迎え仕事がなくなれば思うことが多くなるのかな。祖父や父の寿命を考えると私も70くらいがお迎えだ。人に話すほど立派な人生を歩んできたわけでもないが、かといって後悔することもないし、適当に好きなことをしてきたので、でも本当に寿命が尽きるときにはいろんなことが脳裏をかすめることに。

投稿: yoshi | 2010年1月21日 (木) 23:27

★yoshiさま おはようございます。

私も勤めていたときは考えませんでした。
親を見送り、自分自身があちこち老化が起こって、特に昨年あたりから何時死んでもおかしくないと思うようになってからです。
平均寿命はあくまでも数字上で、神のみぞ知るですね。
後悔することなき人生を送ってこられたことは素晴らしいです。私の時代、外で仕事をずっと持てたことだけはありがたく、後悔することはありませんでした。
果たして死に至ったときどんなことが思い浮かぶのでしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年1月22日 (金) 08:00

星野さんの美術館に行ったことがあります。
泣けました。

投稿: 佐平次 | 2010年1月22日 (金) 08:40

△心の優しい人は後悔が少ない
 
この言葉には一理ありますが、逆もまた言えそうな気がしますね。
心の優しい人ほど後悔が多い、と。
私の場合は至らないことが多くて後悔ばかりの方ですが(^^;ゞ

星野富弘さんには、ものの見方捉え方、発想の転換といったことを
教えられますね。同じことでも色々な捉え方があって、それによって
幸せにも不幸にもなる。置かれた状況によっては、とてつもなく難しい
場合もあるけれど、心の柔軟性をできるだけ失わないように
生きていけたらと思います。

 

投稿: ポージィ | 2010年1月22日 (金) 11:40

★佐平次さま

私も行ったことがあります。
あのとき買った絵葉書を見ると、そこに書いてある星野さんの言葉が心に沁み入るように語りかけてくれます。

投稿: tona | 2010年1月22日 (金) 15:58

★ポージィさま

ポージィさんこそ、そのお人柄が伝わってくるに、心優しく、そのような方だから後悔もされるということです。
星野富弘さんの鈴の鳴る道は、こんな風に考えるなんて、全然思いつかないことでした。
仰るように同じことでも、まったく逆の発想があって、幸にも不幸にもなるのですね。
どう考えても解決できないようなことに直面しても、ポージィさんのように考えて私も生きていけたらと心新たにしました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年1月22日 (金) 16:13

上野忍の池は、ハスの花がきれいに咲きますね。
最近は、無分別な人が外来の危険な亀などを話し水辺は危ないようですが、牡丹やストリートパフォーマンスでも見に出かけますかhappy01

投稿: OB神戸家 | 2010年1月22日 (金) 17:18

★OB神戸家さま

不忍池は水鳥だけでなく、ハスの花もきれいに咲いて憩いの場所ですね。
心ない人がいるのですね。とんでもないです。
先日はストリートパフォーマンスが出ていませんでしたが、このパフォーマンスも面白いですね。牡丹を楽しんで来てください。

投稿: tona | 2010年1月22日 (金) 20:45

●必ず後悔する
皆さんも書かれてますが、死ぬ間際には大多数の方が後悔するものだ、
と私も思います。
だって聖人君子じゃない生身の人間だもの、理想的な人生を送れるはずがない。

ただそこはよくしたもので、「妥協」という逃げ道がある。
 ・あれはできなかったけど、これはできた
 ・Aさんにはきつく当ったけど、Bさんには優しくできた
 ・Aさんには会えなかったが、Bさんとは会えた
という具合に、ある線で折り合いをつけ、妥協するしかないでしょう。
そして、「まぁこんなもんか…」と思いながら死んでいくんでしょうなぁ。

理想が高く、欲が深い人ほど「後悔」のネタが多かったりして…(笑)
もちろん、tonaさんのことではありません。

投稿: 讃岐の団塊オヤジ | 2010年1月23日 (土) 00:52

★讃岐の団塊オヤジさま おはようございます。

休まれるのが遅いのですね。それだけお元気そうで安心しました。
今も後悔しきりですが、この後悔を生かしていけば、死ぬ時の後悔が減るというものでもないかもしれませんね。
しかしオヤジさんがなるほど「妥協」という逃げ道なるものを示唆してくださいました。
これは「忘れる」と同じに大切なことです。
でないと重くのしかかって生きていくのがつらいですから。
しかし死に際に後悔してもどうにもならないのですね。このことを少しでも頭の隅に置いて、生きていきましょう。

投稿: tona | 2010年1月23日 (土) 08:34

あれもやりたい、これもしたいと…いつも思ってます。
死ぬ時に後悔することで、tonaさんが●印の項目は私の思ってることみたいです。
心の優しい人は後悔が少ない…私が死ぬ時はどうなんでしょうね。
なんだか煩悩の塊で、後悔ばっかりのような気がします^^;

投稿: pochiko | 2010年1月24日 (日) 00:22

★pochikoさま

>あれもやりたい、これもしたいと…
これがなくなったら人間おしまいですね。
出来る限り思っていることを機会があったら、後悔しないようにずんずん押し進めて行かなくては。
死ぬ前にはどんな後悔をし、また安堵で死んでいくのか、どうでしょう。
心がけても、私は私、あまり今と変わらないのが目に見えているような気もします。
とまれ、いろいろやっていきましょう。お会いできる日もあるかもしれないとも思っています。


投稿: tona | 2010年1月24日 (日) 15:55

いい本を紹介していただきました。アマゾンで注文し、
本の到着を待っているところです。
取りあえず2冊の本を注文しました。tonaさんのおかげで、
いい本が読めます。いつも気になっているテーマです。
親しかった友人の過ごした最後の6ケ月について、
奥さんに聞いてみたいと今も思っています。

投稿: 茂彦 | 2010年1月25日 (月) 08:14

★茂彦さま

ご友人が亡くなられて寂しいですね。
ご友人の半年以上を見守ってこられたわけですから、どんな御様子だったのでしょうか、知りたいでね。
早速本を注文された由、茂彦さんは実行力があります。
ふだんから人のため尽くしていらっしゃるから、きっと悔いない人生だったと茂彦さんこそ言えると思います。
コメントありがとうございました。

投稿: tona | 2010年1月25日 (月) 20:03

<他人に優しくしなかったこと>のところが、心に残り、、、、1年以上、電話もしていなかった、身内に意を決して、電話しました。(ずっと気にかかっていたけど、していなかったのです)
おかげで、少し心が軽くなりました。
ということは、相手のためと言うより、自分のために電話したんですかね??

冬牡丹というのもあるのですね。見事ですね。

投稿: otayori | 2010年1月26日 (火) 16:40

★otayoriさま ありがとうございます。

ご自分のためとはいえ、お電話を差し上げて本当によかったですね。
相手の方も嬉しかったことでしょうね。
こうして1つ1つクリアして死ぬ時に後悔したくないことで後悔しなくてすむかもしれません。

今日菰を被った冬牡丹と寒牡丹を見てきました。寒牡丹はたった1本でした。


投稿: tona | 2010年1月26日 (火) 19:06

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