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2010年4月12日 (月)

碓氷峠「アプトの道」と坂本宿

碓氷峠の貴重な歴史遺産のトンネルを歩いてきました。
1893~1963年まで70年間使われた碓氷峠のアプト式鉄道は26ののトンネルと18の橋梁があって、明治25年に1年半で完成させたそうです。
釜飯で有名な横川と軽井沢間11.2kmの区間は66.7パーミル(1000mで66.7m上がる)で日本1急勾配でアプト式では最初の電化区間だったそうだ。
アプト式とは、2本の線路の間に歯車用のレールを付けたものだそうで急坂を登ることが可能になったそうだ。

26のトンネルのうち5つ目まで開放されています。
第1号トンネルとトンネルの中。意外と小さい。

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第5トンネルを出ると18橋梁のうちの最大の碓氷第3橋梁「めがね橋」があります。
長さ91m、高さ31mでレンガで出来たアーチでは国内最大。使われたレンガは202万8千個。
上から見ても下から見上げても迫力満点の橋です。
2千年前のローマの水道橋も凄いけれども、この橋の上を重い列車が通っていた姿はスイスやドイツなどの橋をも思い起こさせ(あちらは現役のよう)ます。
使われなくても鉄橋と違った温かみのあるレンガ橋梁はいつまでも残って欲しいものです。

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元に戻って下ると「上州中山道筋・坂本宿」があります。
横川駅から軽井沢方向へ2kmの所で、碓氷峠の東の入口の当たる。中山道69次のうち江戸から数えて17番目。
家光の時代に参勤交代に伴ない、計画的に作られた宿場町ということで、本陣脇本陣あわせて4軒とともに、屋号が80軒くらい跡が残っている。
和宮様もここで疲れを癒されたそうです。
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コメント

「めがね橋」懐かしいですね。
今はすっかり観光地になって沢山の人が訪れていますが、40年前は旧18号(中山道)も一部砂利道で、めがね橋は、両側は山の木に覆われて真ん中しか見えませんでした。
もちろん真下に行く道なんてありません。
忘れられた存在でした。
その頃は線路は残っていたのでは?
18号碓井バイパスが出来て、益々忘れられたものになっていました。
今こうして皆に見られ、彼自身ほっとしてるかも。残したい歴史建造物遺産です。

明治時代に作られた建造物は殆どがレンガつくり。東京駅だってそうだったです。
アーチ式に組むことによってお互いせりあって強度を保つ。すばらしい構造技術です。

坂本宿のあたりも昔の古いものはそのままでも、道は随分きれいになりましたね。
懐かしく拝見さしていただきました。

投稿: 夢閑人 | 2010年4月12日 (月) 17:56

★夢閑人さま

「めがね橋」をご存知だったのですね。
真ん中しか見えなかったそうですね。この橋の存在さえ知らなかった私です。
今では線路が全部外されていますが、ずっと残っていたのでしょうね。
立派なバイパスが出来て昔の鉄道はどうなっているのかはちょっと気がかりでした。
このように皆が観光できるように整備されていたのですね。
鉄道資料館や展示館も作られいて、トロッコ列車も出ているらしいです。

そうですね。東京駅のような赤レンガでした。アーチ構造はローマ人が造ったとか、感心したものです。
今のレンガはすぐはげ落ちてしまいますが、明治時代のレンガの立派なこと、素晴らしい建造物ですね。
坂本宿という名さえ初めてでいろいろな発見がありました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年4月12日 (月) 21:46

高所恐怖症にはちょっと無理かな。
和宮の行列は宿場から宿場まで続くほどだったそうですね。
猿にはあいませんでしたか?

投稿: 佐平次 | 2010年4月13日 (火) 09:10

★佐平次さま、ありがとうございます。

佐平次さんの高所恐怖症ですが、30mでもだめでしょうか。
でもここは下から見上げることも出来ますから実感できます。
和宮様の行列ってそんなに長かったのですか。驚きです。
えっ、猿がこのあたりに居るのですか。そういえばいかにもいそうな感じですね。

投稿: tona | 2010年4月13日 (火) 09:18

全然知りませんでした。このような遺産があるのですね。
 
近年あちこちの廃墟が整備されて、そういう場所を訪れるツアー?の
人気が高まっているとTVで言っているのをチラと耳に挟みました。
ここもそういった廃墟のひとつということになるのでしょうか。

これほどの眼鏡橋が忘れ去られていたのではもったいないです。多くの人に
見てもらえるようになってよかったですね。整備されなかったら
人知れずいつしか自然の中で崩れ朽ち果ててしまっていたのでしょうから。
歴史的にも意味のあるアプト式鉄道が廃線になってしまったのは
なぜなんでしょうか?道路が通ることで、そちらの方が便利になった
からなのでしょうか。

投稿: ポージィ | 2010年4月13日 (火) 17:16

★ポージィさま

そうそう、私も昨日廃墟が若者に人気という話題をちらっと観ました。

1963年に廃止されたそうで、昔軽井沢に行ったときは既にこの橋を電車は通らなかったのでした。
こんな立派な橋が朽ち果てたらおっしゃるように勿体無いですね。
アプト式鉄道が廃線になったのもわかりませんが、現在横川と軽井沢の昔私たちが乗ったこの区間の在来線がないのです。この区間はバスだそうです。
旅行者は新幹線に乗ってしまうし、車ではあっという間に碓氷峠を越えてしまう新道を利用するからでしょうか。
普通にゆったりと旅をしたい人が困っていました。バスも夕方で終わってしまうからよけいだそうです。理解に苦しみます。営業的な問題でもあるのでしょうかしら。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年4月13日 (火) 20:19

新幹線ができるまでは、上野から弟のいる軽井沢まで何度も碓氷峠を電車で通り、横川駅の長い停車時間に、釜飯を買ったものでした。
冬はトンネルを1つ出るごとに雪が増え、夏は軽井沢に近づくと、深い霧の中といった情景を思い出すのが、碓氷峠ですが、tonaさんが歩かれたトンネルは、私が乗った鉄道の時にはもう既に廃線になったトンネルなのですね。
南禅寺の疎水閣のようなレンガの美しいアーチは、何時までも大切に残されるのですね。
中仙道の宿場町の佇まいいいですね。

投稿: anikobe | 2010年4月13日 (火) 23:05

★anikobeさま、ありがとうございます。

私も夏になると軽井沢へ仕事で毎年出かけました。その時に通ったのは、今開放されたアプト式鉄道跡ではなかったのですね。
ずっとここを通っているのだとばかり思っていました。
釜飯の釜がいくつもたまって引越しの時処分したのも思い出となりました。
冬は雪と霧の軽井沢行だったのですね。経験がありませんが、想像しても情緒ある風景です。
南禅寺の疎水閣はTVで観たことがあり、素晴らしくいつか見てみたいものの1つです。
ずっと残してもらいたい遺産ですね。

坂本宿は追分宿とはまた違った趣の所で、小林一茶が宿泊したときは、その家には俳人がたくさん集まったと書いてありました。

投稿: tona | 2010年4月14日 (水) 08:34

 おはようございます。
 めがね橋、いろいろなところにありますが、これは大きくて、めがね橋の王様ですね。
 下から見上げた写真は見たことがありますが、上から見下ろした写真は初めてみました。大迫力で感動しました。
 みなさん、橋の上を歩いているようですが、tonaさんも歩かれたんでしょうね。 橋から下をのぞきましたか?
 廃線になってしまいましたが、こんなにすばらしい歴史的にも価値のある橋の上を堂々と歩けるのだから、いいですね。
 だけど、やはり、ほんとは、この橋の上を列車(できれば蒸気機関車)が通るところを、もう一度見てみたいものですね。

投稿: Nora | 2010年4月14日 (水) 10:11

碓氷峠のアプト式鉄道、名前しか知りません。
でも、行ってみたいとそそられるものがあります。

2年前、三婆旅で餘部鉄橋を通って(勿論列車で)、
降りて下から見上げてきました。

ただ朽ちさせるのではなく、後世に残す努力も必要ですね。

面白いものを見せていただきました。

投稿: もみじ | 2010年4月14日 (水) 15:54

★Noraさま、こんばんは。

私はめがね橋といいますと、長崎の1度壊れためがね橋を思い出します。学生時代見たような覚えがあります。
でもこちらのほうが圧倒的に大きいですね。
橋の上を歩きましたよ。下を見下ろすのが大好きで、31mが随分高いなあと感じました。
私もこの大きなアーチ橋の上を列車が走るのを見たかったです。当時は実際には木の陰であまり見られなかったようですが。
素晴らしいレンガ建築がこうして保存され、そこを歩くことができたのは、何時までも思い出に残ります。
ありがとうございました。


投稿: tona | 2010年4月14日 (水) 20:01

★もみじさま、こんばんは。

このアプト式鉄道は有名でしたね。
でももう線路が外されていて、3本の線路を見ることが出来ませんが、横川の方に「碓氷峠鉄道文化村」があり、歴史と列車が見られます。
餘部鉄橋はこれより10m高い41mではありませんか!長さも310mだそうで、架替も考えられているとか、実際に乗って、また見上げたなんて素晴らしい体験ですね。
貴重な情報ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年4月14日 (水) 20:20

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