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2010年7月18日 (日)

中江克己著『大江戸<奇人変人>かわら版』

この道ではよく知られる平賀源内、葛飾北斎だが、あらゆる分野に94人、よくも多くの未知の人を含めて、面白い変人奇人を集めたものです。
今では何でこんな人が奇人変人なのと首を傾げるのも、当時は常識として理解されないまま、そのように扱われたとのこと。
殆どの人に共通しているのが異常な好奇心の持ち主であること。
中にはこんな人もいる。二百巻の著書を残した元目付「神沢杜口」なる人物はこれまた詳細を省くとして、この人の考え方を現在に当てはめて生きたらどうか、既にこの生き方をしている人も多いでしょうが、江戸時代にいたことが興味を引く。
小欲知足の人、家は借家だし、衣食もほどほどだったが、しかし「つねに心は富貴である」
「生涯みな芝居なり」・・・芝居は虚の世界だが、実をもって真の涙を流しながら演じたとき、見物客は感動する。人の一生もそれと同じように、芝居だと心得て真に涙し、汗して生きてはどうか。・・・というのである。

先般小石川植物園で「甘藷先生手植えの記念碑」を見たばかりだが、この青木昆陽もこの人々の中に列せられている。昆陽は律儀で学者肌だったそうだけど。
その昆陽の墓を偶然見つけた。雑司が谷の鬼子母神に行ったことがなかったので、早稲田の都電「面影橋」あたりから歩き始めたら、すぐ目白不動「金乗院」があった。
ここに目白不動と目黒不動を拝むと目に良いというようなことが書いてあったので、眼病がもっと良くなるようにという思いで、突如目黒不動に行くことに、そこに昆陽の墓があったのでした。
そのお陰か、その後目の調子が良くなった。

↓目黒不動                ↓丸橋忠弥の墓が境内にあった
丸橋忠弥は大酒飲みで、槍の名人、由井正雪の乱で磔刑に処された人

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      ↓雑司が谷鬼子母神  ↓鬼子母神の大イチョウは都内で3番目に大きいイチョウ。樹齢600年という。

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雑司が谷霊園を通って池袋から目黒不動尊「滝泉寺」へ
       ↓目黒不動尊           ↓青木昆陽の墓

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五色不動があって目白、目黒不動の他
目赤不動「南谷寺」(本駒込)
目青不動「教学院」(世田谷区太子堂)
目黄不動「永久寺」(台東区三ノ輪)
      「最勝寺」(江戸川区平井) 目黄不動は二ヶ所にある。 

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コメント

tonaさん、お久しぶりです。お帰りなさい。
韓国の山は如何だったでしょう?日本では九州や中国地方で大雨とその被害が
相次いでいましたが、韓国は雨は大丈夫だったでしょうか。

さて、今日の記事を拝見しながら真っ先に思ったのは
「出る杭は打たれる」でした。ちょっと一般の多くの人と違うと
白い目非難の目で見る風潮というのもありますよね。昔も今も。
でも裏返せばそういう抜きん出た個性や能力を貫けた人こそが
素晴らしい芸術なり学問なりあたらしいものを残すことになった
場合も多いのですね。
自分が抜きん出た人になれる可能性は限りなくゼロに近いですが、
好奇心や興味関心といった気持ちや柔軟性は、いつまでも持ち続けて
いけるように心がけたいものです。ともすると保守的に頭が凝り固まってしまいがちなだけに自分で気をつけなくては
いけないと言い聞かせています。

投稿: ポージィ | 2010年7月19日 (月) 09:33

目黒不動の昆陽の墓はずいぶん前にみつけました。五百羅漢などの近くですね。

投稿: 佐平次 | 2010年7月19日 (月) 10:56

★ポージィさま、ありがとうございます。

6日間の韓国山行きを終えて帰ってきたら、猛暑で疲れがどっと出まして、1昨日は買い物のあと寝込みました。
韓国も梅雨のさなかなのにちょっとだけ降られただけでした。北朝鮮が豪雨だそうで、ダムを放水する水が韓国に流れこんで、洪水になるのでしょうか。

ホント、「出る杭は打たれる」ですね。
抜きん出た人はたくさんいますが、中には常識とは外れていて、その言動に眉を顰めたくなる場合があります。人間はすべてに完全にはなれないですね。野口英世の金のだらしなさにがっかりしたり、、。いろいろあります。
偉い人達のおかげで現在こんな楽な暮らしをさせて頂いているのですから、こうしたことも理解していかなくては。
そうですね。好奇心を持ち続ける、凡人の私はそれさえも疲れてしまうことがありますが、ボケないで健康に生きていくための1つの要素であると感じます。

投稿: tona | 2010年7月19日 (月) 13:53

★佐平次さま、ありがとうございます。

探そうと思えば、この頃ネットで調べてすぐ実行ですが、偶然に見つけたのは楽しかったです。
佐平次さんは太子堂の目青不動などもご覧になっていらっしゃるでしょうね。

投稿: tona | 2010年7月19日 (月) 13:58

みたような気もしますがはっきりしないです。
車谷長吉の「赤目四十八瀧心中未遂」はお読みになりましたか?
別に関係はないのですが^^。

投稿: 佐平次 | 2010年7月20日 (火) 10:32

★佐平次さま

車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」は読んでおりません。映画も凄いと聞きました。
この瀧そのものは名張市の赤目町にあるとかで、赤目町について知りたくなりました。

投稿: tona | 2010年7月20日 (火) 16:03

生涯みな芝居なり>正にその通りではないでしょうか
神戸家の様に、営業に長くかかわっていると”クライアントの側に立っている”様に見せるのも又、大芝居と思います
いつの時代も、一歩先を進もうとすると奇人変人に見られたのでしょうねcoldsweats02

投稿: OB神戸家 | 2010年7月21日 (水) 16:37

★OB神戸家さま、ありがとうございます。

我が家の2階は38度を記録、なんて暑いのでしょう!
営業というのも本当に大変な分野だと思います。
私は日常で、生活が芝居という感覚を今まで全然持ったことがなかったのでとても新鮮でした。ご苦労されたOB神戸家さんの仰ることは説得力があります。
奇人変人は今はもっと多いかもしれませんね。まわりにいますよ。

投稿: tona | 2010年7月21日 (水) 16:47

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