« 夕顔を食す | トップページ | スメタナは絵も上手だった(チェコ1)  »

2010年8月16日 (月)

相撲の八百長

Photo_2

1ヶ月もずっとブルーしか咲かなかった朝顔が、突然同じ茎に白にピンクがまじったのが2輪咲きました。
朝顔は特別な花、江戸時代の人々が大変愛でた、情熱を燃やした花だそうで自分に日本人(江戸人)を自覚させられる花。

『ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット&スティーヴン・J・ダブナー共著1996年
日本では社会学者としてユニークな上野千鶴子さんがいらっしゃいますが、これはアメリカのユニークな分析で知られる若手経済学者とその書き手の本です。
経済の本は殆ど読んだことがないけれども、これは実に変わった経済の本です。

この本の中で、日本の神聖な国技・相撲の八百長に関する記事があり、詳細に調べてある。
7勝7敗の力士が8勝6敗の力士に対する期待勝率は48.7なのに、実際の勝率は約8割だがこれだけでは、八百長の証拠にはならない。重要な一番だから必死に戦うに違いないのだが、わざと負ける場合があったとして、裏金をもらっているかもしれないし、二人の力士の間で何か取り決めがあるかもしれない。
データから実際計算してみると、前回7勝7敗だった力士は再戦ではたったの40%しか勝ってない。ある時は80%でその次は40%?いったいなんで?やはり1番理屈に合う説明は、力士達の間で取引が成立している、というものだ。
あやしいのは個別の力士の成績だけでなく、色々な相撲部屋の成績を集計してみると、やっぱり同じようなおかしな動きがわかるんだそうである。
その後、ある2人の力士が八百長・麻薬・賄賂・脱税、マフィアとの繋がりの告白をしたら、二人は同じ病院で相次いで亡くなった(殺された)。・・・あら、こんな事件があったのでしたっけ?
理事長が変わった現在、国技ではすべて許されないこれらの犯罪が2度と繰り返されないようにしてもらいたいものです。

第4章「犯罪者はみんなどこへ消えた?」でルーマニアの共産主義独裁者ニコラエ・チャウシェスクが1966年中絶を禁止したのだそうだ。
その結果出生率は2倍になった。結論をいえば、この政策で、この世代の子供を前の世代の子供と比べると、学校の成績も悪く、仕事で成功することも少なく、犯罪者になる可能性が高くなっていたというもの。
中絶は、女性が子供を持ちたくないときにする。
その理由は結婚してないかもしれないし、結婚がうまくいってないかもしれないし、貧乏でこどもを育てられないかもしれないし、自分の人生は不安定、不幸せだと思っているかもしれない。又、酒や麻薬をやるので子供の健康が心配かもしれないし、自分が若すぎることもある。どちらにしても元気ないい子を育てられる家庭環境を作れないと思っているかもしれない。望まない子を生むことで、子供を上記のような犯罪者にしてしまうことにつながるかもしれないというのだ。
日本でも最近育児放棄して二人の子供を死なせた母親が逮捕された。類似した子供への暴力で死なせる話も今年になってから何度も聞いている。望まれないで生まれてくる子供の悲劇はもう起きて欲しくない。

下旬は避暑に行ってまいります。

|

« 夕顔を食す | トップページ | スメタナは絵も上手だった(チェコ1)  »

コメント

何をしたわけでもないのに、同じアサガオの株に突然違う色の花が
咲くなんてことがあるのですね。面白いですねぇ。
同じ両親から全然性格の違う子や、他の兄弟とひとり容姿が違う子が
生まれてくることはよくある話ですが、そんなようなものでしょうかね。

相撲の八百長の話はしばらく前から繰り返し取りざたされていますが、
意識しなくとも働く心理の作用で生まれてくる結果もありますから、
確率の数字だけで判断は出来ない気がしますね。
今回の一連の大相撲と野球賭博・暴力団とのつながりについての
騒動を見ていて、暴力団というのは何食わぬ顔していつの間にか
するすると内部に入り込んでいるものなのだなと、そちらの怖さを感じました。
また、覚せい剤や大麻といった薬物に対してと同様、賭博に対しても
犯罪だという認識が甘い人が増えていることも感じます。
今回のことをきっかけに、大相撲界が綺麗さっぱり浄化されるよう
祈っています。
(しかし…八百長・麻薬・賄賂・脱税、マフィアとの繋がりを告白
 のあげくに殺された、なんて事件ありましたっけ?忘れちゃったのかなぁ。)

投稿: ポージィ | 2010年8月17日 (火) 09:23

相手はあと一勝で勝ち越せる、自分は勝ち越している。
そういうときに力が入らなかったり負けてあげようと思う心性はあるでしょう、相撲界には。
同門の取り組みをさせるときにオオモメになったのも彼らの仲間意識の問題が大きかったようです。
八百長がないと云ってるわけではないのですが。八百長が成立しやすい風土なのでしょうね。
避暑、好いなあ、ごゆっくり休んできてください。

投稿: 佐平次 | 2010年8月17日 (火) 10:11

★ポージィさま

今日は2階は39度で最高記録です。
こんな日は寝る時間になっても36度くらいで、冷房のお世話にならないと眠れません。
なのに、朝顔はますます元気です。葉も今年はやけに大きくなっています。
この薄ピンクの花が時々咲くといいのですが。

相撲界の八百長、まさか嘘でしょうとずっと思っていましたが、今回の野球賭博のことなどで、もしかしてという気持ちになったときに、アメリカ人経済学者が興味を持って分析して、裏付けていたのでびっくりでした。
得てして、噂というのは本当なんだとこの度感じました。
ついつい汚い、恐ろしい話から耳をそらそうとするのですが、最近のあまりにいろいろな話題にちょっと耳を傾けると、ハリウッド映画さながらの恐怖に満ちた世界があるのですね。
おっしゃるように認識が甘いのです。そのような犯罪に巻き込まれたときは恐ろしくてし失神してしまいそうです。
お相撲さんにも随分汚れてしまった人が、芸能人並みにいることが情けなかったです。
人間不信にならないためにも、どこも1から出なおして粛清して欲しいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月17日 (火) 16:06

★佐平次さま

このように激しい国技は心にほんの少しのおっしゃるような思いがあったとすると、勝ち負けが意のままにならない結果になることは頷けます。
私たちのちょっとした気の緩みがとんでもないことに繋がるのと同じですね。
そうなんですね。同門では本当に難しい問題が起きそうですね。
野球やサッカーとは凡そかけ離れた相撲の世界の難しさを感じました。
暴力団とはもう絶対に繋がってほしくないです。
佐平次さんも暑さに負けずにお元気でね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月17日 (火) 16:15

韓国旅行からそのあとの記事まで拝見、
暑さなぞなんのその、素晴らしい活動力に
驚嘆しています。
相撲に八百長があったとは信じたくはなかった
のですが、相撲界の現状を見れば、あっても
おかしくないと思ってしまいますね。
育児放棄、児童虐待のニュースには目を覆いたくなります。
それに、所在不明の高齢者問題、一体この国は
どこへ向かっているのでしょうね。
連日の猛暑、どうぞお体大切に!

投稿: 茂彦 | 2010年8月17日 (火) 21:41

最近の日本はいったいどうなってしまったのでしょう?

相撲の八百長なんてあるのかと疑いたくなりますよね。
国技としての格闘技なのに八百長疑惑というか実際にあったんでしょうね。
何を信じていいものやら…もともと相撲はあまり見なかったのですが
これからもそんなに見たいとは思わないと思います^^;

子供の事件に関しては言語道断で、ニュースで見ても
話に聞いても気分が悪くなってしまいます。
基本的な何かが欠けているのだと思います。


投稿: pochiko | 2010年8月18日 (水) 00:05

★茂彦さま

登山しているときは猛暑の世界です。
雨が降って合羽を着たときがそうなのです。今回白馬で1時間ぐらいそうでした、やんだから良かったのですが、もし雨が降り続いたら、熱中症になってしまったことでしょう。その前に脱いで雨にびしょぬれになりながら登ります。
山小屋に泊まることなど、結構鍛えられました。
相撲の今回の事件からもう、何でも信じてしまう心境です。清く正しくなんて無理なのでしょうね。
子供の問題だけでなく、姥捨て山のような高齢者の問題も世界にアピールされてしまったようです。長年の行方不明者に年金を出し、家族がずっと受け取っていた、詐欺まがいの行為にも呆れてしまいました。
茂彦さんも、暑さ厳しき折、お気をつけてくださいね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月18日 (水) 08:31

★pochikoさま

確かに最近、気象の異常に振り回されるだけでなく、ことに家族間の忌まわしい事件が相次いで、悲観的になりそうなほどです。
家庭崩壊がますます増えてしまったようです。人を殺すことが平然と行われるその神経を造ってしまったのは、氾濫するゲームや映像の長い間の蓄積によるものなのでしょうか。

相撲の世界にはこのところがっかりです。
暴力団との繋がりもさることながら、親方や先輩力士のいじめなど旧態依然とした内部まであからさまに出て、国技ということを疑ってしまいました。八百長している試合なんか見たくなくなります。

親になる、家族を作ることの自覚に欠けた人が、親になったりして、、多くはこのような人の事件が多いですね。
これだけでなくあまりに悪いことをする人が多すぎて、人を信じられなくなります。こんなことではかわいい子供たちにもよくないです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月18日 (水) 08:44

tonaさん、おはようございます(^-^)
息子が帰京して…漸くわが家のお盆が終わりました…(*^m^*)
ご無沙汰しましたが…過去に遡って、少しずつ拝見させてくださいね~♪m(_ _)m

今年は外食が多く…自宅で手料理を味あわせる事が少なかったのは残念でしたが(^^;
笑顔の少ない父が…彼を見て最高の笑顔になったことは嬉しいことでした~♪(^-^)V
正に孫効果ですヽ('-'*)~♪

「アサガオ」の種子は自然交配でいろんなカラーの因子が含まれているのでしょうね~♪
同じ株のようなので…自然の力の不思議さを感じます…
染色体の組み合わせで…男女に分かれるのと同じでしょうか…(・・?)

不明高齢者問題も氷山の一角でしょうね…
家族間の繋がりが希薄になってもいるのでしょうが…年金(お金)だけは別(*^m^*)
判明らなければ何をしても良い!というのはモラルの問題で…
政治(献金問題)の世界も角界の様々な問題も根は同じ!という気がします…
いろんな不祥事が明るみに出て良かったと個人的には思っています~♪
考えなくなった日本人…嫌、人間!…これからどうするのでしょうね…(*^m^*)

>避暑に行ってまいります…
ゆっくりと身体を休ませてあげてくださいね~♪

投稿: orangepeko | 2010年8月19日 (木) 05:18

★orangepekoさま、おはようございます。

帰郷され、また東京に戻られた息子さんは、暑い東京でまた今日もお仕事ですね。
それも、ご実家で英気を養われてきっとお元気にされていることでしょう。
お父様がお孫さんを見て喜ばれた笑顔が想像できます。自分に繋がった命、ことに孫は最高のようです。本当によかったですね。

今朝も1輪ピンクの朝顔が咲きました。このような現象、他の花ではあまり見られませんので楽しみに朝1番に駆けつけます。

本当に次々と出る不祥事に開いた口がふさがりませんが、おっしゃるようにこのような悪は明るみになって良かったと私も思いました。ホットなニュースよりついつい悪いニュースへ目も耳も行きがちですが、ことに次代を背負う子供たちの好奇心と学ぼうとするキラキラ輝いている顔を見ると、何故かほっとします。
ご両親様お大事に。orangepekoさんもほどほに体を休められてください。
千楽ちゃんも暑い夏を元気にと祈っています。ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月19日 (木) 09:17

角界の賭博は、相撲巡業が始まる古からでは・・・・
一部幹部がマスコミに「知らなかった」などちゃんチャラおかしいことですね
知らないわけがありませんから・・・
角界の下から最上部まで、世間知らずのまま大きくなっていますから、皆全てにへたくその一語です(言葉が乱暴ですみません)

投稿: OB神戸家 | 2010年8月23日 (月) 16:18

★OB神戸家さま

出かけていまして先程帰りました。
遅くなって申し訳ありませんでした。

相撲に関してはそうだったのですか。
どこもかしこも平然と嘘をつくことに随分慣れてしまいましたが。
病んでる相撲界、一筋縄ではいかないでしょうね。これだけ叩かれて気持ちの良い相撲ができるようになるか、見ものですね。
しかし、相撲の世界に入ってる人たちの世間知らずは確かに頷けます。部屋の中は決して楽しいものではないのですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月29日 (日) 15:58

★モコモコさま

今日帰ってまいりました。
朝の気温と20度以上違う猛暑でどっと疲れました。すぐ冷房の中です。

全く狭い職場(もう辞めて6年経ちました)や家庭内にいますと、知らないことが多すぎました。
国技という特別な名前に値しない相撲の世界が裏が見えたことは良かったことです。しかし暴力団とかかわっていたことは真に相撲を愛していた人にはショックでしたね。
ワールドカップでのサッカー選手の殺害は知りませんでしたが、本当にいろいろな業界に正義と反対の真っ逆さまなことがあることがわかって目が開かされた思いです。

あのルーマニアの殺された独裁者がこんなことをしていたとはこれ又全然知りませんでした。

私が子供を育てる頃はまだまだ、子供にとって環境が良かったです。そして産み育てる私たちも育てやすかったですね。今は親も先生も本当に大変、なんでこうなってしまったのか時々考えながら、責任逃れをしている私です。
いろいろ示唆的なお言葉ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月29日 (日) 19:51

★モコモコさま

本当に慣れとは恐ろしいものがありますね。
勤めた職場ではショッキングなことがいろいろあったのですが、次第に慣れて感じなくなりました。ということは日々のいろいろな体験やニュースもそうなのですね。

子育て中ですが、かろうじて過熱した受験競争にも巻き込まれなかったし、いやないじめもなかったらしく、携帯やなど便利な機器に振り回されることもなく、かといって豊かすぎではないけれども、それほど食べるに困ることもなく、とてもいい時代であったといえます。おっしゃるような先端技術や豊かな情報が上手く生かせてなく、便利で楽しいかもしれないけれども、ハングリー精神をすっかり欠いた国になったのは、これはこれから日本に追いつこうとする国も同じ運命を辿るでしょう。家庭、学校、社会教育をよほどしっかりしない限り、ますます荒れた社会になっていくような気もします。この頃誤った報道過熱も気になっています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年8月30日 (月) 08:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/49162315

この記事へのトラックバック一覧です: 相撲の八百長:

« 夕顔を食す | トップページ | スメタナは絵も上手だった(チェコ1)  »