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2010年8月31日 (火)

スメタナは絵も上手だった(チェコ1) 

Photo_10  12~28℃の湿度のない快適な気温のチェコの涼しい空気に浸ってきました。
ずっと雨続きで洪水もあったようですが、丁度晴れ間が戻った1週間でした。
日本の国土の5分の1に約1000万人、約60%が無信仰という珍しい国です。
ボヘミア王国もハプスブルグ家の支配を受け、1918年チェコスロバキア共和国になるも、ドイツからソ連の傘下となり、「プラハの春」もソ連軍に鎮圧され、やっとビロード革命を経てチェコとスロバキアに分かれたのでした。

チェコの大作曲家・スメタナといえば交響詩『わが祖国』の「モルダウ」を口ずさんでしまいますが、リトミシュルの生家で彼の絵画を見ました。
絵画と音楽の両方に秀でている芸術家や知人を知っていますが、違うと思われる芸術がどう繋がっているのか、天に二物を与えられた人の豊かな才能に驚嘆します。
細かい写真のような絵もありましたが、モラヴィアの風景を写生したものを撮ってみました。
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スメタナの父親は宮殿(リトミシュル城)のビール醸造所の醸造技師だったので宮殿の前の建物で生まれました。

        ↓生家              ↓愛用のヴァイオリン

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↓可愛いジンジャークッキーが名物のようですが、スメタナも食べたのでしょうか

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ベートーベンと同じく耳が聴こえなくなってから名曲『わが祖国』をどんな思いで作曲したのでしょう。最晩年は脳障害により精神病院に収容され亡くなったそうです。
他に音楽家にはドヴォルザークが、ポスターで知られる画家のミュシャ(チェコ名ムハ)、作家にはカフカやカレル・チャペックを輩出しました。

フランスで成功を収めたミュシャは祖国に帰り、大作「スラブ叙事詩」や切手、紙幣、国章のデザインを無償でしたが、ナチスに逮捕尋問され、亡くなったのでした。
「美の巨人たち」でも放送された20点連作のスラブ民族の歴史を描いた「スラブ叙事詩」は、死後もずっと倉庫の中だったが、現在生まれ故郷の近くのモラスキー・クルムロフ城に展示され、見ることができました。小さめの最後の1枚も480×405cmという大きさで、ポスターとイメージが違う素晴らしいの一言です。
↓プラハ城内の聖ヴィート大聖堂の中のミュシャのステンドグラス「聖キリルと聖メトディウス」

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コメント

お帰りなさい。
酷暑の日本とは格差の凌ぎよい所へのご旅行、本当によかったですね。
大聖堂の、ステンドグラスには目を見張りました。
高度な芸術に触れ、tonaさんの感性はますます磨かれますよね。

ご報告楽しく拝見します。

投稿: anikobe | 2010年8月31日 (火) 17:45

★anikobeさま

早速にコメントいただきありがとうございました。
せっかくの避暑だったのですが、帰ってきましたらあまりの暑さに青息吐息の状態です。
聞いたところによりますと、奈良はこちらと違い、猛暑日や熱帯夜が少ないとか、住みやすいですね。
ミュシャのステンドグラスの下の方の女性の顔がいかにもポスター時代のミュシャらしいです。日本には来ない作品に触れられたことは幸いでした。
この後もまた見ていただけたら嬉しいです。


投稿: tona | 2010年8月31日 (火) 19:38

避暑もスケールが大きいなあ。
ガラス器は買ってきましたか?
私はたった二日間の滞在でしたがいいところだと思いましたよ。

投稿: 佐平次 | 2010年9月 1日 (水) 10:05

tonaさん、お帰りなさい。東京は連続熱帯や日数の記録更新。
しばらく涼しいところで過ごされた後だけに、この暑さはより厳しく
感じられるでしょうね。ご自愛ください。

昨日の午後、旅先のチェコから送ってくださったお葉書が届きました。
そうか、避暑にはチェコへいらしているのか…と何度も繰り返し拝見して
いたところだったのですが、もう日本へお帰りになっていらしたのですね(^^)

ミュシャのフランス時代のポスターの絵の雰囲気が好きです。
愛国心の強い方だったのですよね。ナチスに捕まっての最期だったとは
知らずにいました。
このステンドグラスも初めて見ました。なんてミュシャらしい。
細かい色使いの繊細さ、反対の大胆さ、それらのバランスがとても素適ですね。
そしてこの大きさと美しさに圧倒されました。感動です。


投稿: ポージィ | 2010年9月 1日 (水) 10:26

★佐平次さま

帰ってきてからチェコの気候を見ましたら、何と雨続きで最低気温6℃、最高気温が13℃ですって。日本の冬ですね。風邪を引いてしまいそうです。良い時に帰りました。
しかし日本のあまりの暑さにすっかり元気をなくしました。
ボヘミアンガラスのお土産(猫)を1つだけ買ってきました。
品質がよいのはちょっと高価で鑑賞しただけです。
とても感じの良い国ですね!
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年9月 1日 (水) 14:42

★ポージィさま

気温のあまりの落差に悲鳴をあげています。
全然雨も降らなかったと水やりをお願いしたシルバーセンターの人が言ってました。
まさに東京砂漠、前の畑の野菜もダメージを受けているそうです。

葉書より本人が先に帰ってきてしまいました。
ミュシャのフランス時代のサラ・ベルナール「ジスモンダ」は忘れられませんね。ムハ美術館で細かいデッサンなども見ることができましたが、むしろ日本にきたミュシャ展が印象的でした。
ステンドグラスをポージィさんが感動してくださって嬉しいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年9月 1日 (水) 14:53

★モコモコさま

ドブリーデン、モコモコさん。
ドブレラーノ(おはようございます)、モコモコさん。
おはようの方は遂に覚えられないで帰ってきました。
もう現在日本の冬の寒さのようですが、チェコの冬はどうなのでしょうね。
でも雪景色やクリスマスが愉しめて、趣が全然違うでしょうね。
ミュシャの「スラブ叙事詩」20枚を1枚1枚説明を聞きながら鑑賞できましたが、きっとモコモコさんも感動されると思います。

ジンジャーブレッド(昨日になって添乗員さんからのレポートで知りました)は「ベルニーク」というのですか。すぐ焼いてみようとは凄い!
モコモコ家のクリスマスは一段と輝きますね。
チェコビール頂きました。美味しかったです。プラハのビアホールで頂いた生ビールはことに。またモラヴィア地方の白ワインもなかなかでした。
このあと数回また見ていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。

投稿: tona | 2010年9月 2日 (木) 08:40

tonaさん、おはようございます(^-^)
日中・夜はまだ暑いですが…朝は涼しく感じられるようになりました~♪
楽しみにしていたのに…遅くなりましたm(_ _)m
ざっと拝見させていただきましたが…時間をかけて再度拝読させていただきます(^^;

チェコは縁のない国ですが…文化度も高く、精神的に豊かになれそうな雰囲気ですね~♪

ミュシャのステンドグラス…ポスターなどと違ってカラフルで美しいですね~♪
大きな画像で見たら…とても迫力がありましたヽ('-'*)~♪
機会があれば…実物が見たいです!~♪ …いつになるか(・・?)…(*^m^*)


※問題が発生しました
スパムコメント対策のため、このコメントは非公開の状態で受け付けました。記事投稿者が内容の確認を行います
アドレスを入れた為と思われ…削除しました(>_<)

投稿: orangepeko | 2010年9月12日 (日) 07:54

★orangepekoさま、おはようございます。

明日まで猛暑のようですが、朝晩涼しくなってほっとしています。
お忙しいのに読んでいただき、コメント恐縮です。ありがとうございました。

チェコはポーランドと似ているところもあります。言語的に発音が難しく似ているような感じです。山が殆ど無いところも。
ただ歩んだ歴史はかなり違って、悲惨ながらチェコはプラハなど破壊されなかったし、民主化への努力が違っていたのですね。プラハの春を体験したのもその現れ、1989年以後のめざましい発展も東欧随一です。
古い建物が現存するのでプラハは建築の展示会のようです。

ミュシャのステンドグラス美しいでしょう。写真撮影可なのです。チェコはおおらかで、殆ど撮っていいので、この頃では珍しい国とも言えます。
orangepekoさんも何時か行かれますように。私と違って今から準備をされておけば実りある旅行になります。

投稿: tona | 2010年9月12日 (日) 08:40

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