フランスワイン街道を巡る(3)アルザス地方
ストラスブール→オペルネのぶどう収穫祭→アルザスワイン街道→コルマールへ
アルザスとロレーヌ地方はドイツ国境を接する地帯で6回もフランス領になったりドイツ領になりました。
教科書にあったアルフォンス・ドーデの『月曜物語』の中の一編『最後の授業』を思い出します。
1868年普仏戦争に破れアルザス・ロレーヌはプロイセンの手に渡る。
アメル先生が「明日からこの授業もドイツ語しか教えてはならない。だから今日はフランス語の最後の授業だ。諸君はこの美しい国語を決して忘れてはならない。・・・」と。
かくしてドイツの影響を受けたアルザスはカラフルな木組みの家が素晴らしいのです。現在は地の利を生かし、欧州議会や裁判所などの機関もあります。
[ストラスブール]
↓コウノトリが巣の中にいました
↓ストラスブール・ノートルダム大聖堂のファサードと、堂内にある人形が動く有名な天文時計
↓大聖堂の塔の上から眺めるストラスブールの家々
↓木組みの家
↓昼食のレストラン
↓レストランの看板
↓お菓子やさんで。「愛」が微妙に違っているのがおかしい
↓邸宅の室内
↓旧市街はぐるっとイル川で囲まれている
[オペルネ]
ストラスブールから少し南にある村では、新酒のワインを祝う収穫祭で賑わっていました。屋台が出て、伝統衣装を身につけた人々や音楽隊のパレードが続く。馬車から穫れたてのぶどうをもらいました。
まだ発酵が始まったばかりの新酒ワイン(ぶどうジュースのよう)とホットワイン(温かくてシナモンの味がした妙なワイン)も飲んでみました。全部で2杯半、飲み過ぎでした。
↓パレード 寒さの中子供たちも元気に参加
[ アルザスワイン街道]
黄金色に輝く(と言っても晴天ではないとあまり適切な表現ではないですが)一面のぶどう畑に圧倒されました。
アルザスのぶどうの高さは2m以上ありそうです。
アルザスワインは殆ど6種(とても覚えられない)のぶどうが白ワイン用で、赤は1種ピノ・ロワールのみです。品種名がそのまま銘柄として表示されています。細長い緑色のボトルも特徴の1つとか。
コルマールまで約100kmの街道を走りましたが、途中リックヴィールという「アルザスの真珠」と言われる美しい町で3種を試飲。それぞれに美味しかった!
<リックヴィールの町にて>
家並み
試飲のカーブ
ぶどう酒を作っている看板
ハロウインの飾り
<カイゼルスベルク町にて>
ここも木組みの家が残る町並みで、アルベール・シュヴァイツァー博士の生誕地です。
木組みの家
シュヴァイツァー博士の生家
川も流れている美しい風景
[コルマール]
アルザスワイン街道の中間に位置する町でワイン産業が盛ん。ここも木組みの家だらけでした。
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コメント
今の中国でも同じ悲劇が繰り返されているのですね。
そういう悲劇も時の経過で単なる歴史になってしまうのかもしれない。
投稿: 佐平次 | 2010年11月 3日 (水) 08:39
★佐平次さま、ありがとうございます。
そうなんですね。
チベット族の問題も悲惨です。
紛争を通り越して大きな戦争になったら大変です。
欧州においても昔は戦争の繰り返しで、ここアルザスはどんなに疲弊したことでしょう。
今欧州はテロの驚異以外はEU問題で揺れることあっても、紛争はなく安定していてゆったりした感じがあります。
投稿: tona | 2010年11月 3日 (水) 09:29
綺麗な町並みの連続ですね。
私も出かけて見たいなぁ~~
今年は家の手入れとか猛暑とか、あれこれ
理由をつけて動けませんでした。
海外三婆旅もそう何度も出来ないだろうから
来年は復活させようかな。
tonaさんの旅行はいつも素晴らしいですね。
大いに楽しませてもらっています。
投稿: もみじ | 2010年11月 3日 (水) 09:57
美しい街が続きますね。大変な時代を長く過ごし、今はどんなにか
幸せを噛み締めていることでしょう… といっても、そんな大変な時代を
知る住民はもういないかしら。
木組みの家がとても暖かい雰囲気で、街中を流れる川やその周りの豊かな緑、
家々の窓のさりげない飾り物、お店の看板、風見鶏にいたるまで、
どれもが素適な調和を見せていますね。いいなぁ。
日本の街並みも、昔は統一感による美しさがあったと思うのですが、
いつの時代から今のようなてんでバラバラ状になったのでしょう。
やはり戦争後でしょうか。
投稿: ポージィ | 2010年11月 3日 (水) 10:25
★もみじさま
欧州はどこもかしこも絵になる町並みですね。電線がないのですね。そして派手な看板なし。高さが揃っているなど羨ましいような景観です。
ご姉妹との旅復活するといいですね。
条件が揃ったときはエイヤーと踏み出します。
楽しんでいただいたそうで、こちらこそ大変嬉しく感激です。有難うございました。
投稿: tona | 2010年11月 3日 (水) 14:28
★ポージィさま
こちらにもコメント有難うございました。
アルザス・ロレーヌ地方は第1時大戦後にフランスに戻ったのに、1940年にもう1度ドイツに占領されたそうですから、まだ体験された方達はいるでしょうね。
先史時代から闘いに明け暮れたヨーロッパも今は表面上は何処へ行ってもとても幸せそうです。現在は洪水とテロの脅威が時々ありますが、地震も大火もなく民族、宗教紛争のドンパチもなくて合わせて3億人の人々は恵まれています。
それにもまして、何処へ行ってもきれいで絵になる風景を作り上げ維持してきたかの地の人々は日本人と何処が違うのと思ってしまいます。
大戦に負けてただ頑張り続けた日本ですが、成り上がりかもしれません。伝統に育まれ、そのまま戦争にも変わらずに維持した人々とは違うのですね。
とても残念ですが、地方都市でいくつか町並み保存に力を入れていることが嬉しいです。
投稿: tona | 2010年11月 3日 (水) 15:02
おはようございます
ヨーロッパの建築物や、風景は綺麗ですね
特に建築物の内装は、日本には中々ありません
ベルギーに赴任している、姪ッ子夫婦が陸続きを良いことに、車で各国をドライブしています
メールで知らせたり、最近はブログも立ち上げて・・・・・本当にきれいです
投稿: OB神戸家 | 2010年11月 6日 (土) 09:20
★OB神戸家さま
内装は日本と対極にあるように思います。
ワビサビで簡素な中に美を見出していく日本に対してどちらかというとゴテゴテな感がありますが、それはまたそれできれいです。
姪っ子さんご夫婦のような方が知人にもいますが、ヨーロッパですと大変ながら、そうした旅行などが簡単に出来て、写真などでブログもさぞきれいなことでしょう。
私も拝見したいくらいです。
有難うございました。
投稿: tona | 2010年11月 7日 (日) 19:17
アルザス地方の旅行記懐かしく拝見しています。
1967年、9月だったと思います。
いい気候の時期でした。
ドイツのフランクフルトに出張の時、客先の都合で2日ばかし暇が取れましたので、商社の人の案内でアルザス地方を旅しました。
ストラスブールからコルマールまでだったと思います。
ブドウ畑の中を道が走ってるといった感じのところを車で走りました。
丘陵地に見渡す限り広がるブドウ畑。
さすがワイン街道といわれる意味がわかりました。
その中に点在する村々には個人のワイナリーがあり、試飲ささしてくれました。
ドイツで、どちらかと言えば甘口のワインを
飲んでいましたので、少し酸味を感じたような気がしました。
葡萄の銘柄がワインの名前になっているのですね。
それぞれのワイナリーで味が微妙に違っていました。
レストランでアルザス地方の料理も食べました。
何か酢漬けのキャベツと肉の煮込み料理がこの地方の料理ということで食べましたけど、複雑な味だったことを記憶しています。
ただ料理に合ったワインを出してくれるところはさすがワインどころだと思いました。
ストラスブールもコルマールもドイツに近いせぃか。ドイツの文化が色濃く出てる感じでした。木組みの家を見るとドイツにいるような錯覚もしました。
とにかく街にしても、村にしても美しいところが多かったです。
家々のベランダには花が飾ってあり、これもドイツの風景と同じでした。
アルザス地方はフランスでも寒い地方だそうです。
雪は年によって違うけど、1~2月はとても寒いと聞きました。
ディジョン、ボ-ヌ方面も見るところが沢山あると言っていましたけど、行けませんでしたので、楽しみにしてます。
ボーヌはワインの街で、昔病院だったところがホテルになって所もあると聞きました。
投稿: 夢閑人 | 2010年11月 8日 (月) 15:42
6回もフランス領になったりドイツ領になったり。
世界にはそんな地方も少なくないことでしょう。
島国日本では考えられないことですが・・・。
木組みの家が立ち並ぶ光景、美しいです。
「愛してる」はお菓子屋さんの看板ですか?
沿道の風景は、行けども行けどもぶどう畑ですか?
それにしてもtonaさん、今回は大分ワインを嗜まれたようで。
投稿: 茂彦 | 2010年11月 8日 (月) 20:15
★夢閑人さま
まあ、1967年とは43年前ですね。というのも子どもが生まれた年ですので。
こんなに時が経っても全然変わってないのですね。ヨーロッパって凄いです。
ストラスブールからコルマールまでがまさしくアルザスワイン街道ですね。
9月ですとぶどうの収穫時期でしょうか。
まだそんなに厳しい寒さでなく良かったでしょうね。
ドイツワインはライン川のは甘口で随分味が違いました。
この街道の村々は美しいですね。各家にはゼラニウムの花が吊り下げられ、スイスやドイツのようです。
私も同じような料理をいただきました。
ドイツ的ですね。
両都市とその間の町や村の木組みの家にはただただ圧倒されました。色々木の組み方があって色も様々、楽しみました。
10月は今年は特にだそうですが、当地の12月の気温でしたからとても寒い思いをしました。
ボーヌの「オテル・デュー」ですね。写真を撮ってきましたので次回アップしますご覧いただけると嬉しいです。
有難うございました。
投稿: tona | 2010年11月 8日 (月) 21:08
★茂彦さま
ヨーロッパは地続きで領地争いの歴史ですね。王様の名前も各国で同じようなのがたくさん出てきて、世界史では苦労しました。
我が国の戦国時代は同国人の争いですが、民族と宗教にからんで、アルザスの人々も大変だったでしょうね。
木組みの家には圧倒され、実に美しいと思いました。
「愛している」はお菓子屋さんのウィンドウにあったクッキーです。
それだけ日本のお客が多いのでしょうか。
間違えていても温かみを感じます。
アルザスワイン街道はまさしくぶどう畑の連続ですよ。
ブルゴーニュでもたくさんワインをいただきました。
有難うございました。
投稿: tona | 2010年11月 8日 (月) 21:18
アルザス・ロレーヌとか、シャンパーニュとか、聞いただけで、のどかな気分になりますが、写真を拝見すると、ほんとうにすばらしい田園風景ですね。
お祭りも素朴で楽しそう。
それにしても、この回も建物がすばらしいですね。
これらの木組みのハーフ・ティンバーの建築が、もし東京にあったとしたら、たった一つだけでも大喜びで写真を撮りまくるところです。
でも、これだけ並んでいると、ちょっと感覚がおかしくなってしまうかもしれません。
奈良における仏像と同じような感じで。(笑)
投稿: Nora | 2010年11月 9日 (火) 12:15
★Noraさま
こちらにもコメントいただき有難うございました。
アルザス、ロレーヌ、シャンパーニュは私でも頭の中にあって、どんなところかと楽しみでした。
美しい風景の連続です。
特にアルザス地方はもう木組みの家だらけで驚きました。以前ドイツだけでなく、フランス北方のオンフルールやイギリスのチェスターなどで見ましたが、ここには適いませんね。
お祭りは日本の屋台に相当するのが出ていました。民族衣装の行進は他の国同様ですが、踊りも1組あったり、ステージもあって、そこにワインがあるものですからなかなかに楽しかったです。
投稿: tona | 2010年11月 9日 (火) 19:36