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2011年2月13日 (日)

ニーチェの言葉「自分を尊敬せよ」

実存主義のドイツの哲学者ニーチェは鋭い洞察力で警句と断章を残した。
白鳥春彦編訳 『ニーチェの言葉』には232も集められている。難しい哲学でなくて優しく心にピンピン来る。

ニーチェは「自分を尊敬せよ」と言いました。・・・果たして自分のどこを尊敬したらいいのかと最初の1ページから悩んでしまいました。
001:始めの一歩は自分への尊敬から
自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。・・・最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしてない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。
自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。
そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。
それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。

002:自分の評判を気にするな
・・・なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのがふつうのことだからだ。自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。・・・腹を立てないためには、自分の評判や評価などを気にしてはいけない・・・

003:友人を作る方法
・・・共に喜ぶこと。嫉妬とうぬぼれは、友人をなくすから注意。

119:体験だけでは足りない
体験は重要で、成長することができる。・・・体験しても、あとで考察しなかったら体験から何も学べていないし、何も身につかないということだ。

145:待たせるのは不道徳
・・・待っている間にその人は、あれこれとよからぬ想像をめぐらせ、心配し、次には不快になり、だんだんと憤慨してくるものだ。つまり、人を待たせるのは、何も使わずにその人を人間的に悪くさせてしまう不道徳極まりない方法なのだ。

183:読むべき書物
・・・読む前と後で世界がまったく違って見えるような本。
わたしたちをこの世の彼方へと連れ去ってくれる本。
・・・新しい知識と勇気を与えてくれる本。
愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。

こうした警句が載る本は過去に沢山読んでも、心にずっと残るということはなくその時限りです。
印象に残ったのを2度3度と見たくなる楽しい警句集です。

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Photo_2  珍しい名前の管弦楽団です。「毘沙門天管弦楽団」は初代指揮者の故上杉隆治氏が上杉家の直系の子孫に寄るものだそうです。
毘沙門天は仏教で四天王の一尊・多聞天で、日本では七福神の一尊とされています。戦国武将の上杉謙信は自らを毘沙門天の生まれ変わりとし、旗印に「毘」を掲げていたのはドラマ直江兼続の「天地人」で知るところでした。
シベリウス「カレリア」組曲
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」
三曲とも誠に力強い演奏で素晴らしい。それにしても管楽器が大活躍の曲です。

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コメント

ニーチェ 翻訳小説(私が読むのはミステリーやサスペンスですが)を
読んでいても時折登場する名前です。欧米の方にとっては馴染み深い
哲学者なのかもしれませんね。
こんな言葉を残されているんですか。
「難しい哲学でなくて優しく心にピンピン来る。」
tonaさんの仰るとおりですね。
001、002、は特に夫に読んでもらいたく感じました。
しょっちゅう自信をなくして落ち込みダメだダメだと言っているものですから。
毎日何かしら自分をほめてあげようよ、とは言ったのですが。
119、145、にもハッとさせられました。

投稿: ポージィ | 2011年2月14日 (月) 09:15

ニーチェの言葉、分かりやすく伝えて頂きました。
自分を尊敬する、評判を気にするな、は悟りに近い力強い言葉ですね。

自分だけの人生ではなく家族と取り巻きもいます。更に世界があります。

私も尊敬できるかは自信ありませんがそうありたいし、信じたことは自信を持って行動に移していきたいと思います。評判は気にせずに。(誰も気にしてくれませんが)

こういう環境に身を置ける事に感謝しています。そして詰まるところ人生は「自分を尊敬せよ」に集約されますね。

はじめて聞く言葉です。
有難うございます。

投稿: macchanny | 2011年2月14日 (月) 09:17

ニーチエ、まともに読んだことがないのです。
いいこと言ってるなあ。

投稿: 佐平次 | 2011年2月14日 (月) 10:19

「脱皮できないヘビは滅びる」が印象的でした。
もとより変わればいいというものではありませんが。

投稿: gaki | 2011年2月14日 (月) 11:29

★ポージィさま ありがとうございます。

ニーチェの小説が音楽にもなってしまいましたものね。
でも晩年に精神が壊れてしまったそうですから悲劇でした。

謙遜される人ほど自分を過小評価しがちだと思うことがあります。ご主人様も尊敬される方でありながら、それが見えていないのかもしれませんね。

何でも新しいことにチャレンジして体験すればいいものではないのですね。ほったらかしの自分が反省させられました。

投稿: tona | 2011年2月14日 (月) 15:51

★macchannyさま ありがとうございます。

自分を尊敬、自分の評判を気にしない、なんて考えてもみませんでした。
人が自分をどう思うかをあまり気にせずに、進んでいきたいですが、自分を尊敬しながらかつ行動することなのですね。
おっしゃるように信じたことを自信を持ってですね。

立派な友人たちに同化せず、自分の持ち味を、時には比較すると惨めかもしれませんが、活かして生きていきましょう。
ちょっと驚いたことばですが、そう思っていきます。

投稿: tona | 2011年2月14日 (月) 15:59

★佐平次さま ありがとうございます。

これらの言葉はニーチェの色々な著書に散りばめられてるようです。
「こんな当たり前のようなことを言って」という感じではありません。

投稿: tona | 2011年2月14日 (月) 16:01

★gakiさま ありがとうございます。

自分の考えが根本的に変わらなくても、それでいて古い考えにとりつかれていないで、考えを新陳代謝させなくてはならないですね。
そうありたいです。

投稿: tona | 2011年2月14日 (月) 16:07

今度はニーチェ!
私、大丈夫かぁ?ついていけるのかぁ?っと恐る恐る読ませて頂いたら。。。
すっごく分かりやすかったです(笑)
自分を尊敬する!ってのは謙遜を美徳とする日本人にはなかなかない考えですよね。
何だか自分に自信をつけるための魔法の言葉に聞こえてきました。

投稿: ちょびママ | 2011年2月14日 (月) 23:59

★ちょびママさま ありがとうございます。

超訳だそうですから、直訳よりずっと読みやすくなっているのですね。
ニーチェは哲学者とはいえ、難解で抽象的な事柄を難しい言葉で説いた人ではなかったから、ここの掲げられた232編全部よくわかりました。
自分を尊敬するのは今は難しいけれども、その方向へ努力します。おっしゃるように自信にもつながりますものね。

投稿: tona | 2011年2月15日 (火) 08:23

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