木蔦の葉の不思議
↑キヅタ(木蔦:別名冬蔦、ウコギ科)の実は紫色。秋にヤツデに似た白い花を咲かせます。
常緑の艶のある葉で、茎から気根を出して、他の木に這い上がる。
若い枝の葉は葉先が3裂しているというのです。見たことはありませんが画像で見ると↓の我が家にもあった「冬蔦」の葉にそっくりです。
↓以前「冬蔦」ということでいただき、確かに冬も枯れないし、気根を出してどんどん広がっていくのですが、数年たっても↑のような葉になりません。
ということは、この冬蔦は「セイヨウキヅタ」と言われるものでしょうか?
『写楽 閉じた国の幻』島田荘司
あの歌舞伎の大首絵を描いた「東洲斎写楽」って一体誰?
江戸の町にたった10ヶ月現れただけで忽然として消えてしまった写楽。
板元の蔦屋重三郎も誰であるか秘しているし、写楽は写楽、歌麿や北斎であるようななさそうな。
本当に不思議な話です。
島田荘司の写楽ミステリーで、ああ、あの人だったのか!
『このミステリがすごい!』2011年版第2位
『ミステリが読みたい!2011年版』大賞第3位
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コメント
上の木のみをよく目にしますが、何の実?とそのときには思うものの、画像に残しておくことはなかったのですが、tonaさんのいつもの鋭い観察力に、怠け者で手抜きの私は、頭が下がります。
書物に対する興味もだんだん下降気味です。
何か上昇気流みたいなものに乗らないと、
ボケちゃいますね。
投稿: anikobe | 2011年3月 4日 (金) 09:56
島田荘司、重厚で面白いですね。
本書も読みたいんだけどなあ、なかなか、、。
投稿: 佐平次 | 2011年3月 4日 (金) 10:36
木づたはよく聞く名前ですのによく知りませんでした。これからは注意して探したいと思います。
冬づたは、関西にいたとき繁茂していたのに置いてきてしまいました。忘れていた植物です。冬でも青々として元気でしたのに・・・
写楽はナゾの多い人物ですね。北斎もナゾだらけですし・・・この方が人気を呼ぶのでしょうか。
その点
鳥居清長は、子孫が東京にいますのでナゾめいたことは言われませんね。
投稿: matsubara | 2011年3月 4日 (金) 12:27
わが家のお隣の空き地の背の高い木にはびっしりキヅタが這い登っていて、
実が熟すとヒヨドリやオナガなどが食べにきています。
遠いのと逆光でよく見えないのですが、どうやらtonaさんの1枚目のお写真と
同じような葉の形をしています。若いうちは葉に切れ込みがあると
書かれていますね。数年たっても切れ込みが無くならないのは
なぜなのか?まだ花が咲いて実がなるほど熟成していないからなのか、はて…?
わかりませんね。在来種のキヅタではなくオカメヅタ(セイヨウキヅタの一種ですよね?)
か何かだから? はて?はて?はて?私も分からないのですが気になりますね(^^;)
お、珍しい。ミステリーを読まれたのですか。でもtonaさんの
読まれるミステリーは、殺人事件の謎解きじゃないですね。
投稿: ポージィ | 2011年3月 4日 (金) 14:36
★anikobeさま
この木の実は紫色の蓋がついているみたいな形で面白いです。
anikobeさんもご存知だったのですね。
私は名前がわからくて気になっていましたが教えていただきました。
友人がどこかで聞いて言っていたのですが、本を読むとぼけにくいのだそうです。
私も昔に比べたら随分落ちました。いろいろ面白い本も見つけているので、頑張って読む冬です。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2011年3月 4日 (金) 16:12
★佐平次さま
島田荘司は「占星術殺人事件」以来虜になってしまって。
この本は重かったです。800gあって、寝ながら読んだ後遺症で腕がかなり痛くてまだ治りません。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2011年3月 4日 (金) 16:16
★matsubaraさま
木蔦の別称が冬蔦というのが、なかなか紛らわしくてなんだか分からなくなっています。
冬蔦はどんどん挿し芽で増えますね。
あまりにあちこち植えたので、のびて邪魔になってしまったくらいです。抜いてしまいました。
鳥居清長の子孫が東京におられるのですか!
他の6大浮世絵師にはそんなこともなくて、珍しいですね。
私はナゾの人物(幕府のスパイをやっていたので引越しが多かったなどとも言われています)としての北斎も好きですし、北斎漫画も好きです。
おっしゃるようにナゾ多い人物は人気があるかもしれませんね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2011年3月 4日 (金) 16:29
★ポージィさま
キヅタの実をヒヨドリやオナガが食べているのをご覧になっているのですか!
本当にヒヨドリって何でも食べるのですね。
オカメヅタを教えてくださってありがとうございました。
同じウコギ科なのですね。日本産のキヅタの近縁種とありますね。
冬でも枯れないから、このオカメヅタらしいのも冬蔦と呼ばれたのかしら。
本来のキヅタの若い葉がこれに似ているのも面白いですね。
わからないなかがらも、ポージィさんがご紹介くださったので、そう理解したいところです。
以前はミステリばかりと言ってよいほどたくさん読みました。
この頃は時々です。
アラ、ホント、これは殺人がありませんでした。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2011年3月 4日 (金) 16:41