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2011年5月28日 (土)

ハンガリー一周(4) ―完―

Photoハンガリーでは姓名が日本と同じ順序で、リストもフランツ・リストでなくてリスト・フランツと書いてありました。なんか親しみを感じます。

日本の北海道のような5月のハンガリーは、マロニエ、ライラック、ニセアカシア、コデマリが真っ盛りでした。ライラックは各家に1本あるのではないかと思うくらい多かったです。
マロニエ(トチノキ)は赤と白があって、食べられるのは赤で、白の実は食べられないとのこと。日本ではトチ餅やクッキーとして食べたことがあるけどあく抜きがとても大変だそうで、縄文人たちから伝わったのを感心して見つめた記憶があります。ハンガリーではマロニエクリームに多く使われるとか。

                      ↓マロニエPhoto_2
                      ↓ライラック

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                       ↓コデマリ

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                 ↓こんな木と日本でも見かける花

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                ↓この国にもコウノトリが多かった

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             ↓ハンガリーの最高峰ケーケシュ山1014m 

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[7日目] ドナウベントとブダペストのペスト側(晴れ、24℃)

ドナウベント ウィーンから流れてきたドナウ川はスロバキアとハンガリーの国境を東に流れ、ブダペストの北で直角に曲がって南へハンガリーを2分するように流れ、クロアチアとセルビアの間を流れて行くのである。直角に曲がる辺りがドナウベントと呼ばれる。

<エステルゴム> スズキの工場もある町
↓エステルゴム大聖堂はハンガリー1大きな教会。ハンガリーにおけるローマ・カトリックの総本山。初代国王イシュトヴァンもここで生まれた。

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↓祭壇の油絵「聖母マリアの被昇天」は教会にあるものの中で世界最大級という。

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< ヴィシューグラード>
この町はドナウが90°曲がるところにある。13世紀のに造られた要塞跡があって、標高315mの1番上から遥か山の向こうと、左の曲がって来る川と右の曲がって行く川が見え、紫外線と風の強さが印象的でした。

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<センテンドレ>
オスマントルコの支配から逃れてきたセルビア人が定住した町で、現在はアーティストのメッカで美術館だらけ。ハンガリーで1番人気の陶芸家、コヴァーチ・マルギット美術館を見学。
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             ↓ハンガリーには電信柱が日本同様あります

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<世界遺産:ブダペスト・・ペスト側>ドナウの真珠といわれるブダペスト、再訪ですが14年前と少しも変わってない。
TVでもよく放映される所の絵ハガキ写真となってしまった。

◎英雄広場
 天使ガブリエルを頂く35m(津波がこんな高さだったとは恐ろしい)の建国千年記念碑の台座には、ハンガリー人の祖先のマジャール7部族の長たちの騎馬像がある。
記念碑の左右の列柱の間には国王や将軍た芸術家など14人の英雄像が並んでいる。

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◎国会議事堂
 1902年に17年かけて完成した、全長268m、幅118m、総面積1万8000㎡で691の部屋を持った、折衷主義建築である。

                        ↓川側
                  

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                        ↓反対側

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                  ↓アプローチ とても煌びやか

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↓王冠 初代イシュトヴァーン戴冠の1000年から最後の王カール4世が1948年退位するまでの約950年にわたって受け継がれてきた王冠。十字架が曲がっているのは箱から出すとき曲がったとか。

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           ↓議会室 100年前から机上にクーラーがついていた

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↓議会室の外の廊下には番号が付いてる葉巻置きがある。これがいっぱいだと面白い議会が繰り広げられている証拠だったそうだ。

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◎ドナウ川ディナークルーズ
              ↓日が沈んで9時前になっても空が青い

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↓くさり橋と王宮 くさり橋はブダとペストを初めて結んだ橋で1849年に造られた

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                      ↓国会議事堂

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                    ↓マーチャーシュ教会

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[8日目] ブダペストのブダ側と自由時間 (晴れたり曇ったり、23℃)

<ブダ側>
↓王宮全体と庭 トルコにやられたり火事で全焼したりで世界大戦で再び打撃を受けて、修復されたのが1950年代という。

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↓マーチャーシュ教会 壮麗なゴシック様式の教会でブダペスト最大の見どころ。フランツ・ヨーゼフとエリザベートの戴冠式がここで行われ、この時リストが「戴冠ミサ曲」を作曲し指揮した。

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           ↓漁夫の砦と対岸の景色 昔ここに魚市場があった。

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                   ↓対岸のペスト側の景色

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<自由時間>

国立美術館でたくさんの絵画を見た、美術館の前  → 市民公園 → 地下鉄に乗って(駅構内はタイル張りできれい) → 中央市場(3時で閉まる)

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動くビール酒場の11人 → ショーウインドー → TV局が古い建物に → 道路に

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お陰様でお天気に恵まれ思い出深い旅となりました。
旅行者に親切な国民性で、長く苦難を強いられた祖先の歴史を大切に、今後も平和を維持しつつ発展していくであろうハンガリーを見ることができて、また1つ学べたことが収穫でした。
帰国して2週間もたってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

お早うございます。
まだ5月だというのに、梅雨入りと台風襲来で、今年の日本の自然界は、地震も含めて異常ですね。
初夏のハンガリーの爽やかな空気が懐かしいです。
私は確か4年前の6月中旬に行きました。

今日のご紹介のエステルゴム・ ヴィシューグラード・センテンドレ、そしてブタペストの街は私も訪ねた思い出深いところです。
「コウノトリ」も見ましたよ。

ドナウ川のナイトクルーズも忘れられません。
ハンガリアン刺繍の小物をたくさん買ってきて今でも使っています。

牧歌的な風景が楽しめる私の知らないハンガリーも楽しませて戴きました。
ありがとうございました。

投稿: naoママ | 2011年5月29日 (日) 07:37

★naoママさま、おはようございます。

もう3日も雨が降り続き例年にない早い梅雨入りと台風で、本当に心配な異常気象です。

4年前でしたら、印象もまだまだ新鮮で鮮やかに蘇ってくることでしょうね。
夏でも爽やかなヨーロッパにその時だけ逃げ出したくなります。最も温暖化で今は夏は暑いそうですが。

ドナウベントはセンテンドレだけしか知りませんでしたが、ドナウを2重にも3重にも眺められる景勝の地なのですね。
平原や洞窟やひなびた村が今では懐かしいハンガリーです。
ご一緒に共有できたこと感謝です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年5月29日 (日) 08:47

14年前と度々ハンガリーにお出かけだったのですね。
道理でお詳しい・・・

国会議事堂は片面しか見ていなかったことからこんなに反対側と異なるのは驚きです。

エステルゴム大聖堂は私もupしていたことを思い出しました。忘れかかっているところでした。

私たちの旅は、8月末であまり花が見られなかったのですが花のシーズンに行かれてよかったですね。
夫が現役の一昨年までは大学の夏休みしか行けなかったのです。
特にエジプトは酷暑でした。

投稿: matsubara | 2011年5月29日 (日) 09:49

お早うございます。
それにしても写真はみな上手に撮られていますね。写真技術はどこで学ばれたのでしょうか。
王冠は歴史の重みを感じさせますね。十字架が曲がっているのがまた。。。
それに議会にある葉巻き置きは驚きです。

やや理解しがたいところですがこれが国の威厳というかヨーロッパということなのでしょうか。

アーティストのメッカ、センテントレは楽しくなりますね。豊かさを感じます。広いところなんでしょうね。
こういった町が日本にもあちこちあれば良いですね。

街づくりの参考になりますね。
楽しい紀行文、お疲れさまでした。
有難うございました。

投稿: macchanny | 2011年5月29日 (日) 11:39

充実の8日間でしたね。
こちらも楽しませていただきました。電柱に抱きついている人形面白いです。

投稿: 佐平次 | 2011年5月29日 (日) 12:07

★matsubaraさま

14年前はドナウベントとブダペストだけで、ウィーンからドナウベントへバスで来て、そこからドナウ川クルーズでブダペストに下りました。年を経て再訪すると何も変わってないところが凄いです。

国会議事堂の川と反対側を今回見ることが出来ました。様子が違いますね。こちら側から厳重なセキュリティを通り中へ入りました。

エステルゴムもそうですが、カトリックのハンガリーの教会も中がなかなか立派ですね。

私も7年前までは夏休み(娘の休みに合わせると1番費用が高い)に行っていました。
あの頃はまだヨーロッパも今ほど暑くはなかったですが、ブダペストは31℃でした。現在は35℃になるとガイドさんが温暖化を嘆いていました。
夏のエジプトの酷暑は想像もできません。大変でしたね。私は冬12月でしたから砂漠以外は楽でした。
コメントいただきありがとございました。

投稿: tona | 2011年5月29日 (日) 15:22

★macchannyさま、こんにちは。

写真は大変苦手で、デジカメは4代目くらいでしょうか、カメラ頼みの私です。フランスで出会った人にRICOHが良いといわれ、丁度カメラを修理に出した時に修理に時間がかかるので買ってしまいました。

王冠の輝きにはため息が出ました。
葉巻置きは議員さんの数だけ番号をつけてあるのですよ。面白いですね。
現在は国会議員が300人以上(確かな人数を忘れました)いて、人口一千万人に対しては議員が多すぎると問題になっているそうです。確かに日本に比べてもそう言えますね。

センテンドレはドナウに面した小さな可愛い町でしたよ。芸術家に愛される魅力がどこにあるのか、滞在時間が短くて見出せませんでした。
長くなりまして、申し訳なかったですが、読んでいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2011年5月29日 (日) 15:34

★佐平次さま

電信柱に抱きつく人形は強烈な紫外線や雨にさらされて、布地も色褪せていました。
一体誰が?と思いましたが、この町は芸術家の町なので、そんなアーティストの方がやったのでしょうか。日本には見かけませんものね。
長ったらしいのを最後まで読んでいただき、楽しんでいただいた由、嬉しいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年5月29日 (日) 15:42

こんにちは。
これでハンガリーの旅もおしまいかと、名残惜しい思いで拝見しました。
tonaさんにはいろいろな国を見せていただいてきて、その度に行ってみたいと
思ってきましたが、ハンガリーはそんな国々の中でもかなりの上位につけました。
複雑で苦難の歴史も経てきているのに、どうしてこんなに美しいのでしょう。
伝統や古い建物、自然を大切にするのはヨーロッパ共通でしょうか。
そして、やはり緑が多いこと水が豊かなことが、人々の心を癒していく
のでしょうか。辛いこともたくさん経験してきているだろうに
豊かさが感じられるのは自分が部外者に過ぎないからでしょうか?
それとも実際心豊かな生活を送っているのか。
すみません、なんだかわけの分からないこと書いていますね。
tonaさんがご覧になり撮っていらした、数々の歴史ある美しい建物、
自然、動物たち、街を彩る花々、街角の光景などなど、ひとつひとつ
拝見するのがとても楽しかったです。ありがとうございました。

投稿: ポージィ | 2011年5月30日 (月) 09:55

★ポージィさま、こんにちは。

名残惜しく見ていただいたなんて感激です。
ハンガリーは歴史的には大変だったのに、本当に残って修復された建物はどこの都市も美しく、大切に使い続け、住み続けていることに頭が下がります。欧州はどこの国もそうで、すぐ壊して立て直す日本、規制がなされない日本とは大違いです。せめて京都奈良は絶対に建物を規制して、1千年の古都を美しく保存してほしいと願わずにはいられません。
物質的には日本より貧しく見えますが、心は欧州はどこも豊かに暮らしているように思われます。
田舎に行くと家は小さいですよ。私の建て売りの家よりも。でも内部はひと部屋を大きく取って合理的に、物を少なく暮らしているみたいです。民家を覗いてそう思いました。
この国の女性は今はどうかわかりませんが、刺繍が得意のようで家の中は刺繍で美しく設えて、出かけることは少なくても楽しく過ごしているのではと想像しました。
こちらこそ、お忙しいところを隅々まで読んでいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2011年5月30日 (月) 14:20

5月のハンガリー、いろいろな草木、花などが見れて、
いい季節のようですね。
<センテンドレ>
アーティストのメッカで、美術館だらけ。
そんな町が現にあるとは驚きです。
英雄広場。
津波が実際に35Mにも達したということですか?
写真を拝見しても、素晴らしい建物が多いですね。
素敵な旅行だったようで羨ましい。
ツアーでお出かけになったのでしょうか?

投稿: 茂彦 | 2011年6月 1日 (水) 20:32

★茂彦さま

こちらにもご丁寧にコメントいただきありがとうございました。

緑豊かなハンガリーでした。5月はもしかして1番美しい月ではないかと思われます。
センテンドレもこぎれいな芸術の街でブダペストから近いですからいいですね。

ごめんなさい。英雄広場の記念塔が35mもあって高かったので、この間の日本の津波がこの高さだったのだと見上げたのです。間違いやすい表現で申し訳ありませんでした。

ブダペストも美しい建物群で素晴らしかったです。
ユーラシア旅行社というところのツアーで出かけました。ここの旅行社いろいろの意味で気に入っています。

投稿: tona | 2011年6月 1日 (水) 21:20


 マロニエ、とライラック。
マロニエといえばフランスを思い出す。
ライラックはフランスではリラと言っている。
 ライラックはそんなに沢山あるのですね。
あの薄紫の花が皆さん好きなんですね。

 ブダベスト。
世界で一番美しい街…と彼が言っていた。
人口350万人で、ハンガリーの1/3の人が住んでいるわけですね。

 ドナウ川の岸辺に広がる街並みは絶景だと。
また夜景はすばらしい。
 彼が言ってたこと、送ってくれた写真と見比べながらなるほどと思いました。
「絶対おいでよ」と言った言葉が分かります。

 マーチャーシュ教会。
青空バックにそびえる塔、あまり煌びやかでない外観が重厚さを感じます。

 世界遺産ブダベストさすがに美しい街だと
実感しました。
 行きたかったハンガリー。
でも、行けなかったハンガリー。
少しでも見聞することが出来ました。
有難うございました。


投稿: 夢閑人 | 2011年6月 2日 (木) 12:06

★夢閑人さま

フランスではマロニエとリラですね。
リラには濃い紫とピンクっぽいのと白がありました。

MR Petter Bellが愛するブダペストはきれいな美しい街です。
ドナウ川の両岸の建物はパリより美しいと思いました。ライトアップされた橋と王宮とマーチャーシュ教会もディナークルーズでワインを頂きながら楽しめます。

街中には美しい建築物がたくさん地図に記されていて、少ししか回れませんでした。
市民公園も広大でとても素晴らしいところです。
でももしかして貧富の差があるかもしれませんが、物乞いは2人しか見ませんでした。
お出かけになれないで残念でしたね。
こちらにもコメントいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2011年6月 2日 (木) 19:26

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