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2011年6月20日 (月)

礼文島・利尻島フラワーハイキング(2)利尻島

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[利尻島]
礼文島の南にある利尻島はほぼ円形で真中に利尻富士と呼ばれる利尻山(1721m)があります。
訪れた14日はやはり曇って、一瞬、冠雪した頂上と中腹が見えたのですが、見えるのは裾野だけで、とうとうその全身の姿を望めませんでした。もう行くことはないと思うのでチラシの利尻山からイメージだけを必死に描いた1日でした。

島の西(地図左)沓形岬から時計回りに1と1/4周しました。

<沓形岬>
ここは(ドンとドンとドンと波乗り越えて~)と藤原義江が歌った「出船の港」の作詞者:時雨音羽が生まれ育った所です。歌碑がありました。(半分サイズはクリックで大きくなります)
↓岬からは利尻山の長い裾野が見えます    ↓歌碑

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↓エゾカンゾウ(ユリ科)          ↓ハマナス(バラ科バラ属)

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<ペシ岬> 北の鴛泊(おしどまり)
蝦夷地防衛の命を受けた会津藩士の墓 多くが慣れない寒さと水腫病で亡くなっていったという。
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<姫沼一周> 鴛泊のそば
             この沼に逆さ富士が見えるはずであった

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↓クルマバソウ(アカネ科クルマバソウ属)葉が車輪のよう 
                        ↓マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)

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↓ツタウルシ(ウルシ科ウルシ属)かぶれるので怖い 
     ↓クルマバツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)葉が車輪のよう

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↓ヒメムヨウラン(ラン科サカネラン属)珍しく初めて! 
   ↓クマゲラが開けた四角い穴の前で、自分で作ったクマゲラ(を実物大)を見せてくださったフラワーガイドさん

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南へ向かって
                <オタトマリ沼> 静かな沼

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<南浜湿原>
↓オドリコソウ(シソ科オドリコソウ属) 
      ↓ミツガシワ(ミツガシワ科ミツガシワ属)北方の湖沼に生える

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↓ホロムイイチゴ(バラ科キイチゴ属)北海道の湿原のミズゴケの中を地下茎が伸びて広がっている
    ↓イソツツジ(ツツジ科イソツツジ属)これは函館の方の恵山にもあった
この他ツマトリソウやミツバオウレンなど花の殆どは白ばかり。

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          ↓ヤマドリゼンマイ(ゼンマイ科ゼンマイ属)の湿原

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↓手前の笹がどんどん向こう側の湿原まで迫って湿原の乾燥化が進んでいるとのこと

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                 ↓島には八重桜が満開でした

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                    <仙法志御崎公園>

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↓センダイハギ(マメ科)  ↓ハマエンドウ(マメ科レンリソウ属)

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[北海道本島北方]

往きは新千歳空港から留萌へ出て西側海岸線を稚内までバスで走りました。
◎稚内手前のサロベツ原生花園に寄ったが、今は殆ど花が咲いていませんでした。

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           ↓ミツガシワ         ↓赤い花?

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◎日本最北端の地:宗谷岬
ここに間宮林蔵の碑 林蔵は会津藩士同様水腫病などの療養後ここからサハリン(樺太)へ向けて2度も探検に旅立ったのでした。

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帰りは新千歳まで猿払、浜頓別から中央部の名寄や旭川、砂川などを高速道から眺めました。
宗谷からサロベツや猿払、浜頓別までは泥炭地帯で地に栄養もなく田畑にもならず、かろうじて放牧が少しある程度で、イギリス・スコットランドやヒースの生い茂るイングランドの風情で、人もいなくて荒れ果てた寂しい荒野です。かつてニシンで栄えた日本最果ての地はちょっと泣きたくなるような悲壮感も漂った所でした。南へ下ると牧場だけでなく、あの美味しい北海道米の出来る水田にまだ小さい苗が風に揺れていました。

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コメント

すっきりしないお天気が残念でしたね。でも、もしかすると気持ちの良い
晴天の方が少ないというのがこの地の気候の特徴なのでしょうか。
だとすると、利尻富士などのステキな風景は見られなかったけれど、
普段の顔を見ていらしたということになるのかもしれませんね。
6月ころはいちばん美しい時季なのでしょうか。自然のままでこれほど美しく
花々が咲く光景は貴重ですね。厳しい自然であるがゆえの美しさ…?
かってニシン漁で栄えた地も、いまや寂しい荒野とのこと。
泣きたくなるような悲壮感も漂うとのお言葉が胸に沁みました。

投稿: ポージィ | 2011年6月21日 (火) 08:57

 おー、間宮林蔵さん、こんなところに立ってらっしゃいましたか。
 小説を読んでいると、まるで知り合いに会ったような感銘を受けるのではないでしょうか。
 天気は残念でしたが、たくさんのめずらしい花々やおいしい料理など、最北端の地の思いがけない豊かさが伝わってくるようなすばらしい記事で、わたしも楽しませていただきました。

投稿: Nora | 2011年6月21日 (火) 09:59

「果て」って何か独特なものがありますね。

投稿: 佐平次 | 2011年6月21日 (火) 11:44

★ポージィさま、ありがとうございます。

6月や秋は北海道はお天気が良いと聞いていたのですが、梅雨のない北海道がまるで梅雨のようでした。
おっしゃるように受け入れないと、旅は出来ませんね。
また6~7月はお花のたくさん咲く季節で、固有種にも出会えて、記憶の中にいくつかインプットできました。
サロベツの原生花園はこれからエゾカンゾウが一面に咲くようです。昔、網走の原生花園の美しさに酔いましたが、ここもきっと素晴らしい花園となるのでしょう。
寒すぎて泥炭になってしまう土地柄はシベリア凍土を思い起こします。日本にもこんな地帯があったとは、同じ緯度、それ以上に高い欧州はそうでないところもあり、山などいろいろな地理的条件によるのでしょうね。

投稿: tona | 2011年6月21日 (火) 14:29

★Noraさま、ありがとうございます。

間宮林蔵の小説を最近になって読んだので、まだ記憶があるうちで良かったです(笑)
本当に立派なお顔の銅像にこんなところで出会えるなんて、小説とは違った雰囲気でした。
学生時代は毛ガニしか御馳走がなかった(ユースホステルだからです)のに、今のこの豊富な海鮮には驚きました。
バフンウニと夕張メロンを一生分いただきました。
お花ももっとよい写真でお届けしたかったです。デジカメだと私の技術ではこんなもので、見苦しくてすみません。

投稿: tona | 2011年6月21日 (火) 14:35

★佐平次さま、ありがとうございます。

果て、最果て、北の果てはとても寂しい感じです。
東は根室半島ですか。(これはまだ行かれそうです)
そして最南端が波照間島、最西端が与那国島ですが、こちらは明るく、でも寂しいでしょうか。

投稿: tona | 2011年6月21日 (火) 14:40

梅雨もなく涼しそうで何よりです
今日は30℃オーバーになるかと思っています
湿度さえなければ・・・・weep

投稿: OB神戸家 | 2011年6月21日 (火) 14:52

半月前の旅を思い出しています。
私の書き方が曖昧で誤解を招いてしまいました。
北海道へは、8月、9月には、道内の旅だけで礼文、利尻は去年の10月が初めてでした。

最北端の地の写真は48年前と同じと思いますが、写真の整理が悪くて出てきません。

植物はオドリコソウと、マイヅルソウはupしたと思います。
桜が咲いていてよかったですね。
最北端で日本の今年最後の桜に会われて・・・

投稿: matsubara | 2011年6月21日 (火) 19:13

★OB神戸家さま、ありがとうございます。

北海道は本当に湿度がなくていいですね。
ただ冬の厳しさは住んだことがなくてわかりません。

今日は30℃、明日は31℃、暑いですね。
湿度が高くて、もう汗もが出来そうです。
この夏をどうするか。停電になった時が恐ろしいです。

投稿: tona | 2011年6月21日 (火) 19:20

★matsubaraさま、ありがとうございます。

最北端をやっと踏むことができました。
冬はどんなか想像して、地の果てという感じかなあと思ったりしました。

マイズルソウとゴゼンタチバナ(今回ありませんでしたが)は、知床5湖で初めて数年前見ました。本州のアルプスの低い所に咲いている花なのですね。本当に花が多くて驚きました。
そんな中、薄いピンクの八重桜、おっしゃるように北海道で初めてみた桜です。
数か月にわたる花が同じ時期に咲く北海道を知りました。

投稿: tona | 2011年6月21日 (火) 19:34

北海道はいつか行ってみたい所でした。
息子は会社仲間とバイクで行って
やはり最北端まで行って来たようです。
梅雨のない北海道は、会津盆地のじっとりとした蒸し暑い梅雨とは違い
湿度の低いサラッとした気候が羨ましいです。
いろんな山野草も見せていただきました。
北海道ならではの美味しいものはたくさん召し上がられましたか^^

投稿: pochiko | 2011年6月21日 (火) 22:36

★pochikoさま、ありがとうございます。

日本で北海道だけは湿気が少なく、春から秋まで住みやすいですね。
もう昨日は30℃で暑い暑いと言いながら、蚊に刺されていました。今からこれでは冷房控えめの夏が思いやられます。

会津藩士のお墓が利尻島の2か所でしたか、あって、pochikoさんを思い出していました。気の毒なお話です。

ムラサキウニより、色の濃いバフンウニが美味しかったです。ホタテ、イクラ、サーモン、タコ、イカ、カニ、エビと何だか1年分食べた感じです。ワカメや昆布も美味しいです。
北海道は秋も紅葉が美しくて素晴らしいです。

投稿: tona | 2011年6月22日 (水) 08:37

まさに最果ての地で強く逞しく咲く花に勇気付けられます。
それぞれの花が大変にみずみずしく感じました。
藤原義江さんは昔、大分の母校に来てくれまして元気な歌「出船の港」を聞きましたよ。藤原さんの弟子の女性が母校の出身歌手ということでの訪問でした。内容はこの辺の情景だったのでしょうか。

日本の最北端なんですね。
家内は北方領土行きの船を待つロシア人女性が意志疎通が出来なくて困っているところに行き合わせたことを思い出し、話題からその女性が日本に好印象を持っていたことを懐かしく覚えています。

八重桜は今が満開ですか。
日本列島は長く広いですね。まさに探検ですね。それでも大自然の恵みを一杯に受けられる日本人は幸せだと思います。

震災列島、早く手を打って終結して欲しいですね。機能不全状態から脱出して欲しいですね。
みんなが元気が無くなっている時にスーパーコンピューター、世界一になったことは嬉しいニュースでした。

投稿: macchanny | 2011年6月22日 (水) 18:14

★macchannyさま、ありがとうございます。

緑も美しくその中の白が目に焼きつきました。
まあ、藤原義江さんのお弟子さんの関係で母校でお聴きになったとは驚きました。
この歌詞はきっと冬の荒波をもイメージしているのかと思いました。あまりにも歌詞も有名ですものね。

奥様がロシア人女性の通訳をされたのですね。ロシア人も一人一人はとてもいい人だと聞きます。そうなんでしょうね。

日本は南北に長いだけでも自然が豊かですが、植物の種類は大変多いですね。
本当に恵まれていることを幸せに今ごろ思うこの頃です。

スーパーコンピューターの話には驚きました。しかし原発は一進一退で気がもめます。
アメリカ、フランスの助けを得てもこんなに難行苦行、壊れた原発がこんなになることが世界にじっくりと伝わって行くでしょう。現に会議があって、でもそこには複雑な駆け引きがあって大変なことです。
世界の叡智を集めて早く収束することばかり祈る日々です。

投稿: tona | 2011年6月22日 (水) 21:05

我が家は札幌から当時J旅行会社が運行していた観光&一泊付きの「北海道大自然号」なる長距離バスや、国鉄などを利用しての個人旅行でした。
札幌から月形刑務所を見て、留萌経由、ニシン番屋を見物して稚内に出ました。

礼文島は二泊してあちこち歩きましたが、利尻島は観光バスに乗り、同じような所を廻りました。

後半は宗谷岬からオホーツクを南下・・・
今回のtonaさんのコースとほぼ同じですね。

前回「北見」と書きましたが、正しくは「北見枝幸」です。
浜頓別で一泊し、自転車を借りてクッチャロ湖やベニア原生花園を廻りましたが、兎に角寒かったのを覚えています。
オホーツク海に足を付けるととても冷たかった!
海流の関係でしょうか?礼文利尻の海の方が温かかったです。

今はもう廃線になったようですが、25年以上前までは北見枝幸から汽車に乗って直接札幌に帰り着きました。
懐かしい思い出です。

投稿: naoママ | 2011年6月23日 (木) 08:33

★naoママさま

ニシン番屋1ヶ所、車窓から見ただけです。
大きな建物で往時をしのばせていました。

日本海とオホーツク海の水温をちゃんと足で確かめられたわけですね。海流の関係がよくわかりますね。
北見枝幸でよくわかりました。
自転車で回られたりして丁寧に旅行されたのですね。クッチャロ湖もべニア原生花園も知らないまま南下しました。
何処だか忘れたのですが、単線を走る電車とバスが競走、なかなか電車が追い着いてこなかったのが面白かったです。とうとう越されたのですが。
高速道路ができて飛ぶように札幌で、電車とあまり変わらな速さですね。
50年前の煙もうもうの汽車やジーゼルが今は懐かしく思い出されます。
新千歳から稚内は遠かったですが、日本海側の天売、焼尻島なども見られ、オホーツク側も見られて良かったです。
いろいろ教えていただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2011年6月23日 (木) 09:00

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