« 頑張れないーー頑張らないーー挫折 | トップページ | 甲斐駒ケ岳への山小屋 »

2011年8月23日 (火)

『ある小さなスズメの記録』

Photo_2 『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス著 梨木香歩訳
・・・人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯・・・

動物と人間の触れ合いの記録や物語は数多くあるけれども、スズメにこれほどの人間性と言いたいような感情、知性があって著者と生涯を共にしたなんて!感動しました。
このスズメ、名はクラレンスは1940年7月1日生まれ、巣から落ちるか、親によって投げ捨てられたらしい。生まれつきか、右翼と左足が正常でなかった。
著者は思いもつかない方法で瀕死の赤ちゃん雀を蘇生し、それから12年と7週と4日一緒に暮したのでした。
ロンドンも日本のように空襲があってその間不便な生活を強いられたことも伝わってきます。
著者の語りは実に巧みで、クラレンスの心の中まで表現されていて、まるで人間のようなのです。
涙が出てしまうようなクラレンスの健気な鳥生です。
著者は音楽家なのでピアノを弾くのですが、何とクラレンスは歌ったとか。
防空壕で過ごす子供たちにいろいろな芸を披露もします。
クラレンスも凄いけれども、クレア・キップスさんの養育は普通の人には考えも及ばないことが多く、だからこの奇跡が生まれたと言ってもいいでしょうね。
我が家でもジュウシマツに始まって、インコ、オカメインコ、文鳥と飼い続け、最後の文鳥との別れがあまりに辛かったので、文鳥のあとは小鳥はやめてメダカです。メダカも10年も飼っていると途中2回くらい新しい仲間を入れましたが、だんだん血が濃くなって、増えても長生きしなくなりました。浮き上がった時は悲しいです。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°

お盆で実家に行った時のカクテルの「レッド・アイ」です。ビールとトマトジュース。ビールの苦みが緩和されて飲みやすいので、苦味が好みでない人向けとか。面白い味でした。

Photo_3 8131 Photo_4

カクレミノの蕾が膨らんでいました。花が咲くころは行かないので見られない。近所の花を忘れずに鑑賞できたらと。

Photo_5

|

« 頑張れないーー頑張らないーー挫折 | トップページ | 甲斐駒ケ岳への山小屋 »

コメント

このスズメの本、新聞で書評を読んで気になっていたのでした。
訳者の梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』も好きでしたし(子ども向きですけど)。
スズメって12年も生きるのですか…
”思いもかけない蘇生法”って気になります…

投稿: zooey | 2011年8月23日 (火) 11:11

 人間の生活の周りに、いつもいた身近な雀たち。このごろあまり見かけなくなりました。
 子育てをする場所が無くなったからでしょうか。

 昔、家の屋根瓦の下には、雀たちが巣作りをして、雛を育てていました。
 今はそんな環境がほとんど無くなりました。何処で子育てをしているのでしょうね。

こんなこともありました。
 小学生のころ、屋根から落ちた雛を親はどうすることも出来ず、わあわあ騒いでいました。一度は巣に戻したのですが、また落ちるので、親には悪いが鳥かごに入れて飼う事にしました。

 やっと羽根が黒くなりかけた雛、サツマイモに、蒸し粟と青野菜を混ぜたすり餌を与えました。小さな虫なども与えました。
 すると親鳥もやってきて、籠越しに採ってきた虫など与えていましたよ。
親は、相変わらず出せとワイワイ鳴いていました。飛べるようになるまでは、しばしの辛抱と言い聞かせました。
 
 小雀も愛情が解ったのか、親の見えないところで出すと、逃げもせず手のひらにも乗るようになりました。
 やがて飛べるようになり離してやりました。でも、思い出したように縁側にやってきてピーピー鳴いていましたよ。
かわいいものです。

 ジューネーヴのレマン湖の中ノ島で、ベンチに座り、パンを食べてたら、いつの間にか足元に沢山の雀が集まってきました。
 パンを崩して与えると、嬉しそうに食べていました。人間を怖がらない雀に愛着を感じました。
 物言わない鳥獣たちとも、かわいがれば
コミニケションが取れるものなのですね。

 tonaさんの文鳥との別れの辛さ、よくわかります。
 うちでもカナリアを飼っていました。

 きっと、この本の著者もそんなだったのでは…と思います。
 やさしい心の持ち主だったのですね。
美しい話です。

 オー。ビールのトマトジュース割。
苦味が消える。でも、どんな味かは解りづらい。やってみよう。
 
 

投稿: 夢閑人 | 2011年8月23日 (火) 15:30

★zooeyさま、ありがとうございます。

「西の魔女が死んだ」は映画も良かったですね。サチ・パーカーがぴったりで。

自然界の雀の寿命は3年だそうですが、そして我が家の文鳥も8年なのに、このスズメ(イエスズメ)は障害がありながら長生きしましたね。
拾ってきた時は粟かなんかをすり潰すのかと思ったのですが、違ったのですよ。それにもっと凄いのが11歳の時に大病をしたのを医者とともに蘇生させたのが、これこそびっくりの方法です。

投稿: tona | 2011年8月23日 (火) 16:21

★夢閑人さま

日本では雀が減ってきたという気になるニュースを聞いたのはここ2,3年だと思います。
家の周りでも冬から春は全然見かけなくなりました。今、盛夏になってやっとバードバスに時々やってくるようになりました。
巣を作る安全な場所がなくなってきたのでしょうか。
私は燕の巣はたくさん見たことがあるのに、雀の巣は1度も見たことがありません。

まあ、夢閑人さんもクレア・キップスさんと同じ体験をされたのですね。凄いことです。
与える餌が、キップスさん同様随分工夫されていて細やかですね。虫まで与えたのですか。
その雀の親も子供を可愛がっていたのですね。
雀って家族愛が濃いように思えます。
夢閑人さんの愛情に応えてくれた子雀も本当に可愛いです。
とても素敵なお話でした。ありがとうございます。

ヨーロッパの雀は怖がらないで朝食など外で食べているとテーブルの下にやってくるのですよね。全然人を怖がりませんから可愛いです。
日本の雀は米を食べて追われたから遺伝子に焼き付いているのでしょうか。人を警戒します。
でもこの頃それも少し薄らいできたと何処かで読んだように思います。
カナリアは飼ったことがないですが、文鳥同様なのでしょうね。

この本の著者は本当に優しくて魅力的な女性ですね。

このカクテルは色は美しいですが、本当にお酒の好きな人には合わないかもしれません。
あまりに簡単ですから時にはいいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月23日 (火) 16:41

スズメに限らず小鳥が12年も生きた話は初耳です。
もう35年も前になりますがインコに名前をつけて娘がペットにしていたのですが、
猫に襲われました。爪で鳥かごの出口をあけて侵入しました。
外傷はないので必死にマッサージしたのですが
だめでした。
この蘇生法を知っておればよかったかもしれません。
ロンドンがドイツ軍に空襲されたことは昨日の来客の英国人にに聞いたところでした。

カクレミノという植物の存在は聞いていたのですが、写真ははじめて見ました。
珍しい植物ですね。

投稿: matsubara | 2011年8月24日 (水) 08:00

★matsubaraさま、ありがとうございます。

娘さんのインコちゃん可哀そうだったですね。外傷がなかったということは、ショックだったのでしょうか。
すぐマッサージとはよく気がつかれましたね。
話がずれますが、私は人間の救命措置も未だに研修に行っていません。

英国の空襲の話題も出たのですか。matsubara家はバイリンガル、国際的で素晴らしいです。英語だけでも出来ると、向学心に燃えたいろいろな国の方と出会え、交流が深まりますね。これだけはでなく、これも私には無理です。
カクレミノの花をお見せできるといいのですが。

投稿: tona | 2011年8月24日 (水) 08:30

 
このお話、知りませんでしたし読んだこともありませんでしたが、
出合っていれば読まずにいられないだろうと思います。
子供のころ、「動物記」の類が大好きでよく読んだものです。
いちばん多かったのはシートン動物記でしたけれど…

巣から落ちた野鳥の雛は死んでしまうことも多いといわれますが、
どっこい、こんなに長生きして天寿を全うさせてあげることも可能なのですね。
どれほど深い愛情で繋がりあっていたことかと思います。
 
私も実家で文鳥を飼ったときはよく懐いてとても可愛かったのですが、
結婚で家を出てからはずいぶん寂しい晩年を送らせてしまったと後悔しました。
最期は、ある朝籠の中で独り冷たくなっていたそうです。
13~4年生きての天寿全うながら、後から同居した兄の家族には
懐かなかったのです。

メダカあたりだと心の交流とまでは行かないかもしれませんが、
それでも餌をくれるかなと寄ってきたり身をくねらせたりしますし、
やはり愛着がわきますし可愛いですね。
 

投稿: ポージィ | 2011年8月24日 (水) 09:27

10歳の孫にも買ってやりました。
夢中になって読んでいました。
人生の本になってくれればいいと思います。

投稿: 佐平次 | 2011年8月24日 (水) 10:54

★ポージィさま

シートンの動物記は面白かったですね。
その続きみたいで、TVの「ワイルドライフ」とか「ダーウィンが来た」とか楽しみな番組です。
活字から遠ざからない程度に見たいですが。

クラレンスは奇跡と言ってよいほど助かってから長生きしましたが、ご実家の文鳥はかなり長生きだったのですね。
自分の家が8年だったので寿命ってこのくらいと思っていましたが、ワンちゃんと同じ位に生きる鳥もいるのだと認識を新たにしました。凄いことです。居心地よく上手に世話されたのですね。私は世話が下手だったとつくづく今ごろになって反省したりしています。

メダカについてはその通りですね。
確かに心の交流まではいきませんが、池の鯉同様に寄ってきて可愛いものです。
死んだときに涙にくれるということはないので、このくらいの交流が今はいいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月24日 (水) 15:53

★佐平次さま

10歳のお孫さん、感動されたことでしょうね。
雀や小鳥を見たときだけでなく、生きる動物たちを御覧になった時に、思うことがあるでしょう。
サンチ君も可愛がっていますね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月24日 (水) 15:57

スズメって12年も生きるのですか?
私は鳥は飼ったことがないので其の生態はイマイチ知らないのですが・・・

我が家は玄関を開けると風が入るので、暑がりの夫はよくドァーを開け放しにしておりました。
10年位前、そこにスズメが迷い込んだのです。
我が家の玄関は二階まで吹き抜けで、高い天井でチュンチュン鳴かれても、とてもじゃないけど届きません。
半日以上経ってようやく自力で下に降りて、チュンチュンとしばらく鳴いてから外に飛び出しました。
すると、すぐに二羽のスズメが迎えに来たのです。
親でしょうか?兄弟でしょうか?
ずっと心配して待っていたのですね。
スズメの家族愛を感じてウルウルきましたよ。

あのスズメがもしかしたらまだ生きているのかも?、と思うとロマンを感じます。

あの時、我が家の玄関先には柴犬のジュン君がいましたが、もう死んでいません。
今では「メダカ」のいる水盤が置いてあります。

投稿: naoママ | 2011年8月24日 (水) 21:16

生き物が死んだ時ほど悲しい物はありませんね。
最後の姿が、何年も目の中に残って、
時が経って忘れたつもりでも、また蘇ってきます。
時には自分が変わってあげたい気分になったりもしますね。

投稿: aki | 2011年8月24日 (水) 21:23

★naoママさま、ありがとうございます。

野生のスズメは3年くらいしか生きないそうですが、家でたまたま飼われたスズメはこんんなに長生きするので驚きました。
野生で生きるって大変ですものね。

まあ、家の中にスズメが迷い込んだのですね。その子を迎えに家族が来たのですね。
スズメの家族愛は感激ですね。
以前裏の家の屋根で瀕死のスズメがいて、大勢の家族で見守っていました。死んだ時点で家族が力合わせて連れ去ったらしのです。ちょっと台所やっていて目を離した瞬間にいなくなっていたのですから。
ジュン君との別れも辛かったでしょう。
そしてメダカがいるのですね!
涼しげに泳いでいることでしょう。

投稿: tona | 2011年8月24日 (水) 21:57

★akiさま、こんばんは。

本当に飼っている犬、猫、そして小鳥、私たちと気持が通じている動物との別れは辛いです。
なかなか立ち上がれない友人も知っています。
akiさんも、自分が変わってあげたいとは、そんな悲しい思いをされていらっしゃるようですね。
コメントいただきありがとうございました。


投稿: tona | 2011年8月24日 (水) 21:59

おはようございます。

私も以前に巣から落っこちた雀を保護した事がありましたが
野生の鳥は、なかなか人間から餌をもらう事がなくて
いろいろ手を尽くしたのですが、やっぱりダメでしたね。

田んぼの苗を作っている頃、よくハウスの中に紛れ込んだりしていました。
農家にとって、雀と言えばつい害鳥と思われがちなのですよ。

そういえば以前居た猫でコビ。
あの猫はよく雀も捕ってましたね。^^;

投稿: pochiko | 2011年8月26日 (金) 05:53

★pochikoさま

おぉ、pochikoさんも経験者だったのでしたね。
コレア・キップスさんの場合、生まれて数時間も経ってなかったらしいので、お腹にはまだ何も入ってなかったようです。こん事情も違うでしょうか。
日本は昔から大切に育てたお米を食べる害鳥として、スズメを認識しています。
やはり今も案山子にも驚かず食べているのでしょうね。

コビちゃん狩人だったのですね。
私も以前いた所で御隣の猫ちゃんがスズメを捕えたのを目撃して、その素早さにびっくりしたことがありました。ネコ科って凄いですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月26日 (金) 08:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/52546544

この記事へのトラックバック一覧です: 『ある小さなスズメの記録』:

« 頑張れないーー頑張らないーー挫折 | トップページ | 甲斐駒ケ岳への山小屋 »