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2011年8月20日 (土)

頑張れないーー頑張らないーー挫折

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旅から帰って1週間目の8月7日にツアーで谷川岳登山に参加しました。
バスで土合へ、ここからロープウェイで標高1320mの天神平へ、そこから標高差643mのトマの耳へ登るという家族連れでも登れる天神コースに参加したのでした。

谷川岳は日本百名山の1つで、新潟と群馬に跨る三国山脈の山。双耳峰でトマの耳(1,963m)とオキの耳(1977m)でそんなに高くないのに、中央分水嶺のために天候の変化が激しく、この日も晴だったのに午後3時頃雷雲が発生して雨が降り出したのです。それに夏は凄く暑くて有名な山だそうで、事実地面からすごい熱気が上がってきました。
遭難者は1931~2007年までに781名の死者を出して世界のワーストととしてギネスに認定されています。8000m14座でさえ死者は637名なのに。

↓谷川岳の双耳峰、左がトマの耳、右がオキの耳 良い天気でよく見えた。

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24名の参加で4組に分け休憩ごとに順番に前になっていく方式はいつもと同じ。ツアーの場合は休憩以外は写真は撮れず、間を開けてはいけない。
半分くらい登った頃から急登になって息がハアハア。何かいつもと違っておかしい。頂上手前の小屋なども見えていたけれども、息ハアハアがひどいので、今回はピストンだから途中リタイアは許されていたので、あと2人いたので、一緒にリタイアしました。

ゆっくりなら頑張れたけれども、ツアーなので何か頑張れない気がして、別に頑張らなくてもいいのだと、あっさりあきらめ気持ちを切り変えた。挫折感や無念感がなかったのが不思議なくらい。
年とともに「まあいいや」とか「明日やればいい」が増えてきたのは事実ですが。
添乗員兼サブリーダーさんに海外旅行の時差ボケが治ってないので無理ですと言われました。おまけに明日8日は親知らずの抜歯をひかえていたのでした。
もう若くないのだから歳を考え、100%でなく80%の頑張りでいかねばと大反省。おっちょこちょいもこの年でも直すようにしないと。

                ↓谷川岳ロープウェイで天神平へ

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                  ↓天神平(スキーのメッカ)

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           ↓天神平から見えた左から笠ヶ岳・朝日岳・白毛門

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      ↓登山口には花が ヨツバヒヨドリ(キク科)やニッコウキスゲ(ユリ科)

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↓さすが谷川岳は眺望が素晴らしい。晴れていてこんな景色や花を見たいがための登山です。

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                      ↓頂上方面

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                   ↓シモツケソウ(バラ科)

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                   ↓ミヤマシシウド(セリ科)

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↓ミヤマシャジン(キキョウ科)ガクに鋸歯がないので。お花の先生がいないのではっきりわからない。

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                    ↓ノギラン(ユリ科)

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コメント

tona様
ご無沙汰をお許しください。いつもお元気なご様子で感服です。小生などは年よりも体力がなくなって、何とか歩き回れる元気を維持するのが精一杯です。

投稿: evergrn | 2011年8月21日 (日) 05:18

谷川岳の名前を聞くだけでビビってしまいそうですのに
登ろうと決意されるだけでも凄いです。
引き返す勇気も要りますね。
山はもう50年近く登っていません。
怠慢というべきか・・・
トレーニングも手遅れかしら・・・
ため息ばかりです。
学生時代山で一人息子を亡くした母親のことが
思い出されます。
枯沢でした。

投稿: matsubara | 2011年8月21日 (日) 07:26

おはようございます。
なんとなんと、壮大なアフリカの旅から帰られてわずか1週間のときに
挑戦なさったのですか。それはいくら日頃歩いていらっしゃるtonaさんでも
きつかったのでしょうね。猛暑の中。夏に暑いことで有名な山とは。
ツアーだとマイペースで登れない歩けないのが辛そうですね。
リタイアといってもこれだけ素晴らしい景色や花たちをご覧になれたのですから、
得るものは多く良かったですよね。
家族連れでも登れる天神コースに参加されたとのことですが、
一方では遭難者は世界ワーストとは、侮れない厳しさを秘めた山なのでしょう。
リタイアする勇気をお持ちになったことに拍手です。

投稿: ポージィ | 2011年8月21日 (日) 08:44

★evergrnさま

元気のつもりでしたが、さすがに70になった途端に、体力がガクンと落ちたのがわかりました。大きな節目なんですね。
体力と気力は相関関係にあるようで、気分が萎えてきます。恐ろしいです。
立派な先人のことを思い出したりして、気分の高揚に努めています。
歩くことだけは何時までも続けたいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 08:47

★matsubaraさま

良しにつけ悪しきにつけ何かと有名な谷川岳の景色を死ぬまで1度見たいと思って参加したのですが。
人それぞれの健康法があって、歩かなくても健康で長生きするする人もいるのに驚きます。
長い道を歩き続けるのも良いですが、山の方は景色と花と空気と得るものが違っています。しかし年とともにまた高度を下げて違う観点から歩くことを楽しむ・・・そういった時期にさしかかっています。
始めたのが3年前で遅すぎました。でも山に触れられただけでも自分の健康に感謝です。
お知り合いの方のような母親の悲劇は5月にエベレストでもありましたが、後を絶たないのですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 08:57

★ポージィさま、おはようございます。

ツアーに初級A、B、中級A、B、上級があるのですが、これは中級Bで、もう中級Bはあきらめました。
するとアルプスは殆どだめなんです。
今回自分の体力の限界を知ったことと、あきらめることも大切と悟ったことが大きな勉強になりました。
それに晴れれば山の中途でも花はあるし、景観の素晴らしさは味わえます。それでいいのですね。
写真の奥のオキの耳の向こう側の一の倉岳の間の右側に有名な「一の倉沢」があるそうです。ロッククライミングのメッカですね。
穏やかに晴れ渡った山を見る限り世界ワーストの面影はこれっぽっちもありません。
油断できない山でもあります。
拍手をいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 09:11

賢明な選択でしたね。
思いのほか体は疲れているのですよ、だってアフリカですから^^。
それでもこんなに素晴らしい眺望を目にしたのですから文句ないですね。

投稿: 佐平次 | 2011年8月21日 (日) 10:47

 今頃の谷川岳は高山植も咲き、気持ちよさそうでね。
私が行ったのは、もう随分前。
確か5月のはじめ、ゴールデンウィークの時期だったと思います。
天神平にはまだ雪が残ってて、スキーを楽しむ人たちが沢山いました。

 登ったのも多分同じコースだと思います。
でもまだ結構雪が残っていました。
 新潟との県境で、群馬側とは天候も違います。
天気は急変します。頂上に着いたら雪が降り出しました。初夏から真冬といった感じでした。

遭難が多い。ギネス記録。驚きました。
多いことは知っていましたが・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●ゴーヤのレシピを妻に聞いて、返信に
書いておきました。
参考にしてください。

 

投稿: 夢閑人 | 2011年8月21日 (日) 11:51

ワースト1とは知りませんでした。
恐ろしい山なのですね。
私自身は登山はまったく経験がないのですが
浅田次郎や井上靖の山岳小説で昔感動した覚えがあります。
あきらめることも勇気なのでしょうね。
どうか無理なさらず、これからも登山を楽しんでください。

投稿: zooey | 2011年8月21日 (日) 13:32

★佐平次さま

まったくおっしゃる通りです。
行って良かったです。
景色を楽しめたのと、登れないという経験も年を考え、行く前の体調調節に気を付けることを学んだから。
いつひっくり返るか分からないですしね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 16:01

★夢閑人さま

夢閑人さんも登られたのですか。
5月ですと、雪の心配があるのですね。
晴れていても雪なのですね。
夏の今は雷です。雷雲が発生するとロープウェイやリフトも止めるので、すぐ引き返さなければ危険ですね。
この日は皆が降りてきた途端に降り出しましたから皆大満足でした。
谷川岳の遭難は多いですが、ヒマラヤより多いのにはびっくりですね。
それほどに天候の急変があって怖い山なのだとわかりました。
トムラウシの教訓もあるし本格的にやる人は気を付けているのでしょう。
レシピを書いて下さってありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 16:09

★zooeyさま

こんなに遅くなってから登山始めたのも、長い通勤生活が終わって家にいたら、中性脂肪とコレステロールがものすごく上がってしまったからです。毎日かなり歩いても全然結果が良くならず、登ってみたら血液関係のトラブル解消でした。
登ったら必ず頂上を極めねばではなく、途中まででもそのものを楽しむでいいわけですね。無理しないで続けるつもりです。
浅田次郎の山岳小説は読んでいませんが、井上靖と新田次郎のを読みました。特に後者はたくさん書いていて、魅力的な作品が多いです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月21日 (日) 16:17

今回のtonaさんの判断は正しかったと思います。
だからといって挫折感にさいなまれる事もないでしょう。
山では色々な事が起きます。
その時々の状況や体の調子も違いますから・・・

私の経験から思うのですが、海外旅行もキツイ山の縦走も、本当の疲れが出るのは終って1週間後くらいと考えます。
帰ってすぐは案外元気に動けるものです。
ですから今回のtonaさんは南アフリカ旅行の疲れのピークだったのでしょう。

谷川岳には高校時代と山にのめりこんでいた40代の二回登っています。
「魔の山」と言われるわりには楽に登れた感じでしたが、ここはお天気の急変が怖い山、そして遭難者の大半は一の倉沢などの岩登りと聞きました。

去年、主人と秋の谷川岳に登るつもりで天神平まで行きましたが、ガスっていて今にも雨が降り出しそうだったのでやめました。
この年になると「無理はしない!」が鉄則・・・
自分流の亀さん歩きで行こうと思っています。

投稿: naoママ | 2011年8月21日 (日) 22:37

★naoママさま

いろいろ示唆に富むお話で教えてくださってありがとうございます。
そうですか。1週間後は芯からの疲れが出るときなのですね。私ったらそんな時に参加するなんて。
いろいろなことを知らないと、命まで落としかねませんね。本当にありがとうございます。
naoママさんは若き頃に2回も登られていらっしゃるのですね。このコースはあまり長くないから楽そうではあります。
地図で見ますとオキの耳まで行くと一の倉沢辺りが眺められるようですね。
山では雷が鳴ったり、大雨になると恐怖を覚えます。おっしゃる通り無理をしないが原則ですね。
「亀さん歩き」ということば気に入りました。私も使わせていただきます。

投稿: tona | 2011年8月22日 (月) 08:45

谷川岳。。。凄い山なのですね。日頃から体を鍛えられているのはこういった目標があるからなのでしょうか。行動的ですね。

それでも無理をされなかったのが何とも人間らしくてホッとする話です。直感が働くのでしょうか。これまではスーパー女性みたいな印象でしたが。

人間中心の中で生きてきた感じですがスズメをはじめ各動物がそんなにも賢いということ改めて学んだ思いです。

今日ヤモリが教室にでて大騒ぎしていましたがどんな生き物でも乱暴に扱わず、丁寧に扱うことでホッとしますね。

投稿: macchanny | 2011年8月25日 (木) 00:00

★macchannyさま、おはようございます。

小さい頃は蒲柳の体質で、大人になっても頑丈とはいえませんし、手術も数回あります。風邪引く以外は欠勤しないできましたが。
そんな私でもマラソン(中学以来していませんが)とか登山に向いているらしいので、いろいろおまけもつくので楽しくやっていたのですが・・・。

おぉ、ヤモリですか。家でも昨晩雨戸を閉めようとしたら、飛び込んで慌てて逃げて行きました。ヤモリは家守で害もないらしいので大切にしたい動物のようです。
一方ゴキブリを見ると闇雲に殺してしまいます。
環境と生きものについては、この頃たくさん放映されていて、生物を根絶してしまった人間のエゴがいつも話題になります。難しいけれども、心していかなければならない問題ですね。
授業も始まってお忙しい中、ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月25日 (木) 08:23

谷川岳ですか?遭難者は2007年までに781名ですか?
遭難した方たちの沢山の名前が刻んである場所ありますね。
それにしてもやはりすごいです。
海外から戻って一週間で登山に参加されるとは!
まだまだお若いようです。

投稿: 茂彦 | 2011年8月25日 (木) 09:55

★茂彦さま

この時までは登りたいという気持ちがあったのですが、無理できない年齢とやっと悟りました。無謀でした。
でも無理とわかったことと、晴れて景色が素晴らしく谷川岳の雰囲気がわかったことが収穫でした。
遭難した人の名が刻まれてる場所は一の倉沢あたりでしょうか。
そんな危険な所へ特に冬は行って欲しくないです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年8月25日 (木) 19:01

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