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2011年11月17日 (木)

低くなった山・武甲山

とある家の庭、垣根にそって数本の細身の木が数本植えられ、菊が一株植えられているだけ。
雑草が庭一面にはびこっています。ある日、草が突然茶色になり、萎れ倒れそして土だけに。そしてまた草が伸び同じことが繰り返されます。草引きも出来ない病弱の人が住んでいると思いきや、私より若い方の住まいでした。除草剤を蒔いていたのですね。せっかく庭があるのに何と言うことと、住人の育った背景など想像したのですが、これはお節介なことでした。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

埼玉県、秩父市と横瀬町にある、かつての名峰・武甲山は日本200名山の1つで1336mありました。
山の北半分を2億年前の石灰岩が占めています。その石灰岩を削り取って今では低くなって、地図上で最高地点が1304m、三角点1295mの2つの表示があります。32mも低くなてしまったのです。

↓霧で見えなかったので、秩父市と横瀬町の広報の写真を使わせていただきました。(山の北側)

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                  ↓溝のように削られた山肌

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以前長瀞に行った時にこの山を見て異様な山肌にびっくりしたものです。北九州に隣接する香春岳はもっと凄かったけれど。
武甲山の石灰岩は、秩父セメントが合併や分社化をして、今秩父太平洋セメントとして麓で営業しているその原料でもあります。
環境破壊とか美観を損ねるとか言われていますが、自分の住んでいる、あるいは利用している建物や道路に使われ、利用しないわけにもいかず大声を出して反対なんて言えません。

              ↓登りはじめると不動の滝が見えてきました

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               ↓滝を過ぎると広大な杉の樹林帯になる

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            ↓この山は1丁目から始まって52丁目が頂上です

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                  ↓御嶽神社が頂上にあります

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↓同じく頂上の金網越しに北側方面を覗くと目の前は切り取られたあとの石灰岩があります。金網中央越しの建物がセメント会社のようです。

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                    ↓ダンプも見えました

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              ↓下りはカラマツの紅葉(黄葉)が美しい

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          ↓大持山、子持山を背景に山も紅葉を始めていました

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↓ヤマカガシ?が突然鎌首を振って現れびっくり仰天です。ぶれちゃいました。大嫌いな蛇であります。

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コメント

冒頭のお庭の話。
除草剤を撒くだけまだマシなのではないでしょうか。
今は、ゴミ屋敷の延長のような庭もあるようで…

以前観た映画「世界最速のインディアン」の中で、主人公の老人が庭の草を生え放題にして、隣家の男が、お前のせいでこの辺の土地の価格が下がるんだ、と怒鳴りこむシーンがあって
ニュージーランドも日本も同じだなあと笑ってしまいました。

投稿: zooey | 2011年11月18日 (金) 08:15

★zooeyさま

なるほど!そういう考え方もあるわけですね。
めったにないですが、ゴミ屋敷なるものをテレビで見たことがあります。もう一つ猫屋敷も見て、これこそ臭いなどのいろいろな問題でもめていました。

この映画zooeyさまがご紹介くださったですね。そんな場面があったのですか。土地の価格下落問題、確かにそうでしょうね。
イギリスに並んで園芸大国と言われるニュージーランドにもいろいろな人が住んでいるということです。

投稿: tona | 2011年11月18日 (金) 09:16

ブレながらもよく撮りましたね。
私は逃げてしまいます。
セメント、なんともねえ。

投稿: 佐平次 | 2011年11月18日 (金) 09:51

あ… 耳の痛いお話(いや目に痛い?)。夏の後半以降、庭の整理を放棄して
しまっている私。あんな程度でもやってたのとやらないのとでは違うんだなと
はっきり分かるほど荒れてきています。気力がわかない。でももういい加減
重い腰を上げねば。除草剤は撒きませんけれど。
お見かけになったお庭のオーナーさん、お仕事などで忙しすぎるか
関心持てないかなのか、今年の私のようにどうにも面倒な気分に
なってしまっているのかもしれませんね。

石灰岩は日本でも採れる貴重な鉱石ということなのですね。
でも、採れば採るだけ山は低くなるし資源は減るし。コンクリートって
リサイクルやリユースはできるんでしょうか。こんなところにも問題が。
現在の文明って楽で便利になった反面問題山積みですね。

わゎ ヤマカガシに遭われましたか。冬眠はまだなんですね。
ヤマカガシは攻撃性は低い性質のようですが、あんまり遭いたくは
ないですね、やっぱり。

投稿: ポージィ | 2011年11月18日 (金) 10:23

実は私、言いにくいのですが除草剤をまいています。
500坪の庭を老母はずっと手でひいてきました。
一か所を順々にひくと終わったころには、
最初にひいたところがもう生えていたそうです。
私はそんな生活はごめんですので薬に頼っています。
おまけに墓地も30坪ほどありこれもお手上げです。
そろそろまかなくては・・・

投稿: matsubara | 2011年11月18日 (金) 14:30

★佐平次さま

ヤマカガシは小さい頃から久しぶりです。
1人だったら、ただちに10mは逃げていったでしょう。仲間がいたのでこわごわです。

武甲山まだ高いですが半分は土なので、上方は絶壁化しています。その下がなくなるのは、あと何年でしょう。どこの国にもある風景でしょうね。

投稿: tona | 2011年11月18日 (金) 15:45

★ポージィさま

私もポージィさんと同じ気持ちです。
今、協力者がいるので長くなったのを気まぐれに抜くだけです。
ポージィさんの家ではご主人様が腰などを痛くしていらっしゃるからお願いできませんものね。
協力者がない場合は長いのを引き抜くだけになるでしょう。今更もうマンションにも移れないしです。腰の骨折の後遺症ですぐダメージを受けます。

コンクリートのリユースやリサイクルは聞いたことがなくて、どうなっているのでしょう。道路でも地盤強固もすべて砂利なのでしょうか。

ヤマカガシって結構長いのですね。青大将より穏やかそうで怖くないとはいえ、やはり背筋ゾクゾクでした。巳年だけれども関係ないですね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年11月18日 (金) 15:55

★matsubaraさま

失礼な、不適切な話題ですみませんでした。
猫の額ほどのお庭で、年齢も高齢者でなさそうで、昼間もいらっしゃるようなので驚いたわけです。
matsubaraさまの家は500坪もあるのですか!この東京では気が遠くなる広さです。墓地が30坪とは、我が家の敷地面積です。
私もとても草取りは出来ませんね。
ここで、広い場合や狭くても体が悪い場合は薬で除草、いい方法を教えていただいたわけです。ありがとうございました。
私は30代の頃、北九州に夫の転勤で4年ほどついて行きましたが、150坪の庭の草取りが大変でした、1周するとまた休む暇もなくでした。個人の家を借りていたのと趣のある庭でしたのでさぼるわけにもいきません。それと10回位の引っ越しで重い段ボールを持ったりでかなり腰を悪くしています。そこへ腰椎骨折をしたのでかがむ仕事が長く出来なくて、山登りで筋肉を衰えないようにしています。

投稿: tona | 2011年11月18日 (金) 16:12

おはようございます
相変わらず健脚ぶりが続きますね
もう、脱帽です


私も子供のころは平気でしたが、蛇は大の苦手です
近くで見ようものなら・・・・・sad

投稿: OB神戸家 | 2011年11月19日 (土) 08:45

山の写真を見ると最近は元気が出るような気がし良いですね。

山登りをしている人はtona様はじめ大変にお元気ですね。

私も大腿部の骨折があって歩く分には不自由は無いのですが余り無理なことはしないようにしています。好きだったゴルフはやめました。

人間の寿命と命の問題は誰にも訪れることですね。寂しいことですが生きている限りは日々張りを持って元気に過ごしたいですね。

出来たら生きた証を残したいと思うわけですが。


投稿: macchanny | 2011年11月19日 (土) 10:28

★OB神戸家さま、こんばんは。

下山で足が痛むようになりました。
やはりそれなりの年齢を自覚しました。

わぁー、神戸家さんも蛇が苦手なのですね。
いつも大声を上げますが、さすが同行の人がたくさんいて大声を出せませんでした。
ヤマカガシはおとなしいのですね。

投稿: tona | 2011年11月19日 (土) 18:47

★macchannyさま

まあ、大腿部骨折をされたのですか。それは入院を余儀なくされ大変だったことでしょうね。大事にされるに越したことはありません。
私は兎に角あと10年を元気に生きたいと決意を新たにした今年です。
macchannyさまのように生きた証を残せない(ブログはこれに相当しませんものね)のが残念な思いで、そんな人生を送ってきたのが情けないです。
これからも心を鍛えていかなくてはと思っています。

投稿: tona | 2011年11月19日 (土) 18:58

犬の散歩をしているとありますね。
あまり広くない庭一面草ぼうぼうの家。
玄関への道だけが一筋,住んでいることの証。
それなりにわけのあることでしょうから、
周りがとやかく言うこともないですが。

夏になるとさすがに困るのか、老女が鎌で刈っていました。多分、一人暮らしなのでしょう。
今はまた、エノコログサが一面に茶色になっています。
その中に菊の花が数輪咲いています。
何かわびしさを感ずる情景です。

武甲山、秩父のシンボル。
いつも目にするのは、写真のような削り取られた姿です。

セメントに必要な粘土と、石灰石を採っているのですね。
山肌を段状に削り採り、ダンプで漏斗状の坑井に落として工場に運ぶ。
セメント会社が続く限り、山は削り採られ、低くなっていくわけですね。
この抗井から運ばれてきた石灰石の破砕設備の工事をしたことがありました。

南側は名山らしく、沢山の自然が残っているのですね。
唐松の林もあって、黄葉がいいですね。


投稿: 夢閑人 | 2011年11月20日 (日) 14:08

★夢閑人さま

そちらにもあるのですね。
年とってどうにも動けなくなったら私もこのようになるでしょう。ただ多年草を植えてあればそんなに雑草はぼうぼうに生えてきませんね。この家は専業主婦らしき方も見え、どうも50代かとも見えたので、おやと思ったのでした。

武甲山はかつて名峰だったそうですね。
石灰石だけでなく粘土も採れるのですか。
山頂からダンプが見えましたが漏斗状の抗井なるものに落とすのですか。
この間釧路コールマインで石炭を列車から落としているのを初めて見ました。上手く出来ていました。
石灰石は当然粉砕しなくてはなりませんね。その破砕設備を作られたのですね。
上から工場が見えました。

裏側は杉林、カラマツ林があって、下山するとかつて植物観察会で歩いた道に出て、アワコガネギクが秋の名残りで咲いていました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年11月20日 (日) 16:21

 武甲山は何度も見たことがありますが、登れるとは思いませんでした。途中の山道は、自然が豊かで美しいんですね。頂上からの無残なながめとのギャップはやはりショックです。

 わたしもこの前、足利に行く途中で、真っ二つに切り取られた山を見て、びっくりしました。(岩舟山)
 夏に行った鋸山もそうでした。
 これらは石灰石ではなく、古くからの石切り場ですが、このような山は意外と多いようですね。
 でも、これらの石が、質の高い材料として、名建築などに利用されたりしているので、確かに反対とは言い切れない部分があります。

投稿: Nora | 2011年12月 1日 (木) 14:28

★Noraさま

武甲山の半分が石で半分が土というのが面白いですね。
地球が誕生して変動を繰り返した時に偶然そうなったのでしょうか。

岩舟山って知りませんでした。いつか見かけるかもしれませんね。覚えておきます。
鋸山は知っているはずですが、46年前の話ですっかり忘れています。
確かに石によって私たちの周りの素晴らしい建物は出来ているのですものね。
自然と共存することの難しさの1つです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2011年12月 1日 (木) 21:10

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