吉村昭著『落日の宴 勘定奉行川路年聖謨』
幕末、中国などのように諸外国の植民地になりかねない時に、外交官として第一線に立ち、ロシア使節プチャーチンとの間で日露和親条約を締結した人を描いた。
開国を迫るロシア使節に一歩もひるむこともなく、駆け引きも巧妙に、その誠実さと聡明さで激動の幕末日本を救った。
これ以後の開国以降の欧米列国との至難な外交交渉、国内の目まぐるしい幕末の混乱を経て日本を明治維新に漕ぎつけることが出来たのも、川路ら外交官の尽力に負うところが大きいのである。
巻末解説で山内昌之氏は外交官の資質を問うている。以下ハロルド・ニコルソンの挙げた外交官の資質である。
誠実、道義的な正確さ、平静や平常心を保つ能力、
よい機嫌をおだやかに保ちながら、時には相手を怒らせたり平常心を失わせ、その油断や間隙につけ込む。
忍耐、謙虚、祖国や政府に対する忠誠。
これらをすべて兼ね備えていた川路は、軍事・経済・外交とロシアに劣っていた日本に、全面屈服でもなく、完全勝利でもなく、ぎりぎりのところで開国の条件づくりをした。
理をとおした見事な弁説、毅然とした一歩も引かぬ態度、誠実さがロシアを動かした。
又川路は開国によって日本から富が流出する危険を察知していた。外国からの借款導入を考えずに健全財政で幕末の危機乗り越えた。
現在の政治は内政外交とも複雑になりそれとともに混迷を深め、政治不信に国民が陥っている。
大変さはある意味では、どちらが上とも下ともつけられ面もある。
しかし、いいや(殆どの人の中でも鳩山氏に特に感じる)という無責任さ、自分の資産増大にのみ邁進する(小沢氏?)。全然約束したことを実行しない与党。ただ反対するだけで、国を良くしていこうとうという気の全くない野党。言い出したら気分が悪くなるこの頃です。
少しでも、1人でも川路聖謨のような方がいないのでしょうか。
安政の当時、ロシア船が下田にいたときも大地震があって、九州あたりから関東までかなりの被害があったようです。そしてまたそんなに時を経ないで大地震に、それに伴う江戸の火事で災害が凄かった。伊豆半島でも自分たちが家を失っているような悲惨な状態でも、船が沈没してしまったロシア人に救いの手を差し伸べています。幕府も尽力してロシアの艦長など、感謝の念を祖国に報告すると述べていました。
兎に角、日本史では地震が見えてきませんが、古来日本は地震にずっと悩まされてきているのです。
ウィリアム・モリス(英国)のデザインしたエプロンを貰ったので使い始めました。
近代デザインの創始者であり、アート・アンド・クラフツ運動を起こした19世紀のイギリスで最も傑出した芸術家。日本の柳宗悦が起こした民芸運動にもあい通ずるものがある。
草花や樹木をモチーフとしたファブリックスや壁紙がことに有名で、色合いや花を見ていると気持ちが明るく楽しくなるエプロンです。今まで様々なデザインに親しんできた私たちであるが、古に帰ることも多くなり、歴史の中で何回も繰り返されるのではないか。
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駆け登るで思い出したのが、前にも書きました石川直樹さんです。あの高山病で苦しめられるキリマンジェロを駆け登ったのだそうです。





先日、国立公園特集で冬の阿寒湖をテレビで観ていたときに、ふと阿寒湖のマリモを思い出しました。






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