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2012年2月17日 (金)

安部龍太郎著『葉隠物語』

不思議な雲写真集」の雲が素晴らしい。人や動物に似てるのだけでなく、自然のいたずらというか、どうしてこんなのが出来るのか不思議の雲です。10分かかりますので、それだけ時間がありましたらどうぞ楽しんでください。

安部龍太郎著『葉隠物語』

『葉隠』は「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」であまりにも有名であるが、決して死を美化した内容ではない。『葉隠』とその解釈を以前読んだ時は内容がさっぱりわからなかった。
この本がどのようないきさつで誰が何時語り、本として息を噴出したのか、その藩祖、初代、二代の活躍とそれに懸命に仕えた人々を描き、『葉隠』の背景がよくわかる。

武士道は厳しい。実に過酷と言える。藩祖直茂も初代勝茂も戦国の豊臣、家康の狭間で苦悩の連続。家臣たちも主君の馬前で命を惜しまず潔く討死するのが武士道だ。
それにしても、娘の病のために藩のお金を2両使いこんで返せなかった、そのことに対する沙汰が即切腹である。切腹の介錯が非常に難しいことも知った。それに殉死が凄い。
二代光茂から武断な家風、殉死を嫌い、藩の財政を傾けてまでも命を懸けて和歌を極め、古今伝授の秘伝を受け、武家から文化人として立つ。それは武勇をもって知られた鍋島家が、天下太平の世において万民の尊敬を受けるためには、日本文化の精華といわれる古今伝授を受けておく必要があると考えたのである。
このことに骨身惜しまず協力したのが、本の作者山本常朝である。
あの難しい『葉隠』が意外な内容で、あの時代がよくわかる本です。

今度は伊豆韮崎に苺狩りに行った娘のお土産。

Photo

   ↑卵プリン、苺ジャム、黒米、ぶどうジュース、チーズ入りひとくちかまぼこ

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          ↑葉桜羊羹、天城輪道(バウムクーヘン)、横浜カレー

↓横浜カレーはサービスエリアで買ったそうでシュウマイが3個入っていました。
黒米は1割入れても真っ黒です。中国・漢の時代に発見され、以来歴代の皇帝が食したされる貴重な米だそうで、薬膳の一品として味わったとされてる。
中華料理でも見たことがないし、薬膳の本を見てもありませんでした。

Photo_3 Photo_4

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コメント

長い徳川の時代に武士たちの生き方・考え方も変化していったのでしょうね。
ちょっと話はずれますが江戸時代の人々が分に安んじていたことがとても床しく思われます。
落語の登場人物たちの魅力もそこにあるような気がします。

投稿: 佐平次 | 2012年2月18日 (土) 11:53

「不思議な雲写真集」最初の方だけ3分ほど拝見してきましたが、
こんなにも不思議な雲がこんなにも沢山あるのかと驚きました。
面白いですね。異次元の世界と繋がっていそうなものまでありました。
本当に繋がっていたりして?? もっともっと空を見上げたら、
私たちの上空にも束の間現れては消えているであろう不思議雲を
発見できるのかもしれませんね。

武士道ですか。興味がありますが、想像以上の厳しい精神世界がありそうですね。
江戸時代の太平の世においても、その精神を貫き通した武士もいれば
そうでなかった人もいるのでしょうね。精神はそのままに形を変えた人も。
明治維新の際はさらに急激な変化でしたから大きな葛藤を抱えた武士が
多くいたでしょうね。

投稿: ポージィ | 2012年2月18日 (土) 16:14

★佐平次さま

3代目くらいから随分変わっていったように書いてありました。
ましてや元禄頃は全然違った様相だったのでしょうね。さらに時代が下って、商人、町民が中心のように絵や芝居などで見ますね。
[分に安んじる]本当にそうですね。
今は誰もかれも、特に私が、分に休んじることなく背伸びし、人をかき分けて目立とうとしているかもしれません。
落語のほっとする登場人物から学ぶことがあります。ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年2月18日 (土) 16:18

★ポージィさま

私にとっての雲は飛行機からのと美ケ原で撮ったのが最高でした。ところがここで観た雲のあまりの美しさに、この世に本当にあったのかと疑うほどでした。
自然って雲一つとっても植物の不思議に迫るものがあります。

武士道精神を鍛えたら、現在の職業を長続きさせられない、職業に就きたくない症候群は1度に引っ込みそうなほどです。日本のご先祖様は武士に限らず厳しかった。これは西欧の厳しさと違っているのがわるような本でした。つまり個人を犠牲にすることなど何とも思わない、個人が出ない国民なのですね。あちらは個人主義であくまで自分の主張を押しだすのは古来変わってないように思います。でもまだまだ勉強が足りないので間違っているかもしれません。
明治維新こそ様々な形で武士が現れた時代、そして惜しい人がたくさん亡くなった時代でしたね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年2月18日 (土) 16:32

いつも娘さんからプレゼントが多くて
羨ましく存じます。
我が家は、乏しいです。これも娘が
いらないものを海外で買ってこなくていいから
などと可愛げのないことを言うからです。
さっぱりしすぎるのもどうかと思います。

雲の写真拝見しました。世界にはこんなに
バラエティに富んだ空があるのですね。
彩雲だけ見たことがあり感動しました。
原爆のような雲にはぎくりとしました。
富士の笠雲は世界に通用するのですね。

武士道と言いますと、どうしても新渡戸稲造の
和訳本を思い出します。これは珍しく
私の書架から夫も貸してくれと持って行き
ました。

古今伝授はやはり当時の教養の条件だったのですね。
岐阜に古今伝授の里が残されていますが、
全く今はさびれた場所です。

投稿: matsubara | 2012年2月18日 (土) 17:25

こちらは雪がちらちら舞っているところです。
雲の写真集は驚きの一言です。
「天が見てござる」とある政治家が言って自分の身の潔白を主張していましたがすべては天がお見通しであり、その上で天が怒ったり、悲しんだり、喜んだりしているのかもしれません。

私も天と地は一体になっていると思います。
その面で自然や天を敬うことはあっても怒らせるのはやってはいけないことでしょう。

葉がくれの話は理解しがたいところがあります。今日「3丁目の夕日」の映画を観ましたが日本の昔の良さが隋所に見応え十分でした。
葉がくれに通じるところがあるのかもしれません。

横浜カレーはボリュウムもあって実に美味しそうです。

投稿: macchanny | 2012年2月18日 (土) 18:55

★matsubaraさま

お土産確かにいらないものは結構ですと言う娘さんはしっかりなさっています。
ただ食べ物は娘から変わったのをもらって嬉しいものです。結構初めてのものが多いものですね。日本って凄いと思います。

雲ご覧になられましたか。
二重の笠雲、富士山を思いますね。本当にいろいろあって面白いですね。

今度『葉隠』の和訳本を読んだら少しはわかるか?多分難しいですね。
古今伝授についてはここで初めて知りました。鍋島は1番早かったのではないでしょうか。ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年2月18日 (土) 21:01

★macchannyさま

雪がもう全部融けてしまいました。明日も同じく寒いようです。まだ春はちょっと遠いかしら。

天と地と人ですね。
この雲が天と一体になって私たちに何かを語りかけてくれるような気がしました。
神々しいですね。そして恐ろしいのもあったりです。

『三丁目の夕日』ご覧になられたのですね。
面々と受け継がれてきた江戸の精神の中で武家のものまで、今に残っている感があるのですね。昔の日本の良さは受け継がれなければ悲しいです。家庭の教育も1つの手段ですね。

横浜カレーは他のより辛かったですが美味しいです。肉の代わりにシュウマイが入っているので横浜と付いたようです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年2月18日 (土) 21:11

空や雲の写真を撮るのは好きです。
自然のものって、どれひとつ同じものがないというのが良いですね。
雲にしても、何かの徴候を暗示する雲があったり…不思議ですよね。

いろいろなお土産嬉しいものでしょう。
横浜カレー、すごく色合いも良く美味しそうです^^

投稿: pochiko | 2012年2月19日 (日) 23:48

★pochikoさま、ありがとうございます。

仰る通り、毎日撮ったとしても、一つとして同じ雲、空の色がありません。
じっと見ているのが好きになりました。年とともにますますです。
昔の人は雲の様子で天候の異変を察知していたのですよね。
今は気象予報士に頼りっきりのお天気情報です。こうして頼ることが多くなって自主判断が出来なくなることが他にも多くなりました。
横浜カレーって肉を入れないカレーの中にシュウマイを入れると出来ますね。カレーにもいろいろな味があるものだと感心しました。
ホント、人が選んだお土産嬉しいです。

投稿: tona | 2012年2月20日 (月) 08:22

雲、感嘆しながら見させていただきました。
空の表情を見るのは大好きですが、こんな雲があるなんて何と不思議な・・・

無神論者に近い私ですが、地球を自在に操る巨大な存在を感じてしまいました。

お土産、いろんな物があって羨ましい。
親孝行なお嬢様がいらっしゃるということは、tonaさんの育て方が宜しかったのでしょうね。

投稿: もみじ | 2012年2月20日 (月) 16:17

★もみじさま、ありがとうございます。

雲ご覧になりましたか。
凄く面白い雲がありましたでしょう。
仰る通り、この地球に偉大なる神の存在を感じるようですね。
いろいろテレビで観て自然って雄大だと感じますが、雲までちゃんといろいろ演出しているんですね。

殆ど肝心な時を私の母に育ててもらいました。忍耐強く、でも猫可愛がりしないで叱ってももらいました。
今はお互いさまということもありますが、すっかり親子が逆転してしまいました。

投稿: tona | 2012年2月20日 (月) 16:46

 こんにちは。
 安部龍太郎さんの記事を書いたので、リンクさせていただきました。
 平安末期~鎌倉初期の小説も多いようなので、読んでみたいと思います。
 この「葉隠」も、おもしろそうですね。

投稿: Nora | 2012年3月 6日 (火) 16:47

★Noraさま、こんばんは。

いつもリンクしていただきありがとうございます。
日経新聞はリタイア後とってないので、安部龍太郎の等伯に関するお話が読めなくて残念です。
安部龍太郎はたくさん書いているのに、これが初めてです。
平安末期から鎌倉初期とは、平清盛のちょっと後でしょうか。
読まれたらまた教えてください。

投稿: tona | 2012年3月 6日 (火) 19:25

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