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2012年3月 7日 (水)

ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展

ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展≪グラン・ブーケ(大きな花束)収蔵記念≫

PhotoPhoto_2 三菱3号館美術館が新たに収蔵したルドンの「グラン・ブーケ」(ちらしの絵)を記念して、岐阜美術館が改修中ということでやってきたルドン作品とその周辺の画家の展覧会に行ってきました。
「グラン・ブーケ」は最大級のパステル画で110年間フランスの城館に秘蔵されていたもの。16点あるうちの1点で残りは改修が終わったオルセー美術館にあるという。オルセーで見てみたい。
岐阜美術館は250点もの世界有数のルドンコレクションを有し、今回ルドンの周辺の人たちの絵も全部この岐阜美術館のものです。

ルドンと言えば黒、晩年のゴヤを想わせる黒一色の世界はかなり強烈でまた不思議です。
木炭や黒鉛、黒チョーク、エッチング、そして圧倒的に多いのがリトグラフです。目玉や気球が印象的ですが、面白かったのが「蜘蛛」で、1度見たら忘れられない作品。

実家の経済状態悪化で、ルドンの黒は終わりを告げ、色彩豊かなルドンに変身。感じがモローに似ている「オフィーリア」「オルフェウスの死」がとてもよかった。
最後にモローやゴーギャン、ムンク、ドニなど50点余が勢ぞろいで、岐阜美術館のコレクションに驚きました。東京で見られたことに感謝です。

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このぼーと霞んだ画像は沼津アルプスから撮った駿河湾、右手には富士の裾野だけけぶっていた。(海岸沿いの里山で駿河湾と富士山の眺望名勝地なのだ)
前日から雨が降り、この日(2/28)の予報は晴れということなのに、なんと東名御殿場辺りで雨になってしまった。
沼津アルプス縦走は香貫山から太平山まで7つの山13kmの道のりを所要時間6時間かけて上り下りする。山の高さは183~356mで低く、7まであるレベルの2ということで安心して参加したのであるが・・・
それが前日来の雨で道はどろどろ・ぬるぬるで滑りやすく、高低差があって急勾配でアップダウンを12回も繰り返し、いやはやきつかったです。以後ツアーで参加するなら、レベル1か初級です。趣味の山の会ではリーダーが80歳で参加者が老人だけなので、こちらで身体の鍛錬に励むことにします。

                  ↓雨がやんで少し見えてきた

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               ↓1番高い鷲頭山と手前の小鷲頭山

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                   ↓鷲頭山山頂の石の祠

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↓定年退職した方が昔取った杵柄でするすると木登りして、夏ミカンを取ってナイフを取り出し剥いてくれました。

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         ↓太平山山頂、全部の山にカラフルな親切な案内板がある

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途中、備長炭の原木になるウバメガシの素敵な尾根道があったりしたけれども写真を撮る余裕全然なしであった。

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コメント

今はご高齢の方の山歩き人口が多くなったようですね。
それにしても80歳代とは…老いてますます盛んってとこでしょうか。
それでも素晴らしい景色を眺めながら
足元の草花などを鑑賞し、天気も上々で…良いストレス解消でしょうね。
私も暖かくなったら、少しずつどこか山を歩いてみたいです。

投稿: pochiko | 2012年3月 7日 (水) 22:01

岐阜県美術館の所蔵品のルドンを見て頂き
ありがとうございます。よほどのルドン好きでもなければ
不便な地方美術館へ来る人はなかなかありません。
ここから貸し出されたのは初めてだと思います。
いつでも見られましたから・・・

相変わらずの健脚さが羨ましいです。
その気力も・・・
定期健診の医師から運動するよう言われて
いますのに
まだ動こうとしません。
富士山は裾野だけでも貫禄がありますね。
orangepekoさんのこと教えて頂きありがとうございます。

投稿: matsubara | 2012年3月 8日 (木) 08:11

★pochikoさま

山ってそれこそ若い人が多いと思いますが、今はそんなことがなくて圧倒的に高齢者が多いです。
我が山遊会は気儘に途中で植物にカメラも向けながら登れるので、もうツアーでは無理になりました。
そちらは山がすぐ近くにあって歩ける所もたくさんありそうですね。
昨年は安達太良山にお邪魔しましたが、これはとても易しいお山でした。
今年は会津駒ヶ岳に行きたいという人がいるのですが私より年長ですからどうなるかわかりませんが、叶えられると、pochikoさんを思ってよいのですが。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 08:36

★matsubaraさま

岐阜美術館のルドンコレクションには驚いてしまいました。山梨美術館がミレー作品を数点所有しているのも驚きですが、その数が半端ではありませんね。所有に至ってはなにか理由があるのでしょうが。
建物の改修があったのが幸いでした。

昨年あたりから急激に登る山、それもツアーについていくのは無理になりました。
もう小山のハイキング程度に落ちてきましたが、まあ、体の鍛錬をしなくてはいけないと続けていきます。
こういう気力はあっても勉強する気力が乏しいのが難点です。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 08:42

「ルドン展」入り口まで行きましたが、友人とのお喋りに時間を費やし入館しませんでした。
華やかさが感じられるポスターが印象的でした。
「岐阜身術館」所蔵でしたか・・・

沼津アルプスは標高わずか300m足らずですが、金冠山などから見るとゴツゴツとしたゴジラの背のような山々で、縦走となるとそれなりにきついですね。
アルプスと言う名が付くだけあります。
私は50代前半に登りましたが、駿河湾と富士山が綺麗でした。

投稿: naoママ | 2012年3月 8日 (木) 09:05

おはようございます
リーダーが80歳&全員老人>何かあった時はチョッと大変ですね~
無いことが前提の様ですが、お気を付け下さいcoldsweats02

投稿: OB神戸家 | 2012年3月 8日 (木) 09:09

こんにちは。
岐阜美術館はルドン作品をたくさん所蔵しているのですね!
グラン・ブーケも欲しかったでしょうねぇ。いやいや、グラン・ブーケと
共にあった15点を所蔵しているオルセー美術館こそ、欲しかったことでしょう。
黒の時代の作品もとても面白いですが、やはり多彩な色使いになってからの
作品に惹かれます。大きなグラン・ブーケは目の前で見たら絵の中に
吸い込まれていく感じがしそうですですが、いかがでしたか?
美しく透明感のある色彩、パステル画なんですねぇ。見てみたいです。

静の絵画鑑賞の次はアクティブに山歩きですね。アップダウンを12回も!
それはキツイですね。標高からのイメージの何倍も歩かれたのですね。
ほとんど見えなかった景色が、少しでも晴れてご覧になれてよかったです。
 

投稿: ポージィ | 2012年3月 8日 (木) 10:52

広島県立美術館にもルドンがあって「ペガサス」という絵はよかったです。
http://antaios.web.fc2.com/museum/blueredon.htm

投稿: 佐平次 | 2012年3月 8日 (木) 11:01

★naoママさま

そうだったのですよね。
その代りご友人と美味しいお茶でしたね。
全部岐阜美術館所蔵で驚きました。
色彩は優しく華やかですね。
三菱3号館美術館も凄い絵を購入しました。

金冠山は以前行きましたが、そこから沼津アルプスが見えていたのですね。知りませんでした。
昨年の谷川岳に次いで苦しかったです。縦走なのでついて行くしかありませんでした。
体力の衰えを感じることは寂しいですが、かくしてあきらめがだんだんつくものです。
1番の目的、富士山と駿河湾も果たせなくて、こんなことは常にあることですね。
いろいろ悟った山行でした。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 16:45

★OB神戸家さま

ご忠告肝に命じます。ありがとうございます。
80歳でもとてもお若いです。
退職後日本の有名な山を全部登ったそうです。この方の面白い川柳的な笑い話が楽しみです。
普通は2時間で行く所を老人は3時間から3時間半かけますので、低めの山しか登れません。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 16:50

★ポージィさま

ああ、そうですね。オルセーは残念だったでしょうね。私そう思ってあげなかったです。
どこの国も絵にかける情熱は凄いですが、日本もなかなかのものですね。松方コレクションの生みの親など先達のお陰とTVで言っていました。
グラン・ブーケはポージィさんを想わせる絵でしたよ。
きっとお気に入りになられると思います。もう会期が終わりましたが、絵の保護のために常設しないで、秋頃再び展示と書いてありました。

沼津アルプスを全部歩くと、標高1000m分になると書いてありました。ゆっくり行けば大丈夫だったでしょうが、何しろ前後をあけてはならず、もう必死でした。このようなことはもうやめようと思ったことでした。
結局沼津市街地や千本松原などが見えたので由としました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 16:59

ルドンの名前は恥ずかしながら初めて聞きました。しかしルドン展は大人気だったんですね。
そのようなものが岐阜美術館に所蔵されているということは岐阜の誇りですね。芸術家が多いのでしょうか。
私の印象では岐阜は木工家具の町で立派な木材が取れ、確か全国から買付けに行くようですね。その内私もトラックを仕立てて行ってみたいものです。

沼津アルプスを縦走されたのですね。春が来て待ち遠しかった気持ちが伝わってくるようです。みかんの皮をむいている写真が臨場感があって良いですね。

投稿: macchanny | 2012年3月 8日 (木) 17:03

★佐平次さま

ルドンのサイトを添付して頂いてありがとうございました。
カラーのペガサスの素晴らしいこと!
モノトーンのは今回来ていませんでした。
サイトにあった「アポロンの戦車」ですが、オルセーのに近い絵が岐阜から来ていました。
広島美術館はまだ未見です。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 17:04

★macchannyさま

岐阜県出身の画家では前田青邨と熊谷守一しか知りませんが、県庁にルドン通がいたのでしょうか。
それにしても凄い数なので驚いてしまいました。山梨県もそうですが、いろいろな県で名画を集めているようです。

そうですね。飛騨の匠って有名です。
macchannyさまが岐阜までトラック仕立ててとは、もうすぐありそうですね。

まだ枯れた山の状態ですが、富士山を楽しみに行ってきました。ところが雨で残念な思いです。
今年は春が遅れています。まだ朝の気温が2℃と言う日が来週でも2日あります。
もうすぐ卒業式ですね。お元気で臨んでくださいね。

投稿: tona | 2012年3月 8日 (木) 19:11

ルドンについては殆ど知らないのですが…

>実家の経済状態悪化で、ルドンの黒は終わりを告げ、色彩豊かなルドンに変身

とは不思議です。
経済状態悪化で何故そうなったのでしょうか?
私はルドンが家庭を持ち、子どもができてから
作風が明るくなったのかと単純に思っていました。

投稿: zooey | 2012年3月 9日 (金) 07:59

★zooeyさま

おはようございます。
本当に変に思いました。普通とは逆ですものね。
説明にはボルドーの実家ベイルルバートの売却が黒から色彩に移行したと結びつけられたとされていたそうです。
しかし1890年以降、個展の再評価や息子の誕生という私生活の安定が理由づけられるとも。
明確な理由は定かでないというところが本当のようです。
家庭を持ち、子どもがたくさんできて明るい絵と言いますとドニを思い起こしました。

投稿: tona | 2012年3月 9日 (金) 08:33

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